ウイニングファーム興亡記   作:おたま

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海外の資料がないレースはウイポにいた馬をそのまま持っていきます。

基本架空馬となります。


1984~1985 年末と海外遠征

 

 

『大外通って岳邦洋(たけくにひろ)サクラユタカオーも上がってきている! さあ最後の坂です!ブラックスキー先頭!ブラックスキー先頭! 真ん中を通ってシリウスシンボリが来た! サクラユタカオー!岳邦洋(たけくにひろ)岳邦洋(たけくにひろ)!ユタカオーとシリウス!この2頭だ! 首の上げ下げ!首の上げ下げ!出た!出た!出た!最後はシリウス!!最後はシリウスシンボリ!!シリウスシンボリです!』

 

 

『スズマッハが先頭!スズマッハが先頭!今年最後です!最後の第4コーナー回った! ルドルフ出た!ルドルフ先頭だ!ギャロップも来ている!

サクラガイセン来た! 対決が見られるか!直線です!有馬記念の直線です! ペガサス!ダイナカール!そしてルドルフ! ルドルフ出た!ルドルフ出た!ルドルフ出た! 世界のルドルフやはり強い!3馬身4馬身!日本の大名馬達を離す!これからは世界に飛び立ちます! ルドルフ圧勝致しました!』

 

 

 

サクラユタカオーのホープフルSはシリウスシンボリの二着に終わった。だが、それでもアタマ差だ。

来年のクラシック世代は、朝日杯を勝ったミホシンザン。ホープフルを勝ったシリウスシンボリ。そして、サクラユタカオーの三強といわれている。

 

だが、悲しいことにターフの魔術師の岳邦洋(たけくにひろ)騎手は今年引退だ。これからは、調教師になるために試験等を受けると報告を受けた。

 

次の専属騎手は竹田作三郎(たけださくさぶろう)調教師からで、二代目天才と称される高原清輝(たかはらせいき)騎手となった。

 

高原騎手なら安心だ。最後に邦洋騎手からの進言があり、ユタカオーは2000mまでの中距離専門馬だといわれた。

ミドルディスタンスホースということだ。

 

来年も面白くなりそうだ。

 

 

 

有馬記念はシンボリルドルフの勝利に終わった。これでなんと8戦8勝無敗の四冠だ。

恐ろしい記録だ。

G1級最高無敗記録はクリフジの11戦11勝。

 

ルドルフはあと3勝で並び立ち、4勝すれば超えられる。

だけれども、海外遠征する予定なのでイスパーン賞、サンクルー大賞典、フォワ賞。そして凱旋門賞。の4戦を勝利すれば、無敗記録更新となる。

 

まあ、望みは薄いから過度な期待だけはやめておこう。

マスコミでもこのことは大々的に拡散されており、我々へのプレッシャーは増すばかりだ。つらいね。

 

でも谷平調教師とニイホリ牧場の方は燃えていた。

なぜならルドルフの祖父。谷平騎乗のスピードシンボリの凱旋門賞は失敗に終わっているので、その復讐をとばかりに張り切っているのである。

海外遠征の時はニイホリ牧場も金を出す!!と、電話越しなのに大声で話されていたから、相当入れ込んでいると見た。

 

そして年末。去年と同じく父が訪れ、0歳馬を連れてきた。今回は一頭のみだ。

話を聞くと、自分の馬主の権利を俺に与えたので、一口馬主になろうと思ったらしく、優駿クラブの馬を一口購入しようとしたら、ウイニングファームと関係を持ちたいということになったそうで、その馬をもらってきたそう。いつも通りに名前に冠名にシチー。勝負服は優駿クラブのものになるとこのこと。

 

 

いやクラブ馬はまずくない?

