シンボリルドルフに逆らえないトレーナー君の話   作:くまも

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【第一章】登場人物紹介

 

 

 

登場人物紹介(第一章)

 

 

 

【主要人物】

 

・主人公

サブトレーナーを卒業したばかりのひよっこトレーナー。

模試では全国一位を争い、過去の後遺症により両足にハンデを抱えながらも、修習を次席で卒業出来る程の才能はある。でも経験がないので結局はひよっこ止まり。記者にもいいようにされていたが、相手が海千山千であったことを考えれば仕方ないかもしれない。

曲がりなりにも中等部生の二人にもいいようにされていたことは言い訳が利かないが。

 

 

・ミスターシービー

中等部二年生筆頭兼トレセン学園生徒会会長。

鮮やかな追い込み戦法と比類ない実力で、十九年ぶりのクラシック三冠を期待されている逸材。

見応えのあるレースの勝ち方や、容姿に優れたウマ娘の中でもとりわけ端麗な容貌から凄まじい人気を誇る。彼女がそれに拘るのも、先代生徒会長たるハイセイコーを意識しているからだとかなんとか。

両親にこれでもかと愛されて育ったので、自己肯定感が非常に高い。彼女も両親のことが大好き。一見自由奔放なようで、根っこはかなり真面目かつ頑固。

一人っ子故か甘えたがり構いたがりな面も強く、実はルドルフとはかなり親和性が高い。

 

 

・シンボリルドルフ

狂犬。9歳の夏の日から脳みそは既にボロボロ。

トレセン学園入学時点においてはかなり精神的に成熟しており、一線を越えなければ非常に頼りがいのある優等生。だが一線を越えてしまったため拗れに拗れてしまった。

中等部一年生の筆頭であり、入学試験では他を軒並み蹴散らしている。デバフを撒き散らして他走者のパフォーマンスを大幅に低下させた所に、自身の有り余る全力を叩きつけるというえげつない戦法を好む。シービーとは逆で、魅せるのではなくひたすら勝つことに重きを置くスタイル。合理性を重視したがる主人公とは相性がいい。

表向きは仲良くやっていたのは、シービーと根本では通じあっていたからか、それともただの演技か。あたかも仮面を被っているかのように、極めて二面性が強いウマ娘。

 

 

 

【トレセン学園生徒】

 

・ビゼンニシキ

中等部一年生次席兼トレセン学園生徒会会員。入学試験においてルドルフに負かされたことを今でも根に持っている。

同期の中ではルドルフに次いで突出した実力を誇る。目上には礼儀正しいが、敵対する者には中々に容赦がない。ただし引き際も弁えており、選抜レース後には上手いことチームリギルに加入している。その後、主人公とリギルの間にある種の因縁を生むこととなった発端でもある。

 

もし実装されていたら、シービーの立ち位置にまるまる置き換わっていたであろうウマ娘。

 

 

・マルゼンスキー

中等部三年生。トレセン学園生徒会副会長。

現役学生かつレギュラー陣の中では最年長。年齢以上の貫禄があり、実力もそれに見合っている。

いいところのお嬢様であり、その育ち故か所々世間とセンスや感覚がズレている部分もあるが、極めて有能なウマ娘であり学園からの信頼も厚い。

既に車を運転しているが、この世界では免許取得年齢が低いので合法。まだ捕まっていないのでゴールド免許。警視庁騎バ隊の最優先監視対象。

 

 

・カツラギエース

中等部二年生。シンボリフレンドのチームに所属する逃げウマ娘。

天真爛漫かつチームのムードメーカー。ただし実力は確かなもので、粒揃いの同期の中においても指折りの強者として認識されている模様。マルゼンスキーには可愛がられている。シービーのことは親友兼ライバルだと思っている。

ジャパンカップでは、シンボリフレンドの尖兵として三冠バシンボリルドルフに初めて土をつけ、ついでに当時は同じチームだったシービーも負かして日本ウマ娘初の制覇を成し遂げた。

 

 

【トレセン学園職員】

 

・駿川たづな

トレセン学園理事長秘書。年齢は不明。家族関係も不明。どうやって今の地位に就いたのかも不明。その実態は謎に包まれている。

ルドルフ共々前々から顔見知りだったためか、主人公を目にかけている。長らく理事長の側近を勤め、時には代理をこなすこともあるためか、事務方では理事すら凌ぐ影響力を誇る実質的な学園のNO.2。

それに見合うだけの給料は貰っているらしいが、肝心の使う時間がないらしい。

普段は裏方に徹しているが、レースには一家言あるという。ただし理事長曰く指導者には向いていないそうな。

 

 

・シンボリフレンド

トレセン学園のチームトレーナーであり、主人公の指導教官。

良かれと思ってしたことが、様々な想定外によってことごとく裏目に出尽くした報われないウマ娘。同時に元凶でもある。

一応本人も負い目があったのか、推薦移籍を蹴った主人公にも特に制裁は加えなかった。が、それそれとして思う部分もあったのか後々ジャパンカップでしっかりとやり込めている。しかしその数ヵ月後にはシービーを取られてしまった。

 

 

・先輩

シンボリフレンドのトレーナーとしての同期であり、主人公の義理の兄。

かのマルゼンスキーを担当としているが、サブトレーナーを指導するには至っていない。決して評価が低いわけではなく、単純にシンボリフレンドの出世が早すぎるだけ。ストレスの結果か、最近妙に口調が荒い。

