437:名無しのトレーナー
また音沙汰なくなってる
438:名無しのトレーナー
1日経ってるけど、報告だと思うしなぁ
報連相は大事
439:ショウ
やっほ
440:名無しのトレーナー
待ってた
441:名無しのトレーナー
キターーーーーー!!!!
442:通りすがりの流星ネキ
おかえり
443:名無しのトレーナー
お前のことを待ってたんだよ!!
444:名無しのトレーナー
毎秒レスして
445:通りすがりの考古学者
おかえり。何か進捗はあったかしら?
446:名無しのトレーナー
進捗しかないやろ
447:ショウ
まぁそうだよねぇ
ざっくり説明すると……。ポケモン捕まえつつムラに戻ったんだけど、なんやかんやあって峠クイーンであるドレディアのことを黙っていたヒナツお姉さんがいま行方不明らしい。
ドレディアの影響でガチグマが暴れてたってバレたら、シンジュ団とコンゴウ団が争いかねない、から黙ってたんじゃないかって推測ね
で、今からヒナツお姉さんの匂いをたどって、ガチグマで捜索してるって感じ。
だからいまクマの上
448:名無しのトレーナー
熊
449:名無しのトレーナー
話が相変わらず飛躍しすぎなんよ
450:名無しのトレーナー
つまり仕事で部下が失敗したけど、その失敗のせいで他社との仲が悪くなるから、上司に言わないで自分で解決しようとしていると
451:名無しのトレーナー
ダメな子じゃん!!!!!
452:名無しのトレーナー
監督不行き届きってやつだ
453:名無しのトレーナー
ヒナツちゃん、責任を取ってクビになっちゃう
454:名無しのトレーナー
クビになったら、行く当てなくてポケモンの餌食に……
455:通りすがりの考古学者
大変じゃない!
456:名無しのトレーナー
ヤバいですね☆
457:ショウ
セキさんは争うつもりはなさそうだけど、亀裂が入るのは間違いないから……
ととと、とにかくヒナツお姉さんのところに行って、ドレディア鎮めれば結果オーライってことで!
458:名無しのトレーナー
力業だけど、それすればなんとか?
459:名無しのトレーナー
早業でヒナツちゃん探そうな
460:通りすがりの流星ネキ
キミたち、徐々にヒスイに染まってきたね
461:名無しのトレーナー
いかんいかん。冷静になってイモモチ食べなきゃ
462:名無しのトレーナー
このスレ見てると、普通にイモモチ食べたくなるんだよなぁ
463:ショウ
時々撮ってるあれだよね!
無性に食べたくなるし、団割で結構安いからつい行っちゃうんだよねぇ
464:名無しのトレーナー
ポケスタグラムにでもあげてほしい
465:名無しのトレーナー
そういやこの前シロ……考古学ネキ、ヒスイの研究発表してたよな
466:通りすがりの考古学者
やったわね。あれは真面目な奴だったから堅苦しくしたけど、もっと子供たちにも分かりやすいようにするイベントを企画してるわ
467:名無しのトレーナー
おお
468:名無しのトレーナー
それ言っていいやつなのか?
469:名無しのトレーナー
楽しみ
470:通りすがりの考古学者
……まぁ、大丈夫よ
471:名無しのトレーナー
なんか雲行き怪しい
472:通りすがりの流星ネキ
大事なことは早く言うべきだけど、そういうことは秘密にしておいた方がいいんじゃないかな
想像力が 足りないよ
473:通りすがりの考古学者
なぜかしら。この人にだけは言われたくないって思うのは
474:名無しのトレーナー
なんでか知らんけど俺も
475:名無しのトレーナー
ワイも
476:名無しのトレーナー
おらも
477:通りすがりの流星ネキ
何故か知らないけど、すみませんでした!
478:ショウ
なんか盛り上がってるねぇ
あー、シロナさんのヒスイ体験会行ってみたーい!
くそぅ、アルセウスにこんなところに飛ばされなかったら……
479:名無しのトレーナー
ショウちゃんは生きて
480:名無しのトレーナー
ネキは生きて
481:ショウ
あ、ヒナツお姉さん! 大丈夫ですか?!
482:名無しのトレーナー
見つかった?!
483:名無しのトレーナー
ぽい
484:ヒナツ
そっか、イモモチの匂いをたどって……
おいしかったし、コトブキムラもおもしろかったなあ
485:ショウ
……ヒナツお姉さんはどうしてこんなところに?
486:名無しのトレーナー
まーた音声入力モードになってら
487:名無しのトレーナー
恥ずかしいこと言うかもしれん
待機
488:ヒナツ
あたしは……。罰が当たったのか
ポケモンに追われ、足をひねっちゃった
489:名無しのトレーナー
待って、今座ってるってこと?!
