超巨漢だったのにあさおん烈伝   作:刺身トライデント

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アーマードコアの新作が発表される可能性が生まれたので第8話です。
対戦よろしくお願いします。


キチゲ解放でラーメンタイム〜思考回路は太縮れ麺〜

「ラーメンが食いてえ」

 

「どうした急に」

 

ラーメンが食いてえ。

突然ラーメンが食いたくなった。

女になってからこっち色んなことが起こりすぎて蓄積されまくったストレスが俺の心のラーメン欲を大噴火させている。

つまりどういうことかと言うと、ラーメン食いてえ。

濃厚豚骨豚無双の濃厚無双ラーメン大盛が食いてえ。

あの野菜と魚介の旨みがにじみ出たこれでもかという程にドロッドロの豚骨ペースの醤油スープに極太ワシワシ縮れ麺が沈み、その上に極厚トロトロの巨大チャーシューが4枚、ド真ん中に生姜が効いたもやし炒めが山のように聳え、そしてそのもやし山の頂上にはおろしニンニクが鎮座し、スープの海を海苔が3枚立っているあの1杯を無心で1人で静かで豊かな心持ちで一心不乱に食いたい。

なんなら味玉トッピングもしたい。

つまりラーメンが食いたい。

 

アレを前にして『うっひょ〜〜〜!!!』とか小さい声で言いたい。

麺を思い切りすすりたい。スープをご飯にかけて食いたい。

絶対うまい。

 

「私は今猛烈に濃厚豚骨豚無双の濃厚無双ラーメンが食いてえのだよ豊くん」

 

「なんで?」

 

「なんでって、そりゃ私の中のラーメン欲が爆発してるから」

 

「なんて?」

 

「そしてストレスが天元突破しそうだから。姉ちゃん今からキチゲ解放していい?」

 

「やめて?」

 

あぁ〜もうキチゲが限界突破しそうなんよォ〜…!

心のキチゲ風船が破裂するゥ〜。

 

「姉ちゃんはな、もう疲れたんよ。女になっておよそひと月半、学校に行くようになってからは下駄箱に果たし状みたいなの入ってたり女子に乳だの尻だの揉まれたり不良に絡まれたりラジバンダリ電車で登校すりゃ痴漢される…まあ痴漢はキン○マにつま先蹴り叩き込んでやったけどさ。とにかく姉ちゃんはもう限界なんよ。久々においしいラーメン食べて心を満たしたいんよ」

 

「待ってくれ姉貴、情報量が多い。あと痴漢については後で家族会議招集しような?」

 

「こんなのまだまだ序の口よ。昨日なんてクラスのヤンキー女にゃ「彼氏に色目使った」とか何とか言われて校舎裏に呼び出されたし…ちょっと再教育したけどさ…」

 

「待ってくれ姉貴、姉貴?姉さん?」

 

「なんだよ豊。たまにゃお姉ちゃんの愚痴のひとつくらい聞いておくれよこのままだと姉ちゃんhみんな逃げろ!早く!コンボイ司令官が爆発する!!

 

あっやばキチゲが限界迎えt

 

キ チ ゲ 覚 醒

 

「ほああああああああああ!!!!!」

 

「姉ちゃん!落ち着いてって!」

 

「フォアアアアアアアア!!!!ラーメン

 

「わかったから!ラーメンだな!?ラーメン行こう!な!?だから叫ぶのやめろ!うるせぇ!」

 

「ラーメンフォアアアアアアアア!!」

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!うるせええぇぇ!!」

 

 

ずるずるずるずるずるるっ

 

ずずっずるずるずるずるるっずるっ

 

「ぷはぁ」

 

あぁ〜↑、心が満たされるゥ(恍惚)

キチゲがどんどん消えていくのを感じる…やっぱり人間は美味しいものを食べれば心に余裕が生まれるんだなぁ。

 

「お嬢さん、美味そうに食うねぇ」

 

「…」ずるずるるるっ

 

このドカッと胃にたまる濃厚なスープがたっぷり絡みついた極太の麺、口の中でホロホロと崩れる程に柔らかいチャーシュー、そして味が濃いスープによく合う生姜が効いたあっさり味付けのもやし炒め。

うぉ〜ん、実に美味い。

 

 

「おう姉貴、人の金で食うラーメンは美味いか?ええ?美味いだろうなぁ」(小声)

 

店員さんと豊がなんか言ってるけど全く無視。

俺は今美味しいもので心を満たすのに忙しいのだ。

美味いかどうかなんぞこの態度を見ればわかるだろうが。

当然美味しいです本当にありがとうございます。

今後も美味しいラーメン作ってください。

 

「ハハ、食ってる時は黙るタイプか」

 

「すいません、こいつなにか食う時一言も言葉を発さないんです」

 

「弟さんかい?姉ちゃんよく食うねぇ」

 

「泣き脅しで奢らされる羽目になりましてね…はぁ…。うめ、うめ…」

 

 

(なんでッッッ!ここにッッッ!薫様がッッッ!)

