Re:ゼロから始める魔女教改革(旧題:魔女教大罪司教の『傲慢』)   作:サンタルチア

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頭を空っぽにして読みましょう。
深く考えなくても大丈夫です。
色々ツッコミ満載なところはありますが一先ず読んでみましょう。


ジュースって誰?(疑問)

一旦状況を整理しよう。

ボクはどうやら『Re:ゼロから始める異世界生活』というアニメに転生?したらしい。

らしいというのはボクの前世の知識の中で()()()という魔女がいる作品はリゼロというアニメしか知らないからだ。

他にもあると言われたらそれまでだがボクはリゼロであると断言出来る証拠が目の前に()()()

 

 

「─────ッ!!!」

 

「──白鯨、ですか」

 

 

白鯨。その名の通り白い鯨だが水中ではなく空中を漂いながら霧を吐き出す災厄(『霧の魔獣』)

白鯨はリゼロの中で出てくる敵だ。

確かダフネが生み出したペット(食料)だった気がする。だってボクにめっちゃ自慢してきたもん。「これでお腹がいっぱいに!」って。

 

いやそうはならんやろ。というよりも白鯨を生みの親お前だったんかい自然発生かと思った。

 

そう言えばアニメでヴィルヘルム・トリアスがコレ(白鯨)に殺られた妻の仇を取っていたシーンを見たような見てないような。

 

 

「正直のところ今ここで白鯨を潰してしまうとどうなるんでしょうか?」

 

 

今白鯨を〜ぶっ壊〜す→テレシアが討伐しなくてもいい→ヴィルヘルムがケッチャコしない→魔女教LOSE(は?)

 

アレ?殺ってよくね?

 

 

 

 

「野郎、ぶっ殺してやる!!!」

 

「───ッ!!!」

 

 

言うな否やボクは白鯨へと向かって走り出した。そもそもコイツ四百年という長い歳月かけて悪さしてるならもう悪さする前に殺っちまおう!

疑わしきは罰せず(強制)。これが基本、原則、約束、ギアス。何言ってんだ?

 

 

「っと……ペットに負けるほどボクは弱くはないです」

 

「───ッ!?」

 

 

アニメでは三大魔獣の一角と言われていたが所詮はペット(ダフネの食料)なのだ。ダフネが生み出したものなんて結局は自己満の為の生きた人形。ダフネに喰われて終わりだ。

 

ボクと白鯨の距離が近づくにつれその迫力が顕になってくる。

だがボクはこれ以上の迫力満点なものをずっと知っている。

 

 

「その程度ですか?」

 

「───ッ!!!」

 

 

ボクに向けて巨大な口を開きながらその場で()()()()白鯨に安い挑発を送る。大体()()()()ってところかな……そう思うとボク自身の規格外さが窺えるな。

 

 

「一つ忠告しておきます。キミはキミが出せる最大限の全力を出したが志半ばでボクに負ける」

 

「───ッ!?」

 

「だからどうぞボクに見せて下さい。キミの、()()()()()()()()をボクは最大限の敬意を持って迎え撃ちます。最大限の敬意……そう!」

 

 

こんな感じで。

 

ボクは白鯨を敬いながら恭しく礼をした。

ボクの言葉が理解出来たのかは分からないが白鯨は三体に分裂して霧を吐き出しながらこちらへと突貫してきた。

普通の人なら自身の『死』を悟り、絶望の表情を浮かべるこの状況。

しかし、ボクは()()を見たい訳では無かった。だってそれは───

 

 

「──それはダメですよ白鯨。オリジナル(ダフネ)に頼った贋作のワザは…それはキミのではないです。因みにダフネは飢餓の魔眼って言うボクが名付けた型月にあるような魔眼がありまして……って聞けませんか」

 

「───────」

 

 

突然だがペルセウスの物語の中で鎖に繋がれたアンドロメダを助ける為にペルセウスが化け鯨を退治するという話がある。これは割と有名な話なのかもしれないけど化け鯨はどのようにペルセウスに退治されたと思う?

 

結論!

 

 

「メドューサの目が合って石になってしまった。この場合メドューサはボクになりますね。そしてキミはさしずめアンドロメダを襲う化け鯨。実に実に実にいい物語では無いですか!」

 

 

もしかしたらボクはペルセウスなのかもしれないがボクはアルゴル(悪魔の首)だ。なんでそんな知識知ってるかって?

星の名前ガチ勢です対戦よろしくお願いします。

 

こちらへと体当たりをしようとしていた白鯨だったがボクが頭を上げた直後に石になってしまった。周囲が明るくなってくる……あぁ、そんなもの(霧の能力)もあったんだった。

 

 

これ(白鯨)どうしよう?処理に困りました…放置でいいですね」

 

 

これで魔女教も……って待て待て。

そもそも魔女教って何時できたんだ?

ボクは石になった白鯨を後にし、思案する。

 

 

「えっと…今は魔女教という名前を耳にしてないからまだ活動はしていない。あれ?魔女教っていつ頃から活動しているんだ?」

 

 

確かペテルギウスが『怠惰』とか言っていたから少なくとも他にもいる訳だ……他って誰がいる?