490:名無しのトレーナー
エッチコンロ点火!!!
491:名無しのトレーナー
スゥーちょっとおみ足見せてくれませんか?
大丈夫治療するだけですし。大丈夫。私はスリーパーではありません
492:ユウガオ
いたいた。あなたがヒナツだね
493:ヒナツ
ひゃあ!?
494:名無しのトレーナー
かわいい
495:名無しのトレーナー
はいかわいい
496:名無しのトレーナー
くそっ! なんで映像がないんだ!
空気嫁アルセウスフォン!
497:ヒナツ
あ、あの……。ユウガオさん、あた……あたし、は……!
498:ユウガオ
このとおり謝りますよ
コンゴウの小娘と思い、あしらってたことを含めて
わしが悪かったね。申し訳ない
499:ヒナツ
え? あの、だって……
500:ユウガオ
ドレディアが荒ぶったのも、ガチグマが暴れたのも、あなたは悪くない。
むしろ2匹を助けようとしたんだろ?
なのにあなたの話を聞かなくてさ。これでは長く生きている意味がないよ
501:ショウ
ユウガオさん……
502:名無しのトレーナー
ええ話やなー
503:名無しのトレーナー
これは、部下が他社に協力を求めに行ったけど、他社が突っぱねたから部下が一人で頑張る羽目になったから、それを詫びるってこと?
ユウガオさん、なんか変わったなぁ
504:名無しのトレーナー
ショウちゃんと出会ったとき、めっちゃ塩対応だったのにな
505:ユウガオ
それで、その足はどうしたんだい?
506:ヒナツ
シズメダマの材料を集めていて、転んで足をひねって……。
そこの籠の中身もラベン博士にシズメダマの作り方を聞いて、作ってみたんだ……。
でもこれじゃあ……。
507:名無しのトレーナー
ヒナツちゃん……
508:名無しのトレーナー
泣きそう
509:ショウ
大丈夫です。
510:ヒナツ
……ショウ?
511:ショウ
大丈夫です。わたしがなんとかします。しに来たんです!
ドレディアは、わたしが鎮めます!
512:名無しのトレーナー
ひゅー
513:名無しのトレーナー
これは少年マンガ
514:ヒナツ
でも、荒ぶって危険だし。
ギンガ団の人にそんな真似させたら、今度は3つの団で対立が……
515:ショウ
ドレディアが荒ぶったからこそ起きたこの事件です。
元を鎮めれば、誰も何も言わないはず。
いざとなったら、わたしのせいにして追い出せばいいだけですし
516:通りすがりの考古学者
ショウさん?!
517:ショウ
わたしが勝手にやったってことにすれば、それで全部万事解決です
518:セキ
んなわけねえだろ!
519:名無しのトレーナー
セキさんだー!
520:名無しのトレーナー
セキさんインしたお!
521:セキ
オマエたちふたりとも、なあにひとりでしょいこもうとしてるんだ。
そんなに頼りないのか、オレたちは?
……うんまあ、頼りねえな。シンオウさまを見たこともねえし、ドレディアの異変も想像できなかった。
だがリーダーなら尻拭いぐらいはできる。
おい、ショウ! ヒナツがこしらえたシズメダマ、舞台の戦場まで運んでおくからよ!
あとは鎮めて、面倒なことはオレが引き受ける!
それでいいな?!
522:ショウ
セキさん……
523:ヒナツ
……リーダー
524:名無しのトレーナー
お、男すぎる!!!!
525:名無しのトレーナー
なんて強い響き! 俺が引き受ける!!!!
526:名無しのトレーナー
待って待って、今の録音で聞きたかった!!!!
527:通りすがりの考古学者
いい男ね。バトルが強いとなおいい
528:名無しのトレーナー
俺、コンゴウ団入るわ
529:名無しのトレーナー
俺も
530:名無しのトレーナー
ついていきます、兄貴!
531:ショウ
分かりました。鎮めます!!
◇
「なんで音声入力モードに切り替わってるかなぁ……」
アルセウスフォンを叩きつつ、目の前のキング場に目を向ける。
舞台の戦場。まるで何かのショーが行われるかのようなぽっかりと山中に空いた広場。
こさえたシズメダマをセキさんたちがわたしのそばに置くと、任せたと言わんばかりの力強く肩を叩かれた。
そうだ。今から森キングに続いて、峠クイーンと戦う。気合を入れろショウ。いつだってベストメンバー。このポケモンたちとともに、ドレディアを鎮める!
