#コンパス【戦闘摂理配信システム】 作:段ボールのようなもの
書くの上手くないですがイメージだけでも掴んで読んで下さると助かります。
【十文字アタリ】戦場のGB実況
チャンネル登録者数 3283人
「よし、視聴者の皆初めまして、十文字アタリだよろしくな。」
チャンネル紹介の動画を取ってから数日が経ったこの日、オレはトップバッターとして初配信をしているのである。
Voidollが言うには個性が強過ぎず、かつインパクトのある配信が出来るのはオレだけとの事らしい。
まあ乃保やメグメグなんかは結構好戦的な感じだし、普通の人は驚いてしまうだろうからこれで良かったのだろう。
オレとしても配信は楽しみにしていたから渡りに船だった。
「とりあえずは予告通りに戦場のGBをやっていくぞ。まあ初回の配信だし軽く12時間程にしておくか。」
初配信に選んだのは『戦場のGB』縦スクロールのシューティングゲームである。
何故これを選んだかと言えば単純に今のマイブームだからである。その分面白さは折り紙付きだ。
だが今回はいつもと違いはコメントを見ながら遊んでいくからミスをしてしまうかもしれない。
そこで大事なのがアドリブ力だ。だがいつもアドリブで行動する事も多いから大丈夫だろう。
「さて、とりあえずカセットをセットしてと。なあ知ってるか、カセットに息を吹きかけるのは錆の原因になるからしないほうが良いんだぞ。」
「そうそう、これ知った時驚いたな。なんせ上手く接続出来なかった時息を吹きかけたら上手く接続出来たから毎回息を吹きかけてたからさ。」
ゲームに関する話題で話しながら各種設定を進めていく。
そんな話の中で驚いたのがファミコン等のレトロゲームを知らないという視聴者がそれなりの数いるという事だ。
3Dのゲームもそれなりに面白いがレトロゲー好きとしてはレトロゲーを知らないなんて人生損していると感じてしまう。
まあ、そこはオレの腕の見せ所だろう。オレのプレイと話術でレトロゲーの面白さを見せつけて沢山の人をレトロゲー沼へと引きずってみせる!!
「これで設定は完了っと。まずは縛り無しで全面クリアからスタートだな。それじゃあ戦場のGBプレイ開始だぜ!!」
◆◇◆
「くっそぉーー!!またゲームオーバーになってしまった!!」
配信を始めてから約10時間、その間に通常プレーや色々な縛りプレイでのクリアをしてきた俺だがそこに大きな壁が立ちはだかっていた。
そう、最弱武器縛りである。この縛りで4時間程の時間を費やしているのだ。
そしてこんなプレイングをしているからだろうか徐々に増えて200人ぐらいまでになっていた視聴者も減って50人前後になっている。
「なあ、皆起きてるか?」
それでも見ていてコメントまで打ってくれている人も居るから嬉しい限りだ。
「よし、それじゃあ55回目の挑戦はじめてい……」
そしてコメントをしてくれている人の為にもクリアしようと気を入れ直す所で部屋の扉が叩かれた。
窓に掛けられたカーテンからは日差しが覗かせており、今は朝食の時間帯だと知らせてくる。
その為扉が叩かれた理由は朝食へと誘うものだろうと予想出来る。
「おう、入って良いぞ。」
「おはようッスアタリさん!!朝食持ってきたッスよ。」
部屋に入る事を許可すると入ってきたのは軽装にカラフルな髪、背負ったバズーカが特徴のゲームバズーカガールだった。
その手には手作りと思われる大きく丸いおにぎりとペットボトルのお茶が握られており配信の為の気遣いが感じられる。
コメントを見てみると乱入してきたゲームバズーカガールと朝食について色々と語られている。
いつもの生活で感覚が麻痺していたが美少女の手料理というものは男子の憧れなのだ。
コメントが賑やかになるのは当然の結果だったのだろう。だが、美少女が料理を持ってきただけでそれが美少女の手料理だと考えるのは早計だろう。
「なあ、このおにぎりを作ったのって誰だ?」
「このおにぎりはまといちゃんが作ったッスよ。今日は皆でおにぎりを作ったッスけど皆形が違って分かりやすかったッスね。」
なるほど、まといか……結局美少女の手作り料理じゃないか!!
