ロボトミとラオルの世界に転生しました!割とマジで勘弁してくれ!! 作:ライドウ
今回から、ちょくちょくと作者オリジナルアブノーマリティを追加していきます。
原作に出てくるアブノーマリティも出てきます。ご安心ください。
もしかしたら各所の管理人の考えたアブノーマリティと被ってしまうことがあります。
それはあくまで、「被ってしまった!許せん!」ではなく、「被ってしまった!けれど、創作の都合上仕方ないよね」という目で見てくださいお願いします。
「なんか、いろいろぶっ飛んだところだが...何とかやっていけそうな気がする」
と、昨日の業務を終えて一晩明けた朝(?)の食堂でエヴァ君がそんなことを言っている。
食べているのは天ぷらうどん定食。
一方私は、エヴァ君の正面に座りかけそば定食を食べていた。
「んーじゃあ、今日の業務は大変かもね」
「...第2収容室にいるやつは、どんなのなんだ?」
「鳥だね、白くてモフモフしていてお腹の部分が赤い。」
「...何か特段、危険なやつか?」
「うんそうだね...あ、突かれても反撃はしない方がいいよ?」
「お...おう。」
あ、エヴァ君がドンびいてる。
まあただ、私の知識も完璧なものではない。
この世界は規定されているゲームの世界ではないのだ、もしかしたら私の知らないアブノーマリティが居てもおかしくはない。
「ただ、私にも理解に時間がかかるから...そこは分かってね。」
「むしろ、一部でも知っててくれた方が助かるよ...今日来るやつは、アンタの知ってるアブノーマリティだといいな。」
「ははは、そんなこと言うと私が知らないアブノーマリティが来ちゃうよ?」
「どうだか、”管理人”。どんな初見の相手でもやれないことはないんだろ?」
「...っ、え、エヴァ君?」
ニヤリと、エヴァ君が笑う。
「やっぱりか、たった一つの罪と何百もの善を見て思い出した。アンタは―――」
≪まもなく、始業時間です。エージェントたちは配置についてください≫
「っと、仕事の時間か。いこうぜ、”アンジェリク”さん。」
「...え、ええ。」
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L社エージェント用食堂 → O-02-64収容室
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いる、私の目の前に私が理解できない存在が
それは、収容室内を優雅に”小さな魚の魚群が泳いでいる”。水もないのに空中を泳ぎ続けている。
エヴァ君のフラグが成立してしまった...これは、私が知らないアブノーマリティだ。
管理人からの指示は、こいつに本能作業をするというもの。
オフィサーから渡された餌を袋から出し手のひらの上に乗せてみる。
その魚群が、ゆっくりと私の手のひらの周りに集まりその餌をついばみ始めた。
たまに餌と間違えて私の手をついばむ小魚もいて少しだけくすぐったい。
...満足したであろう小魚が、私の周りを泳ぎだす。
攻撃も何もしてこないということは、良判定もしくは、このアブノーマリティにとって最適な作業をしたということだろう。
(…いや、マズイ!!)
小魚の数が増え始め私を覆い尽くそうとしている。
咄嗟に懺悔メイスを手に取るが、既に時遅く…。
”青空が、目の前にあった。”
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(アンジェリク視点)O-02-64収容室 →(エヴァ視点) ”罰鳥”収容室
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「ホントにもふもふしてるな…」
罰鳥の愛着作業をしている。
罰鳥が愛好家だった俺の後輩、コントロールのチーフも務めていた”アルマ”はいつもこんなことをしていたんだろうか。
「...さて、そろそろ作業も終わりか。と、通知?」
何だと思いタブレットを取り出してみる。
罰鳥がわざわざ俺の頭に乗ってきやがって俺と同じようにタブレットを除く。
『職員”エヴァ”は、職員”アンジェリク”に鎮圧作業をする』
「!?」
あの朝、食堂で言ったことが現実になってしまったようだ。
あの管理人がヘマをしたということは、間違いなく管理人も俺も知らないアブノーマリティが出たということだろう。
「クソがッ!!」
咄嗟に罰鳥の収容室から飛び出し、罰鳥の拳銃を取り出す。
コイツはREDのダメージを与えるから、どうかパニックではなくてくれと祈る。
ふと、視界の隅に白いモフモフとしたものがついてきていることに気づく。
「ば、罰鳥!?」
どうやら俺にミスで収容室から出てしまったようだ。
だけど罰鳥は立ち止まったおれに見向きもせずに血相を変えて飛んで行く。
「...アイツ。いや、それどころじゃねぇッ!!」
罰鳥の後を追い、くちばしの拳銃を構えて突入する。
そこにいたのは、魚群に覆いつくされた人間大のナニカ。
「っ!?」
これが、管理人も分からないアブノーマリティか。そりゃ分かるはずがねぇ、俺にも理解ができない。