 

思い出せ……どうしてアニメだけで妥協していたんだ前世のボク。

書籍もあったのに手を付けないとは…って言ってもアニメ見終わったの死ぬ前だった。

 

 

「サテラは封印された?からここからナツキ・スバルが召喚されるまで四百年ちょっとですか……え?」

 

 

四百年。

 

この長い時間で何をすればいいのか全く分からない。何かしら目標をたてないとこの先やって行けない。

独りで死ぬしかないじゃない!と、黄色い髪の魔法少女が言ってそうだがそんなものスルーだ。

 

物語に介入する?いやいや、アニメしか知らないボクに外伝とか原作に関わる事件なんて分かるわけないから却下。あ、でも鬼姉妹(ラムとレム)のエピソードは分か……んない時系列ががが。

 

 

ボクは前世の記憶を得ることになったが前世ではほのぼのしたジャンルを中心とした作品を見るただのオタクだったのだ。

ので、ボクはアニメにハマるきっかけになった某黒の剣士が活躍するアニメ以降バトル系のアニメなど有名所しか見てないのだ。つまりそこまで興味が湧かなかったのである。

 

魔法少女もの?ハハ、見事に騙されましたがなにか?(3敗)

だからなのかアニメを見た後に続きが知りたくて書籍を買う。といったような展開はバトルものでは割と少なかった。

 

 

「はぁ……もっと気になったものは即買っておけば良かったのですかね…」

 

 

ここに来て割と深く後悔しているが無い物ねだりしても仕方ない。

ならばどうするか。

 

結論!

 

吹 っ 切 れ た

 

 

「色々悩んでましたが今はここがボクの現実なのですからボクが自由にやっていいですよね?」

 

 

そうと決まったボクの行動は早い。

 

第一目標として主人公のスバルが来るまでにやさいせいかつ…じゃなくてこの世界が優しい世界になるように頑張ろう!

ボクは広い平原でそう決意をするのであった。

 

 

 

§

 

 

 

「先ずは不穏因子でしかない魔女教をどうするかですね」

 

 

てかここ何処よ?全然知らないところに出たんだけど…え?ルグニカで合ってる……よね?

 

 

「迷子になってしまいました…誰かいませんか!」

 

「──フリュ…………ていた……から」

 

「ん?何処からか声が……此方でしょうか?」

 

 

フラフラ歩いてしばらく経って途方に暮れそうになったが前方から人影が一つ見えてきた。

 

 

「あ」

 

「あ」

 

 

互いに驚愕するボク達。いや、だってこんなの誰だって驚くに決まってる。てかエキドナのところで面識合ったわ。

 

 

「えっと……久しぶりですかね───ジュース」

 

「は、はいお久しぶりでございますアルゴル様……ご存命で何よりです」

 

 

そこに居たのは緑髪の背の高い美青年であるジュースがいた。本当に久しい…最後に会ったの何時だったか……ん?今まで違和感なかったけど前世の記憶を思い出してすっごい馴染み深い容姿をしている……まさかとは思うけど───

 

 

「えっと…ジュース。今更聞くのは少し失礼ですがキミは()()()()()()という名前に心当たりはありますか?」

 

「?えぇ、それが私の名前ですから…それがどうかしましたか?」

 

 

スゥーーーーーーー(過呼吸)。

 

はぁ!?

 

 

「それにしてもアルゴル様はフリューゲル様の旅のご同行はなさらなかったのですね」

 

「え?そんなものがあったのですか?」

 

「はい、レイド様とファルセイル様とフリューゲル様、そしてボルカニカ様が『嫉妬の魔女』封印の旅ですが……」

 

「そのような誘いは無かったですね」

 

 

途端ボクとジュースに微妙な空気が流れる。

一つ言いたい。

 

フリューゲルって誰?

いやファルセイルとレイドは面識あるよ?レイドなんかは喧嘩売られたし。「激マブじゃねぇンかよテメェ」ってな感じて木の枝振り回してこられて正直ビビった記憶がある。あれ?なんだろう急に殺意が…。

 

てかジュースってあのアニメで散々敵キャラムーブしてた人じゃないですかヤダー。

どうして今の状態からあんなふうに(首の角度は90°(はぁと))なったんだ?

 

 

「そういえばジュース。魔女教というものを知っていますか?」

 

「魔女教、ですか?存じ上げませんが…それはなんでしょうか?」

 

 

ほう、魔女教知らないのか…えぇ知らないならどうすんだよ?まだ魔女教無いのか。じゃあなんでジュースは司教の地位にまで付けているんだ?

 

もしやジュースって魔女教創設者?

 

 

「具体的な目標は決めていませんがそうですね……サテラの悪評を世に知らしめないようにする慈善団体のようなものにしていこうと思うんです」

 

「なるほど……つまり魔女教なる慈善団体を作り、人々の誤解を解くように宣教するようなものでしょうか?」

 

「えぇそうです。ボクと着いてきてくれますか?」

 

 

気づけばボクはそのような事を口にしていた。どうしてこのようになったのかと言えばつまり…『魔女教が無ければ自分で作ればいいじゃないか!』と、悪魔のような発想を思いついたボクは結果このようにジュースへと提案した。

 

 

「物は試しです。その誘い、是非受けさせて頂きます。アルゴル様」

 

 

この日()()()創設者となった『魔女教』が誕生した。




主人公の権能はいずれ分かります。

感想であったのですが宗教改革とは言ってもそこまで本格的な改革はしないと思います。(そもそもこの駄作者に宗教改革云々の話は分かりませんので許してください何でもしますから)

次回からは色々主人公が策を考える時間です(withジュース)。


皆さんの好きなリゼロの男性キャラは誰でしょう?
因みに私はヴィルヘルムさんですね。
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