いや忙しいんですよ
忙しいですけど深夜テンションで書いてたら書き終わったんで出します()
あとごめんなさいマジで七罪のキャラ崩壊(シリアスな方での)注意です
殿町のメンタルが弱すぎるのが悪い()
______なぜ君を私の側近に置いたかだって??
______『お前にとって俺はただの実験動物だろう?か……たしかにそうかもしれない』
_______『でも私は君のその目がとても気に入ったのだよ。トノマチ・ヒロト』
_______『その感情を失ったと自分では思っているが……いるがそれは間違いだ。』
_______『君は感情を失ったふりをして、自分の仲間を
沢山見殺しにしたと言う耐え難い現実から、ただ必死に
逃げようとしているただの惨めな小動物のような目をしてる。』
_______『その自分の建前と自分の本音を
理解できてない君を真に絶望させたいのだよトノマチ・ヒロト』
_____『まぁこれが君を側近にする理由だが、
君にとって不利益なことでもないだろう?』
『君は私の側近という事で、君はその力を他のDEM
の社員に目をつけられて、また実験材料にされることはない。』
『私は君がいつか絶望する姿を近くで観察することができる。』
『利害の一致じゃないか。』
________『さぁだから私に君が絶望する姿を晒してくれ』
_______『そして私を興奮させてくれ、その感情を捨てたと思い込んでいるその"目"の変わる瞬間を』
_________________________
「…………………ッ」
DEM日本支部精霊管理室の隣にある自分専用に作られた、
個室で殿町は寝ていた。
個室の窓から少し見える、明るすぎない光この部屋を照らしている。
時計を見ると朝の5時。早く起きすぎたようだ。
七罪とコミニケーションを取る時間は午前7時からなので少々早く起きすぎた。
「……ったく朝っぱらからゴミのような夢を見たぜ……」
アイザック・ウェストコットの側近になぜ俺のような使い捨ての実験動物が置かれたのか疑問に思った事を奴にぶつけた時の記憶が、俺の中で気がかりになっているらしい。
この夢と仲間達が俺の足や手を掴んできて、深い深い暗闇に引きずり落とそうとする夢を何回も何回も見てしまうため、俺は一時期不眠症になり睡眠薬抜きでは寝れない体になってきている。
ただでさえあの"実験"で『20歳までは生きられない』とまで直属の医者に言われているのに、睡眠薬なんて使っていたら、寿命なんてすぐに使い切ってしまうが、あの実験で見殺しにした俺には、長く生きる事が許されていいはずがない為問題視していない。
____ただ最近七罪と話すようになってからはあまり悪夢を見なくなった。
あいつは自己嫌悪が半端なくすぐ自分のせいにし出したり、俺に対して悪態をついたりするが、なんだかんだ俺との会話を楽しんでいるように思える。
あの俺が七罪の前で嘔吐物を吐いて二週間。七罪は徐々に俺に心を開いているように思える。
二週間話してみて俺とあいつは妹と兄貴のような関係になれたと勝手に思ってるが……
俺の一方的な考えかもしれないからあまり自惚れるのもこれぐらいにしとこう。
……まぁ俺には"家族"というもがあったかどうかすら覚えていないためこの想いは間違っているかもしれないが。
だが七罪とコミニケーションを取るのが今日が最終日だ。
いつも DEMに紛れ込む他社のスパイを秘密裏に拷問し、その送り込んできたその会社の関係者達を不慮の事故と見せかけて、暗殺したりする裏の仕事ばかりだからこの様な他人と1対1で雑談をするというとても楽な仕事をもらえて死体を見なくていい為メンタル的にも救われているところがある。
最終日は名残惜しいがしょうがないと割り切りこんな表の仕事ではなく裏の仕事に戻る準備をしておこう。
___________例えもう二度と会えない別れだったとしても。
「つっても早く起きすぎたからやることが無いな……ここは施設内を散歩でもするか……」
