よろず短編集 作:機械学習はいいぞおじさん(仮)
Gドラえもんとフュージョンアップしたのび太は、さらに3機のドラーマシン──タイムマシン、どこでもドア、バギーちゃんとファイナルフュージョンを試みる。
「あとは、勇気で補えばいい!ファイナル!ヒュゥゥウジョオオン!!!」
Gドラえもんとドラーマシンは複雑な変形を瞬時に終え、合体が完了する。
「完成!!ノビ!ノビ!タァァァ!」
射撃王ノビノビター。これが勝利の鍵だ。
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「やっぱりガオガイガーはかっこいいなぁ……そうだ、ドラえも~ん」
のび太はガオガイガーの変形プロセスを再生している端末を見ながらドラえもんに話しかけた。
「なんだい?」
「安全な悪の秘密結社と戦える道具か出してよ」
「急に無茶苦茶なこと言うねのび太くんは」
「じゃあ代わりにジャイアンかスネ夫あたりを安全な悪の秘密幹部かなにかに改造してよ」
「人権も糞もないねのび太くんは」
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ソール11遊星主による三重連太陽系へのダークマター流出は、現太陽系宇宙だけでなく隣接する並行宇宙──ドラえもん次元宇宙の24世紀太陽系にも大きな爪痕を残した。
事態を重く見た24世紀政府は、ドラえもん次元宇宙の英雄であった野比のび太と異次元の同一人物である、現太陽系宇宙の野比のび太を勇者として教育すべく、現地政府と協力しGドライブ搭載ドラえもん、通称『Gドラえもん』を開発、子育てロボとして彼の元へと送るのであった。
かくしてGドラえもんはのび太に力を与え、彼らの戦いが始まった……。
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秘密結社バイオネットは戦前から暗躍する犯罪組織であり、原種戦役後、旧GGG──ガッツィー・ギャラクシー・ガードにより壊滅に追いやられるも、ソール11遊星主戦役により旧GGGの主力勇者ロボ軍団が二重連太陽系へ旅立った後、再びその勢力を取り戻しつつあった。
そのため国連は新たなGGG──ガッツィー・グローバル・ガードを結成、新たな勇者候補として、旧GGGの協力者だった天海護と戒道幾巳、そして異なる未来からの希望、野比のび太が選出された。
だがしかし、彼らはまだ知らない。
バイオネットのみが脅威では無いことを…… 彼らが知ることになる時、それは運命の歯車が再び動き出す瞬間でもある。
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劇場版 ドラえもん 射撃王 ノビノビター
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バイオネットによる人造ゾンダーメタルを使用した巨大怪異が、のび太の住むススキが丘に出現したのは、春休みが終わり新学期を迎えた最初の登校日のことだった。
「くそっ!こんな時に……」
GGGの施設から学校に向かう途中だったのび太とドラえもんは突如現れた怪物に為す術もなく襲われてしまう。
「うわあああっ!!」
「のび太くん、こうなったらヒュージョンアップだ」
フュージョンアップにはGGG長官による許可が必要だ。既にドラえもんはGGGへの連絡を済ませ、あとはのび太が覚悟を待っていたのだ。
「わかったよ、ドラえもん!」
「よし、フュージョンアップだのび太くん!」
通常時、のび太に付き従うドラえもんは人間大の対人用端末であり、その本体は学校の裏山内部に設置された地下基地に収納されてた巨大ロボGドラえもんなのだ。
「いくぞぉ!ドラえもおぉん!!」
「おうさ!」
「ウィィィク、アァップ!」
ドラえもんが分割変形し、のび太の体へと装着される形でのび太は戦闘装備へと換装を遂げる。
そして、裏山から発進されたGドラえもんとのび太のフュージョンアップすることにより、Gドラえもん戦闘形態、ノビターへの変形が完了した。
「ノビタァーッ!」
