女の子の幼馴染…………諸君らはそう聞いて何を考えるだろう?
甲斐甲斐しく身の回りの世話をしてくれる幼馴染?
元気な声と共に飛び乗って起こしてくる幼馴染?
ツンツンした態度で蹴り起こしてくるが、たまにデレる幼馴染?
それとも気が付いたら布団の中に潜り込んでいる幼馴染?
どれもアニメや漫画などでよくありそうな展開ではある。そして俺もそれに憧れている。
少しお姉さんぽい感じもいい、妹の様に甘えてくるのもいい。何だったら親同士が再婚して一つ屋根の下何て言うのも悪くない。
最終的にはそんな幼馴染とイチャイチャして、
と言うのは所詮は、物語の中だけである。悲しいことに。
幼馴染が居ないのか? 居ないなら居ないで悲しいけど…………居るんだよ、これが。
幼馴染がいるだけでもいいじゃないか?
んなことあるか! ボケェ! アイツ等は……アイツはそんな生易しい女じゃねぇんだよ! 毎日、毎日、俺は命が縮む思いなんだよ!
アイツ等? 複数いるのかって? そうなんだよ、俺には幼馴染が2人いる。
おっとその前に俺の自己紹介をしておこう。俺の名は
何故なら俺が通う……と言うか
どんな学園か? 此処は創立122周年を迎える名門校で中高一貫の学園だ。此処には上流階級・財政官界など政治家や資産家の子女が数多く通っている。つまりはエリート校である。
そして此処では日常的に【ギャンブル】が行われている。しかも殆どの生徒は坊っちゃん、お嬢様で飛び交う金額も数十万からが当たり前である。時には数百万~億なんて金額もある。俺はそれを目の前にして何度倒れそうになったことか。
俺は普通の高校が良かったんだ! 何で俺が此処に居るのか? その原因は現在、この学園の生徒会長の座にいる女子高生【
綺羅莉は俺の幼馴染の片割れである。もう片割れは此処で副会長をしている【桃喰 リリカ】だ。綺羅莉の双子の姉であり、癒しである。思考がまともで、恥ずかしがるのは可愛い!
2人は双子で瓜二つだ。身内でも同じ格好をされたら分からないらしい。俺は分かるけど……何で分かるのか? 何でだろうね? それが俺の不幸の始まりなんだよね。
まぁ……正直言おう、2人は美人だよ……見た目はね! リリカはともかく、綺羅莉は性格と言うか、人格と言うか、中身に問題がある。好奇心が旺盛過ぎて、好奇心を満たす為なら金に厭目をつけないし、一般常識も倫理観も平然と破るし!
つい最近では眼球の裏側が見たいとか言い出したんだ!しかも相手はボールペンで目を抉られて喜んでたよ!怖いわ!
コホン……
と言うか俺の周りには録な人間がいないんだけど……。
「翔……お茶を淹れて」
「今、忙しく書類整理してるの見えないの?」
「お茶」
「だから」
「お茶」
「はい……」
俺はこうして怖い幼馴染にこき使われる毎日を過ごしています。
逃げる事も出来ず、毎日、幼馴染による恐怖の日々が続くのですがどうしたらいいですか?