基本的に俺はこの施設内をウェスコットの権限で自由に動ける様になっているが
俺は起きたらまず、自分の体が鈍っていないか<顕現装置>の動作確認、及び訓練をしているためあまりこの施設内を歩くということが少なかった。
今日も<顕現装置>を使い模擬戦をやろうと思っていたが、あいにく今日は<顕現装置>メンテナンスの日のため大人しく散歩にでも出かける事にした。
「しかし相変わらず無機質なビルだな……」
内装は黒一色、会議の部屋や実験室などは白に染まっているが、白と黒しかないお世辞にもいいデザインとは言えない様なビルだった。
「散歩するって言ってもあまり何処かに行くとかいう目的がないんだよな……」
ビルの外にはウェスコトットによっていけない事になっている為。
施設内をうろちょろするしかないという状態。ここに知り合いでもいたら少しの暇つぶしにもなるんだが……
そう思っていた矢先遠くに金髪の見覚えのある女性がいた。
あの金髪のポンコツそうな後ろ姿あの女しかいない。
そう、エレン・メイザースである。
彼女に気が付いた俺は後ろから目を隠し彼女にちょっかいをかけることを心に決めた。
「エレンさ〜ん!!だ〜れだ!!」
両手を目に当てお決まりの彼氏彼女が言うお決まり台詞を平然とエレンの後ろでやった。
彼女に接する時はこれぐらいフランクに行った方が楽なのである(俺が楽しんでるだけだが)
「____<顕現装置>起動」
ん??今何か不穏な言葉がエレンさんのくちから聞こえた様な……?
その刹那エレンが瞬時に俺の手を振り解きエレンの剣が俺の喉元ギリギリで止まっていた。
俺はあまりの出来事に冷や汗が止まらず、瞬時に言い訳モードに入る事にした。
「待った待ったまった!!!!俺!!!俺!!!殿町宏人!!!悪い人間じゃない!!あんたの知り合い!!!」
「………なんだ貴方ですか……情けをかけるんじゃなくて、最初から首を跳ね飛ばして、その命を絶ってたら良かったですね」
「……ねぇいまさらっとやばいこと言わなかった??一応俺たち仲間だよね……!!?
なんでそんな血も涙もないのよエレンさん!!」
「やかましいですね……やっぱり首を跳ね飛ばすべきだったかしら」
「なんでそんな血も涙もないことを平然とした顔で言えるのさ!!鬼!!悪魔!!サイコパスババア!!」
「殺す……あなたは絶対に殺す!!!」
「なんで顕現装置起動しながら近づいてくるの……??ババアって言った事そんなに嫌だった……?待って無言で剣持ちながらこっちに近づいてこないで許してくださいぃぃぃ!!!!!」
俺はとんでもないエレンの地雷を踏んでしまったらしい。
そこからは日本支部のビル内での追いかけっこを3時間エレンの腹の虫が治るまでやっていた。
てかよく3時間も走れるな顕現装置ってすげーや……
……あの人に向かってババアって言葉は二度と言わないそう決心した俺であった。
3時間も経った為七罪とのコミニケーションという俺の仕事に就くために急いで俺はエレンの目を盗み、七罪が待っている精霊管理室に向かっていた。
そして精霊管理室に着き七罪との会話の話題などを考えていたら______扉が開いたと思ったらいきなり、ゴッッッッ!!!と七罪からのドロップキックがかまされた。
「……遅い!!遅すぎる!!何時間待ったと思ってるのよこのバカ!!」
俺は七罪の前で正座をさせられてた
七罪はとても怒ってる今では七罪の顔が鬼に見えるレベルでキレてる。
「…………返す言葉もございません」
流石に1時間も待たされたら誰でもキレる。
時間を守るのは会社に勤めてる人の最低のマナーだ。
それを破るなんて俺はウェストコットの側近失格だ。
………てか奴の側近を辞められるなら今すぐ辞めたいんだが
「てか、あんた……汗だくじゃない何があったのよ……」
一応七罪さんもまだ人を心配する心があったらしい
鬼に見えたのは幻覚だった……?
