鬼斬り ~艦これ改に捧ぐ~   作:日明月

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第五-7話

(時間のある時に、お参りを頼む。彼女は敵だった…でも今はもう、憎しみや怨念から解放されたんだ)

 

(はい……司令、分かりました)

 

 

 

第五-7話

 

 

 

コンコン…

 

 

 

「しれい、くーとたるとだよ。はいるね」

 

「ああ、待ってたよ」

 

ガチャ

 

「提督、お二人は……?」キョロキョロ

 

……ん? 2人とも、何だか顔が赤いような。

 

「大丈夫、露天風呂だよ。くー、ちゃんとノックしてるんだな。ほら、夜食だ」つ

 

「わあ……あかしのくっきーだいすき。ありがとう」パクッ

 

「司令官、私も」ガシッ

 

「暁、ずるいよ。私も」ギュッ

 

お揃いの帽子を被った姉妹が左右からしがみつく。今日は会議じゃないからウッディのセットはナシ。戦闘や埋葬で疲れているみんなは今、フワフワ絨毯の上で寛(クツロ)いでいる。

 

「もう最後の一枚だよ……もっと多く、頼んでおくべきだったかな。でも明石、やっぱり今より増えたらキツいよな?」

 

「そんなことありませんよ、提督。みなさんが美味しく食べてくれるなら、もう何十枚でも」

 

「何十枚というか、今日だって五十枚は軽く越えてたと思うぞ」

 

「えぇっ……そんなにありました? うーん、まだまだ余裕ですね。次は百枚でもいけますよ!」ニコッ

 

「やる気充分か。ありがとう、作業の邪魔にならない時を見計らってまたお願いするよ。何か足りない部品とか、大丈夫?」

 

「はい、職長の仲間……というか部下が増えましたから。あの木箱の中はきっと、お宝で一杯です!」キラキラ

 

目を輝かせる明石。分かるぜ、ゲームでも宝箱を開けるのは興奮する瞬間だ。

 

「そうか、その手があったな。明石は職長と心を通わせることができるからバッチリだ。ほらタルト、雷のケーキと並ぶ我が鎮守府の名物、明石のクッキーだよ」

 

「私が……頂いてもよろしいのですか?」

 

「勿論だ。もうココにいるみんな、二人が来る前に食べてるんだからね。これはお前の分だよ」つ

 

左右からしがみつくコアラたちが不満そうに唸ってるがスルーしておく。

 

「あ……はい、では、頂きます…」パクッ

 

口元に手を添えて味わうタルト。前から思っていたが、戦いに明け暮れている艦娘にしては所作(ショサ)が洗練されてるな……第五室長や部下の艦娘たちとの触れ合いを重ねるうちに学んだのか、それとも彼女の身近にいる深海棲姫の誰かが教えたのかな?

 

「とっても…美味しいです……」///

 

「まあ、本当に? 嬉しいな、これからも食べてくれる?」ニッコリ

 

「は、はい、明石」ドキドキ

 

まだ少しぎこちないが、打ち解けて話せるようになるのも間近という気がする。お菓子がキッカケで仲良くなってくれれば嬉しいな。

 

「これで全員、揃ったね。それじゃ始めるぞ、先ずはみんな、今日は本当にお疲れ様。強力なて……」

 

「お疲れ様です!」

 

「お疲れ様です!」

 

「お疲れ様、提督!」

 

「お疲れ、よくやった!」

 

「凄かったです、もうビックリしました!!」

 

室内に次々と響きわたる元気な声。18人いると、流石に大迫力だ。

 

「ありがとう、でも真の功労者はみんなだからな………強力な敵にも拘(カカ)わらず勇敢に戦ってくれたくー、タルト、木曾、暁、響、雷、電。そして、この鎮守府をしっかり守ってくれた雪風、明石、名取、鬼怒、阿武隈、海風、谷風、夕雲、秋雲、長波、早霜。本当にありがとう。これからもよろしくな」

 