 

 

・桐生院葵

名門桐生院家の才女。主人公と同い年兼同期であり、彼から主席の座を奪った張本人。実は彼女もまた、模試で主人公の存在を知っていた。

文武両道を極めた結果、出自とあわさりかえって周囲から敬遠されている不器用な人。本人はあくまで皆と仲良くしたいと考えて行動している。物心ついて以来、ウマ娘のことばかり考えて生きてきたためかかなりの世間知らず。カラオケでは童謡しか歌えない。

地道にスカウトを重ねた結果、選抜レースでとある白毛のウマ娘を捕まえた。

 

 

・樫本理子

元URA幹部であり、現在は中央でトレーナーを勤めている。

学園に数多いるトレーナーの中でも屈指のやり手らしい。アスリートの指導者ながら運動神経はかなり覚束ないものの、それを補って余りある頭脳を備えている。学園に所属していながら、その上部団体であるURAにも太いパイプを持つ特殊な人物。

 

 

・秋川やよい

トレセン学園理事長。代々その職責を担う秋川家の人物。

つまり縁故で今の立場に就いたわけだが、それを微塵も感じさせない豪腕かつ辣腕。見た目通りの年齢でありながら、駿川たづなと同等かそれ以上の業務を日々こなす超人。審美眼に長け、実はトレーナーとしてもずば抜けた実力を備えているものの、それを披露することはそうそう無い。ただトレーナーの上位陣はそのことに勘づいている模様。

 

 

【記者】

 

・とあるゴシップ紙の記者

中年の男性。昔は大手の新聞社に勤務していたが、度の過ぎた取材行動の数々で追い出された。たまたまツテのあったシンボリ家を頼って今の地位にを得たものの、それが弱みとなってシンボリの操り人形となっている。

情報収集能力についてはかなり優れているものの、保身だけを考えて生きてきた結果、記者としては及第点以下。トレーナーとして生まれたてほやほやの主人公すらやり込められない程度。

 

 

・乙名史悦子

月刊『トゥインクル』に所属する雑誌記者。

レースに向ける情熱は本物であり、その知識も並みのトレーナーを凌駕する程のもの。相手の言葉を針小棒大に解釈する癖と引かず媚びず省みない取材スタイルが持ち味であり、ネタには恐ろしいまでの嗅覚を発揮することから、全トレーナーから警戒されている。総じて厄介の一言に尽きる人物。

 

 

・藤井泉助

フリーライター。記者としての地位はそこまで高くないが、豊富なコネに巧みな話術、複数言語を堪能に操る高い知能に交渉術と、かなりスペックが高い。ただし乙女史記者ほど狂えないため、トレーナーには度々返り討ちにされている。

結果としてルドルフのアシストをする形となったが、彼女にはいまいち良く思われていない模様。しかし本人はそれも人脈の一つと前向きに捉えており、後々オグリキャップに絡んだ直談判すら決行している程。

 

 

【その他】

 

・トウカイテイオー

トレセン学園期待の新人その一。

ルドルフに憧れて中央の門を叩いた。無敗の三冠ウマ娘になると言って憚らないが、それが許されるだけの余りある才能を秘めている。

 

・メジロマックイーン

トレセン学園期待の新人その二。

由緒正しきメジロ家の令嬢。実家同士縁が深いためか、シンボリの最高傑作たるルドルフともかねてから交流がある。シンボリ経由で主人公とも顔見知り。トウカイテイオーとは旧知の仲。

 

 

 

 

設定資料

 

 

 

 

・推薦移籍

サブトレーナーが指導教官(チーフトレーナー)から卒業認定を受け、正式にトレーナーとして独立する際にチームからウマ娘を譲り受ける制度。

トレーナー業界における次世代育成を目的としているが、チーフトレーナーと対象ウマ娘にはまずメリットが無いことから、成立には両者の同意と学園からの認定が必須となる。

新人トレーナーにとっては垂涎の的であるが、全員が全員受けられるわけではなく、チーフトレーナーの方針や人間関係によっては当然に拒否される。ましてや認められた推薦移籍を新人の側から蹴るのは、破門されても文句を言えない暴挙である。

 

 

・選抜レース

毎年何回かに分けられて開催されるレース。上級生でも担当のついていないウマ娘はこれに参加することとなるが、初回である五月最初の週は新入生のみが出走する。

それぞれの特性に合わせて芝とダートに振り分けられ、そこからさらに距離を選ぶこととなるが、天候には左右されないため、自身の得意なバ場状態が回ってくるかは時の運である。

 

 

・伴走バ

初回の選抜レース時、新入生たちのペースメーカーとして参加する上級生。割り当てられる枠番は確定で大外。

一瞬のファンサービスの面もあり、学園でもスターと呼ばれるウマ娘はだいたい参加する。作中でもマルゼンスキーが別のレースを走っていた。トレーナーからのスカウトを争う立場ではないため、普通はここで本気を出すこともないが、それでも上級生に勝てば最高のアピールとなるため新入生たちは必死に先着を目指す。

 

 

・桐生院家

トレーナー界における名門中の名門。過去に何人もの中央トレーナーやURA幹部を排出しており、レース業界に隠然たる力を持つ。匹敵出来るのはシンボリやメジロといった名家お抱えのトレーナーぐらい。

なにかと辛い立場に立たされることも多いトレーナーたちの、擁護者としての側面もあるという。

 

 

 

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