「なんか失礼な事思った……?」
「いやそんな事思うわけないじゃないですかははー」
的確に俺の考えてくる事あてるのこえーよ
あんたは超能力者か?いや精霊だったわ……
「いやーこれはですね……あのなんと言いますかー………ある女の人に殺されそうになったんで必死に逃げてたと言いますか……」
まぁ事実だからしょうがない
本当に殺されると思った命の危機に瀕してた。
「あんたほんとに何やらかしたのよ……」
七罪は呆れたように俺も見る。
誰でも殺されかける様な地雷を踏む様な人間に対して呆れるのは当たり前だと俺も思う。
「で、今日があんたとのこの変なやり取りもも最後って訳よね……?」
七罪が若干少し寂がってる様子で俺に向かって言った。七罪は俺との会話を少しでも楽しんでくれていたらしいく、俺も嬉しいがこれでお別れとなると考えると少し寂しい気持ちになる。
「まぁ……そうなるな」
俺は少し息を置いて変えられない事実を告げた。
いくら嘆こうがいくらこのぬるま湯のような生活が恋しいくても
明日からはまた裏切り者、反逆者、対抗組織を拷問をし、情報を出しそして殺す。あの現実が帰ってくる。
そして七罪は恐らく第二の精霊のように実験モルモットのように扱われ胸に一生取れないトラウマを植え付けられる。
それを知っていながら俺は七罪との日々を過ごしていた。
やはり俺は七罪に最後まで伝えない心に決めていた、どうせ録音されているだ反旗を翻すなら最後がいい。俺が少し騒動を起こしたぐらいじゃウェストコットは俺を即座に殺したりはしない。奴も俺の人才的価値は知っているあの実験の唯一の成功例なのだから
「……あんたは私みたいな陰湿で口数が少なく見窄らしい女と話してて嫌悪感しか出なかっただろうけど」
「私は……その……楽しかったわよ……あんたとの会話」
七罪は自分の事を大袈裟に過小評価する癖があるが俺はもちろんそんな事を思ってない。
むしろこちらが感謝したいぐらいだ。
死体しか見ないこの仕事にこんな少女と話す事が仕事になるなんて。
「確かにお前は陰湿で口数が少なく見窄らしい女だよ特に胸と身長が」
「なっ……!!胸と身長は関係ないでしょ胸と身長は!!!」
まぁ本当の事だからしょうがない
胸と身長がでかい方が俺は好みなんだよ
残念ながら俺の好みと反対なんだ出来てせいぜい妹だよ
「________けどお前は俺の人生の中で一番の救いだった短い期間だけど俺の人生で一番楽しい期間だったよ」
「____ありがとう七罪」
俺は心の底からこの臭い台詞を吐いた。
俺が生きてる中で関わる人間なんて DEMの人間か死体しかなかった為俺にとってのこの会話は例え精霊だとしてもたった一人の無垢な少女と会話をする事ができるとても楽しい時間だった。
だがそんな楽しい時間もこれでおしまいだ。
俺はこれから七罪がどうなるか知ってる。それを伝えてそして逃して俺たちの関係はおしまいだ。
「……っふん!!そんな嘘丸見えのお世辞私に言っても意味ないわよ!!どうせあんたはASTの育成機関に帰ったら『あの女と喋るとか地獄だったわ〜マジゴキブリと一緒にいる方が楽しい』とか思ってるんでしょ!!」
「おいおい……」
七罪の中の俺って一体どんな風に思われてるのだろうか……てか育成機関に行ってるって嘘ついた事忘れかけてたぞ……
2週間前に適当に吐いた嘘こいつは忠実に覚えていたのか……
結構アホの子なのでは……?