「わ、私たち……岸壁で見てただけです。お役に立ったんですか……?」

 

お、名取の発言だ。

 

「勿論だよ、名取。武装したみんなが居並ぶ姿は圧巻だったぞ。くーの感知能力で敵の総勢は鬼一体と配下四体だと分かってたから、鬼の足止めさえ成功すれば、仮に配下が突破したところで、鎮守府に辿り着く前にみんなの力で全滅することは分かってた。だから俺たちには、精神的なゆとりがあったんだ……第二艦隊に負けて、まる一日逃げ続けてた水鬼たちとは大違いさ。今回はココにいる十八人全員の力で勝利したんだ」

 

「提督、十九人です」

 

「ありがとうな、夕雲」

 

「分かりました提督……嬉しいです」///

 

「俺も名取が質問してくれて嬉しいぞ。みんなも遠慮しないでほしい……個人的なことなら、念話でも構わないからね。そうそう、念話で内密の話をしてるときは周りを遮断してしまうんだ……その時は後から誰かが加わることもできないし、話してる俺たちも全く気付かないから注意してくれ」

 

「え~、不便だね。電話みたいにさ、ちゃんと着信に気付いて保留できたらいいのにさ」

 

「俺もそう思うよ谷風。だから戦闘中とか危険な雰囲気の時とかは、必ず多人数用の念話にしておく。もしも俺だけに呼び掛けて応答ナシなら、それは俺が誰かと一対一で話してるか、敵が近くにいてヤバいから多人数用にしてるってことだ」

 

ギュッ

 

俺の身を案じてくれる2人の腕に、力が込められる。

 

(司令官は戦場から離れててほしかったのに)

 

心の中に伝わってくる響の声。早霜にもそんな話をしていたな。表情は見えないが、少し拗ねてるのは声で分かる。

 

「みんなすまない、これだけ目を通すから、一分だけ待ってくれ」パサッ

 

手元の書類に目を落とす。

 

(天龍が不在という初めての戦闘だ、今日は俺が陣頭指揮を執るしかなかった。それに、何かあったら響が守ってくれるからな)

 

(惚れた?)///

 

(お前たち四姉妹が、提督に叱られて凹んでた俺にキスして励ましてくれた日から、ずっとだよ)

 

(私だけを選ぶのは無理なの?)

 

(響もみんなも好きだからな)

 

(今ならお得だよ?)

 

(通販かよ)

 

(長波たちにも好きって言ったんだよね?)

 

(もっと増えるかもな)

 

(もっと性的なコト、したい?)

 

(どうなんだろう……今でも充分、満たされているからな…みんな大胆だし。うん、やっぱりこれ以上のトコまでは別に……だな。そういうのって、楽しいのは最初だけだと思うぞ。俺はいつまでも、みんなと一緒に楽しくやりたいんだ)

 

(司令官の気持ち、分かったよ……みんなにフラれても、私はちゃんと側にいるから安心して)

 

(男はそういうセリフに弱いんだよ、あまり多用するなよ)

 

(ん)クスクス

 

響も小悪魔みたいなトコあるな……四姉妹すべて小悪魔かよ。

 

「みんな待たせたな、もういいよ」バサッ

 

「提督、私たち今晩はこちらで休めばよろしいのですね?」

 

「そうだ。隣はくーの部屋だから、タルトも一緒に住むといいと思ってるんだ。もしも一人部屋が希望なら……」

 

「いいえ、是非お隣で!」クワッ

 

「そうか、分かった。明日からは隣で新しい生活の始まりだ。昼間にも言ったが、お前たちを古鷹や加古に見られるわけにはいかない……深海棲鬼に見付からないよう、司令部にも報告せずにみんなで慎重に匿(カクマ)っている最中だからな。この執務室は俺の私室でもあるから、ココなら二人は近寄らないよ」

 

「へ? 何でだ?」

 

「あのねぇ長波。古鷹は第二艦隊の旗艦、つまりあちらさんの提督の秘書艦だよ? 仲がイイに決まってんじゃん、夜中にオトコの部屋なんて絶対にア・ウ・ト!」

 

