難産だった第12話は前後編構成です。
対戦よろしくお願いします。
「終わった…終わったんだ…○京院、イギ○、アヴ○ゥル、終わったよ…」
なんやかんやで11時頃から服屋に入り、2時間も拘束されていた。
つかれた
着せ替え人形にされ、苦手な写真もしこたま撮られ、あの服この服と只管に着替えまくった。
つかれた
着方が分からない服はお店の人が教えてくれたりした。なんなんだあの背中がら空きの服は。
つかれた
背中が寒かった。すげえ寒かった。あんなの冬に着るとかさては耐性持ちか??
つかれた
「あ、タケの目が死んでる」
「おー、目が濁ってるー」
「竹中島くんまだまだこれからですよウフフ」
「薫様逃げてはいけませんよ」
「私はねぇ、君みたいなパッと見気が強そうな女の子がねえ、恥じらいで顔を赤らめているのが大好きなんだよ!」
これ以上何を求めている?なんであったのか知らないけどメイド服も、チャイナ服も果てはディアンドルとかいうドイツの服だっけ?アレすら着ただろう?俺に何を求めているのだ?
なーんで考えていると、腹から周りに聞こえるくらいの音で腹が鳴った。腹の虫がエネルギーの枯渇を訴えてきた。
お腹が空いて力が出ない…(ANPNMN)
「あら、薫様のお腹が鳴りましたね」
お願いだから指摘せんといてな安藤さんや。
わしそういう事されると恥ずかしいもの。
「随分でかい音ねぇ恥ずかしくないの?」
「そういうひびきんだってお腹すいてそーだよー」
「バカねぇ友紀、アタシはあんな盛大に音鳴らしてないからいいのよ」
「でも嘉島も顔赤いわよ」
「お黙り貧乳2号!」
「待って、この中だと貧乳呼ばわりは私にも比較的刺さるわよ。タケくんちゃん超デカイし友紀も清美もでかい方だし…美晴は…うん、こっち側だわ」
「「あんたはケツがでかいのよ」」
「貴様ら人が気にしていることを言うたか」
「MHLはん、あっちはおそらく止まらぬゆえ放っておいて…拙僧いい加減腹が減り申した」
「んー、確かにもうお昼だね。じゃあご飯いこうか。あと竹中島くん女の子なんだからせっかくだし『
「私は濃厚豚骨豚無双がいいな」
「うん、少なくともそんな名前のお店は花も恥じらう10代の女の子がこの人数で行くところじゃないね。実はもう行くとこ決めてあるんだ。予約も済んでるからそっちにしようね。」
「ミ゚ャッ」
「清ちゃんどしたのー?」
「いえいえなんでも。ええなんでもありませんとも」
以前行ったラーメン屋の名前を俺が言った瞬間、何故か安藤さんが小さい声で「ミ゜」なんて言った気がするがまあそこは突っ込まないでおこう。この世には知っててもいいことと知らない方がいいことがあるからね!
「友達と飯行く時に焼肉とかラーメンとかじゃないのは初めてなんだけど私ゃどこに連れてかれるの?ねぇせめてどういう系統がだけでも教えてクレメンス」
「来てからのお楽しみだよー」
「少なくとも薫様は来た事なさそうなところですよ」
「竹中島くん達なら近寄らないですね、あのタイプのお店は」
「ねえ本当に私どこに連れていかれるの?怖くなってきたんだけど?ねぇ?」
女子と飯は初めてだからなぁ、何処に行くのか見当もつかんなぁ。
俺はどこに連れていかれるんだ?
女子が行きそうなところだろ…?うーむ…わからん!
…
「着いたよ」
「ここ…は?」
「なんだ、あんたス○パラ知らないの?」
これは縁遠い。かつての俺からすれば最も縁遠いとも言えるかもしれない施設のひとつ、それが今目の前にその門を開いていた。
そう。ここはスイー○パラダイ○。天下の甘味バイキングレストランである。
男の時から視界の隅に入ることはあったが、見るだけで胃もたれを起こしそうなラインナップに男ならば誰もが敬遠するその出で立ち、連れられ入った店の中には、クリームなどの甘い匂いが充満し、周りの女性たちのキャピキャピしたオーラにアッという間に気圧された。
(場違い感)ヤベェ〜〜〜〜〜〜〜〜!
これにはさすがの俺も思わず退出しそうになる。
ここが羅生門か。(偏見)
ここが冥界の門か。(偏見)
ここがカロリー爆弾生産所か。(ド偏見)
「近寄ったこともないよ。そもそも野郎が集まってこんな女子とかしかいないような店入るとか罰ゲームと勘違いしちゃうよ」
「それはそうだね〜…ブッククク…」
「想像したね?呉島さん今想像したね?」
ご覧の皆様(?)も想像して欲しい。
運動部の男子高校生が何人か集まってこんなところに来るのを。
むさ苦しさにそこだけドーナツ現象が起こり、周囲に気圧され会話が消える。少なくともそうなるだろう。
少なくとも吾輩は友達に連れていかれてそうなった。
…あれ?ご覧の皆様?吾輩?なんの事?吾輩って誰だ?
………まあいいか!これ以上は触れてはいけない禁忌に踏み入りそうだ!
