ロボトミとラオルの世界に転生しました!割とマジで勘弁してくれ!!   作:ライドウ

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ちょっとした小話。
当小説ロボトミー編ではおおよそ2週…100日を目指してお話を進めてゆきます。
オリジナルアブノーマリティの在庫は少ないですが随時追加し、100日完走を目指して頑張っていきたいと思います。



5日目(前半)

薄灰色の空。

 

浮かぶ私、群がる小魚。

 

下に見える、黒い森と、白い海。

 

空はどこまでも続いていて、自由で広大で。

 

 

そして、理不尽だ。

 

 

~~~~~

場所:L社 コントロールチーム メインルーム

~~~~~

 

今日は、5日目。

新規アブノーマリティの追加がない、ある意味では育成日な日だ。育成と情報解析が主な分、動画投稿などをしているとどうしても地味な場面が多く、カットされがちだが。

情報が全て開示されている上で、手馴れた管理人からしてみれば平和で何も無い日だ。

しかしそれは管理人に限ったお話。

エージェントは右へ左へ大忙し、オフィサーチームも忙しそうに書類を運んだり書いたり処理したりしている。

 

「ふぅ、やっと休憩かぁ。」

 

先程、アンジェラ様が1時間の休憩を放送したのでみな脱力して体を休めている。かれこれ4時間は働いているが、中々に作業が多かった。

それ故に体感的には300時間以上働いているような感覚のためにみんな身動き一つ出来ずに沈黙している。

私はと言うと、元々前世で働いていたのが結構ドブラックだったていうのと、アンジェリクの体力はかなりあるというふたつの偶然が重なり、軽くサンドイッチを食べながら休憩を満喫している。

 

「ふぅ、やっとあのクソ魚どもの作業が終わった。」

 

「おつかれー、はい。ハムサンド。」

 

「ありがとうな。」

 

エヴァ君の休憩前最後の作業が終わったので戻ってきた。

私は彼の好物であるハムサンドを渡し、私自体はツナサンドを手に取った。

 

「…うん、美味い。」

 

もっもっ。と静かに食べるエヴァ君は、ちょっとだけ頬を赤らめてそう言った。

良かった。ちょっとだけ早く起きて作ったかいがあった。

 

「それにしても、死屍累々だね。」

 

「しし?あぁ、まあ。本物の死体よりかはいいさ。」

 

疲れ果てて死んでいるオフィサーチームと、エミリア、ティファニーを見てそう言うエヴァ君。

さすがにいくつもの修羅場を超えてきただけあってその目はどこか遠くを眺めていた。

 

「今倒れていられるのも、今のうちさ。これから大きくなるにつれて人員とアブノーマリティの数は増える。」

 

「…そうだよね。」

 

エヴァ君の発言で思い出した。

そうだ、何もコントロールチームだけで終わりじゃないのだ。

明日になれば開放される情報チームがある。それだけでは無い、教育チームや安全チーム、中央チームに、福祉チーム、懲戒チームに抽出チーム、記憶チーム。そして、設計チーム。

コントロールチームの5日間など、まだまだ始まったばっかりの序の口である。

大きくなればなるほど、人は増え、ミスが致命的なものになり、その分、ここは地獄となってゆく。

 

「あんまり思い詰めすぎるなよ?どう足掻いても犠牲になるやつはいる。それがどんな大切な人でもな。俺だって死ぬし、アンタだって死ぬ。ここはそういうところだ。」

 

そう語るエヴァ君の背後には、見覚えのある姿。

彼の親友であるクリストファーの姿が少しだけ見えたような気がした。しかも、ニヤァって黒い笑顔で。

あれ絶対からかうつもりだ。お前絶対明日になったら来るだろ!?

 

(幽霊に言っても意味ないですぜ管理人www)

 

(こいつ、直接脳内に!?)

 

そうだな、そうだったな!!お前はそういう奴だっけな!?

絶妙に腹立つ笑顔でこっちを指さして笑ってくるクリストファーくん。あれでも正義ガン盛りの鎮圧ゴリラだと言うのだから本当にいい性格をしている。絶対、倒したアブノーマリティをしばらく眺めてたのアレ煽ってただろ!語尾に草生やして煽ってただろ!!3連続赤ずきんの傭兵の脱走は今でも許さへんからな!?

 

しかし次の瞬間、エヴァ君が鬼の形相で幽霊のクリストファー君の鼻に肘鉄を食らわせる。

 

「悪巧みするあいつの気配を感じたんだが…気のせいか。」

 

(いや気の所為じゃねぇよ!いてぇ、鼻が、鼻がぁッ!!)

 

「どうかしたの?」(自業自得だろうに)

 

「いや、クリストファーの気配を感じただけさ。まあ、あいつはもう居ないんだがな。」

 

少しだけ悲しそうに目を細めるエヴァ君。

ごめんねエヴァ君。そのクリストファー君(クソ煽りカス)は見えないことをいいことに君の目の前で、煽り顔ダブルピースしてるよ。

 

でも、彼らの光景を見て何となく安心感を得ることが出来た。

そうだ、何を弱気になっているのだろう。

まだ、5日目。始まったばっかりだ。

 

パチンと両頬を自分で叩き気合いを入れ直す。

まだまだこれから。何事も前を向いてやろう。

 

 

 

 

 

 

「あ、エヴァ君。何も言わずに目の前の空間を右足で蹴りあげて。」

 

(えっちょっ、管理n―――)「ふんっ!」『Weak!』(イ"ッ、ア"ア"ァァァァアアッ!!!!)

 

 

その後、無事に業務が終了したがエミリアちゃんとティファニーはもうほぼ死体と化していた。




めりーくりすまーす。

いやここは、めりーくるしみまーす。(そりのルドルタ)


…やりたかっただけですはい。
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