ロボトミとラオルの世界に転生しました!割とマジで勘弁してくれ!! 作:ライドウ
推奨BGM
ト マ リ ー
普段自分は、キャラクターに想定通りの動きしかさせませんが
今回から少しずつそのキャラクターの性格通りの動きをかきたいと思います。
そして今回はキャラクター視点ではなく第三者視点となります。
エミリアとティファニーが入った機械の動作が止まり煙が大量に発生する、【
…やがて、その機械に”一人”の人影が現れる。
『あぁ…嗚呼!成功だ、成功だよ!!こんなことがあったのか、こんな奇跡が!!あぁ、今すぐデータをまとめなくては!これは貴重なデータだ!!なんてことだ、本当に成功するだなんて!!』
「わたしたち……わたしたち、は。」
『あぁ、目が覚めたよだね!おはよう、そして誕生日おめでとう!!君は新しい命に生まれ変わったんだよ!!』
「ああ、そうだ…私は、この機械に…」
目を覚ます、エミリアとティファニーが混ざり合った女性。
震える小鹿のように体を震わせながら、うつ伏せの体制かを変える。
「ああ・・・これが、”エミリア”の手なんだ。これが、”ティファニー”の視界なんだ。」
顔を赤くし、色っぽい吐息と共に自らを抱きしめるその女性。
「エミリアの心臓…ティファニーの鼓動……とっても心地いいっ。あはっ♡」
だが、その表情は八重歯がむき出しとなり獰猛そのものの表情となる。
―――心地いい以上に、その身に収まる心が落ち着かないのだ。
「あはっ♡あははははっ♡いいっ…とてもいいっ。これが、ひとつになるってことなんだぁっ♡」
『あぁ、なんて素晴らしい結果だ。協力を感謝するよ二人とも…いや、もう一人だったっけね。』
「ありがとうアクアライト、わたしたちを…うぅん、”私”を生まれ変わらせてくれて。」
『いいや、これは実験の結果だ。私がむしろ感謝するべきなのだ。ありがとう…ところで、名前はどうするんだい?』
「…あぁ、もうエミリアでもティファニーでもないんだった。どうしようかなぁ…」
『ならば私が君にふさわしい名前をあげよう…君の名前は”ティリア”。それでどうかな?』
「ティリア…なんでだろう、とても私にしっくりくる名前だ……」
エミリアとティファニーが混ざり合った存在は、【
その名前は、まるで甘い毒のように彼女の…ティリアのもつエミリアとティファニーの魂を犯していく。
「あは、あはははっ♡私は、私の名前はティリア!エミリアでもティファニーでもない、新しい人間。それが私なんだ!!」
『あぁ、着ていたものをは返すよと言っても一着無駄になってしまったようだけれども…』
高揚するティリアの横で、忙しそうにレポートをまとめながらもエミリアたちが来ていたE.G.O.を指さす。
ティファニーが来ていたE.G.O.はチリとなり消え去っていくが、エミリアが着ていたE.G.O.はチリならずに残り続けている。
くしゃみをしたティリアは自身が何も身にまとっていないことを思い出し、すぐさまそのE.G.O.の袖を通す。
「んぅ…ちょっと窮屈。」
『おやおやおやおや、どうやら混ざり合ったときに体の成長もあったのかな?あぁ、そのデータも重要だ…また書き直しだ!』
エミリアが着ていた『恋愛』のE.G.O.を纏ったティリアだったが、エミリアの身体より優れた肉体を持つティリアには少しだけ小さなE.G.O.だった。
元々、E.G.O.はその人物に合わせて仕立て直しが行われるものなのでそれも仕方ないのだが…この時、ティリアはテンションが高くそのことさえ忘れてしまっている。
「まあ、いいや。じゃあ、『アクアライト』。私はもう行くから」
『あぁ、待って…これからもあなたたちのデータが欲しいから定期的に来てほしいな?』
「わかった…じゃあ、適当な時に来るからそれでいい?」
『もちろんだよ!じゃあ私はレポートをまとめなきゃいけないから!』
~~~~~
それだけ言い、『アクアライト』はティリアを自身の工房(収容室)から追い出す。
…しかし、ティリアが追い出された廊下にはすでにポーンオフィサーとアンジェリクを筆頭としたレベルⅤエージェントが武装を構えて封鎖していた。
「あららぁ、皆さんどうかしたんですかぁ?」
「…テメェは誰だ。エミリアとティファニーをどこへやった。」
アンジェリクをかばうように立つエヴァが『ジャスティティア』を構えながら、ティリアにそう問いかける。
