魔法少女と黄金の獣   作:クリフォト・バチカル

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63話ラストから派生する別ルートです。
そして、金の恋シリーズ最終話でもあります。

推奨BGM:Walhall(dies irae)
      【Side フェイト・テスタロッサ・ハラオウン】Einsatz(dies irae)


65:金の決意 【金の恋】

「……ごめんなさい、母さん」

「フェイト!?」

 

 フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは黄金の獣の差し伸べた手を振り払った。

 プレシアが驚愕するのを申し訳なさそうにしながらも、真っ直ぐに立ちラインハルトに対峙する。

 

「貴方は私を愛してくれますか?」

「勿論だとも──私は総てを愛している」

 

 ラインハルト・ハイドリヒの愛は王の愛。

 彼は個人を見ない。

 フェイトはその言葉に悲しく微笑んだ。

 

「やっぱりそうなんですね。

 薄々感じていました。

 私がラインハルトさんに抱いている想いと、貴方が私に抱いている想いは違うと」

 

 ラインハルトに対して真っ直ぐ目を向けていたフェイトは、横に立つ母と姉を見る。

 

「母さんやアリシアと一緒に過ごすこと、叶えばどんなに幸せかと思います」

「フェイト……」

 

 かつて拒絶したもう1人の娘の言葉に、プレシアは顔を押さえて涙を流す。

 フェイトはそんなプレシアに微笑み、そして目を瞑る。

 そして、険しい表情で絞り出す様に言葉を発した。

 

「……管理局が違法研究の黒幕だと言う貴方の言葉も、嘘じゃないと感じました」

 

 黄金の獣は静かにフェイトを見詰めている。

 

「でも……」

 

 フェイトは目を開きながら、ラインハルトの黄金の瞳を真っ直ぐに見据えて己の決意を叩き付ける。

 

「それでも! 私は貴方の手を取ることは出来ません!

 騙されていたのかも知れない! 間違っていたのかも知れない!

 それでも、10年間戦ってきた私の想いは嘘じゃない……嘘じゃないんです!」

 

 目の前の相手に抱いた想いを必死に振り払いながら、訣別を宣言する。

 そんなフェイトの姿に、ラインハルトは愛おしそうに眺めていた。

 

「管理局が違法研究の黒幕だったとしても、私が一緒に過ごしてきた人達はそんな人達とは違う。

 なのはやまどかやはやて達、それにリンディ母さんやクロノ、機動六課のみんな。

 みんな誰かを助ける為に戦ってきた人達ばかりだ。

 その想いを……誰にも否定なんかさせない!」

「ならば、どうする?」

 

 その言葉に、フェイトはその身に纏うバリアジャケットを真ソニックフォームに切り替え、バルディッシュをライオットザンバーに変形させる。

 

「……戦います、全力で」

 

 双剣となったデバイスを肩に担ぎながら、半身になって構える。

 そのフェイトの横に、シューティングモードにしたライジングソウルを構えながら、溜息をつくまどかが並ぶ。

 

「まどか?」

「やれやれ、段取りが滅茶苦茶よ」

「時間稼ぎはもういいのかね?」

「良くないけど、あんな啖呵を切られて黙って見ているわけにもいかないでしょ」

「成程、確かに。

 見事な戦意であった。抱きしめたくなるほどに」

 

 震える手をデバイスを握ることで抑えながらも、まどかは笑って見せる。

 

「真っ向から戦ったら絶対に勝てない……撹乱する方向で行くわよ」

「分かった……ありがとう、まどか」

 

 黄金の獣は立ち上がらない。

 あくまで、座ったままで愉快気に2人の姿を眺めている。

 

「よかろう、来るがいい」

 

 手招きするラインハルトに対して、2人は駆け出した。

 

 

【Side フェイト・テスタロッサ・ハラオウン】

 