「秋雲の言う通りだ……昼間の書類作成で、ここの奥は俺の部屋だって話をしたらビックリしてたよ。加古は仕事熱心だねって言ってくれたけどな。そして俺の見た感じ、加古は古鷹をとても大切に思ってる。古鷹の側を離れたりはしないだろうから、古鷹が来ないような場所には加古も来ないと思うよ」

 

「成る程ねぇ。そういや、夕雲も第五艦隊の秘書艦だった頃は、室長と仲が良かったもんな」

 

そうか、夕雲が……。だから室長の仲間を心配してたのか。

 

「もう、長波。今は私たち一同、第八艦隊に所属する身よ…私たちはこれから、提督にお仕えするの。いいわね?」

 

「あ~、はいはい分かってるって。そうだ海風、アンタさぁ、提督に尋ねたいコトあったんじゃなかったっけ?」

 

「あ、そうそう! ありがとね長波。あのぉ提督、お聞きしたいことが。よろしいですか……?」

 

「何でもいいよ海風、遠慮しないでね」

 

「ありがとうございます、提督! 初春のことです」

 

「古鷹の指示で、第二艦隊への伝言を届けるため先に帰った駆逐艦娘か。彼女がどうかした?」

 

「それです。伝言なんかお電話ですれば、一人で帰らなくて済んだのに………」

 

「心配だった?」

 

「はい……やっぱり仲間と一緒がいいと思います」

 

「出発前に初春から聞いたんだけど、第二艦隊の艦娘が他にも近くまで来ていたらしい。あの三人の後を追いかけながらね。だから初春は、そのグループと一緒に帰ると言ってた」

 

「そう…ですか。良かったあ……」ホッ

 

「それと電話の件だが、どの鎮守府に於ても無線や電話は極力使わないことになってる。緊急時は別だよ。でも普段は機密を守るため、できるだけ使わないんだ」

 

「あ、そうなんですね。でも提督、ココに初めて来た時に驚きましたけど、みなさんスマホ持ってますよね」

 

「? 司令部の支給品だけど……緊急時の通話のためだ。みんな、普段は通話もSNSもしないぞ…専(モッパ)ら動画とかテレビさ。あのさ海風、もしかして持ってないのか? 何だかそんな風に聞こえるんだが」

 

「はい。私も長波も誰も持ってないですよ? 」

 

「何だって? 雪風、何か知らないかな」

 

「すみません司令、まだお伝えしてませんでした……おじ様です。本来はドコの鎮守府にも支給されてなかったんですが、私たちには与えてやってほしいと、司令部に要望を出してくれたんです」

 

「俺がもっと早くに尋ねておけばよかったんだ、雪風は悪くない……そうか、提督の要望は司令部から認められたんだね」

 

「はい、おじ様は凄いです」ニッコリ

 

こうなったら俺も司令部に海風たちの分を申請しなくちゃ……いや待て、くーとタルトはどうする……2人のことは秘密だろ! …やれやれ、どうしようかな。

 

「海風ありがとう、全く知らなかったよ。これからも色々と聞かせてね」

 

「はい、勿論です!」ニコリ

 

「提督、今日の戦闘だけどさぁ、近くの町とか村は大丈夫だったのかい?」

 

「問題ないよ谷風。この辺りには、現代の日本が忘れかけている畏敬(イケイ)が今でも残ってるんだ……天津神(アマツカミ)さまや国津神(クニツカミ)さま、そして綿津見神(ワタツミノカミ)さまや八百万(ヤオロズ)の神さまへの畏敬の念が、ね。ここの人々は日本を襲う深海棲鬼の存在に、何となく気付いている。科学と数字しか信じない人々とは違ってね」

 

「自分たちでどうするか考えて、身を守ってるってこと?」

 

