IS~錬金術師は鈴と共に~   作:アイリエッタ・ゼロス

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会議

「集まったね、ノーブルレッド以外」

 アダムが報告を聞いた30分後、会議室にはアダムとサンジェルマン、そして三人の

 女がいた。その三人とは四大幹部であるキャロル・マールス・ディーンハイム、

 カリオストロ、プレラーティだった。

 

「さて。聞こうか、皆の意見をね」

「聞くってリアムの事でしょ?」

「まぁ、学園に送る方が安全なワケダ。情報を知られてここに攻め込まれる方が

 鬱陶しいワケダ」

「それに関してはそいつに同感だ。俺も新しい研究品を破壊されるのはごめんだ」

「リアムが行くのは心配だけど、あーし的にも二人には賛成」

 三人の意見には様々な思いがあったが、考えていることは同じだった。

 

「ふむ。君はどうだい? サンジェルマン」

「私としても三人の意見には賛成です。ですが....少々心配ではあります」

「ほう....」

「学園に行くという事はリアムの過去に深く関係してしまうかと....そうなれば、

 少々面倒が起こるかと....」

「あぁ....そういう事か」

「言われてみれば確かにその通りなワケダ」

「でもリアムの過去の記憶の殆どは局長が消したんじゃなかったの?」

 サンジェルマンの言葉に、三人は三者三様の意見を言った。

 

「いや、局長は記憶を消したわけじゃない。局長は記憶を封印したんだ」

「言う通りだよ、サンジェルマンのね」

「何でまたそんな事を....」

「殆ど酷い記憶だったからね、リアムのは。死なれると困るからね、起きた時に」

「だから封印か」

「でもちょっと待つワケダ。そんなに酷いなら消してやったほうが良いワケダ。なのに

 どうして残したワケダ?」

「あったんだよ、記憶の中に一つだけ」

「何が?」

「大切な記憶が、リアムにとってね。可哀そうだからね、そんな記憶を消すのは」

「「「「....」」」」

 アダムの言葉に、四人は何も言わずに黙って聞いていた。

 

「さて....リアムには学園に行ってもらおうと思う、僕の意見としてはね。ただし、

 行ってもらうよ。君達の中から一人か二人ね」

「あーし達が?」

「あぁ。支部を建てるんだ、日本にね。そこで支部局長を任せようと持ってね、

 君達の中から。ついでに護衛をね、リアムの」

「そうか。で、どうやって決めるんだ?」

「じゃんけんだ。行ってもらうよ、勝った人には」

「じゃんけんって....またわかりやすい運ゲーなワケダ」

「まぁ分かりやすくていいけど....」

 そう言いながら、四人は腕を突き出した。

 

「あ、言い忘れていたね、一つ。最初に負けた人には秘書をやってもらうよ。

 リアムの代わりにね」

 そんなアダムの言葉に四人は固まった。そして、同時に四人からはオーラの様な物が

 溢れ出した。

 

「(このじゃんけん....!)」

「(なんとしても....!)」

「(負けるわけには....!)」

「(いかないワケダ!)」

 

「「「「じゃんけん....ポン!」」」」

 

 

 

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