クリストファーは『暁』のハルバートを出現させいつでも手下である動物兵を召喚できるように力を溜め、マックスは冷たい瞳で『闘争』のライフルのアイアンサイトをティリアの頭にぴったりと合わせ、そして彼らを守るようにポーンオフィサーはシールドとサブマシンガンを構えている。
「どうして、廊下を封鎖してるんですかぁ?先輩方ぁ♡」
「…いいから答えろ、エミリアとティファニーをどうした!殺したのか!!」
そんな事すら意に介さず、ティリアは質問をしたが、エヴァは捲し立てるように怒鳴りつける。
クリストファーもマックスもティリアの言葉が癪に障ったのか眉間にしわを寄せている。
だが、アンジェリクだけは何かを察したのか目をそらしている。
「…答えないようだな。マックス!」
「……指示すんじゃねぇ。」
エヴァの言葉にマックスは悪態をつきながらも引き金を引く、それに合わせポーンオフィサーたちも引き金を引く。
大きな銃声と、マズルフラッシュがその廊下を支配し、放たれた弾丸がティリアに向かい飛翔する。
だが、ティリアはそれを見て―――
「あはぁ♡」
―――ただ、嗤った。
そして、弾丸は…ティリアを貫かず、ただよけられた。
だが、弾丸は放たれ続ける。それだけではない一部のポーンオフィサーはバラまくように弾幕を張りマックスはティリアの動きに合わせるようにライフルを操作し、発砲する。
「あは、あははははっ!」
だが、当たらない…弾丸が届くよりティリアが速いのだ。
一瞬にして懐に入り込まれ、マックスの頭に『恋愛』のライフルが突きつけられる。
「ぐぅ!?」
「うぉらぁっ!!」
マックスが『恋愛』のライフルを突き付けられたことで転ぶと、すんでのところでクリストファーの『暁』のハルバートが通り過ぎる。
だが、それもティリアが持つ『恋愛』のライフルを盾にすることで避けられてしまい、『恋愛』のライフルは砕けて…エヴァたちはティリアを見失う。
「これ、借りるね~。」
「はっ?」
気付いた時には、一人のポーンオフィサーにティリアが抱き着いておりその腰脇にぶら下げていた警棒を盗み出していた。
そして、完全に警棒を手に取るとそのポーンオフィサーをつかんで壁に向けて投げ飛ばす。
ベチャァッ!!
「あっ、力加減間違えちゃった♡」
「なっ!?」
「嘘だろおい…」
「一人やられた!?」
「おいおい、冗談じゃねぇ。」
―――投げられたポーンオフィサーは壁の赤いシミとなりいなくなってしまう。
だが、ポーンオフィサーは鎮圧することが目的のオフィサーたちだ、そんな光景を見たところでおびえるほどやわではなく。
すぐさまティリアを取り囲み、一斉に警棒を振り下ろす。
「よい、しょっ!」
「「「「「「ぎゃぁああああっ!?」」」」」」
「あっれ~?こんなに鋭いものだっけ、これ?」
そんなポーンオフィサーたちに向かい、ティリアは軽く警棒を振る。
しかし、ただそれだけで…ポーンオフィサーたちは鋭い刃物に切られたかのように真っ二つになってしまう。さらに言えば、一部のポーンオフィサーが持っていたシールドでさえも、断ち切られてしまっている。
「クリストファー!合わせろ!!」
「応ッ!」
ボトボトと音を立てながら断ち切られたポーンオフィサーの残骸が落ちていく中、エヴァとクリストファーが挟み込むように『ジャスティティア』と『暁』のE.G.O.を振る―――だが、ティリアは警棒でクリストファーの『暁』のハルバートを受け止め頭を狙ったエヴァの一撃はかわされてしまう。
完璧なコンビネーションを止められたが、その一瞬だけの硬直を見逃さずにすかさずマックスが発砲する。
だが、それでさえかわされ
「そぉ、れっ!」
「がふっ!?」
「エヴァ!?」
「チッ!!」
「うわわ!?」
エヴァが蹴り飛ばされ、大きな音共に壁に激突する。幸い、先ほどのポーンオフィサーと同じように壁のシミにはならなかったが…エヴァに大ダメージが入ってしまっている。その瞬間に、クリストファーがティリアをつかみ廊下の奥へと投げ飛ばし、ポーンオフィサーたちはそれを追撃する。
そして、クリストファーが大量の動物兵を召喚してティリアに対して攻撃を行う、マックスもクリストファーの後衛に立ち、動物兵が居ようが躊躇せずに引き金を引き…味方もろとも撃つ。
(あの力、まるで……『赤い霧』?)
…今の一瞬を見た、アンジェリクは…ティリアの身体こなしに、あの伝説の姿を重ねるのであった。
【
あれは嘘だ。
展開を進めているうちに、いつの間にか長くなり結局クリストファー覚醒回のように3つに分かれることになりました。
だが、反省はしない。