シンボリルドルフに逆らえないトレーナー君の話   作:くまも

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仕切り直し

後ろから肩を叩かれて振り返る。

 

ベンチの背中、太陽を遮るように立ちはだかる小柄な少女。

肩まで漆黒の髪を伸ばしたウマ娘が、ニコニコと笑いながら後ろ手を組んでこちらを見下ろしていた。

 

「エースか」

 

「うん。こんにちはサブトレーナー……じゃなかった。トレーナーさん。久し振りだね」

 

「そうだね。おおよそ3日ぶりか」

 

カツラギエース。

シンボリフレンドのチームに所属する中等部二年生であり、逃げを得意とする黒鹿毛のウマ娘。

未だに本格化を迎えておらず、現時点における戦績はまずまずといったところだが、それでもレース関係者からの評価は中々に高い。

シービーを筆頭として、この世代のウマ娘は粒揃いだと称える声も大きく、彼女もまたその一人だった。

 

天真爛漫でマイペース。普段はどこか抜けているというか、言ってはなんだがあまり考えているようには見えないタイプのウマ娘ではあるものの、実はかなり周りが見えていて気遣いのできる子だ。

誰よりも仲間を大切にし、ムードメーカーとしてチームを明るく保つ彼女の存在は、トレーナーというまとめる立場からしてもとても頼りになるものだった。

 

「さっきはシービーちゃんとお話してたの?」

 

「うん。今後の方針について少しね」

 

「そっか。そうだよね。トレーナーさんはシービーちゃんと一緒になるんだもんね」

 

「まだ予定の段階だけどね。それでもできることはあるから」

 

結局、断られてしまったが。

 

私がシービーに語った、将来において台頭が予測し得る強い逃げウマ娘というのは、実のところ彼女の存在もまた念頭に置いてのことだった。

今のところはシービーには大きく水を開けられているが。しかし今後なにかしらのタイミングでカツラギエースが化けた場合、追い込みウマ娘であるシービーの天敵となる可能性もあるのだ。

これまでは同じチームに所属する仲間だったが、いずれ私がトレーナーとして正式に担当を持つことで、完全に他陣営として敵対することになる。警戒しておくに越したことはない。

 

「シービーちゃんも忙しいんだ。この前のパーティーの約束だって忘れちゃってるぐらいだから」

 

「パーティー……?なんだそれ、初めて聞いたぞ。祝い事でもあったかな」

 

「あれ、聞いてなかったの?あのね、トレーナーさんがサブトレーナーから卒業したのをお祝いしようって」

 

「ああ、そういえばシービーとはお祝いしたっけか。二人きりだったけど」

 

たしか先月の最終週に入ったばかりのことだったか。

私にとって不可侵の聖域であったトレーナー寮のセキュリティが初めて突破された出来事でもある。今となってはもう、二人もウマ娘があそこに居着いてしまったが。

 

「うん。だからその後、みんなを集めてもっと大きいのやろうって私が誘ったの」

 

「ちなみに、シービーそれに対してなんと答えた」

 

「今は忙しいから、全員の予定が空いたらやろうって」

 

「なるほど」

 

それは嘘だな。というかあやふやにして誤魔化したなシービー。

私たちがここ一週間ほど、とても忙しかったのは事実である。だとしても、せめてそのことを一言でも伝えてくれればいくらでも予定を開けることだってできただろうに。

 

つまりそんな誘いに応じるつもりは端からなかったというわけだ。この数日間における彼女の様子を見ればさもありなんといったところである。

別に、パーティー開くかどうかは本人の自由なのでそれについてどうこう言うつもりはないが。しかしやり方が良くない。そういう曖昧な断り文句を真に受けて、いつまでも楽しみに待っているがカツラギエースというウマ娘だろうに。

 

「シービーちゃんも生徒会長のお仕事で忙しそうだから、声もかけづらくて」

 

