アーテリーギア ~Commanders on the battlefield~   作:Boeing 737MAX-8

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どうも、現在進行形で世界(とメーデー民)からボロクソに叩かれている最新鋭機、ボーイング737MAX-8です。

あれはMCASも悪いけど燃費を向上させて訓練なしで737とほぼ変わらない物をよこせとか無茶や!ひどすぎや!




プロローグ

 

無数の降下ポッドが人類の故郷である地球へと発射される。

 

 

「ナビゲーションスタート。目的地を中立指揮管制艦「オートランド」に設定」

 

「間もなく大気圏に突入します」

 

地球からは降下ポッドに対して激しい対空砲火が浴びせられる。

 

「警告。外部装甲に高熱源体被弾。すでに傀儡との交戦状態にあると予想」

 

長く、蒼い髪を持つアーテリーギアが降下ポッドのシステムに対し、質問する。

 

「まだ指揮官との連絡はとれませんか」

 

「AG-01B 二オ曹長に返信、0422まで当該指揮官からの信号は確認できていません」

 

「プランBに移行。指揮権を私に移してください」

 

「了解、二オ曹長に指揮権を譲渡します」

 

「各員、直ちにハッチを開けて、衝撃に備えてください」

 

「…「オートランド」奪還作戦、開始!」

 

(指揮官…どうか無事でいてください…)

 

 

降下ポッドのハッチが開き、十字型に開き減速する。

 

 

オートランド号の艦上に落下し、二オは別のAGと合流する。

 

「ブルー、大丈夫ですか?」

 

「落下時にちょっとトラブルが起きたけど、けがはしてないにゃ。問題なく動けるにゃ!」

 

「了解しました。では、私の部隊についてきてください」

 

「あ、ちょっと待って…」

 

「どうかしましたか?」

 

「実は…無線機が壊れちゃって…任務のターゲットがわかんないのにゃ…」

 

「ユニオン艦隊の旗艦、オートランド号が未確認の傀儡師により襲撃されました。我々の目的は指揮官及び乗組員の救出。これが今回の任務の大まかな説明です」

 

「二オ曹長、前方より傀儡反応を検出しました」

 

二オと共に降下したAGがそう告げる。

 

「直ちに作戦を開始してください。各部隊は十字砲火を行い、傀儡化に注意してください」

 

 

 

 

 

――――

 

オートランド号、ブリッジ内。

 

 

 

「11番から35番までの隔壁を閉じろ!緊急用の脱出扉以外のドアは封鎖して溶接するんだ!それから窓のヒビを塞げ!」

 

「それからブリッジに傀儡が来ないように通路を爆破しろ!」

 

プーッ!プーッ!プーッ!プーッ!

 

「指揮官!火災警報が!」

 

ブリッジにある火災警報装置が反応する。

 

「わかってる!もっと消火器を持って来い!」

 

無線越しに大声で叫ぶ。

 

緊急脱出用のドア近くの火を消そうと消火器の消火剤を火に吹きかける。

 

「ん?おい!煙だ!」

 

緊急脱出用のドアから煙が流れ込んでくる。

 

「なんだと!?」

 

「直ぐドアを閉じろ!」

 

「ブリッジの換気装置の電源を入れろ!それからドアに空いた穴をふさげ!」

 

非常用の換気装置の電源を入れる。

 

「指揮官!火災は消えましたか!?」

 

「ダメだ…ゲホッ!…余計酷くなってる。酸素マスクなしじゃ息が出来ない」

 

「今から通路の非常用ドアを開ける」

 

「!?それは駄目です!そんなことをしたら…指揮官が「今はそれしか方法がない!ドアを開ける!」…死なない様に気をつけてくださいね…!」

 

「ああ、ドアを開けて火が消えたら教えるから、急いでブリッジにいる奴らを避難させろ!いいな!?」

 

「分かりました!」

 

 

 

 

 

――――

 

オートランド号、艦上。

 

 

 

「傀儡の残骸のデータ解析をお願いします」

 

二オは部下に頼んで傀儡の解析をしてもらう。

 

「承知しました。直ぐに開始いたします」

 

「…」

 

「どうですか?」

 

「DNA分析完了。この傀儡達は…オートランド号の乗組員です」

 

(こんなに短時間で傀儡化を…既にブリッジに傀儡師が侵入している可能性が高い。急いだほうが…!)

 

「偵察隊を3つに分けて、デッキ、艦首、艦尾より順番に傀儡師の捜索を―――「…二オ曹長!」…どうしましたか?」

 

二オは駆け寄ってくる隊員に視線を向けた。

 

隊員は自身の義肢を取り外し、黒い傷口を露わにする。それを見た周りのAGは、すぐさま数歩後退した。

 

「…「糸に」侵入されたのですね」

 

「はい…どうか自爆システムの許可を…」

 

「分かりました…許可します」

 

「レナス伍長…貴方の事は決して忘れません」

 

「…ありがとう」

 

ドン――

 

自爆システムが発動し、閃光と共に放たれた高熱がレナスを一瞬にして灰に変えた。

 

「…」

 

二オは先程まで戦友が立っていたはずの場所を見つめる。その目は微かに潤いんでいた。

 

そして彼女は再び視線を遠くの戦火に戻す。

 

「…やっぱり、AGでも傀儡化を完全に防ぐ方法はないんだにゃ」

 

ブルーはそうつぶやく。

 

「傀儡化しちゃえば…待つのは死だけ…」

 

「その通りです。傀儡化を治療する方法はありません。もし私がそうなった時は、ためらわずに撃ってください」

 

二オはブルーにそう告げる。

 

「そんな不吉な事言っちゃダメだにゃ!」

 

そんな時、偵察部隊の隊員の1人から、通信が入った。

 

「こちら偵察隊のシリウス。傀儡師の位置を特定しました」

 

「モリスも傀儡師を見つけたよ!機械倉庫の中!」

 

「了解。こちらも直ぐに向かいます」

 

二オはそう答える。

 

(指揮官…どうかご無事で…)

 

 

 

 

 

――――

 

オートランド号、緊急脱出扉付近。

 

 

「いいか。絶対にここを動くなよ。ここなら傀儡が反応して襲ってきたりはしないはずだ」

 

そう言いながら、手に持ったハンドガンをコッキングする。

 

「待ってください!指揮官はどこに!?」

 

「なに…やり残した仕事をするまでだ」

 

そう言って、通路を歩いていく。その先にあるのはとあるAGが保管されている保管庫だった。

 

 

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