諸読者の方、お久しぶりでございます。大神です。
今まで更新が止まっていたことなど諸々の言い訳は後にして、まずはIS~神の名を冠するIS~挿入話 とある元旦の日和をお楽しみ下さい...
神夜Side
「・・・・・・兄さん、今日は元日です。今年はお参りしなくていいんですか?」
「行こうぜ、神夜。一年に一度しかない日なんだぜ?」
「場所は篠ノ之神社で良いだろう?此処からも近いし、私も手伝いをしたいし」
「僕は、初めての体験だから行きたいなあ」
冬休みなので家に帰って仕事をしていると、士音と一夏、箒、シャルが俺の仕事机の脇まで来てこう言った。
「ああ、そうか。もうそんな季節か。早いものだな一年というのは。日にちにすれば三百六十五日。時間にすれば――」
「・・・・・・兄さん、そんなことより行かないんですか?僕はシャルロットお姉ちゃんや箒お姉ちゃん、一夏お兄ちゃん、千冬お姉ちゃんだけじゃなくて、ラウラお姉ちゃん、リンお姉ちゃん、セシリアお姉ちゃん、山田先生にも会いたいです」
「ああ、そうだな。久しぶりに呼んでみるか」
そうして、俺は、いつものメンバーに電話をかけた。
~二時間後~
「ピーーンポーーン」
ようやく来たのか、玄関のチャイムが鳴った。
「はいはいどーぞ上がって」
「「「「「「「「お邪魔しまーす」」」」」」」」
あれ?呼んでない筈の四人までいるような気がするんですが?
そうですよね?楯無さん、虚さん、本音さん、簪さん。
「ああ、ちょうど寮で会っちゃて、付いて来ちゃったのよ」
「何?私達は居ちゃいけなかったの?」
「お邪魔でしたか?」
「そんなこと無いよね~かーみん?」
「お邪魔だったらすぐ帰るよ・・・・・・?」
「ああ、いえ、そういうわけじゃないです。ただ皆さん、家の事情で寮には居ないんじゃないかと思ってたので」
「・・・・・・あ、簪ちゃんに本音お姉ちゃん、虚お姉ちゃん、楯無お姉ちゃんまで居ます」
「久しぶりね、士音くん。明けましておめでとう」
「おめでとうございます」
「おめでとう~、しーくん」
「おめでとう、士音くん」
「・・・・・・おめでとうございます。今年も一年よろしくお願いします」
楯無、虚、本音、簪からの挨拶を受けた士音は頭を腰の高さまで下げてお辞儀までした。
「さあ、では女性人は向こうの部屋に振袖を用意しているので着替えてくれ。沢山あるから好きなのを選んで良いよ。箒は着付けのしかたが分からない人に教えてあげて」
「分かった」
「用意が良いわね。神夜君。じゃ、お言葉に甘えて・・・・・・」
「着たら神夜、喜んでくれるかな・・・・・・」
「紅君、私のサイズに合う物ってありますかぁ?」
「弾さん居るでしょうか・・・・・・」
「かーみん。着ぐるみみたいな振袖ってある~?」
「可愛いのってある・・・・・・?」
「了解した。私は茶道部だからな、着付けは大丈夫だ」
いやあ、すぐに言うことを聞いてくれると早いね。それに比べてこっちは・・・・・・
「えー私は良いわよぅ。着替えるのめんどくさいし」
「わたくしもですわ。私の美貌に合う着物なんてあるんですの?」