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ノビターの操縦席の中、のび太は操縦桿を操作しながら敵の弱点を探る。
「あの触手みたいな腕をなんとかしないと……」
その時、モニターに表示されていた敵情報に変化が起きた。
【未確認機体反応確認】
「なんだって!?」
慌てて周囲を確認すると、そこにいたのはかつて倒したはずの人造ゾンダー変異体だった。
「のび太くん、気を付けて」
アシストAIとして戦闘を補助するドラえもんの声が聞こえる。
「あれは人造ゾンダーメタルの暴走個体か?」
暴走個体は触腕をこちらに向けと躊躇することなく、その魔手をノビターへと伸ばす。
「やばい!避けろ!」
回避行動をとった直後、先程まで自分たちがいた場所に大きな穴が空いていた。
「なんて威力だ……」
ノビターの攻撃手段は両手に装備されたドラえもんクローと頭部バルカン砲のみのため、敵に近づく必要がある。だが今の一撃だけで敵の危険性を悟ったのび太は一旦退却する事にした。
「ドラえもん……ノビターのままじゃおそらく勝てない」
「でもファイナルフュージョンはまだ成功したことないよ」
「大丈夫、僕を信じてくれ」
GGG長官、阿嘉からの連絡がくる。
「のび太くん、それでこそ勇者だ。ファイナルフュージョンを承認する。あとは任せだぞ勇者」
「……僕は勇者なんかじゃないです。でも……わかりました。やってみます!」
「よし、ファイナルフュージョン承認!」
「のび太くん、合体シーケンスは僕の方でもなるべくフォローするよ」
「ありがとう、ドラえもん。あとは……あとは勇気で補えばいい!」
ススギヶ丘GGG基地より発射された3機のドラーマシン──タイムマシン、どこでもドア、バギーちゃんがGドラえもんの周囲を旋回し、合体シーケンスへと移行する。
「まずい、ゾンダーの奴らがこっちに向かってる。早くしてくれドラえもん!」
「わかってるよのび太くん、合体シーケンスを4から省略……行けるよのび太くん」
「よっしゃあああ!ファイナル!!ヒュゥゥウジョオオン!!!!」
Gドラえもんとドラーマシンは複雑な変形を瞬時に終え、合体が完了する。
「完成!ノビ!ノビ!タァァ!!」
射撃王ノビノビター。これが新たなる人類の守護者だ。
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人造ゾンダーメタルによって変貌を遂げた人造ゾンダー怪異体と人造ゾンダー変異体に対し、ノビノビターは怯むことなく立ち向かう。
「ブロゥクン空気砲!!」
ノビノビターの右腕から放たれた圧縮空気弾はゾンダーメタル変異体の装甲を貫いて内部機構を破壊する。
「グガアアッ!!」
ゾンダーメタル変異体は断末魔の叫びを上げ、やがて活動を停止させた。
「やったね、のび太くん」
しかし残る怪異体は触腕をノビターに向け、攻撃を再開した。
「なんのぉ!プロテクトヒラリマント!」
ノビノビターの突き出した左手はバリアフィールドを纏っており、怪異体が放つ攻撃を無効化する。
「今のうちにとどめを刺そう」
「了解だ、ドラえもん!ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ―――――ッ……ヘル・アンドォ・ヘェブン!」
必殺の一撃を受け、ゾンダー変異体は爆散した。
「これで終わりかな」
「油断しない方がいい。まだ他にもいるかもしれない」
「そうだね、ドラえもん」
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「おい、野比。お前また遅刻か」
担任の先生に言われ、のび太は慌てて席に着く。
「すいません」
のび太がGGG特別隊員であることは秘密であり、事情を知る先生は彼を咎めることなく教室へと促す。
「まぁいい、授業始めるぞ」
「はい」
こうして、のび太はつかの間の平和を取り戻すことができたのだった。
だがこの平和が仮初めのものであることを知るものは、未だ少ない……。
つづかない。
コミック版覇界王4巻リリース記念です。