超巨漢だったのにあさおん烈伝   作:刺身トライデント

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第11話です。
対戦よろしくお願いします。

なんか評価バーに色付いてました。
驚きのあまり鼻毛が出ました。

追記

誤字報告を頂きました。ありがとうございます。
ですが、実はあれでいいんです。

という訳で該当部分にふりがなと脚注文を追加しときました。
ご査収宜しくお願い致します。


大扉の夢〜休日お出かけ珍道中〜

今、私は夢を見ている。

 

どうも、夢の中からこんばんは。

タケちゃんだ。

今こうして明確に夢を見ていると分かっているということは、これは明晰夢とかいうやつだろう。

 

そして今、俺は夢の中で真っ白い空間に浮いている。

背後には大扉が、眼前にはどこかの風景だろうか?

1人の女が…いや、あの姿は俺だ。

 

この真っ白暗黒空間はなんなんだ。

いや思い出した。確か前…そう確か(自主規制)されそうになったあともなんかこんな感じの夢を見たぞ。

 

なんなんだお前は。そう思いつつワイプ映像を覗き込んで、どういう条件で目が覚めるのか考えた。

するとそのワイプ映像の中にいた俺が振り返ってこちらを見た。

 

「私はお前が私を見たのを見たぞ」

 

うわ喋った。

なんでこいつ今俺が思ったことがわかったんだ?

 

「それはここが夢の中で、私が君だからだよ」

 

お前が俺?俺がお前?ペル○ナ的な?

 

「君が今の姿になったことで産まれた君の本能的なものだよ」

 

えっ何それは…(困惑)。

ていうかよお前よぉ、俺を元の姿に戻せよぉ。

できるんだろぅ?こんな真理の扉みたいなもん夢の中に錬成できるんだからよぉ。

なぁー頼むよぉ〜、元の姿に戻してよぉ〜。

 

「あっ、その姿私がやったとかじゃないしそもそも私は後から生まれた存在だから関係ないよ」

 

えっそうなの?むちゃくちゃ言ってごめん。

 

「ええんやで」

 

ええんか…。

つーかなんなんだねチミは、ええ?

訳の分からんことばかり抜かしおって…これだから最近の若いもんは全く…

 

「君も若いよね。私は君だし私の年齢も君と同じだよ?」

 

でもお前が生まれたのは最近だろうgヌッ!

 

気がつくと、背後の大扉は開かれ無数の腕がそこから伸びていた。

 

「あぁ、もうすぐ朝になるのか。タイムリミットだね。良い目覚めを、私」

 

うわまたこれか!助けて!今度は助けて!あっちょっと!消えるな!ワイプ消えるな!逃げるな!卑怯者め!

 

そうしている間にも伸びてきた腕は俺を扉に引きずり込もうとどんどんと体に絡みついてくる。

ああ、消える前にこの夢の事を聞かないといけない。モヤモヤ大爆発で目が覚めてしまう。

待って!待ってくれ!なんなんだこの夢!なんで扉に引きずり込まれてんだ!あぁ待って離してくれ!頼むから!ちょっと!聞いてんのか!嗚呼逃れられない!

待て!待ってくれ!石井くん!金ならやる!女か!?なんなら次の人事総会でチーフに推薦してやる!

 

「いやだから私どうにもできないって。ていうか女を女で釣ろうとするなよ。我ながらバカか君?ていうか石井って誰?」

 

待ってくれ、待ってくれ!石井くん!

石井くーん!ウワァァァァッ!石井くーん!ウワッ!石井くーん!ああ待って閉じないで閉じないで閉じないで!助けt

 

そして大扉は閉じ、白い空間には何も残らなかった。

 

 

けたたましくベルが鳴る音がする。

それと同時に私ははね起きた。

 

マーベラスゥッハァ!!!」

 

…あれ?スイカ○ームズは?あれ?えっ?

 

「………夢か!…夢?」

 

あーれおっかしいなぁ、なんか違う気がする…?

スイカアー○ズの前になんか違う夢見てた気がするんだけどなぁ…。

 

 

スイカの夢から目が覚めて、居間に入ると家の電話が鳴った。

なんだ?誰からだろう。

 

「はい、竹中島です」

 

「あー、薫?あんたいつまで寝てるのよ。今日みんなで出かける予定だったでしょ」

 

「え?…あ゛っ!!!

