マリイア視点
敬愛すべきダーツ様が亡くなって八年もたった、今でも鮮明に思い出す。構成員に配られるオレイカルコスの欠片を用いたペンダント、私はダーツ様の信頼を得たのか欠片ではなく大きな粒の玉状の物を支給されたわ。
そのペンダント経由で指令を受けありとあらゆる場所へいきダーツ様の御意向に沿うように交渉をしてきたわ。そして気付いたら、ダーツ様直轄の諜報部のトップとしての地位を拝命したわ。
そして忘れもしないダーツ様が亡くなる前日にもしかりに、私の野望が潰えたら、遺されたパラディウス社と社員を束ねて欲しいと。
そして八年が過ぎた、かつては23の小娘も今では31……。
ダーツ様の遺されたパラディウス社の事業もそのことごとくがアメリカ等の列強国に接収され、遺された事業は考古学等の学術的な物くらい……。
社員も多くがドーマを抜けたわ。オレイカルコスの欠片を用いたペンダントが大量に私宛の私書箱に郵送され残されたのはダーツ様に心酔していた者達だけどそのほとんどがダーツ様は甦る等という戯言を言ってたけどふと現実を認識したとたん、ビルの窓から飛び降り自殺をはかったり、自宅で首を括ってたり……。残ったのは直属の部下であった私だけ……。
親はダーツ様の事を娘の能力を評価して側近としてくれた方と認識しており、結婚せずに働いてる私を家庭を持って落ち着いてみては?亡くなったダーツさんも、きっとそう思ってるのでは?と言ってきたが、私はダーツ様に忠誠を誓っている。ダーツ様が亡くなられた奥様と子供の事を大切にしてることも知っている。
結婚せずパラディウス社に全てを捧げる覚悟で遺された資料を分野別に仕分けてたらペンダントからダーツ様の声が聞こえた気がしたわ。
その声に従い指定された病院へいくとマーナーク島にあるパラディウス支社の男性が寝てたわ。
資料によると彼はマーナーク支社の社員でドーマにも所属してたけど八年にダーツ様が敗れパラディウス社の存続危機に陥っていた頃に武藤遊戯をはじめとした三人の襲撃作戦を立案したけど勿論拒絶され危険分子として地下牢に閉じ込められてたけど一月前に急に牢獄から出されて愛用のデッキが入ったアタッシュケースごと岬から突き落とされて漂流中に漁船に引き上げられて入院したとダーツ様から聞かされていたけどみた感じ酷い怪我もなく穏やかに寝ている姿を眺めながら起きるのを待っていたわ。
時刻は午前6時30分病院側には彼の勤め先の上司といって面会のために病室へ入ったのはいいけど起きる気配もなく顔をのぞきこんでると何かにすがろうとしたのか手を伸ばした際にわたしの胸を触られたけどこれくらいならまだ寝ぼけてたからそこまで怒る気はなかったのだけど揉まれたのならば話しはべつよ。
思わず左手で殴ってしまったけどその瞬間彼は片手だけで上半身を起こし此方の顔を視認し何かを口にしようとしたけど構わず馬乗りになって開いてた口に護身用の拳銃の銃口をねじ込んだわ。
さて……どうしてやろうかしら?確かダーツ様の話だと日本人男性の意識がある二重人格みたいな感じだと聞いたからその男性が表にでてくるように言おうかしら?
西城視点
人の気配を感じて耳に意識を集中すると、金髪の女性?がベッドサイドに来たので顔をのぞきこまれてるのを察して、手を伸ばして胸を触ってみて調子にのって揉んでみたらまさか……殴られて馬乗りになって開いてた口に銃口突っ込まれるとはおもわなんだ……。
てか何故私が?ジョージのなかに居ると分かったのだ?
疑問に思ってると彼女マリイアさんがダーツ様から私の存在のことを聞かされていたらしくどうやってパラディウス社の利権を取り戻すか、分野を絞るのかそれとも全てを取り戻すのか、ジョージとの話し合いで医療分の利権を取り戻す事を伝えが医療分野の利権確保はかなり難しいとのことだ……既に八年が経過してるからその間に確立した技術についは確立した会社その物であることには違いなく、技術交流ならば交渉次第では可能とのことだ。
目下の悩みはやはり自分の体がないことによる諜報や荒事になったとき、肉体を共用していることにより現状マリイアさんとジョージしか動けないことだ。早急に肉体を確保しなければならないがデュエルロボットにAIとして意識をインストール何てしても確固たる肉体がないのはいただけない。遊戯王の世界に転生したのなら己が肉体で一個の生命として根をはりたい。
この事を伝えるとどうやら考えがあるようだが倫理的に問題があるらしい。
パラディウス社宛の郵便物を配達しに来ていた青年が二週間前に交通事故にあい植物状態になったらしい。
その青年は祖母との二人暮らしでマリイアさんも家族ぐるみで付き合いがあったらしい。
そんな折りに孫の交通事故によって祖母はマリイアさんに孫が助からないかと聞かれたがその時は力になれないといったらしい。
マリイアさんの考えは海馬ノアや先代海馬社長が行った記憶データの電子化をした上で植物状態になってしまった孫に記憶を転写することで肉体の確保を考えたらしいがそれをしたらまず孫の意識は消える可能性が高いらしい。
この事を聞いた私は躊躇したがとりあえず祖母にこの案を伝えるらしい。他人の人格を孫に転写して肉体を生かすか記憶をそのままの状態で植物状態のまま生かし続けるか。こんなこと倫理的に問題がありすぎるが、提案として伝えるとのことだ。
マリイア視点
ジョージと西城茜の肉体を分離することについては案がないわけではないけど倫理的に問題がありすぎる。
この事を私によくしてくれたお婆さんに伝えるのは酷だけど入院費用も馬鹿にならないしデュエリストだったお孫さんの活躍を楽しみにしてたお婆さんのことを考えると頷きかねないのよね……。
気が滅入るわ……。
他者の記憶を転写することは遊戯王Rにてやろうとしていたことです。
肉体の確保についてはご都合主義じゃないか?といわれたらそれまでです。
投稿は不定期になります。
ですが必ず完結までかきますので楽しみにしてください。