ロボトミとラオルの世界に転生しました!割とマジで勘弁してくれ!!   作:ライドウ

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これより先、作者オリジナルのアブノーマリティが大暴れします。
それでもよろしい方は先にお進みください。
また、今回の25日目はしばらくマックス君視点となっています!
(原作ロボトミーチャレンジモードって50日目以降のお話なのね…てっきり、ノーセーブのとても厳しい条件で1日目スタートじゃなかったのね。でもここまで来たら修正効かないから許してください。)



映画はお好きですか?
―――なるほど。

スプラッタな映画は?
―――それは上々。

なら、こちらをお勧めしましょう!
こちらB級映画ですが一部のファンにお勧めです!
























【特殊条件】

『卓越した種族』と『赤い労働者』が脱走中に『自由を与える小魚たち』の作業がすべて特殊作業に変化するためそれを行う。


~~~~~~

かつて空はきれいな世界だった、どこまでも青くて…時々ある雲が白い世界だった。

だけどある時、空は灰色に染まった。僕たちを簡単に殺す甘美な毒。
戦争という名の、甘美な毒。その毒を克服するために強い指導者が必要だった。

だからこそ、彼らは戦い続けるだろう。
己こそが、力なき民を導く強い指導者として君臨するために。



だからこそ、厄災(それ)は現れた。






【厄災と暴力を司る魚(monster of calamity and violence)】


クラス:ALEPH

【O-02-622】


『混沌魚』


25日目 前編

 

「くそ!ジョンがやられた!!」

「怯むな、撃ち返せ!」

「ここは封鎖中だ!帰れェッ!!」

 

「……。」

 

ポーンオフィサー(有象無象)どもが、ライフルを構えて襲い掛かる『赤い労働者』を迎え撃っている。

25日目を迎えて、俺がいけ好かない『キチ〇イ管理人』の指示に従い上層に移動したあとエージェント(有象無象)の護衛を開始した途端、『卓越した種族』と『赤い労働者』が収容違反を起こして奴らが望んでいた”絶滅戦争(聖戦)”とやらが始まった。

コントロールチーム、情報チーム、教育チーム、安全チームのポーンオフィサーたちは上層に現れたそれぞれの末端兵士を片付けると、情報チームのテレポート装置の前に集結し、中央第1チームから流れ込んでくる『卓越した種族』の軍隊を次から次へと迎撃している。だが、時間がたてばたつほどその『卓越した種族』の脅威は徐々に増え、最初は優勢だった防衛線もだんだんとポーンオフィサーの軍団が押される羽目になってきている。

 

「おい、そこのエージェント!見てないで手伝えよ!!」

「……。」

「ほっておけ、マイケル。アイツは癇癪持ちだ…下手に話しかけるとお前が殺されるぞ。」

「それでも人手が足りねぇのは事実だろ!いいからてつだ―――」

 

[職員『マックス』は、【O-02-64(自由を与える小魚たち)】に特殊作業を行う]

 

俺の端末に、その命令が届いたのでギャーギャー喚くポーンオフィサーに突き付ける。

見せつけられたそいつは、さらに怒ってギャーギャーと喚くが無視してコントロールチームへと向かう。

 

(所詮、お前らは俺の仲間じゃねぇ…どうなろうと俺は知らねぇよ。)

 

エレベーターに乗り、コントロールチームの廊下に出る。

そこはすでに傷だらけの『卓越した種族』の兵士が数人のエージェントにより追い詰められていた。

俺はそれすら無視して『自由を与える小魚たち』の収容室へと向かう。

 

「ペーターの…ペーターの仇だッ!!」

「死ね!クソアブノーマリティ!!」

『ジ…ジーク・ハイル!!』

 

(…同僚が死んだ程度で仇だなんだと、くだらねぇ。)

 

俺は、俺たちは仇を取ることさえ許されなかった。

ミスが一つも許されない状況、効率のために簡単に切り捨てられる俺の仲間たち…

効率重視の、命の倫理観が全くないあの状況。裏路地の方がマシだと思ってしまうあの地獄。

 

(でも、あの地獄は…俺の、俺たちの居場所だった。)

 

精一杯に生きた、精一杯に働いた。

だからこそ、あの時の思いが…いまこうして恨みに変わっているのだろう。

冷静になり、あの人…ミユキへの恨みが少しだけ薄まってしまう。

 

「…ッ!!」

 

ダァン!!

近くの壁を殴りつけ、心の奥底にある復讐心を燃やす。ダメだ、アイツを…あのクソアマを許してはダメなんだ。

アイツは俺たちを捨てた、一生懸命に尽くした俺たちを裏切った!!何人、アイツのために働いて死んだんだ!?93人…93人もアイツのために死んでいった!!

アブノーマリティの餌になって死んだ奴だっている、アブノーマリティに惨殺された奴だっている!アイツの損切で死んだ奴だってたくさんいる!!

許すな…アイツを許すな!!殺せ、必ず殺せ!!アイツを…俺の仲間たちのためにあのクソアマ(蜻蛉 ミユキ)を必ず殺す!!

 

「フフッ…フハハハハハッ!!」

(あぁ、でも……少しだけ、自由になりたい。)

 

そう考え、『自由を与える小魚たち』の収容室に入る。

入るなり、その『自由を与える小魚たち』は俺を覆いつくそうとする。

 

「何をするつもりだ?」

『不自由なんでしょ?自由をあげるよ!』

「やめろ、そんなものを手に入れて何に―――」

『自由になれば何でもできるよ?』

『使いきれないお金に、永遠に尽きない幸せ!』

『自由になれば命(・)の(・)創(・)造(・)だって思いのまま!』

「っ!?」

 

その言葉に、俺は思わず目を見開いて『自由を与える小魚たち』を見上げる。

 

「本当に、何でも自由にできるのか?」

『できるよ!だってそれが自(・)由(・)だもの!!』

『僕たちは君の味方だよ!君の望むこと全部あげられる!!』

『君の思うまま僕たちの力を使えばいい!』

 

 

―――エンサイクロペディア、情報更新。

 

 

「あぁ、力を…力をくれ……こ(・)の(・)世(・)す(・)べ(・)て(・)を(・)俺(・)の(・)自(・)由(・)に(・)で(・)き(・)る(・)力(・)を(・)ッ!!」

 

―――『自由を与える小魚たち(O-02-64)』の危険度クラスを変更します

 

『『『任せて!君は君の望むままにすればいいよ!!それが自由だから!!!』』』

 

―――クラス:ZYINE → クラス:ALEPH

 

『『『『『さあ、自(・)由(・)の(・)名(・)の(・)も(・)と(・)に(・)正(・)義(・)を(・)下(・)そ(・)う(・)!!』』』』』

 