そんな風に考えながらお茶を飲んでいると部屋を色々と見ていた彼女がゲーム画面を見て
「これって師匠のゲームッスよね。私もやってみたいッスけど良いッスか?」
と言ってくる。
俺としては他の人がプレイしているのを見るのも好きだし、今は配信中だから食事をしている際の絵面も気にしないといけない為とても助かる。
「ああ、構わないぞ。オレはご飯食べているから口出しは出来ないけどな。」
こうして朝食を取るオレの代わりにゲームバズーカガールがプレイする事になったのだが。
「あーっ!!やられちゃったッス!!」
「あと少しだったのにー!!」
「あれは絶対躱してたッスよ!!」
彼女、あまりゲームが得意ではないようで縛りが無い通常プレイだったのだが俺が朝食を食べ終わってもあまり進んでいなかった。
「師匠の動きが悪いッスね……」
「まあ、ミスをキャラのせいにしたいのはあるあるだよな。」
オレもミスが続くと自分ではない誰かのせいにしたくなる事があるからどうしてもキャラのせいにしてしまう事がある。
そんないつも遊んでいる時に感じているゲームあるあるを視聴者と共に話していると画面が一瞬ブラックアウトした後コントローラーを触れていないのにも関わらずゲームがメニュー画面へと移っていた。
「ほぅ、俺が悪いのか。」
「しっ、師匠!!」
「アタリも久しぶりだな。」
そこから出てきたのはゲームバズーカ、このゲームの主人公である。
そして名前の通りゲームバズーカガールの師匠でもあるらしい。
そんな彼が画面から出てきた事で視聴者は驚いているが俺は特に驚くことは無かった。
何故なら以前も同じ登場の仕方で会っているからだ。
そんな彼の登場にオレが歓喜している間に彼はゲームバズーカガールと視聴者と話し合いゲーム画面へと戻る所だった。
って待ってくれ!!
「なあ、ゲームバズーカ。」
その声に元の世界へ戻ろうとする彼は立ち止まり返事をする。
そこでオレは気になっていた事を問いかけることにした。
「もしかして今日配信していたの知っていたのか?視聴者と普通に話していたし。」
「いや、俺は弟子とお前が仲良くしていたのを見てちょっかいを出したくなってきたから出てきただけだ。それじゃあ戻るぞ。」
そう言った彼はゲームの中へと戻っていった。
オレとゲームバズーカガールが仲良くしていたからか、やっぱり師匠として仲の良い友達ができているのがよっぽど嬉しかったのだろう。
彼が戻ってからは操作を受け付けなかったゲームも元に戻っていつでも再開できるようになっていた。
「なあゲームバズーカガール、朝食食べ終わったからオレがプレイしても良いか?」
「了解ッス!!私もここで応援してるッスから頑張って下さいね。」
朝食を食べて少し休憩した事で疲れが取れたオレはさっきまでプレイしていたゲームバズーカガールからコントローラーを受け取りゲームをスタートしようとする。
っとその前に、
「まずは気合を入れ直さないと……っと。」
顔を軽く叩き気合を入れ直す。
これで緩んでいた気分も引き締まり、これなら負ける気がしないと自分を奮い立たせてくれる。
「よし、次こそはクリアしてみせる!!ゲームスタートだ!!」
◆◇◆
395 名無しの視聴者
だからチャンネル登録者数系の耐久配信はつまらないんだよな
396 名無しの視聴者
分からなくもない
397 名無しの視聴者
あれは最早軽めの脅迫やん
398 名無しの視聴者
ゲームクリアまでとかの耐久配信は面白いのになんでやろうな
399 名無しの視聴者
まあ、にわかのワイは耐久配信は切り抜き見るだけやけどな
400 名無しの視聴者
ちょっと見て欲しい動画があるんやけど
https://mytube/compasschannel2
401 名無しの視聴者
なんや
402 名無しの視聴者
とりあえずウイルスではなさそうかな
403 名無しの視聴者
ウイルスちゃう、普通の切り抜き動画やで
404 名無しの視聴者
コンパスチャンネルか。これが初の配信なんだよな
405 名無しの視聴者
エッッ!!上とか最早下着やんけ
406 名無しの視聴者
美少女と一緒の部屋に居るとか隣の男前世でどんな徳積んだんや
407 名無しの視聴者
ゲームの耐久配信か
408 名無しの視聴者
10時間かいな、どんだけやってんねや
409 名無しの視聴者
二人でやってるんかと思ったら女の子は朝食渡しに来ただけか。けど羨ましいわ
410 名無しの視聴者
ファッ!?
411 名無しの視聴者
科学の限界越えて会いにいくな
412 名無しの視聴者
次元の壁ガバガバやんけ
413 名無しの視聴者
そんな状況でなんであいつら平然なんやねん
414 名無しの視聴者
ゲームバズーカのポリゴン荒くね?
415 名無しの視聴者
FISTよりはましだから……
416 名無しの視聴者
あれと比べるな
417 名無しの視聴者
あれはクソゲーの中のクソゲーだから
418 名無しの視聴者
ゲームバズーカにゲームバズーカガール……あっそういう事ね
419 名無しの視聴者
世界感狂ってね?
420 名無しの視聴者
それは初投稿動画からだから
421 名無しの視聴者
これで別の世界線説が濃厚になってきたな
422 名無しの視聴者
あいつら元から別の世界線から配信しているって言ってるんだよなぁ
皆さん期待しているであろうバトアリ配信回はあと1話挟んでからやります。
配信ネタが思い浮かばない……