 同時に駆け出した私とまどかだが、速度の関係で私の方が先にラインハルトさんに近付いた。

 弧を描く様に切り掛かる私に対して、ラインハルトさんはその手を向けてくる。

 その手には何も持っていなかったけれど、私は何か嫌な予感を感じて軌道を無理矢理捻じ曲げる。

 急な動作に凄まじいGが生じて骨が軋むが、私の勘が正しかったことはラインハルトさんの手から放たれた何かが私の頬を切り裂いたことで証明された。

 多分、まどかや優介が言っていた活動位階の攻撃。

 目には見えなくても魔力を感じることは出来る、しかし今の攻撃を見る限り見てからじゃ間に合わない。

 幸い、手を向ける動作からタイミングと方角は分かるから対処は可能だが、それでも紙一重であることに変わりは無い。

 今の一撃にしたって、勘を信じて避けていなければ死んでいた。

 まだ、彼は全力どころかその力のほんの一部しか見せていないのに。

 まだ、彼は立ち上がることすらしていないのに。

 

「シュート!」

 

 バランスを崩した私にラインハルトさんがその手を向けようとした時、それを邪魔するようにまどかが射撃魔法を放つ。

 ラインハルトさんは私の方に向けようとした手を止め、代わりにまどかの放った射撃魔法に向けてそれを撃ち落とす。

 

「フォトンランサー!」

 

 私もまどかに合わせて射撃魔法を放つ。

 まどかのそれと違って誘導性の無い直射型だが、代わりに数が多い。

 カートリッジをロードして、瞬時に出せる最大数を撃ち出す。

 誘導性が無い為に数撃てば当たるに近い撃ち方だが、それでも半数の100発近い弾がラインハルトさんに向かう。

 しかし、ラインハルトさんはそれすらも自分に当たるものを正確に見抜いて撃ち落とした。

 

「まだまだ!」

 

 まどかもカートリッジをロードし、再度射撃魔法を放つ。

 しかし、撃てる限界数を超えた数を撃ったのか、誘導弾である筈にも関わらず半数がラインハルトさんから外れて床や玉座に突き刺さる。

 

「撃ち損じかね、興醒めさせてくれる」

「いえ、狙い通りよ」

「なに?」

 

 疑問の声を上げたラインハルトさんだが、何かに気付いたのか唐突に立ち上がる。

 その動きがトドメとなったのか、玉座に罅が入ったかと思うと砕け散った。

 

「漸く立ち上がったわね。

 座ったままあしらえる程、私達は甘くないわ。

 降りてきなさい」

「ふむ、立ち上がらせられたか」

 

 先程のまどかの射撃魔法は制御を失敗したわけではなく、わざと玉座を狙ったみたいだ。

 その前の私が撃った射撃魔法も3分の1くらいは玉座に当たっていた為、耐久力が落ちていたこともあるのだろう。

 ラインハルトさんは何処か嬉しそうに微笑むと、玉座のあった段上から私達が居るフロアに降りてくる。

 

「活動位階では流石に失礼だったな。

 形成位階でお相手しよう」

 

 

 形成(Yetzirah)──聖約・運命の神槍(Longinuslanze Testament)

 

 その呟きと共に、ラインハルトさんの手元に黄金の神々しい槍が現れた。

 その瞬間、ラインハルトさんの放つ魔力が爆発的に上昇し、世界に衝撃が走った。

 この魔力……抵抗力の無い非魔導師ならこの場に居るだけで命が危うい程のものだ。

 

「まずは軽く挨拶といこうか。

 興醒めさせてくれるなよ」

 

 ラインハルトさんが片腕で槍を振り被る。

 これまでとは段違いの攻撃が来る。

 その威圧と魔力の高まりから、真っ向からはとても受けられない事を直感する。

 まどかと目配せで対応策を決める。

 

「ワイドエリアプロテクション!!!」

 

 デバイスをシューティングモードに変えてカートリッジをフルロードし全力で防御魔法を展開するまどかの横で、私もバルディッシュをデバイスモードに変形させてカートリッジをフルロードする。