 

 

まあ、父のことだし何とかなるだろう。貰ってきた馬はイタリアンシチーの84。尾花栗毛のイケメンだ。

父がつけた名前はゴールドシチー。雄花栗毛だからそう。

 

 

暴れん坊だが、サクラスターオー、タマモクロスとすぐに仲良くなり、いっつも一緒にいる。

 

黒鹿毛、葦毛、雄花栗毛が三頭おり、カラフルだ。

 

 

そして、なんと年末の赤白歌合戦にハイセイコーの騎手だった、松沢末造(まつざわすえお)騎手が出演していた。「さらばハイセイコー」を熱唱していたのである。

競馬ブームによるものか。どんどんととんでもないことになっているなあ。

 

 

 

最後に、社対ファームやサクラ、ニイホリ牧場さん。千喜田牧場、メグロ牧場等の方々からなんと共同馬主を行わないかという提案が舞い込んできた。

 

なぜかというと、ウイニングファームの牧草や医療技術である。

 

最近高松医師がずっと居ついており、さらに歌劇さんも診療所をファーム内に作ったりと、世界でも指折りの獣医師が二人いるのだ。

 

さらに、その二人から自主的!に意欲的!に医療を教わったスタッフもたくさんいる。

すげえ優秀な方々しかいなくて正直びっくりしたのである。

牧場長の朝比奈さんも健康管理が高くゲーム的にはAはあるだろう。

 

サラブレッドの一番の弱点は体の弱さだ。

それをどうにかできるのならば、多少の利益の減少もやむなしという結論であろう。

 

基本的に放牧や、種牡馬入りした時にウイニングファームを利用する感じとなるとのこと。

そして、少しばかりのレースを選べる権利ももらえる。

該当馬の獲得賞金の3割ももらえるとのことだ。

 

今時点だと、ダイナガリバー、ニッポーテイオー、メジロデュレンの三頭だ。

頑張ってほしい。

 

 

 

 

 

 

 

『サンタアニタの直線です!300mです!我らがミスターシービーはまだ最後方!

いつ来るのか!いつ来るのか!ボタンサバが先頭!ボタンサバ先頭!ノーブルパーチは伸びません!そして内からマスクドオアシス!来ました!来ました!ミスターシービーです!のこり200!シービー行け!行け!ボタンサバに!ッ抜いた!抜きました!

半馬身くらい出て!ゴールイン!!1600m!マイル戦のフランク・E・キルローマイルハンデキャップ!!見事打ち勝ちました!

マイル戦でも文句なし!シービー4戦のアメリカ遠征!見事に1戦目を勝ちました!吉岡騎手右手を突き上げました!G1 6勝目!シンザンに並んだ!!!カツラギエースが作った道!シービーが一直線に疾走いたしました!』

 

 

 

『4コーナを回ります!残りは400!ミスターシービーいつも通りの競馬です!

先頭は逃げていたラケットローマンを追い抜いてプリンストゥルー!直線に入りましたレジェンドプロデューサー真ん中でスパートをする!ミスターシービーが来た!早い!いつもよりも早い!ダブルスタレント!ポッシブルナイト!内にインフィニットストラトス!シービーが、プリンストゥルーを抜いた!

残り200!差を広げる広げる!3馬身!4馬身!5馬身!!!強い!強すぎる!!圧倒的だ!!!見てくれ世界よ!先輩三冠馬の実力だ!ミスターシービー!強い!!!G2 チャールズウィッティンガムSを鮮やかに制しました!』

 

 

 

早くも5月だ。

 

シービーもルドルフも海外に今赴き調教の最中だ。

シービーは2連勝!アメリカでもなかなかの人気を博しているらしい。

 

そしてアメリカからのトウショウボーイへの種付依頼が増えていらしい。もしかしたら丸外でトウショウボーイ産駒がデビューするかもしれない。

 

 

生まれは常識破り。脚質は追い込み。三冠最後のレースは禁忌の走り。

人気になる素材が揃いまくっているということなのであろう。

 

このままBCターフを勝ってくれれば最高だ。

死んでもいいね。

更にルドルフも凱旋門賞勝ってくれればその場で死んでもいい。間違いなく幸せだね。

 

 

サクラユタカオーは共同通信杯を勝利し、皐月賞を期待したが、前足を栗東で調教中に骨折。ウイニングファームで療養中だ。

 

1年かかる大けがだったがスタッフの技量により、夏競馬には間に合うとのこと。予定では中距離専門なので、順調に進めば、札幌記念、毎日王冠、天皇賞秋。そして香港カップ。と2000。重視で行こうと思う。