 

忘れてた。今日の10時に駅前に集合して女子グループのみんなで出かけるんだった。

やべえ嘉島にころされる。

 

「そうね、今アンタが気がついた通り。10時に駅に集合だったのに今その10時ね」

 

「ごめん!今から向かう!待ってろ!!」

 

時間的にも走れば直近のバスに間に合うはずだ。

急いで準備しねえと。飯は…食パンでいいか。

 

「おっけー、早く来ないと清美と友希がアンタのこと着せ替え人形にするからね〜」

 

「待って可及的速やかに最短ルートで行くわ」

 

よぉし、どんな手を使っても最短で行こう。

着せ替え人形は嫌だ。

あんな疲れるのやりたくないゾ。母ちゃんで懲りたわ。

 

 

「たけちー遅いねぇ」

 

「どうしたんでしょうねぇ」

 

「今連絡ついたわ。大至急可及的速やかに向かうってさ。淑女らしからぬ走り方で来たら…」

 

「メイド服でも着せるー?」

 

「チャイナ服とかもいいかもしれませんね」

 

「安藤さんはチャイナ服でバッツバツになった薫くんの胸が見たいとかそういう欲望ですか?えっちですね!」

 

「え、えっちじゃないです!似合いそうな気がしたんです!えっちなのはそういう発想をする保科さんです!」

 

「元男で爆乳ってだけで着せ替え人形にされるとか竹中島くんかわいそ…あ、男装とかどう?」

 

「いやいや悠、ここは例のタートルネックでも着せてみようよ」

 

「なんであんた達そんなに胸強調させる服ばかり選ぼうとしてんの?Aカップの私に対する当てつけ?…何よ響、なんでそんな仲間を見る目で私を見てるのよ」←79cm

 

「静江、あんたも同じ哀しみを背負う仲間なのね」73cm←

 

「でも私の方がおっぱい大きいよね」

 

「てめえ今から戦争か?」

 

駅の前からこんにちは。嘉島 響よ。

今日は友達と服見たりゲーセン行ったりする日…だったんだけどその友達の1人が寝坊かまして遅刻してるわ。

そう、薫のバカタレがね。

ちなみに今回のメンバーは、アタシと清美と友紀に美晴、に偶然居合わせた下ネタ三銃士の面々。

んであと薫…だったのにその薫がまだ居ない。

全く、あのバカの服も目的のひとつなのに。

 

「うわぁぁぁ!人がビルの壁を駆け抜けてる!」

 

…ん?なんか騒がしいわね。何かしrWASSHOI!!!!!

 

「へぇっ!?」

 

突如、目の前に180cmの大女が『Wasshoi』とシャウトを上げながら着地した。

その光景を目の当たりにした周囲も「Oh!Japanese ninja!!!」とか「No!She is a kunoici!」なんて言ってたり、日本人すら「な、なんだあっ!?」とか「アイエエエ!!」とか悲鳴をあげてる。

 

「すまん!遅れた!」

 

そしてそんな様子も露知らず、私たちの目の前に降り立ったソイツは私たちに平然と話しかけてきた。

 

「か…薫?あんた今どっから落ちて…?」

 

「そこのビルの3階から(ひさし)*1伝ってきた!パルクールって奴!」

 

「いや、どっから飛んできてんのよあんたは!ムササビか蜘蛛か!?」

 

「普通は陸路を使うって?ふっ、私は大砲よ

 

「これは…」

 

「淑女とかそれ以前の問題だねー…」

 

「うーん、ヒモ水着の刑ね。貝殻でもいいかも」

 

「スリングショット水着も追加して頂けます?」

 

「いや、あんた達その前にコイツの格好見てよ」

 

「ん?私なんかおかしいかな」

 

ジーパン、パーカー、革ジャン。

足もスニーカー。

 

「何よその少年丸出しスタイル…」

 

「男の子って感じかなー」

 

「それも2〜30年前くらいのアメリカに居そう」

 