 ラインハルトさんが振り被った槍を突き出す。

 そこに乗せられた魔力が砲撃として私とまどかに真っ直ぐに向かってくる。

 私がこれまでに見た中で一番強い砲撃魔法はなのはのスターライト・ブレイカーだが、この攻撃は明らかに範囲・威力ともにそれを遥かに上回る。

 まどかが張った防御魔法はラインハルトさんの攻撃で一瞬にして砕け散った。

 だけど、一瞬だけでも隙があれば十分だ。

 

「ソニックムーブ!!!」

 

 私はデバイスを持たない左手でまどかを抱き抱えると、全力で飛行魔法を使いその場から離脱する。

 私とまどかが射線から逃れた次の瞬間、先程まで居た場所が砲撃に飲み込まれた。

 間一髪のところで命を拾った私とまどかは荒い息を整えながら、ラインハルトさんの追撃に備える。

 しかし、追撃は来なかった。

 

「ふふ、はははは──!!!

 かわしたか、私の攻撃を」

 

 ラインハルトさんは心底愉快そうに笑っていた。

 

「見事だ。一瞬での判断といい、言葉を交わすことなく連携して見せたことといい、素晴らしい反応だ。

 ならば、これはどうだ?」

 

 そう言うと、彼は一足飛びにまどかの前に移動すると槍を上段から打ち下ろす。

 そこに籠められた力は、明らかに受け止めたらデバイスを粉々に打ち砕くと見て取れる程だった。

 まどかは反射的にデバイスをダブルソードモードに変形させ、受け止めるでなく2刀で横に逸らす様に聖槍を受ける。

 それは功を奏して聖槍はまどかの身体を貫くことなく床に突き立った。

 しかし、代償は重くまどかは両手首を砕かれた。

 直撃したわけでもなく槍を逸らすために触れただけなのに、だ。

 手首が折れているのにデバイスを手放さなかったことは奇跡的だが、砕かれた両手はまどかの次の行動を失わせた。

 眼前で動きが取れずに固まっているまどかに対して、ラインハルトさんは槍を持っていない左手でその腹部を強打する。

 

「───────っ!!!」

「まどか!!?」

 

 あまりの衝撃に悲鳴を上げることすら出来ずに、まどかは10メートル以上も吹き飛ばされて床に転がる。

 まどかを助けようと彼女が倒れた方に飛び出そうとした私だが、それより早くラインハルトさんが目の前に移動していた。

 

「くっ!?」

 

 私は咄嗟にバルディッシュをデバイスモードのまま突き出すが、反射的でしかない攻撃は何の効果も齎さずあっさりと弾かれてしまう。

 ラインハルトさんは私の下顎を万力で締め上げる様な力で掴むと、片手で軽々と持ち上げた。

 顎骨が砕かれる様な激痛と全体重が首に掛かる苦しさに、私は抵抗すら出来ずに苦悶の声を上げた。

 

「そう言えば、私を振る女は久し振りだな。

 逃がした魚は大きいと言うが、ならば無理矢理奪うのも一興か」

 

 そう言うと、ラインハルトさんは私の脇腹に右手に持った槍を突き付ける。

 

「この聖槍によって聖痕を刻まれた者は私の戦奴となる。

 とは言え、直接この槍をその身に受けて耐えられる者は我がエインフェリア達の中にも居ない。

 卿はどうかな、耐えられるか?」

 

 まだ直接触れても居ないのに、身体のすぐ傍に置かれた聖槍から凄まじい神気が立ち昇るのを肌で感じる。

 こんな物で刺されたら、きっと死ぬよりも激しい激痛と衝撃に心が砕け散ってしまう。

 だと言うのに、私は自分が笑っているのを感じていた。

 

「何がおかしいのかね?」

「おかしいんじゃ……ありません……嬉しいんです。

 こんな……形ですけ……ど…………初めて貴方……から……私を求めて……くれましたから」

「……………………そうか」

 