 

 

ウイニングファームもさらに観光用でレストラン、バーベキューや馬ぞり、乗馬体験などやれることを増やしている。

 

最近だと、小学生の修学旅行の行先として要請があったり、中々観光部門は忙しい。

 

最近だと共同馬主でいろいろな馬が集まるようになったので、もしかして古今東西の名馬が集まるところになるかもしれない。

警備員さん増やさなきゃ。

 

 

 

 

 

そして無事に出産も終え、種付の準備中だ。

 

因みにステラーアイランドの仔は牡馬だったのでセントシンザンという名前になった。

 

なんと4月1日から両親がウイニングファームに訪れてそのまま一か月間居座られたのだ。

 

母は全然良いのだが、親父。仕事はどうした。一番忙しい時期でしょうが。決算が終わった瞬間圧力をかけた?

やめてやれよ。かわいそうじゃないか。

 

来た理由は単純でステラーアイランドの出産に立ち会うためと言う。

マジで自分の子供みたいじゃん。ここにも息子がいるのよ?

 

まあ、気持ちはわかる。なぜならシンザンは1984年で種牡馬を引退。この子はシンザンのラストクロップということになる。

 

 

素直に牡馬が生まれてよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

『イスパーン賞の枠入りは完了しております。1枠2番8戦8勝。無敗五冠馬のシンボリルドルフ凱旋に向けての1戦目であります。対抗馬は6枠12番。前年、そして全前年度の凱旋門賞連覇覇者。ロンシャンマエストロ。サガスがおります。3枠5番前年のイスパーン賞の勝馬クリスタルグリッターズがおります。大外11番、ブラックナイトが収まりまして…スタートしました!!いいスタートです!シンボリルドルフ!』

 

 

 

さて、イスパーン賞である。イスパーン賞は凱旋門賞と同じパリロンシャン競馬場で開催される芝1850メートルの競馬の競走である。

 

フランスの初戦として、フランスの芝に対応できるかという試金石なレースにもなる。

 

 

『先頭はオールドカントリー。オールドカントリーが先頭。2番手ドルフィンウインクル。3番手オーロラシステム。その後ろに豪州馬スピリットオブキングストン。5番手バットアリティバ。6番手ラシュカリ。後ろヘクタータリヴル。ブラックナイト。サガス、その隣に我らがシンボリルドルフであります。そして、最後方にクリスタルグリッターズであります。』

 

 

ルドルフと岡安騎手はサガスをぴったりマークしている

そうだ。そうやってサガスのルートを探し出してくれ。

 

 

『4コーナを回ります!直線です!直線です!ここからはフォルスストレート!偽りの直線が待っています!オールドカントリーが先頭です!ゆっくりと!ゆっくりとサガス上がってきました!ルドルフはまだ馬群の真ん中!馬群の真ん中!緑に白の襷!シンボリの勝負服!ルドルフは中間であります!』

 

 

そうだ。まだ仕掛け時じゃない。観客席から手汗がにじむ。

 

スピードシンボリの時は失敗した。

ゆっくり探してくれ。私と老雄の仇を取ってくれ。

 

『ここからです!ここからが勝負どころです!サガスが早めだ!早め先頭!真ん中にシンボリ!シンボリ!外にクリスタルグリッターズ!

3頭の競馬になるのか!残りは400mであります!サガス!リードは2馬身くらいか!少し早すぎたんじゃないか!?2頭が迫る!2頭が迫る!行けるか!?行けるか!?ルドルフ!?残りは200!200!ルドルフ来た!ルドルフ来た!クリスタルも来ている!サガス粘る!!どうだ!クリスタルいっぱいか!?クリスタルいっぱいか!?

ルドルフ!ルドルフ!ルドルフ!ルドルフ!ルドルフ!行け!行け!行け!差した!?差した!!差しました!ルドルフ!差しました!サガスをゴール板間近で差しました!!勝った!やった!!

9戦9勝!無敗の五冠達成です!』

 

期待してもいいかもしれない。

 

 

 

無敗の七冠。そして無敗の凱旋門賞制覇を。




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