「たぶん一番忙がしいのはマルゼンだろうけどね」

 

「だから、トレーナーさんの方からも聞いてみて欲しいな。あのパーティーできそうかなって」

 

「私から?」

 

流石にそれは気が引ける。

私を祝うパーティーの開催について私の口から尋ねるなどあつかましいどころの話ではない。一体どんな罰ゲームだ。

とはいうものの、ここでけんもほろろに切り捨てるのも心が痛い。無理なら無理ときっぱり断ればカツラギエースのことだから大人しく引き下がってくれるだろうが、仮にも自分を祝おうとしてくれた生徒を無下にするわけには……。

 

「ああ、そうだ。いいことを思いついた」

 

「ホント!?いつやるの?」

 

「4日後。といっても、祝うのは私の卒業じゃない。そもそもしばらくはチームに残る以上、独り立ちといわれてもいまいちパッとしないし」

 

なによりルドルフが問題である。

チームを挙げてのお祝いとなると、新入生の彼女は入れられないし。一応先生つながりで招待できないこともないとはいえ、そうなると十中八九シービーからの妨害が入るだろう。ただでさえ直近であのペアが大事件を引き起こしている以上、ルドルフには涙を飲んでもらうしかない。

さらに怖いのはその後。せめてどこかでフォローを挟めればまだマシだろうが、私生活をシービーと共にしている以上その余裕もなさそうだ。そうして不満を溜めに溜めた後、許容範囲を越えて爆発でもしてしまえばいよいよ目も当てられないことになる。

 

「トレーナーさんのパーティーじゃないってこと?じゃあ誰をお祝いするの?」

 

「ヒントは日付だよ。4月7日がなんの日か分かるかい?」

 

チームの中でもとりわけ仲の良かった彼女なら、きっと知っている筈だ。

あとは思い出せるかどうかだが、ぽやっとしているように見えて案外マメな彼女のことだから、きっと忘れているということもないだろう。

 

「4月の7日、7日……あ、分かった!思い出したよトレーナーさん!」

 

「そうか。なら君も準備を手伝ってくれるかな?生憎みんなを誘ってというのは難しいから、だいぶこぢんまりとなるだろうけど」

 

「うん!いっぱい楽しくしようね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

「……と、いうわけで。誕生日おめでとうシービー。これでまた一つ大人になったな」

 

「いや、"というわけで"じゃないけど」

 

レモネードを注いだグラスで乾杯しながら、私は右手に胡座をかくシービーにそう声をかけた。

シービーといえば、乾杯には応じてくれたものの、その視線はこちらではなく自身の真正面……すなわち私の左手に正座するルドルフの顔をしかと凝視している。その両耳はバラバラと不規則に動き、長い尻尾はゆらゆらとカーペットの上で踊っていた。それは怒りや不満ではなく、ウマ娘特有の困惑のサインである。

 

「どうしたシービー。まさか日にちが違ったのか」

 

「ううん。アタシの誕生日は4月7日、つまり今日で合ってるよ。合ってるけど……」

 

「なら内装に不満があるのか。たしかに、今日は以前君が開いてくれたあのパーティーの返礼でもあるから、なんの飾り付けもないのは不躾かもしれないが」

 

「そこは別に、アタシが好きでやったことだから……じゃなくて、ホントは分かってやってるでしょトレーナー」

 

今度は不満げにぷくーと頬を膨らませながら、シービーはいよいよルドルフに対してびしりと人差し指を突きつけた。

当のルドルフといえば、全く知らん顔でオーブン焼きのチキンを咀嚼している。口に含んだ一欠片をゆっくりと飲み込んだ後、頷いて私へと微笑みかけてきた。

 

「うん。とても美味しいよトレーナーくん。以前よりもさらに腕を上げたんじゃないか?このまま店に置いても通用しそうだな」

 

「そうかな。寮の無駄に充実したキッチンのおかげな気もするけど」

 