「そういうことだ。政府はパニックを避けるため実情を巧妙に隠しているから世間には知られていないけど、日本古来の呪術や民間伝承を信じる人々ってのは科学とか権力を盲信したりせず、自らの判断基準に従って行動する。この地域の人たちはヤツらを妖怪の類(タグイ)として認識しつつ、今日みたいな時はお互い協力して対処するんだ。谷風やみんなが、職員と協力して鎮守府を守ってくれたように、だよ」

 

「へーえ。まだそういう人たち、いるんだねぇ。昔は当たり前だったけどね。町はココとの繋がりとかあるのかい?」

 

「食糧や日用品から船の燃料まで、ずっと納入してもらってるんだ。先代の提督の頃からね。ハヤは休みの日によく出掛けて楽しんでるよ」

 

「前の鎮守府とは全然違うねぇ。雪風、イイ鎮守府だよ」

 

「そうでしょう? 谷風、いろいろ手伝ってくださいね。頼りにしてるから」

 

「うん」ニコリ

 

「提督、また襲撃あるかな?」

 

「阿武隈、今度の事態はあくまでもイレギュラーだ。襲撃は続くけど頻繁には発生しないだろうと思う。タルト、泊地水鬼を倒したから、これで残る鬼は三体だな?」

 

「は、はい提督」ドキ

 

「うん? どうした」

 

「いえ、あの……タルト、一回しかお伝えしてないのに、まさか覚えていらっしゃるなんて……」

 

「港湾水鬼、離島棲鬼、そして軽巡棲鬼だな?」

 

「………! はい、提督。とても恐ろしい連中です。水鬼はヤツらの補佐役だったのです。今頃は混乱している筈です……なかなか帰ってこないのですから」

 

「いいことを聞いた。阿武隈、混乱しているのなら、次の襲撃までには時間があると思うぞ。タルト、補佐役というと三体の間で連絡係を務めたり、お互いの活動予定を調整したり……かな?」

 

「おっしゃる通りです。これからヤツらが苦労するのは間違いありません」

 

やったぜ。

この機会を活用して艦隊を再編成だ。迎撃態勢を整えてやろう。

 

「あいつ、つよかったんだよ。でもぜんぶ、やっつけちゃった。しれいすごい。みんなすごい」

 

「ありがとな。戦闘前に、くーがヤツらを引き寄せるって言った時は驚いたけど、うまくいって良かった。凄いのは艦娘だよ、お前たちみんなだ」

 

「えへへ」///

 

「提督、ごめんね……第二艦隊の敵が迫ってる大変な時に、歓迎パーティー開いてくれて。何も知らないで楽しんじゃったよ」

 

「逆だよ、鬼怒」

 

「えぇっ?」

 

「みんなが楽しんでくれることこそ、俺の望みだ。新しい環境に移ってきた鬼怒たちには当然、不慣れな場所での戸惑いや移動の疲れがあるだろうと思ってた。だから先ずはとにかく、パーティーで楽しんでほしかったんだ。出撃させずに岸壁で防衛に専念してもらったのも、緊張や疲労を少しでも減らしたかったからだよ。ただでさえ俺たち室長は、いつも艦娘みんなに危険な役目を背負わせているんだからな」

 

「………………」

 

…………………………

 

あれ? また何かやらかしたのか俺。鬼怒もみんなも黙ったままだぞ、おい。

 

………………

 

やべぇよ。

仕方ない、今日はここまでにするか。

 

(気にするな。コイツらはちょっと、ビックリしただけさ。直ぐに元通りだ)

 

(木曾、俺はビックリさせるようなこと言ったのか?)