俺も忙しいんだからあまり余計なことをさせないで欲しいね。
「二人とも、着た姿が綺麗だったら一夏も振り返ってくれるかもよ?」
「さあ、どれ着ましょうかねえ!とびきり綺麗なのが良いわね!」
「どんなものでも、私の美貌で輝かせてみせますわ!」
強情なくせに操り方は簡単。人間って面白いね。さあ、次はこっちだ。
「さあ、士音お前も着替えるぞ」
「・・・・・・え?」
「え?じゃないよ。年が明けて初めての行事だ。ちゃんとした格好じゃないとな」
「・・・・・・そうですね。何着ましょう」
「一夏、お前も手伝え。それとも何か?お前も着替えるか?」
「いや、いらね」
「そうかい」
~更に一時間~
「遅せぇなぁ」
「・・・・・・女性の準備は男性より遅くなるのは当たり前じゃないんですか?」
「ぐぅ・・・・・・」
「ハハ、一夏より士音のほうが女性を理解してるようだな。年下に負けるってどうよ、一夏」
「うるせぇやい」
「そうだ、一夏。五反田兄妹にも連絡したらどうだ?人は多いほうがいいだろ?」
「大丈夫。もうしてある。虚さんが来たからには連絡しなきゃ駄目だろう?」
「おぬしも悪よのう・・・・・・」
「いえいえ、お代官様ほどでは・・・・・・」
「・・・・・・兄さん、何か忘れてないですか?」
「んー?カイトは肩に乗ってるし、士音はもう着替えてあるし、五反田兄弟には連絡してあるし、女性陣は今着替えてるし、千冬も・・・・・・」
「そうだ、千冬姉だ!千冬姉まだ寝てる!」
「ああ、やばい!起こさなきゃ!置いて行ったら殺される!」
「神夜、頼んだ!俺はまだ死にたくない」
「俺だって死にたかねえよ!、でもまあ、行くしかないんだろうな。士音のこと頼んだぜ?俺はちょっくら逝って来るわ」
「ああ、逝って来い」
~千冬の部屋~
「おーい、千冬。初詣行くぞ」
「ん・・・・・・初詣・・・・・・?」
「ああ、だから早く起きろ」
「もう一年・・・・・・」
んー、これはかなり難しそうだな・・・・・・
「分かった。もう一年間寝かしてやる。・・・・・・ああ、今年千冬の振袖姿見れないのか・・・・・・楽しみにしてたのにな」
「・・・・・・!(ピクッ)」
「仕方ないよな、もう一年間寝るっていうんだから、来年まで待てるかな・・・・・・。いや、待ったとしても仕事で見れないかもなあ・・・・・・うちは毎年大晦日とか忙しいのにたまたま今日だけ休みが取れたのに・・・・・・来年は無いかもな・・・・・・」
「・・・・・・!!(ピクピクッ)」
「もう未来永劫見られないかもな・・・・・・ああ、死ぬ前に一度で良いから千冬の振袖姿見たかったな・・・・・・綺麗なんだろうな・・・・・まあ、仕方ないか・・・・・・じゃあいってくるわ千冬」
「ッ!ま、まて!」
「ん?どうした、千冬寝るんじゃないのか?」
「もう大丈夫!目が覚めた!だから・・・・・・」
「だから?」
「だから・・・・・・私も初詣行く!振袖を着て!」
「おお!そうか、よかった!千冬の振袖見れて!さあ、下に沢山用意してあるから、早くな。みんな待ってる」
「ああ、待ってろ」ダダダダダダダダッ!