「謙遜は不要だ。設備だけでここまで見事に作れるのなら、君の母上だってもう少しちゃんとしたものを食卓に上げられるだろうに」

 

「いや、あの人は常に酩酊しているだけだから。細かいメモリが目に入らないんだろう……たぶん。真面目にやれば上手くできるさ」

 

「君がいなくなってから、食事の満足度が下がったと嘆いておられたよ。かくいう私もまたレパートリーが乏しくてね。前に披露したときもそうだが、全体的にどうしても茶色が……痛っ」

 

テーブル越しに飛来してきたケーキのパッケージに鼻を叩かれるルドルフ。下手人たるシービーは「う"ぅ"~」と歯を剥き出しにして耳を絞りながら私たちを睨み付けていた。

これは不味いと思い、慌てて右手でその尻尾を掴んで引っ張り上げると、きゃんと大きな悲鳴を上げて肩を震わせる。しばらくして落ち着いたのか、涙目で今度は私の顔を睨んできた。

 

「もう!トレーナーってば!なんでアタシの誕生日にこの子を呼んだの!?同窓会ならヨソでやってよ」

 

「そうだな、悪かった。今は君が主役だもんな。ほら、こっちにおいで。うん、ルドルフとはまた別の機会を設けることとしよう……」

 

いきり立つシービーを引き寄せ、向かい合わせに抱き合いその背中を撫でさすってやる。逆立っていた毛や倒されていた両耳がみるみる元の位置へと戻っていき、代わりにすりすりと私の胸に顔を埋めて擦り寄せてきた。

 

その瞬間、ちりりとうなじにピリつく感覚。

おもむろに振り返ってみれば、今度はルドルフが犬歯を剥き出しにしてこちらを射殺さんばかりに睨め上げている。普段は隠されているその太く長い牙に加えて、豊かな茶色の髪が膨れ上がっているその姿まさに雄のライオンそのもの。

シービーには悪いが、威嚇の凄まじさではやはりこちらに軍配が上がりそうだった。彼女よりも一歳年下のルドルフではあるが、こと他者を威圧することに関してはまるで年季が違う。姉妹共に一皮剥けば恐ろしいまでの気性難で、幼い頃から闘争を繰り広げてきた賜物だろう。その点、シービーは一人っ子だからな。

 

「……二人きりで」

 

「やだーっ!」

 

「ぐうっ」

 

ごりごりと勢いよく頭を突進させてくるシービー。

止めろ。最早甘えるなんて可愛らしいものではない。削岩機かなにかのように臓腑が圧迫される。両耳が抗議の意を示すかのようにべしべしと頬をひっぱたいてくるが、それも大人のビンタのごとき強烈さだった。ああ、ウマ娘というのはやはり凄い。

 

「ル、ドル……フ」

 

どうにかその名を呼ぶ。

肺が圧迫され、出す声が全て喘ぎとなった私に代わって、ルドルフが余裕たっぷりに助け船を寄越してくれた。

 

「仕方ないだろう、シービー。君と違って、私の誕生日はつい先月終わったばかりなのだから。こうしてみんなに祝ってもらうこともできない」

 

「ふん。どうせ今だってアタシのこと祝うつもりなんてこれっぽっちもないくせに」

 

「心外だな。私はこれでも君のことは偉大な先達としてちゃんと尊敬しているとも」

 

「ふーん……」

 

掘削を止め、訝しげに私の腋の下から顔を突き出すシービー。

しばらくそうしてルドルフの顔をしげしげと観察した後、どうやら本気で言っているらしいことに気づいたのか驚いた様子で目を見開いた。

数回ぱちぱちとまばたきをして、直後に気が抜けたような長いため息を溢す。

 

「まぁ、アタシもキミについては認めているところもないではないけど。走りについては、まだなんとも言えないけどね」

 

「なら、私のどのあたりを評価していると」

 

