TS転生したくノ一が火の意思を持ちながら敵に殺意マシマシで襲いかかる話   作:NARUTOファン(TS好き)

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TS主人公「卑雷針の術!」


第2話

「ただいまー!」

 

 おっと、だっこ紐で私の妹を抱っこしながら買い物に行っていた母が帰ってきたようだ。母親は元は幻術タイプの上忍だったけれど、今は初恋が実り幸せな日を送れているらしい(母が惚気話で幸せだって言ってた)

 

「今日は魚だよー!」

 

「魚か・・・・・・待てよ?おーいヤエミ!少しの時間だけ魚貸してくれんか?時海に医療忍術の実演をする」

 

「時海に医療忍術の実演?もしかして、もしかしてしてだけど!時海が医療忍術を?」

 

「そうらしい。ヤエミ、台所借りるぞ。時海、ついてきなさい」

 

「はーい」

 

 父が台所へ向かって行くのを医療忍術の実践を行うと言うのでついて行く。

 

 台所で父は先程母が買ってきたお魚をまな板に乗せると手を魚に手を翳す。

 

 医療忍術を使用する際に発する音が聞こえたかと思いきやビチビチィビッチィィィィッッ!!!!!!!と魚が暴れて出した。

 

「これが・・・・・・医療忍術・・・・・・」

 

「この魚は獲られてからそれなりに時間が経っていたようだったが、医療忍術を使えば蘇生ができる。人相手では蘇生は難しいが、致命傷を負った人を救う可能性が生まれる。医療忍術の開発によって忍びが戦いに倒れ死んでいった数も減ったという」

 

 応急処置を高いレベルで行っているようなものか・・・・・・なんか納得したわ。

 

 それでも、人一人を蘇生するのは難しい・・・・・・というかほぼ不可能だという。

 

 原作では我愛羅を蘇生するためチヨ婆ぁが自身の命をチャクラに変換して蘇生を行う医療忍術を使用していたが、確かアレは禁術扱いの医療忍術。術者が死ぬ代わりに蘇生対象者を蘇生する。それは普通ならば代償が大きすぎると感じるだろう。

 

 かくいう私もそう感じる。

 

 私は・・・・・・人一人を助けるために自身の命を投げ出せる覚悟があるのか?

 

 

 

 

 いや、無い。けど、失われかけている命をこの手に戻すことはできる。

 

 例え修行内容に医療忍術が加わりさらにハードな毎日となっても、大丈夫ったら大丈夫なのだ。

 

 いや、1日に一気に通して性質変化やら幻術やら体術やら手裏剣術やらを一気にやる訳じゃ無いからまだ良いんだけどね。

 

 

 

 

―――――

 

 

 

 とある日、燦燦と日の光が降ってくる午後の事。

 

「この書物とか面白そう(KONAMI感)」

 

 私は家の書物庫で修業の参考になりそうな物を探していた。千手に名を連ねながらも家を維持してきたこの家系には相当な術に関する資料が多い。

 

 しかも様々な術を開発したという千手扉間・カナイの血族なだけあって相当な書物が収められている。ちなみに禁術の類は殆ど(・・)が火影室にある為、うっかり禁術を盗み見るという事は無い……と思う。

 

 一応父母に書物庫で参考になりそうな資料探しのために書物庫を使って良いか角煮……じゃなく確認を取ってるから大丈夫だと信じたいところ。

 

 

 

 

 何気なく取ったデカめの巻物の紐をしゅるしゅるとほどき中身を見る。どうしようか、書いてある術の一発目に多重影分身の術が書かれてたら……

 

 

「そんな事は無かったけど……なにこれ?幻術:如月……?」

 

 禁術指定は受けてないようだけど、相当凶悪な幻術みたいだ。おそらくこの幻術を開発したのは二代目火影である千手カナイが開発したものだろう。

 

 千手カナイは当時最強の幻術使いと言われていて、九尾のチャクラを持っていた筈の金閣・銀閣をてこずったとはいえ幻術にはめてゆっくり調理したという。幻術にかかった両忍をなぶり殺しにしたと一族の歴史書にさらっと書いてあって戦慄したものだ。

 たしか原作では扉間を瀕死まで追い込み、死亡させている。

 

「えーとなになに?

 

 ……この幻術は術を仕掛ける対象が幻術返しを行わない時間が長くなればなるほど、対象の魂を削り取り最終的に死に至らしめる術である。そのため使用には注意が必要である……

 

 ヤバいだろこの術。前置きだけで危険な香りがするんだけど。ま……まぁこれ習得しておけばいつかは役にたつでしょ………」

 

 とりあえずその幻術についてさらに読んでみる。

 

「写輪眼を用いて—————あーやっぱりかぁ」

 

 なんとなく名前から想像はしていたが。

 

「これは日本の都市伝説であるきさらぎ駅を元にした幻術だ」

 

 幻術はどのように術を掛けるかも重要だが、どのような幻を見せるかも書かれている事が多い。

 

 が、この世界においては『遠州鉄道』がーとか、駅がーとか言われても良く分からないだろう。だけど、おおよその概要を知っている私ならできるはずだ。

 

 ・・・・・・次の術は書かれてないようだ。でかい巻物何だが術は一つしか書かれてなかった。

 

 まぁ良いか。十分な収穫が得られたし、別の資料を探そう

 

 

 巻物を元の場所に戻し、次の資料を手に取る。

 

 次の巻物には普通の忍術関係が載っていた。

 

「えーっと、口寄せの術・・・・・・契約者の血でもって契約した武器や動物を瞬時に召喚する術である・・・・・・印は亥→戌→酉→申→未

 

 うちの家の契約動物がいるかどうか後でお父様に聞いてみよう。次は・・・・・・飛雷針の術⁉︎」

 

 心の底に封印していた厨二病が勝手に封印を解除してムクムクと浮き上がってきた。

 

「飛雷針の術か・・・・・・」




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