 

皆様こんにちは。

安藤 清美でございます。

今日は月に一度だけラーメンを食べに来る濃厚豚骨豚無双に来ているのですが、何故か入店した時点で薫様がラーメンを一心不乱に啜っていました。

なんかひたすらズルってます。かわいいね。

一緒に居るののは……殿方?

…あっでもよく見たらお顔が似ています。御家族ですね。

でも安珍様いますよねえそこにねえ御家族でも近親相○とか有り得ますよねえ

私よ、内なる私よ、落ち着くのです。

近親相○とかいつの時代ですか。

ああそれにしてもやばやばです。バレたら私のイメージが大改造ビフォーアフターです。やばやばやばたにえんです。

 

「…さん?お客さん、注文は?」

 

「フェッ?!あっ、すいません無双並海苔マシ麺硬め脂少なめで。あと味玉お願いします」

 

「3番さん無双海苔硬少味玉!」

 

 

ずるずずるずずっ

 

ドロドロのスープに麺が絡む。

そしてそれをすする。

ラーメンの熱気で体が熱くなる。

そしてまた麺をすする。

うおォン、まるで俺は人間水力発電所だ。

 

「…ぷひゅう。ご馳走様でした」

 

はぁ〜↑美味かった。

スープ半分も飲んじゃったよ…。

充足感を得たよ…。明日からも…これで生きていける…。

 

「お姉さんいい食べっぷりだったよ。また来てね」

 

「アッス」

 

「ほれ姉貴、食ったら勘定済ませて帰るぞ」

 

「ん」

 

じゃあ豊くん、勘定は君に任せ…ん?あそこにいるのは…?

安藤さんだ。あっこっちに気づいてそっぽ向いた。

 

「合計2520円…うぐぐ…。ん?姉貴、どうした?」

 

「あそこ、同級生おる」

 

「ほーん」

 

「まあ別に誰がラーメン食ってようが気にすることでもないよね。帰ろうか」

 

「だなー…」

 

はぁ、美味しかった。

…くるじぃ、多すぎた。

 

「げっぷ」

 

「姉貴…胃が縮んだとか考えなかったのか…?」

 

「一切考慮してなかった…うっぷ」

 

胃が縮んだ。

いや縮むよなそりゃ身長まで下がってるんだから。

はぁ、ラーメン食っても女になったと実感させられるとは…。

難儀なもんだなぁ。

 

 

か、帰られ…た?

良かった…1番人に会いたくないタイミングで1番会いたい人に遭遇するなんて…まさか厄日?

 

まあ美味しかったし別になんでもいいですね!

 

「はふぅ、ご馳走様でした」

 

「いやぁ、今日はよく食べるお嬢さんが来られるなぁ。作った側としては美味そうに食べてくれて、見てて気持ちがいいよ。また来てね」

 

「はい」

 

何はともあれまた来ましょう!




第8話…工事完了です…。
対戦ありがとうございました。

Tips〜よし、この店だ。ここに決めた。〜

濃厚豚骨豚無双

ガッツリ家系ラーメンを提供するラーメン屋。
ラーメンマニアの間では「無双は誰もが1度は通る道」とか「人生のシメの1杯にしたい」等、高い評価を受ける。
提供されるラーメンの特徴は店名にもある通り、野菜と魚介のアラを大量に使用し、そこに豚骨を合わせた魚介系豚骨醤油ラーメンにある。
スープは「あと少し固いとほぼ固体」と言われるほどにドロドロとしたスープに仕上がり、麺はこのスープに最も相性の良い小麦で作る極太の縮れ麺を自社製麺所で生産。
その麺とスープに合わせる具材の中でまず目を引くのが山のように盛られたもやし炒めである。このもやし炒めにはおろし生姜が使われ、スープに沈めば味のアクセントにもなる。
もやし炒めの頂上にはおろしニンニクが積まれている。
そしてその山の麓に張り付く極厚のチャーシュー。
これも濃厚なスープに負けない程のインパクトを持ちながらも極太の麺で疲れた顎でも食べられるほどに柔らかく煮込まれたものを使用。
そして最後に海苔がもやし炒めの山の後ろから現れる。
この海苔は有明産のものを使用しており、その香りはラーメンの匂いの中でも分かるほどのものだ。
これ以上はもはや語るまい。
食べればわかるこのうまさ、是非一度召し上がれ。


梅書房出版 ラーメン専門誌

『ラーメンWalker』より抜粋



まあ架空の店舗とラーメンなんだけどな
こんなの食いたいとか想像しながら書いたよ

書いてたら我ながらラーメン食べたくなってきた
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