かなり簡単だった・・・・・・。
~リビング~
「なあ、神夜。おまえ千冬姉をどうやって起こしたんだ?すごいいきおいで降りてきて、これまたすごい勢いで髪を梳かして、すごい勢いであの部屋に入って行ったぞ」
「ん?ただ千冬の振袖姿みたいなあって言ったらすぐに起きたぞ?」
「恋する女の悲しい性だな」
暫くして部屋から、ぞろぞろ人が出てきた。
「一夏、ど・・・・・・どうだ・・・・・・?」
「あ、ああ。すごく・・・・・・かなり似合ってる/////」
「そ、そうか!似合っているのか!/////」
一番最初に出てきたのはやはり箒。
振袖は夏祭りの時みたいな白地に薄い青の水面模様にアクセントとして、朱色の鯉が泳いでいる。ところどころにおかれた若草色の水草がけして派手な自己主張はせずに脇役に徹している。髪は上で束ね、椿の花の簪をしていた。
「一夏ぁ!私はどうなのよ!!」
「一夏さん!わたくしはどうですの!?」
次に出てきたのは鈴とセシリアだった。
鈴は紫の生地にピンクのアジサイの描かれた
「いや二人ともそれは浴衣だからな」
「「へ?」」
「いや、へ?じゃなくてそれは浴衣だから。初詣に着ていくのは振袖だから」
「あっははははははは」
その言葉に俺は大爆笑した。面白半分でたった二着だけ入れた浴衣を二つとも持ってきやがった。おかしくて腹がよじれそうだ。あ、睨まれた。
「兄上!私はどうだ」
「神夜、これなんかどうかな」
その次に出て来たのはラウラとシャルだ。
ラウラは黒い生地に白い百合の花を入れた振袖に、髪を上で縛って、黒い百合の簪をしていた。
シャルは黄色い生地にラウラと同じように白い百合を入れた振袖だった。髪はもちろん縛り、白い百合の簪をしている。
「うん、可愛いぞラウラ。シャルも、とても似合ってる」
「・・・・・・シャルお姉ちゃんとラウラお姉ちゃん綺麗です」
「「ほ・・・・・・ほんとに(か)?」」
「ああ」
「えへへへ」
「そうか・・・・・・可愛いか・・・・・・」
「一夏君、神夜君どう?お姉さんの魅力に惚れちゃったかなあ?」
「ど、どうかな・・・・・・?」
その次は更識姉妹。
楯無さんと簪さんはお揃いで、淡い水色に、所々に赤と黄色い点がうってある。そして、肩には白いファーがある。
「ええ、似合ってると思いますよ。なあ、一夏」
「はい。簪もおそろいにしたんだな」
「へへっ、でしょう?」
「うん、お姉ちゃんと同じがよかったから。着付けもお姉ちゃんがやってくれたんだ」
「おりむー、かーみん。これでどうだ~」
「織斑さん、紅さん。これでいつ弾さんとあってもおかしくないでしょうか?」
その次は、布仏姉妹。
本音さんは持ち主の俺でもそんなのあったんだと思うような振袖を着ている。
モチーフとしては某国民的アイドルの電気ネズミだろう。
虚さんは、青い生地にススキ野原が描いてあり、そこに赤とんぼが飛んでいる振袖で髪をおろしていた。
「神夜、こんなの有ったのか?」
「さあ、俺も全部把握してるわけじゃないから分からん」
「紅君、織斑くんどーですか~?」
「神夜どうだ?似合うか?」
次に出て来たのは山田先生と千冬だ。
山田先生は深い碧の下地に青白い月が載せられていて、その周りには黄色い星がちらほらと見られる。
千冬は、黒の生地にススキ野原の中心にとても絵とは思えないような桜が咲いていて、胸のあたりに赤い月があることから、一本の夜桜の周りに大量のススキが広がっているように見える。正直、ここまで綺麗になるとは思わなかった。
「「・・・・・・・・・・・・」」
「どうした、神夜、一夏」
「いや、どうしたといわれてもな・・・・・・」
「なあ・・・・・・」
「変か?」
「いや、変というより・・・・・・すごく似合ってる。なあ、一夏」
「ああ、こんな千冬姉見たことない・・・・・・」
「そんなにか・・・・・・」
「む・・・・・・神夜。織斑先生と僕どっちが綺麗なの?」