結局七罪には嘘の情報しか教えて無くて
俺の正体や過去を教えないまま終わったな……
このまま言わずに逃すか……?
……七罪に隠し事をしたまま永遠のお別れってのも嫌だな
俺の過去を聞いて七罪に罪を懺悔するか……
「まぁ最後だから言っておくか……俺の本当の正体と過去」
「……??あんたはASTの育成期間に通ってる一般市民じゃないの……?」
これを聴いたら七罪は多分俺の事を軽蔑するんだろうな
俺は仲間を何人も何人も何人も裏切り者を何人も殺してきた
この俺を好いてもらおうなんて演技してた
俺が間違いだったんだ
「……俺は本当はDEMに徴収された孤児なのかどうかもわからない記憶がなかった。帰る場所も家族、友人も覚えてない。ただ白い部屋にいた子供だった________
俺は七罪に嘘偽りもなく全てをぶつけた。
俺が記憶を消されて過去に謎の実験に付き合わされて仲間が次々に怪奇的な死を遂げる中その唯一の生き残りだった事。
七罪の能力で子供化した時に発狂した時はその目線が俺の過去のトラウマを掘り起こしてしまって取り乱してしまった事。
ウェストコットに対しては恐怖で刃を向ける事ができなかった事。
その後ウェストコットの側近としてDEMに反旗を翻す裏切り者この手で何人も殺してきた事。
「……ってわけなんだ」
「最後まで聞いてくれてありがとうな……七罪 DEMはこんな組織だ俺が囮になるから、その間に逃げてくれ、どこか遠くにまたDEMに捕まらないように」
七罪は俺の話を黙って聴いてくれた。
七罪はこの過去を聞いてどう思うだろうか
俺の心の弱さに怒るだろうか、俺が仲間も見殺しににしてその後の上の言いなりに人殺してきた事に気持ちが悪いと引くだろうか、それとも俺がこんなクソ野郎だと知って軽蔑するだろうか。
だがどれでもいい。
俺は最後に七罪にこの事を言っておきたかったんだ。
唯一信頼できた存在だったから
唯一俺を一人の人間として話してくれた存在だから
唯一俺に"楽しかった"と言ってくれた存在だから
俺は七罪にどう思われてもいい
ただ俺の話を聞いてくれた事に感謝の気持ちしかない
「ありがとうな俺の昔話を最後まで聞いてくれ___「あんた」
「えっ?」
「……あんた泣いてるわよ?」
俺は一瞬困惑した。
自分の頬を触ると確かに頬が濡れて涙の跡があった。
「……本当だ。どうしてだろうな。ハハッ……俺感情は捨てたって思ってたはずなのに」
「……もしかしてあんたは自分の罪を自分と関係ない誰かに懺悔したかったじゃないの?」
そうなのかもしれない
誰かに裁いて欲ししかったのかもしれない
仲間達に引きずり下ろされる夢を見る現状をどうか変えて
裁かれて殺されて死んで
仲間達のもとに早く行きたいのかもしれない
けど七罪と言う唯一笑えて話せた仲の少女に裁かれるのは怖かった。これがエレンだったら簡単に裁かれる事に対して躊躇はなかったと思う。
だが俺のギャグで笑ってくれた彼女に
俺を心から笑わせてくれた彼女に
発狂をさせた事を心から謝ってくれた彼女に
罵倒されるのは死ぬより恐ろしい事だと今になって感じた
「……………………ぁぁ……」
俺は表情を変えず近づいてくる七罪に
恐怖を感じてた。この罪を責められるんじゃないかって、七罪に完全に軽蔑されるんじゃないかってさっきまでは何を言われてもいいと思っていたのに。
「あっ……ぁ……」
一歩一歩と近づいてくる七罪に俺は、あの夢に出てくるウェストコットに近づかれた時に近い物を感じていた。
逃げ出したかった、けど足は震えて言う事をかない俺はこのまま七罪に殺されてもおかしくないと思うほどの恐怖を感じていた。
そして七罪は俺に目の前にきた瞬間。
________七罪のその小さな体が俺の大きな体に覆い被さる様にを抱きしめていた。
理解ができなかった。
俺はてっきり残り僅かの精霊の力を使って裁かれる思っていた。
何故のこの少女は抱きしめているのか
何故の少女は俺の頭を撫でているのか