 

(ああ。お前らしいよ、まるで自覚ないんだな)ニヤリ

 

釈然としないんだが。

でもまあ、木曾のお陰で気分が楽になったぜ。

 

「みんな、今回もありがとう。前もって伝えておいた通り、二十一時を過ぎたら廊下は真っ暗闇だからココで就寝だ。雪風、名取たちに布団の場所を頼む。俺はタルトに教える」

 

「お願いします提督」

 

「分かりました、司令! 谷風、みんな、こちらへ」

 

「うん雪風。提督、お疲れ様だよ」

 

「提督、お疲れ様です!」

 

「お疲れ~」

 

木曾が言った通り、室内はすっかり普段通りの雰囲気だ。

 

「提督、あの……」

 

「ああタルト、こっちだ。この大部屋は執務室以外にも、色々な用途に対応できるんだ……今からは寝室だぞ。ほら、ここだ。襖を開けて、こうやって取り出して……お前、背が高いな。そら、しっかり持てよ」フワリ

 

「はい」ギュッ

 

「よし、そうそう。足元に気を付けてな。布団で寝るのは?」

 

「初めてです。第五艦隊の施設では、いつもベッドでした…ちょっと楽しみ」///

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴソゴソ……

 

 

 

………うん?

 

 

 

…ゴソ……モゾモゾ

 

 

 

何だろう……布団に違和感が……コレで目が覚めた……のか……?

 

ムニュッ

 

「提督……」

 

………?

 

「提督……鬼怒です……」

 

鬼怒? 何で鬼怒の声が……消灯してるから周りの様子は分からない……ま、直ぐに目が順応するだろうから問題ないけど。つーか、もうみんな眠ってるハズなんだが。

 

「鬼怒、どうした? 眠れないのか?」

 

「そうだよ……提督。起こしちゃってゴメンなさい…でも、もうガマンできない」ナデナデ

 

「どうした、俺の顔なんか撫でて……寝ぼけちゃったのかい?」

 

「逆だよ、凄く目が冴(サ)えてる……でも仕方ないですよね、提督があんなことやこんなこと言うんだから……」ナデナデ

 

「鬼怒の手って気持ちいいな……あ、俺の上に乗ってるのか。暖かいと思ったよ。俺、何か言ったっけ?」

 

「もう、提督ってばぁ。そんな提督には、こうですよぉ……ん………んむ」

 

待て。これって。

 

「……んむぅ。……提督、提督……」クチュ…

 

 

 

ザワ…ザワ……

 

 

 

「…鬼怒、キスは嬉しいが、みんな見てるぞ。さ、もう寝よう、な?」ファサ……

 

鬼怒の髪を撫でる。何となく事態が飲み込めてきたぞ……さっきの沈黙は、つまりそういうことか。

 

(木曾、起きてるな? こうなるって知ってただろ)

 

(ああ。お前の第八艦隊は今、大きく生まれ変わろうとしている。そのために、お前には艦娘の結束を強固にする役目があるんだぜ…何故なら、お前にしかできないことだからだ。スキンシップはとても重要なんだ、分かるな?)

 

(分かる。分かるが、俺は時間を掛けてやっていこうと思ってた)

 

「見たい人には、たっぷり見せてあげます。提督……好き。私も、好きだよ」

 

暗闇に目が慣れてきた。ぼんやりとだが、いつも元気な鬼怒の顔が見える。

 

「あの時の返答か……ありがとうな鬼怒。嬉しいよ」ギュッ

 

「ひゃうっ……けっこう力あるんですね。提督のカラダ、ほかほか……。ずっとこうしていたいけど、みんな待ってるんだ。残念だけど、今日はここまでです」クチュ…

 

最後にもう一回キスしてから離れていく鬼怒。

幸せな気持ちと残念な気持ちが混ざり合う、不思議な感覚だ……。

 

(言ったろ、大きく生まれ変わるって。悠長に構えてちゃダメだ。やるべきことは沢山あるんだからな、さっさと片付けていくんだぜ。これからは訓練だって大変だぞ?)

 

確かにな。天龍たちが帰ってきたら、ウチは20人を越える規模になる。訓練だけでもかなりの時間を割かなくちゃいけなくなるだろう。

 

(分かったよ、木曾。やってやるぜ)

 

(それでいい。心配するな、疲れたらオレがいつでも助けてやる。お前を見守るのが、オレの役目なんだからな)

 

 

 

          続く




海外との外交って容赦ないですね
一部の国々は日本らしさを平気で足蹴にする
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