そういう感情になるのは、間違いなくコイツがあの地獄のループの中で見たことのない奴だってことだ。
そして、魚群の影からチラチラと見える懺悔の防護服。
間違いがねぇ、今懺悔の防護服と振り回している懺悔メイスを持っているのは管理人しかいない。
「ちっと痛いかもしれねぇが、耐えてくれよ!!」
早速、その魚群に向けてガン、ガン!!と引き金を引いて銃弾を発射する。
その魚群の人影に弾丸は吸い込まれるように着弾するが…まるで効いているようには見えない。
いや、正確には効いているのだが効果が薄いのだ。
銃弾に当たったであろう小魚がボロボロと床に落ちてゆく。
だがいまだに管理人・・・アンジェリクにまとわりついた方の数が多く効いているようには見えないのだ。
「くっそ、これじゃあ時間がかかるぞ!!応援は...エージェントは俺ぐらいしかいないかッ!!」
間違いなくコイツの鎮圧方法は数で囲んで叩くというのが正解なのだろう。
だが、今の管理人が余裕と判断したのか今日は雇入れていなかった。
「ふぅ、重いおも…は?」
そこにちょうど良く、オフィサーが通りかかる。
だが、こいつらに戦闘経験なんてあるはずがない。そりゃそうだ事務専門だからな。
しかし、こいつはいいところに来た。
「おい!拳銃貸せ!!今すぐに!!」
「は、はいぃぃっ!!」
俺に拳銃を渡したオフィサーは書類をぶん投げてさっさと逃げ出した。
そうだ、死にたくなきゃアブノーマリティとは反対の方向に走れ!!そうすれば多分生き残れる。
オフィサーから受け取った拳銃のマガジンを一度抜き弾がきちんと入っているかどうか確認する。
問題はないな...二丁拳銃なんぞ、死んだ蝶々の葬儀の時以来だが、行けるだろう。
連続して拳銃の引き金を引き、休ませることなく弾丸を当て続ける。
すると、敵と認定したのか魚群がアンジェリクの体を操り、俺に懺悔メイスで殴りかかってきた。
「うおっと、あぶねぇっ!!」
それをバク転で回避し、咄嗟にリロードする。
そして確信する、俺の体は間違いなくあの地獄のループを覚えていた。
ここに黄昏がないのは残念だが、いやそれでも”やれる”。
「見た感じ、危険度はZYIENか。ZYIENで脱走って言ったらあの詐欺ハートとやぶ医者を思い出すんだが。」
そう愚痴りながら、両方の拳銃を構えて魚群を睨みつける。
しかしそれは唐突に終わりを告げた。
グワッ!!
魚群が、赤い嘴に食われていった。
アンジェリクの背後を見てみれば、そこには赤色に変色した罰鳥がいた。
そして、魚群が居なくなったからか気絶したアンジェリクが力無く倒れ込んだ。
アンジェリクが床に倒れ伏す前に、身体を支えて息を確認する。
「...ふぅ、生きてるか。」
はぁ。と一息つくと、俺の頭に罰鳥が乗ってくる。
前途多難だなこりゃと、今度はため息をつきつつアンジェリクが目を覚ますまで介抱をしてやるのであった。
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情報が更新されました
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O-02-64
自由を与える小魚たち
危険度:ZAYIN
E-Boxes:10
攻撃タイプ:white
脱走する恐れあり
職員に被害を与える恐れあり
上機嫌:7-10
通 常:3-7
不機嫌:1-3
クリフォトカウンター:1
脱走オブジェクト
RED:弱点
WHITE:普通
BLACK:耐性
PALE:弱点
管理方法
その1
自由を与える小魚たちの作業を良判定で終えると高確率で脱走した。
その2
良判定で終えた職員を取り込みその体を操って脱走をする
その3
自由を与える小魚たちを鎮圧すると職員は元に戻る。
本能、愛着、洞察、抑圧の順で好む
本能の場合、作業レベルに関わらず高い反応を示します。
愛着と洞察の場合、作業レベルに関わらず普通の反応を示します。
抑圧には、作業レベルに関わらず普通未満の反応を示します。
由来
この魚は、空と呼ばれる場所で泳いでいました。
空は自由でまた孤独な場所だったのでこの魚は群れを成して泳いでいます。
どれだけ増えようが減ろうが、どこへ行こうがどこにとどまろうが魚たちの自由です。
ですがどうやってこの施設に来たのかは謎に包まれています。
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E.G.O.
魚群(拳銃型E.G.O.)
ランク:ZAYIN
RED 2-4
攻撃速度:超高速
射程:長
装着条件:なし
特殊能力:なし
魚群(防護服型E.G.O.)
ランク:ZAYIN
RED×2.0
WHITE×1.0
BLACK×0.7
PALE×2.0
装着条件:なし
特殊能力:なし
ギフト
魚群
小さな魚がブローチのようについています。
装着箇所:頭部2
装着効果:作業速度・作業成功率+4
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というわけで、O-02-64・自由を与える小魚たちでした。
アブノーマリティの反応…欲しい。です。