 私は彼の事が好きだったけれど、彼にとって私が特別ではないことは肌を合わせながらも感じていた。

 でも今、彼の手を振り払った私の事を彼は惜しいと思ってくれている。

 それが何よりも嬉しく、そしてそんな風に感じる自分を滑稽に思う。

 ……あれ? それなら、『おかしい』で良かったのかな。

 

「貴方は……不器用な人ですね。そして……哀しい人。

 誰よりも人を愛しているのに……愛し方を間違えてる」

「私の愛を否定するか」

「ええ、貴方の愛は……間違っています」

「そうか、聖槍の洗礼を受けても同じことを言えるかな」

 

 ごめん、みんな……。

 左脇腹に添えられた槍に力が籠められるのを感じながら、私は心の内でみんなに謝った。

 それでも決して目は閉じず、目の前のラインハルトさんの目を真っ直ぐ見詰めていた。

 綺麗な黄金色の瞳、ちょっと嫉妬してしまいそうなくらい整った顔立ち、眩いばかりの金色の髪。

 背の高い鍛え上げられた身体、鷹揚としているけれど色々と気遣ってくれるところ。

 敵だったことが分かっても、酷いことをされても、力も価値観も色々と外れているところを見せ付けられても、それでも私は彼のことを愛している。

 自分でも莫迦だと思うけれど、10年間戦ってきた信念を嘘に出来ない様に、10年間抱いてきたこの想いも捨てられない。

 

「さよなら、ラインハルトさん。

 貴方のことを……愛しています」

 

 彼の眼が揺れたのは、私の下顎を掴む左手と聖槍を突き刺さんとしている右手がほんの僅かにぶれたのは、私の期待から来る気のせいだろうか。

 それを気にする間もなく、私の視界の端を紫色の光が掠めた。

 その光は私の左脇腹を突き刺して私を壊す筈だった聖槍に当たり、ほんの少しだけその切っ先を逸らす。

 逸れた切っ先はバリアジャケットの腹部を掠めて切り裂くと、私の下顎を掴んでいたラインハルトさんの左腕の下を抜ける。

 黄金色に輝く穂先に鮮血が伝う。

 私の血じゃない、ラインハルトさんの左腕を僅かに掠めたところから流れ出た血だ。

 傷に気を取られたのか、私の下顎を掴むラインハルトさんの左腕から力が抜けた。

 私は咄嗟に彼の手首を掴んで、無理矢理に引き剥がした。

 当然宙に持ち上げられていた私はその場で尻餅を突く羽目になったけれど、ラインハルトさんはこちらには目を向けなかった。

 不思議そうに左腕の傷をしばらく眺めた後、先程の紫の光が飛んできた方向に視線を向ける。

 私も彼の視線を追うようにそちらに目を向けると、そこには紫の髪をした女性がデバイスを構えて立っていた。

 

「下がりなさい、フェイト!」

「母……さん?」

 

 呆然とする私を余所に、母さんは射撃魔法をラインハルトさんへと放つ。

 先程は意識の外だったために直撃を受けた様だけど、面と向かっての攻撃が通じる筈もなく、あっさりと槍の一振りで消滅してしまう。

 

「驚いたな。

 卿は私のレギオンに加わることを受け入れていたと思ったのだが」

「ええ、そのつもりだったわ。

 でも、娘を傷付けられて黙って見ているわけにはいかないでしょう?」

 

 攻撃を受けたことも不遜な口調も気にせずに、ラインハルトさんは意外そうに母さんに問い掛ける。

 

「捨てた娘であってもかね?」

「……ええ、その通りよ。

 私はかつてフェイトを捨てたわ。

 ホント、莫迦なことをしたと思ってる。

 だからこそ、二度と同じ間違いはしないわ!」

「母さん……」

 

 嬉しくて涙が溢れて止まらない。

 あの時は手を取って貰えなかったけれど、気持ちは届いていたんだ。

 

「行くよ……バルディッシュ」

≪Yes,Sir.≫

 

 私はバルディッシュをザンバーモードに戻すと母さんの射撃魔法を捌いているラインハルトさんに全力で切り掛かる。

 狙いは一ヶ所。

 しかし、直前で私の動きに気付いたのか、ラインハルトさんは母さんの撃つフォトンランサーを無視して私の方に槍を振るってきた。

 まずい、この軌道じゃかわせない……っ!