_______何故この少女の胸はこんなにも小さいのに記憶から消された母親の胸の中のような安心感を感じれるのだろうか。
「殿町……あんたね自分の罪を誰かに懺悔して赦されたかっんだと思うそれを自分では気づいていなかったけど」
「あんたがどんな思いでこの人生を生きてきたのか私にはには理解できる。___実はね私にはいつもいつも暴力を振るってくる母親がいたの。私はどうする事もできなかった。食べる物も学校の給食だけ、学校が休みの時は調味料が主食だったけ……」
「ある日ね、その母親が私に売春をするように迫ってきたの、それを私はもちろん拒絶した。けどねその母親は怒って私の首を絞めてきたの、だけどその時私の目の前に力を授けてくれる存在が来たの、その時私はその力を使って母親をカエルの姿に変えちゃったの」
七罪は俺を抱きしめながら自分の過去をポツリポツリと俺に言い聞かせながら泣いていた。
俺はただ聞く事しか出来なかった。
「その時は嬉しかったけどだんだんね自分で気づくんだ……私はただ愛して欲しかっただけなんだなぁって、それで私はその事を死ぬほど後悔したんだ、もうカエルになった母親の姿は見つからない多分今は何処かで野垂れ死んでいるんだろうなぁって」
俺と同じで罪をかるって生きてたんだと
でも自分とは違ってちゃんと罪と向き合ってた彼女
彼女はすごいその凄さは目を逸らしたくなる
自分を認めてくれるなんて否定したくなる
「俺は逃げてばかりだった!!!!逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて逃げて向き合いもせず!!!
ただ懺悔したら許されると思って殺されたら許されると思って!!
自分を裁いてくれる誰かが来てくれるって!!!
七罪の方が罪と向き合ってる分よっぽどすごい俺なんか罪から目を背けてばかりだ!!!弱い人間なんだよ俺は!!!」
「殿町、あんたはよーく頑張った。私の罪は母親を殺したってだけだけど……あんたの罪は後悔してもしきれないぐらいの大きな罪で誰にも懺悔せずにその罪を一人で背負い込んで生きていただもん。
向き合ってないと感じるならこれから向き合っていけばいい死ぬほど後悔して死ぬほど謝っていけばいいそれで満足しないなら私もあんたの中の過去に向けて謝ってあげる」
七罪は俺を否定してくれない。
何故なのだろう。俺はこんなにもクズでカスなのに
俺は生きている価値など微塵もないのに。
______________何故七罪は俺にこんなにも優しい言葉をかけてくれるのだろうか理解ができなかった。
「背負いこんでなんかない俺はただ怖いだけなんだ!!仲間が見殺しにした仲間が罪を思い出させてくるんだ……!!忘れるなって忘れたら次はお前の番だぞって……!!」
「殿町……私なんて一人自分の意思で殺しただけで罪の重さがすごいのに自分の意思じゃなく周りの子達を見殺しにした罪を背負っていってるって相当すごい事よ??」
やめてくれ、俺は逃げてきただけなんだ。
こんなクソ野郎にそんな優しい言葉をかけないでくれ。
「ぁぁ……あぁ…………」
「殿町と殿町が見殺しにした子は許さないかもしれない……だけど私は許してあげるあんた背負ってきた物をもし殿町が自分の事を一緒にかるってあげるあんたの罪を」
「ああああああああァァァァァァァァァァ…………………!!!」
俺は言葉が出なかった。
ただ七罪の懐で泣いて泣いて泣いて泣いて
こんなにも許してくれると言う言葉が自分の中で救いになってくれるとは思ってなかった。
今までずっとかるってた重い荷物が解かれたような気がした。
その後何分間かは七罪が抱きしめてる中で俺はただ泣いていた。
___________散々泣きじゃくった後俺と七罪は妙に気まずい空気の中にいた。
互いに臭い3流ドラマみたいなことをしてとても恥ずかしいのである
その雰囲気を俺は壊したくて七罪に声をかける事にした。
「まぁ……うんよかったぜ七罪の胸……貧相って言って悪かったあれはすごい母性の塊だった!!」
思いつく限り一番最低な褒め言葉を俺は言ってしまった。
……まぁ実際そうだからしょうがないよね???
