昼休みになり、俺は竜胆さん達と食堂に来ていた。そして、先に席に座って
竜胆さん達を待っていると誰かに声をかけられた。
「お隣、よろしいでしょうか?」
「あぁ、どうぞ....って、お前は....」
「お久しぶりですね、リアムさん」
「あぁ、久しぶりセシリア。半年振り以来か」
俺に声をかけてきたのはイギリスから本社に多額の資金提供をしてくれている
オルコット家の令嬢、セシリア・オルコットだった。
「そのぐらいになりますね。お変わりないようで安心しましたわ」
「そうか? セシリアはまた綺麗になったな」
「あら、おだてても何も出ませんわよ。....それよりも驚きましたわ。まさかリアムさんが
ISを起動させるなんて」
「偶然が起こした事故でこうなるなんて....人生どうなるかわからないものだ」
「そうですね。クラスは違いますが、何かあればおっしゃってくださいな。できる限りの
力にはなりますわ」
「ありがとう」
そう話していると、竜胆さん達が戻ってきた。
「お待たせリアム君....って、もしかしてイギリスの候補生のセシリアさん!?」
竜胆さん達は隣に座っているセシリアさんをみてそう驚いていた。
「他クラスの方に知っていただけているとは光栄ですね」
「ヴァイス君、セシリアさんと知り合いなの?」
「あぁ。セシリアはアルケミー社に多額の資金援助を行なってくれている方なんだ。
その契約の際に少し話す機会があって仲良くさせていただいているんだよ」
「お初にお目にかかります。イギリス代表候補生のセシリア・オルコットと申します。
以後お見知り置きを」
立ち上がったセシリアさんはそう言ってスカートを少し上げて頭を下げた。
「は、初めまして! 竜胆 カナエです!
「雨咲 奏です....」
「よろしくお願いしますね竜胆さん、雨咲さん。さて、私は失礼しますね」
そう言うと、セシリアさんはトレイを持って立ち上がった。
「セシリア、良かったら一緒に食べないか?」
「ありがとうございます。ですが、今日はやめておきます。同じクラスの人に誘われましたので」
「....そうか。じゃあまた」
「えぇ。失礼しますね」
そう言ってセシリアは歩き始めたのだが突然立ち止まって俺にこう言ってきた。
「そういえばリアムさん、クラス代表になられたそうですね」
「もう広まってたか」
「えぇ。私も代表になった際、トーナメントで当たった時はお手柔らかにお願いしますね」
セシリアはそう言ってこの場から去っていった。
「(少しは楽しみが増えたな....)」
俺は一人心の中でそう思っていた。
~~~~
「あ、ヴァイスハウプト。少し良いか?」
授業が終わると、月崎先生が俺に話しかけてきた。
「何ですか?」
「お前の寮の部屋の鍵だ。無くすなよ」
月崎先生はそう言って俺に鍵を投げてきた。
「ありがとうございます」
「特例で一人部屋にはしている。後、何だか知らんが大量に荷物が届いていたぞ。ちゃんと
自分で整理して管理しておけよ」
「わかってますよ。じゃあ、お疲れ様です」
そう言って、俺は自分の寮の部屋に向かった。そして部屋に着き、中に入ると部屋には
大量の段ボール箱があった。
「さて、取り敢えず片付けるか....」
そう呟き俺は段ボール箱開けていった。