ロボトミとラオルの世界に転生しました!割とマジで勘弁してくれ!!   作:ライドウ

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彼の天秤はあらゆる種類の罪を、公正に評価することができます。


ついに原作合体アブノーマリティの3体が揃いましたね!


22日目(1体目)

 

22日目となり、中央第1チームの人員がそれなりに拡張された。

そしてその中央第1チームに異動になって来たのは、マックス君とイムばか君だ。

マックス君は、『闘争』のE.G.O.に身を包んでおり、イムばか君はクリストファー君のおさがりであろう『獅子』のE.G.O.を装着している。

イムばか君が中央第1チームのオフィサーチームと確認作業をしている中...

 

「……」

「あ、あの…エヴァ?」

 

「……チッ」

「……ケッ」

 

私はエヴァに頭を撫でられ、エヴァの目線の先にいるクリストファー君とマックス君から守られて(?)いる。

対する二人は、そんなエヴァに対して明らかに敵対心を向けており、チラチラと私を見て笑顔を浮かべている。

…間違いなく、今エヴァが私を撫でている状況が妬ましいのだろう。私の事情はとりあえず置いといて。

 

「あーあ、リア充が見せつけやがってよぉ…」

「今回ばかりはクリストファー先輩に同意です。そういうの、見えないところでやってくれませんか?」

「…さてな、何のことだ?俺はアンジェリク(ミユキ)の頭を撫でているだけだが?」

 

売り言葉に買い言葉、ブチリという何かがキレた音ともに場の空気がさらに険悪になる。

イムばか君が助けてくれることを期待して目線を向けてみると、すぐさま目線を逸らされた。ちくしょう、覚えてろイムばかめ……

今にも一触即発な雰囲気の中、私のタブレットに指令が届く。どうやらギスギスした雰囲気の中で今日の業務は始まってしまったらしい。

 

「ちっ、興ざめだ。とっとと今日の分のノルマを達成しようぜ。」

「……ふん。」

「俺たちはまだ待機だがな。アンジェリク(ミユキ)、気をつけて作業してきてくれ。」

「ええ、ありがとう。エヴァ」

 

エヴァが頭から手を離し、手を振ってくれたので手を振り返し、速足気味に新しい収容室へと向かう。

…私がメインルームから出たら、イムばか君の悲鳴が聞こえたのはきっと気のせいだろう。そうに違いない。

 

========

 

「あー…そういうことかぁ。」

 

収容室にたどり着くとそこにいたのは目の部分に包帯を巻いたダチョウのような鳥。

私やエヴァ君たちに馴染みの深い、本来現れるべきアブノーマリティの一体。

そして、原作において白夜と双璧を成す最強と名高い『終末鳥』を召喚する最後の一体。

 

「……。」

「わわ、君もか。」

 

『審判鳥』が私の頭を撫でている。

届いている命令は、洞察作業だが『審判鳥』は愛着作業を求めているのか、それとも私にマーキングしているのか体をこすりつけてくる。

もしかしたら、罰鳥や大鳥のニオイを嗅ぎ取ってるだけなのかもしれないけど…

 

「ちょっと掃除するから、離れてて。」

「……。」

 

私がそういうと、『審判鳥』はスッと離れ…るどころか、自分から掃除を手伝い始めた。

『審判鳥』自身の抜け落ちた羽を器用に拾い上げ、一か所に纏め始めている。

 

「ありがとう」

「…。」

 

笑顔を浮かべ軽く撫でる。『審判鳥』の羽の肌触りは大鳥とは違いゴワゴワしておらずどちらかというとしなやかさを感じさせる感触だ。鳴き声や嬉しそうな動作こそしないが、『審判鳥』が発している雰囲気はどこか嬉しそうである。

 

と、私が撫で終わると『審判鳥』は大鳥の目が開いているくちばしのペンダントをすくい上げる。

『審判鳥』の首にかかっている天秤がチーンとなると、そのペンダントには『審判鳥』の天秤と同じ装飾が出現した。彼は満足したのか、どこから包帯を取り出し私の目を覆い始める。

 

「ちょっ、それやったらみえ……あれ、見える。これってこんな風に見えるんだ…さすがギフト……」

 

私が管理人のころから不思議だったが、エージェントたちは包帯を巻かれたときこんな風に見えてるんだ。というか、いつもの裸眼と変わらない?むしろ、裸眼よりちょっと見やすい気がする。

 

「とにかく、ありがとうね。」

「…。」

 

やはり、鳴き声や動作はしないが、発している雰囲気は嬉しそうだ。

 

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side:Judgement Bird

=======

 

天秤は、彼女に対して平衡をとった。私の天秤は、傾かない時のことを考え、常に傾いている。

だが、その天秤は傾きを整え、平衡をとった。それはつまり、彼女はいまだ罪を犯していなければ正しいこともしていないということだ。

例え、私の考えが天秤とは異なる結果であってもすべてはこの天秤によって判決は決まる。

それが森のため…ひいては、彼女たちの為なのだ。

 

だから私は、この天秤を傾かせ続ける。

しかし私は、彼女にだけはその天秤を平衡にして冷静に判決を決める。

彼女は私たちの恩人、そして私たちに意味を持たせてくれた。

それがたとえ、『彼』に対する過去であっても私たちは『彼女』に感謝しているのだ。

 

そして、もしこの先彼女たちが幸せであるのなら、この天秤の傾きを正すことにしよう。

 

 





小鳥
(一番お気に入りの娘が気にしていた人!)

大鳥
(この人は、あの人!少し違うけど、生きてほしい!)

審判鳥
(天秤の傾きを直すから幸せになってくれ。)

何だこの差は・・・

まあともかく、『終末三羽鳥』が揃いましたね!
え、じゃあ後編で『終末鳥』が出るんじゃないのか?ですって?

……続きを待て!
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