「一夏!私と織斑先生どっちが綺麗なんだ!?」
「え・・・・・・どっちも同じくらい綺麗だ。ほんとに」
「もちろん箒に決まってるだろ」
「「「・・・・・・そうなんだ(か)」」」
そうして皆揃った所で俺たちは出かける
「私は無視ですかぁ?」
どこでも相手にされない山田先生だった。
~篠ノ之神社~
「おーい一夏!神夜!こっちだ!」
「一夏さーん!」
「!?織斑さん、紅さん!これは!?」
五反田兄弟の兄、ダダンダンダダンもとい五反田弾がいることに驚く虚さん。
「サプライズの方が面白いかと思ったもんなんで秘密にしておきました」
「今日一日弾のこと好きにしていいですよ。今年一年よろしくしていただくため前払いと思っていただければ嬉しいです」
「で、でも、私にはお嬢様をお守りするという使命が・・・・・・」
「大丈夫よ、虚。紅君レベルの人がこなければ私は平気。行ってらっしゃい。これは主人でもある私からの命令よ」
「お嬢様・・・・・・」
「大丈夫ですっていざとなった時は御守りするので・・・・・・一夏が」
「俺!?いや別にいいけれども!?」
「そういうことよいってらっしゃい。虚」
「はい!」
「じゃあ行きましょうか、虚さん」
「はい!行きましょう弾さん!」
「漢みせろよ、弾!」
「じゃあ、蘭ちゃんはこっちでね。楽しみなよ?」
「はい!分かりました紅さん」
ピロリロリン♪弾と虚がパーティーから抜けた。蘭がパーティーに入った。
「じゃあ、行きますか。箒、案内は任せたよ?」
「ああ、了解した。参拝場所はこっちだ」
「よし、行こうぜ皆」
こうして俺たちはIS学園生活二年目を向かえた。
来年はどんな一年が待っているのかを思い浮かべながら・・・・・・。
できることなら来年こそ、平穏な一年を過ごしたい。
今年はいろんなことがありすぎた。
しかし、それはそれで寂しいのかもしれない。
やっぱり、いつもどうりに過ごしてこそ、人間だ。
「なあ、神夜。おみくじ引いていこうぜ。どっちが運がいいか勝負だ」
「ああ、いいぜ?まあ、お前は女難の相が出ているのは目に見えてるけどな」
「・・・・・・兄さん、僕もやりたいです」
「そうだな。三人で競争しよう。一番悪い奴は今日の風呂掃除だ」
「望む所だ」
「・・・・・・頑張ります」
さて、如何でしたでしょうか。お楽しみいただけましたか?
久しぶりの投稿でまだ指の動きがトロい状態であります。
前書きでも触れましたが今回の投稿は本当に久しぶりのことです。大体2年あたりでしょうか?
これには訳があります。と言っても、とても下らないものですが...
あれは2年前の夏、まだプールの消毒液の匂いが恋しかったころ、出会ってしまったのだ、あの本と。
その本は、とても面白くて夏の暑さなんて吹っ飛んでしまった。それ以来俺は毎日その本を読んだ。読み終わっても最初の巻からまた読み返して、続編が出たら発売初日に買って、ドラマCDが出たら即予約して、気付いたらその本の二次創作まで読み漁っていた・・・・・・。
その本の名前は・・・
『魔法科高校の劣等生』
いや、これが面白いのなんのって。すぐのめり込みましたね。即決です。
去年の夏からアニメが放映されましたが中村の演技がすごいのなんの。DVD全巻買いました。アニメもダビングしてあんのに。馬鹿だね、馬鹿。完全に。
それからモバゲーでもアプリでもゲームが出て、今度はVita。凄いね。そのうち任天堂やXboxでも出そう。
まあ、この通りハマりにハマってIS所じゃなくなったていうね。
あ、でもGXは毎月購読してるし、OVAも買いました。シュガーハニーは勿論、特典付き。シャルロットホントかわいい。次は千冬さんヒロインがあるといいな。需要少ないかもだけど。
まあそんなことがあったので遅れました。ものすごく。諸読者の方にはホント申し訳ないです。
あと、今まで投稿したのは少し改訂しながら随時更新していく予定です。もうしばらくお待ちください。
でわでわ