「あんたこの雰囲気ぶち壊すためにとんでもないセクハラ発言するな!!!……どうせ私の体なんて『バッチい七罪菌がついた』って言われてその後鬼ごっこがDEMの中で始まるんでしょ!?」
「 DEMを小学生の集まりと勘違いしてないか!?いやどう考えてもこの雰囲気壊すにはジョークの一つでも飛ばさないと互いに気まずいだろ!!ってかなんであの抱きしめられてる時にそのネガティブ発動しなかったんだよ!!めっちゃ違和感あるわ!!」
俺は思ってた事を言った
だってねぇあのネガティブな七罪さんが急にあんなに子供を宥める母親のような母性あふれる台詞吐くんですもん何かに目覚めるとこだったよ??
まぁ俺は身長が高いお姉さん系が好みだけど??
「あの雰囲気でネガティブな自虐挟んだら逆に違和感あるでしょ!!
………あぁぁあんな小っ恥ずかしいこと言うんじゃなかった……!!!」
互いに今さっきの雰囲気はどこ言ったんだって言うぐらいのギャグペースの会話を繰り広げてた。
自分でもさっきまで背負ってた罪がどうでも良くなるかのように
「………………っぷははははははははは!!!」
「どうしていきなり笑うのよ……やっぱり泣いてたのが演技で私の黒歴史を笑いたかったわけ??」
やはり七罪は卑屈だ。
俺をウェストコットの呪縛から解いてくれた恩人だからもっと胸を張ってもいいと思うのだが
「違う違うこうやって笑えるのって七罪がきてからだなぁって思って……」
心からの言葉だった。
あの部屋での呪いは日々俺を苛んでいたが、七罪と話してる最中は考える事を辞められたためすごく感謝している。
「ふーん……まぁいいんじゃない??いきなり笑い出して気持ち悪いとは普通に思うけど」
七罪はドストレートすぎる感情をぶつけてきた。
「確かにそうですね!!でも傷つくからやめてください!」
このどうでもいい会話の中でも七罪と俺はまた一つ関係を深く出来たと思う。
互いに過去をぶつけ合って、お互いに泣きまくって、互いに笑い合えるどうでもいい時間がいつまでも続けばいいと思った。
「で、これからあんたはどうするの?」
七罪は俺の方に振り返り改めて聞いてくる。
「ん……?ああ」
俺は七罪に向かって
今ある俺の中での最適解を言った。
「俺が囮になるから七罪はここから脱出してく______」
パッン!と乾いた音がこの部屋に響く
そして後から来る頬の痛み
俺は七罪にビンタされたんだと今ようやっと理解した。
「あんたバカ!!?あんたは罪を背負うって言ったじゃない!!なんでそうやって罪から逃れようとして死ににいくの!?」
いや別にそう言うわけで言ったわけじゃない
ただ二人で脱出するより誰か一人が囮になった方が成功率が上がるとそう思っただけなのだが
「いや囮になった方が七罪の脱出できる確率が上がるだろ??だから俺は_________
「全然ッ!!わかってない!!あんたが生きてる事が罪の償いなのよ!!?あんたが死んじゃったらあんたが受けた実験は結果的に失敗に終わる!!あんたが生きる事が唯一の罪の償いなのよ!!!」
「っ……………」
俺はバカだ
なんでそんな単純な事に気づかなかったのだろう
俺は罪を一緒に背負ってくれる七罪が生き残る事ばかり目がいってて自分ができる最大の償いから目を背けていた。
「七罪……………ごめん俺が間違ってた……」
七罪が言ってくれなかったら俺は生き残るという罪への償いを完全に忘れただ無意味に死んでいった。