「いやぁ、それにしてもご相伴に預かれて助かるよね」
「いつもだったらあたしら3人集まってもアニメ○トとか秋葉原めぐりとかばっかりでねぇ」
「私はプライベートで服を見に行ったりします!」
「萌!あんた!」
「変態三銃士と呼ばれたあの時の誓いを…!」
「そんなのありましたっけ…?」
「そこは乗りなさいよ」
「ないのかよ!」
なんでそこで何も無いんだ。普通はそこでなんか重い気がするけどよくよく聞くと軽い誓いがいくつかあるもんだろうが。
お前らそれでもトリオ芸人か?
…
「…前にラーメン食いに行った時よりはセーブできたな。本当に前と比べて入らなくなったなぁ」
「前そんなにいっぱい食べられたんですか?」
「家族で1回につき五合米炊いてたな」
「多っ!?力士か何か!?」
「失礼な。弟はバスケ部、かつての私は柔道部だったのさ。男子ってのはね、動けば動くほど腹が減る生き物なんだよ。わかったかね?生まれついての女子諸君」
今こそ豊が食う分を考えても四合で足りる。
でも今考えると確かに五合は多い。
なんであんなに入ったんだろう。ふしぎ。
でもあの時私お腹減ってたから…。
「次はどうしようか?アニメ○トでも行ってみる?」
「甘いね竹中島」
「まるでさっき竹中島さんが食べてたゼリーのようにね」
「あのゼリー甘さ控えめって奴みたいでそんなに甘くなかったぞ」
「それはいいとしてプリクラとかやったことある?」
「証明写真はカウントされますか」
「されませーん。たけちーの中でプリクラと証明写真が混同されてる事に驚きだよ」
俺写真写り悪いらしいしそもそも写真のフラッシュとかが苦手なんだよなぁ…お爺ちゃん曰く魂抜かれるらしいし…。
「だって写真苦手なんだもんよ。しょうがないじゃん」
「令和のこの時代に『写真取られると魂抜かれる』なんてほざいてる若者はあんただけよこの原始人」
「まあその話はいいとしてつまりこの後はゲーセンに行くってこと?」
「その通りよ。あんたは今日でJKの街の歩き方を学んでもらわないといけないんだから。変態三銃士がまともな意見出すレベルよ?」
「ビルの壁面蹴ってバスの上に飛び乗ったりしつつマー○ルヒーロー着地キメるJKが存在してたまるかって満場一致で決まったの。諦めなさい」
ヒーロー着地の何がダメなんだろう。かっこいいのに。
あれか?膝に悪いからか?
「あ、薫様。悪いのはヒーロー着地もですけどいちばん悪いのは急いでるからってスパ○ダーマンとかNinjaみたいな動きですからね。ていうかなんであんな動きが出来るんですか?本当にNinjaの末裔か何かですか?」
「鍛えたからね!」
…
そして俺たち一行はそのまま市内最大を誇るアミューズメント施設、『ガーランド』に到着した。
ここはすごいぞ。
なんたって色んなものがある。
ゲーセンを初めとし、カラオケやらボウリングやらカートコースやら…まあ豊富。
んで今はゲームセンターのプリクラコーナーにいる。
「写真撮るだけなのにこんなに色々筐体があるのか…」
「それぞれできることが違うんだよー」
「薫くん、例えばこれだとスタンプ大量につけられたり、あっちのは美白撮影なんていうのもできるんです」
「ほえぇ…すっごい…」
「タケ?あんたさっきから語彙が死んでるわよ?」
「ゲーセンあまり来ないから音でビビってるの」
「チキンね」
「薫くんちゃんはチキン…と。夏はビビり系TS美少女×エロクラゲで決まりね」
「いやいや、ここはボストロールおじさんっしょ」
「申し訳ありませんが安直な作付けおじさん登場はNGです!ここはゴブリンみたいなクソガキの方がいいと思います!」
「…友紀、美晴、響さん、あの3人は何の話をしているんですか?」
「うーん、清ちゃんが気にする話じゃないのは確かかな」
「あいつら後でシメるか」
「そうしたいのは山々だけど…」
「あ、ゴーカート。みんなでやろーよ」
「タケ、あんた疲れて幼児退行起こしてない?大丈夫?」
「キチゲ爆弾爆発寸前って感じかな。発散しないとそろそろやばいかm叫びたいのは俺だよムンクゥ〜」
「ああ限界近いわねこりゃ」
次回へ続く
第13話前編…工事完了です…。
対戦ありがとうございました。
今回は非常に難産でした。正直脳が爆発するかと思った。
あ、失踪する気は今の所ありませんのでそこはご安心ください。
あっ、そうだ(唐突)
感想が増えてました。ありがとうございます。
今後もLEE10倍な評価をよろしくお願いします。
後編へ続く(キートン山田)
〜クソデカアミューズメント施設〜
大規模アミューズメント施設『ガーランド』
主人公達が暮らす市で最大の複合アミューズメント施設。
広大な敷地にはどこに行くか迷うほどのアトラクションが立ち並ぶ。
スーパー銭湯まであり、中でもサウナが人気のようだ。
イメージ元はラウン○ワン(スボッチャ付)をかなり拡大した感じ。
レーシングカート乗りてえなぁ俺もなぁ
もう暫くお待たせしてしまう旨の謝罪文を活動報告に掲載致しました。ご査収下さい。