「お父様の若い頃のの写真にあった格好です」

 

「昨今そんな格好のキャラおらんわ。ガ□スペのテ○ーか?」

 

「待ってなんでそこでガ□スペ?」

 

「百合センサー反応無しだわ。でもなんか似合ってるのが腹立つ」

 

「つまり?」

 

『全体的に古い上に男子しかしないような格好なのになんか妙にしっくりくるのが腹立つ』

 

本当にしっくりくる。なんかそういうファッションと言われてもちょっと納得が…いやいかないわ。

あの特大の脂肪の塊がどうやっても女を強調してるわ。

そして本音を言うとすっごくうらやましい。←73cm

なんなのよあのサイズであのハリと柔らかさは。

揉むと指が沈み込むのに押し返してくるのよ?

しかもその奥の方に胸筋がしっかり入ってるもん。

 

「体は女性なんですけど、お顔がキリッとしてて目付きが鋭いのがそういう格好に合っていますね」

 

「安藤さん、ありがと。…まさかさ、私が着せ替え人形になるのは決定事項かな?」

 

「だって女性用の服ほとんどないでしょ」

 

こいつが女物の服を所持していないのは幸恵さんから聞き及んでる。というか見繕うように依頼までされた。

 

「ブラあるし」

 

「あれは解除不可のインナーですね」

 

「ね、猫の柄のTシャツだって」

 

「今日びそんな服メスガキでも着ないですよ」

 

「ホットパンツ…」

 

「たけちー着ると痴女まっしぐらだよね」

 

「ロングスカート…」

 

「スカートあっても合わせる上着がないでしょ」

 

「チェックのシャツ…とか?」

 

「ダウト」

 

「スリーアウト、コールド試合です」

 

「じゃあ…行こうか…」

 

 

こうして、俺は現在ほんのひと月と1週間くらい前まで無縁だった女性服売り場で、店員まで絡んだファッションショーをやらされている。誰か助けてクレメンス。

 

「お客様!次はこちらをどうぞ!はいそこ!写真撮影会じゃないのでお引き取り下さい!」

 

「チーフ!ホームページ掲載用の写真撮りました!」

 

誰か助けてクレメンス

 

「たけちー大変だねぇ」

 

「大騒ぎですねぇ。…ディアンドルでしたっけ、似合ってますね」

 

「そりゃそうでしょ。素材が正規では入手できないレベルの1級品なんだから…ドイツ人ってスタイルいい人多いらしいね」

 

「ファッション関係で働いてそこそこ長いですけどこのお歳でここまで色々着せられる人は珍しいですよね。モデルとかされないんですか?事務所紹介しますよ?」

 

「ワイ将写真は苦手でございます」

 

「うーん、残念です。お客様冗談抜きで何着ても似合いますのに…」

 

「でもチャイナ服はあまり似合いませんでしたね」

 

「主にあの胸のせいね」

 

チャイナ服を着せられ、出てきた時はそういうビデオの撮影か何かと勘違いされそうな胸のはち切れ具合だった。

えっちなゲームに出てきそうとも言われ、ちょっとショックだった。悲しみ。

 

「あ、そうそう。今回撮影した写真なんですけどホームページで使わせて頂いてもよろしいですか?」

 

「もう好きにしてください…疲れた…」

 

もうやだつかれた。なんで1軒目でこんなに疲れ果てているんだ?

女性の買い物っていつもこうなのか?

うーむ、疑問が深まるなぁ。

*1
建物の窓や出入口の上についてる屋根みたいなやつの事。ちなみに作者はこの部分を考える時にこれが何か調べるまでよく知らなかった。




評価バーに色がついたので第11話、工事完了です…。
対戦ありがとうございました。

筆がのった為いつもより多めでお送りしております。

飛び出た鼻毛の中に白い鼻毛が1本混じっていたので即抜きました。
あれはKING鼻毛さんだったのでしょうか?


追記文の補足

さすがに壁走っちゃ超人になっちゃうじゃろと思ったので庇を伝ってすっ飛んできていただきました。
今後もこんな感じで「描写はこれでええんか」など僅かにでもございましたらバンバンご意見をください。
確認と修正等を行わせていただきます。
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