 

 しかし、聖槍が私の五体を引き裂く直前に、ラインハルトさんの顔面に桃色の魔力光が直撃する。

 ダメージは無いが視界を遮られたことで反射的に身を庇う様に動いたため、聖槍は私の身体に触れることなく振り切られた。

 視界の端で、今の誘導弾を撃ったまどかが笑っていた。

 両手を砕かれてデバイスを持つことすら出来ない彼女は、シューティングモードのライジングソウルを口で咥えて射撃魔法を撃ったのだ。

 

はまぁみふぁはい(ざまぁ見なさい)!」

 

 してやったり、と言わんばかりの顔で笑う彼女を背に、私はバルディッシュの魔力刃をラインハルトさんに向かって振るった。

 彼の左腕、先程の自傷で出来た傷を正確になぞる私の斬撃は、彼の左腕の傷を広げ鮮血が舞った。

 

「ぬ……」

 

 泰然としていたラインハルトさんの表情が初めて僅かに歪む。

 まどか達の話では彼の身には喰らった魂の数に比例する霊的装甲が纏われており、通常の攻撃は通用しない。

 彼にダメージを与える為には、彼の霊的装甲を上回る攻撃をするか、黒騎士の幕引きの一撃か、あるいは自傷しかない。

 しかし、既に出来ている自傷による傷口を狙えば斬れなくてもダメージを与えることが出来る。

 愛した人を傷付けることも私の心を抉るが、今は考える余裕も無い。

 

「フフ、ハハハ、ハハハハハハ────っ!!

 実に見事だ。

 流出位階に到達して以降、私に痛みを与えた者は同じく流出位階に到達した者達しかおらん。

 人の身でありながら良くぞここまでと素直に称賛しよう。

 そして、卿らは何としても私のレギオンに加えたくなった」

 

 私は飛び下がってまどかの横に並び、バルディッシュをラインハルトさんに向ける。

 隣に立つまどかはバリアジャケットの裾を口で引き裂いてライジングソウルを右腕に括り付けると同じ様にラインハルトさんに向けた。

 

「お断りです」

「お断りよ」




(後書き)
 感想欄で色々とご意見・ご指摘を頂いているので、説明を補記します。
 本当は全て作中で表現出来ればいいのですが……。

 ①獣殿とまどか・フェイトが戦えているのは何故か。
  ⇒これについては総じて言えば獣殿の手加減が一番の要因です。
   最初は活動、途中からも形成位階ですし、三騎士の魂を励起しての特性上乗せもしていません。(そもそも、三騎士が外に居る状態で可能なのかも不明ですが)それでも終始獣殿が圧倒しており、奇跡的に(自傷とは言え)傷を負わせたに過ぎません。

 ②フェイトが獣殿に傷を付けられたのは何故か。
  ⇒前提として、フェイトやまどかではどう足掻いても獣殿の身体を傷付けるのは不可能です。
   傷が付いたのはあくまで獣殿の自傷によるものです。
   その後のフェイトの攻撃も既に付いている傷口をなぞることで多少余計に出血させただけであり、皮膚も肉も斬り広げたわけではありません。

 ③まどかが玉座を壊せたのは何故か。
  ⇒「『城』は獣殿が全力を出すための"場"なのだから壊せるのはおかしい」という意見がありますが、私はそう考えてはいません。獣殿が全力を出して壊れないものが存在するとは思い難いので、「全力が出せる"場"」と言うのは「壊せない」のではなく「壊れても直る」ということであると思います。それは『城』もエインフェリアも同じで、「壊してしまっても大丈夫」だからこそ「獣殿が全力を出せる」と解釈しています。実際、原作でも内装は壊れてます。

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