「そうだね、たとえば入学式での総代宣誓とか。知ってる?宣誓に限らず、式典で読み上げる文章は事前に理事長と生徒会長が校閲しているの。ね、トレーナー?」

 

「ああ。そういう規則だからな」

 

もっとも、昨年ではその作業のほとんどを私が担当していたわけだが。なんなら彼女の訓示の文面すら私が書き上げ、私が推敲して理事長へと提出している。

決してシービーが職務を放棄していたわけではなく、現政権の立ち上げ直後であるが故に時間的な余裕がないことが理由だった。はっきり言って、あんなもの別に生徒会長ではなく事務局に投げておけばいいと思うのだが。生徒の権利擁護を重視するあまり、生徒会長に課される業務はやたらと多い。

 

そんな中でも、総代宣誓における文章については珍しくシービー自らが担当したがった。

ちょうど一年前、全く同じ名誉を授かった者として多少なりとも関心があったのだろう。逆にそのぶん、私はルドルフの宣誓の中身についてはいまいち記憶していないのだが。

 

「ルドルフの提出してきた素案は珍しく修正がなくてね。アタシの時はこれでもかってぐらい赤ペンでチェックが入ってたのに。ホントに小学生が書いたとは思えないぐらい(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)立派な文章だったよ。あれはびっくりした」

 

「君がそこまで言うとはね。私も一度ぐらい目を通してみたかったな」

 

シービーがここまで手放しで称賛するのも珍しい。別に他人を評価しないというウマ娘ではないのだが、一方でお世辞を嗜むようなウマ娘でもないのだ。

 

しかし褒められた側のルドルフといえば、あまり嬉しそうな顔をしていなかった。

我関せずというか、あまりシービーの言葉に反応するつもりもないらしい。

単純に意地を張っているのか、隙を見せたくないのか。あるいはその両方かもしれない。難儀なものだった。

 

「式典でちゃんと読み上げてたでしょ。あのまんまだよ」

 

「生憎まともに聞いてなかったよ。ああいうのは右から左に聞き流すものだろう」

 

「いけないんだ。こんど秋川理事長に言いつけてあげようかな」

 

「やめてくれ。あの人の言葉はちゃんと聞いている」

 

なにせ二字熟語を披露した後、簡潔に十数秒話して終わりなのだから。

『校長先生のスピーチ』なんてそんなもので良いのだ。格式張った長ったらしい話については後から日報として配布されており、勿論誰も読んでなどいない。

 

「しかし、そこまでいうならいっそのことルドルフも生徒会に入れてみてはどうだろう。読み書きができる生徒がいるに越したことはない」

 

「良いわね!それ!」

 

私の提案に即座に乗っかってきたのは、ルドルフでもシービーでもなくこちらの対面に座っていたマルゼンスキー。

その腕の中にはすっぽりとカツラギエースが収まり、一心不乱にチキンにかぶりついている。

 

どちらも今回の誕生日会のゲスト兼抑止力として招いたウマ娘だ。

シービーはともかく入学してまだ日の浅いルドルフを外まで連れ出す気にはなれず、結果こうして私の寮部屋で開催することになったが故の対策だった。

今のところは特にトラブルもなく、二人とも私たちをそっちのけであれこれ楽しんでいたらしい。

 

「私は入学してまだ一週間ほどしか経っていませんよ。マルゼンスキー副会長」

 

「マルゼンでいいわよ。敬語もいらないわ堅苦しいもの。そうね、時期については特に問題にはならないハズ。そもそも生徒会長からしてまだ二年目だし、一般の会員にしても6日前に―――」

 

「マルゼン」

 

シービーの鋭い声がその言葉を途中で遮った。

話の腰を折られたマルゼンスキーといえば、どこかばつの悪そうな苦笑を浮かべて頬を掻いている。

ルドルフから顔を離さず、ただ眼球だけをそちらに向けて。シービーは諭すように続きを口にする。

 