~~~~~~

side:エヴァ

~~~~~~

 

『死ねぇ、このクソエビ!!』

『テメェがくたばれこのアバズレイカがよぉ!!』

 

中央第1チームのメインルームは、『卓越した種族』と『赤い労働者』の末端兵士の乱戦になっていた。

アンジェリク(ミユキ)をはじめとした中央第1、第2チームにいたエージェントは中央第1チームのメインルーム(上部)に集結し何とか被害は最小限に抑えている。

まあ…

 

「はぁああああっ!!」

『『『『『ウワァアアアアアッ!?』』』』』

「邪魔ッ!!」

『『『『『ギャーーーーーッ!!』』』』』

 

本気を出しているであろう、アンジェリク(ミユキ)とティリアが殲滅しているのが大きい。

 

「何よこれぇ…管理人への責任追及云々の前にここ残ってるんでしょうねぇ!?」

「まあまあ、ティファレト。落ち着きなよ、エージェントたちは最優先で僕たちを守ってくれてるから場所が壊れても大丈夫だよ。」

「アンタもアンタよ!なんでこんな大乱戦の状況で落ち着いていられるの!?というか、中央第2チーム(持ち場)を離れて何してるの!?」

「中央第2チームはもう乱戦に乱戦を重ねた混沌だから逃げてきちゃった…」

「お・バ・カッ!!」

 

…なお、なぜ安全な情報チーム逃げないのかというと、女性の方のティファレト様がかたくなに逃げようとしないのだ。

男性の方のティファレト様は、収容室からあふれ出してきた『赤い労働者』を見てすぐに避難してくれたのに……本当に守りながら戦うの大変なんですから勘弁してください。

本当なら、セフィラのティファレト様たちを守る必要はない…アブノーマリティはどういうわけかセフィラを襲うことはないのだが…今回は数が数だ。何があってもおかしくはない。

 

『うおぉおおっ!!死ね、下等種族!!』

「ア”ァ!?」

 

近づいてきた『卓越した種族』の兵士をクリストファーがハルバートをふるって切り捨てる。

 

「荒れてんな。」

「そりゃそうだろうが…なんなんだよこの数!倒しても倒しても出てきやがる!!」

 

クリストファーがそう叫び周りにいるアブノーマリティ…(『卓越した種族』と『赤い労働者』しかいないが)を指さす。

軽く見ただけでも、中央第1チームを覆いつくすほどのアブノーマリティの数、これが本体とは別のアブノーマリティなのだから本当にとんでもない。

しかもところどころ、装備の違うやつもいれば体格がとてつもなく大きいのも居る。

 

「…おいクリストファー。これはまさかッ!とは思うが。」

「だろう、なッ!!『終末鳥』や『始点獣』と同じだろうよ!!」

 

近づいてくる兵士を切り捨てつつ会話をする。

…アンジェリク(ミユキ)の予想は当たってたってわけか

だとすると、間違いなくとんでもないアブノーマリティがどこかしらに現れているはずだ。

それを管理人が見つけだすまで俺たちはここで耐えるしかない…。

 

「じり貧だな。」

「冷静にッ!言ってる場合かよッ!!」

 

 

(…無事に終わるといいが。)

 

俺は、背筋に感じる冷たい殺気を感じつつ近づくアブノーマリティを切り捨てるのであった。





男の子の方のティファレト様に膝枕されてナデナデされてみたいけど、それ以上に女の子の方のティファレト様に「あ、アンタのためじゃないんだからね!勘違いしないでよねっ!」って言ってほしい。


えっ、『自由を与える小魚たち』の危険度詐欺?
どこぞのヤブ医者やピンク色のハートよりましだと思うけど……
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