「見とるで、か。やっぱ心強いな、繋がりがあると」
多くの配信コメントと背中に刺さる託された責任の目線。
どこまでも人とは繋がりを求めてしまう生き物だ。未知の場所で心細かった心を癒してくれたのは、彼らやポケモンとの絆だった。
やれる。そうだよね、みんな!
砂埃の向こう側。渦巻く風に吹き飛ばされそうになる身体を必死に地面につなぎとめる。
風。違う、これは回転によって生じている、ただの暴風。
嵐の中から姿を現したのは黄金色に輝く一輪の高嶺の花。
ふわりと舞うその姿が風を生む。愛らしく腰が揺れ、香りが舞う。
理性を失ってもなお、踊り続けるバレリーナはまさしく本能で舞うクイーンだ。
「……なんか想像してたのと…………」
『きゅるるるーーーー!!!!』
「違うんですけどぉおおおおおおおおお!!!!!」
バレリーナが宙を舞うと、かかと落としの要領で地面に脚部を叩きつける。
着地と同時に発生するのは衝撃波と粉の波動。急いで回転して回避すると、それまでにいた場所がへこんでいるのが分かった。地面が、へこむほどの破壊力が分かった。
「分かったところで何もできないよ!!!」
これでキングクイーン戦は2回目だけど、相変わらず荒ぶったポケモンたちの破壊力が半端じゃない。
というか明確な殺意持ってますよね、これ?!
ヤバいって! 鎮めるって言ったけど、ジャンプするし舞うように動くから的が定まらない!
「とりあえず! シア、お願い!」
『ぶい!』
ボールから出てきたシアがジグザグに走りながら、ドレディアの注意を引くように動く。
手持ちの中ではおそらく一番すばやいシアだ。攻撃も分散させることができるはず。あとは、こいつも行こう!
「ムクバード、改めホークス、エアスラッシュ!!」
『ばーーーーー!!!!』
空中を切るように羽根が舞う。羽ばたいたと同時に空気の刃がドレディアに命中する。
が、黄金色のオーラのようなものに阻まれて攻撃が失敗してしまう。
「攻撃は無意味。なら飛び回るしかない!」
2匹+1人のかく乱行動によって、ドレディアの攻撃も散漫になってくる。そして気づけばスタミナが切れたかのように、両手をついて地に伏した。今が、チャンス!
「相手は多分くさ。ならフタチマルとビーダルはダメ。だったら、ポニータ! そしてデンボク、さん! お願いします!」
『ぽにーーー!!!』
『グマァアアアアアアア!!!!!!』
ポニータの青い炎をまとったかえんぐるまと、デンボクさんのほのおのパンチがドレディアに命中する。
これだけのほのおの攻撃、耐えられるものなら流石クイーンだけど、そんなスタミナもないでしょう?!
「シズメダマシズメダマシズメダマ!!」
完全なスキを与えられたわたしはそのままシズメダマを連打する。
その最中も力強いデンボクさんがドレディアの回復を待たずして抑え込む。
オヤブン個体だ。普通のリングマよりも力が強い。だから鎮められるまで抑えれると思っていたのだが……。
『でぃああああ!!!』
『グマッ!!!』
鋭い回し蹴りがデンボクさんの拘束を振り払って、ミゾオチにクリティカルヒットする。
たまらず腹部を抑えて、ダウンしたデンボクさんをよそに、ドレディアが膝を折り曲げて、空へと飛びあがる。
「まずい! ホークス、つばめがえし! デンボク、さん! きりさ……」
『ディアッ!!!』
つばめがえしによって軌道をそらしたかかと落としがデンボクさんの肩に振り下ろされる。地面をも揺らす一撃。衝撃波とダメージをその身に受け止めたデンボクさんだが、ただではやられなかった。
『ぐま!!!』
「デンボク、さん……!」
決死の馬鹿力でドレディアをその場に釘付けにする。
ドレディアが身動きを取ろうにも、両手の爪を食い込ませて獲物を逃がすまいと、捕えていた。
「ありがとう。シア、力業でんこうせっか! ホークスも続いて力業つばめがえし!!」
『ぶいっ!!!』
『ばああああああっっ!!!!!』
続く強烈な二撃はそのままひんしに追いやるほど。だけどそれじゃ終わらない!
これで終わらせる。この……!
「シズメダマでぇええええええ!!!!」
渾身の一投。宙を結ぶ緑の袋をその身に受け止めたドレディアの黄金が爆発する。
天へと昇る光。自分が自分であることを取り戻した証にドレディアの体から光が消えていく。
あぁ、綺麗だ。同時によかった、と。心の底から思うのだった。