「ダメだよマルゼン。部外者に生徒会の内部情報を流しちゃ。ただでさえ、最近そういうの厳しいんだから」

 

「あ、あはは……そうね。ごめんなさい」

 

「ま、有望なのは認めるけど。ただ今はちょっと都合が悪くてね。ルドルフを迎え入れることはできない。悪いけどね」

 

「そもそも、私は入りたいなどとまだ一言も口にしてないだろう」

 

淡々と話を進めていくシービーに憮然とした表情を露にするルドルフ。

たしかに私が勝手に言っているだけだが。しかし彼女のことだから、てっきりそういった役職にも興味があるのかと。

 

「入りたくないの?生徒会……ああ、そりゃそうか。だって、アタシが頭にいるんだもんね。違う?」

 

「そうだと言ったら?」

 

「それならキミが生徒会長になればいい。実力さえあれば……それこそ三冠をとれば、嫌でもあの椅子に座ることになる。そういう伝統なんだ」

 

「伝統って……そもそも学園が成立して以来、三冠バはシンザンしかいないじゃないか」

 

「そうだよ。他ならぬ神のウマ娘が定めた伝統……違うか。呪いみたいなものだね」

 

聞くところによれば、初代生徒会長の引退に伴って無理やりにその椅子に座らせられたという。

なんでもほどほどにがモットーであったシンザンにとって、ブラック極まりない生徒会長の座は心底厭わしいものであり。逃げ道が欲しかったのか、それとも死なば諸ともの精神なのか、クラシック三冠を成し遂げたウマ娘は強制的にトレセン学園生徒会長を継がせられると宣言したとかなんとか。

結局、彼女の在校時に次なる三冠バは現れず、結果として歴代最長政権を築き上げたところも含めた悲劇である。

 

「そういえばトレーナー君。一つ、君にお願いしたいことがあるんだが」

 

「なんだ」

 

生徒会についてはひとまず脇におくことにしたのか、どこか意を決した面持ちで私に声をかけてくるルドルフ。

懐から財布を取り出すと、中から一枚のチケットを抜き出して差し出してきた。そこに印字されていたのは、都心にあるとある高級ホテルの名前。正確には、そこにテナントを構えるレストランの店名だ。

 

「以前、君と電話した時にも少し触れたと思うが。一度二人きりで話し合う時間が欲しくてね。先ほども話の流れに出たから、丁度いいと考えた次第だ」

 

「期日は」

 

「明日の夜だ。急ですまないが、元々あの日の夜に訪れる予定のものだったのでな。正直なところ、私としても今の状態(・・・・)をこれ以上引き延ばしにしたくはない」

 

「……分かった」

 

それを受け取ろうとした瞬間、すかさずシービーに手首を拘束される。

それを冷めたような目で見つめながら、私の懐にチケットをねじ込んでくるルドルフ。シービーがもう片方の手をそちらに伸ばしかけた瞬間、ぴしゃりとマルゼンスキーがそれを遮った。

 

「よしなさいシービー。こんな茶番をいつまで続けていても仕方ないわ」

 

「マルゼン」

 

「もうお互い、本当のところは分かっているのでしょう?なのに偽り続けるなんて、冷静になってみれば滑稽だと思わない?なによりトレーナーくんが可哀想だわ」

 

「……」

 

しばらくの逡巡のあと。

呆れたような、自嘲するような長い長いため息を吐き出したシービーは、私と引っ付くのを止めてのっそりと離れていった。

 

四つん這いで元いた場所へと帰り、グラスのレモネードを一息で呷る。

やがて口元を拭い、これまた意を決したような瞳でルドルフの顔を直視した。

 

「……いいよ、許可してあげる。だけど条件が一つ」

 

「それは」

 

「キミのペアである……ビゼンニシキも一緒に連れていくこと。二人きりまでは許さないから」

 

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