七罪と一緒に脱出しないと意味がない。
DEMから俺は出て俺は何か罪を償うための仕事をしよう。
そして一緒に過ごした仲間たちに俺はこんなにも幸せな生活をしている。俺はウェストコットに縛られない生活をできてると見せつけよう
「七罪……俺と一緒に脱出して2人でDEMにバレないように生活しよう。そして、俺は七罪を養う為の仕事をする。DEMに狙われないように精霊の力も封じ込めるための研究だってする。だから俺と……一緒に来てくれ」
「えっ……それ愛の告白……?悪いけど殿町の事は友達としてはみれるけど恋人としてはちょっと……」
七罪はちょっとリアルで引いてる様子で永久凍土並みに冷たい反応だった。
いやそこまで引かなくてもよくない?
俺泣いちゃうよ泣くよ??
一応死ぬほど小っ恥ずかしいセリフはいたんだけど???
「チクショォォォ!!!ここでも五河優先かよ!!五河のばかやろォォォォォォォ!!!……?五河って誰だ……?」
何故か五河と言う単語が出てきて何故か自分でもわからないまま誰だってなってるのなんなんだ……?
五河って本当誰だ……??
「まぁ二人で逃げる事に関しては賛成。ここから逃げるために私の力使えないしはあんたの力借りるわよ……」
七罪は一部ではあるが俺の意見になってくれた。
ここから始まる七罪との逃走劇。七罪とくだらない会話をして互いが互いを信頼し、時にはジョークも言う兄妹みたいな関係。
そう思うとワクワクが止まらなかった。
「まぁ二人で行くと護衛がつくって事だからお姫様はドーンと黒船に乗ったつもりであればいいんですよ!!」
俺は七罪にから目を背けて明後日の方向を見ながら高笑いをしていた。
_______________しかし七罪から返事はない。
少し不安になった。
俺は七罪の方を振り返って七罪の様子を見ると
七罪は背中から血を流して倒れていた。
"まるで剣で斬りつけられたかのような傷"
かつての逃亡しようとした仲間と同じような切り傷。
見覚えがあった。いや見覚えしかなかった。
「あああああああああああァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」[
俺は叫んだ。
七罪に仲間と同じような傷を合わせてしまったこと。
七罪を守ると言ったのに守れなかった不甲斐なさ。
そしてそれをやった"見 覚 え し か な い"奴の顔。
______「やあ、トノマチヒロト私に反旗を
翻して逃亡なんて面白い事を言うな君は」
そこには黒いスーツを着た白髪の男性と
______「やはりこの女に唆されていましたか
アイクの言う通りですね」
顕現装置をつけた金髪の髪の長い女の人が立っていた。
俺はこいつらを知っている
「ウェ……」
今1番会いたくなく
「ウェ…………」
俺の全ての罪の元凶
「ウェストコットォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!」
アイザック・ウェストコットその人がそこにはいた
えー七罪ファンの皆さん申し訳ない
絶対七罪さんはこんな優しく
微笑んで包み込むみたいなことしませんよね
書いてて自分でもあれ?って思ったけど
そこは許してください何でもしますから
後半部分大幅に書き直したんで
違和感があったらちょっと言ってください修正します
書いてて思ったけどこれ完全に
リゼロのスバルで殿町要素ゼロやな……()