双面の転生喰種   作:チュパシャブリーノ四世

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双面2

喰種、捜査官共に恐れられている喰種がいた

 

曰く、その喰種は片眼が傷で塞がれた般若面をつけ、ドラゴンの様な体躯をしている

 

曰く、その喰種は喰種と捜査官、犯罪者を好んで喰らっている

 

曰く、その喰種は最強の喰種である

 

その喰種・・・・・SSSレート【隻眼の龍鬼(りゅうき)】

 

男の周りにあるのは大漁の男の喰種、捜査官、囚人服の死体

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・珈琲が今日もうまいな」

 

「・・・・・・こんなところで珈琲飲んでていいの?」

 

「トーカちゃん今日の下着の色当ててあげようか?」

 

「・・・・・・・・」

 

今日は客がいるため罵倒や暴力はないが蛆虫を見るような目で見下ろしてくる

 

季節は巡り俺は異例の出世速度で上等捜査官になっていた

 

普通はこんな人事はないだろう

 

「ねぇ・・・・最近ここらへんってどうなの?」

 

「・・・・俺がさぼれる位には平和かな?」

 

「そうなんだ」

 

カランカラン

 

黒髪の少年と金髪の少年が入ってくる

 

「・・・・・ここがお前の行きつけか」

 

トーカちゃんは注文を取りに行く

 

「珈琲1つ・・・・それと、お名前は?」

 

「霧嶋薫香です」

 

あ?

 

金髪がトーカに近づき

 

「薫香さん!!彼氏はいますか?」

 

「えっと、すいません///」

 

少し頬を染め走りながら奥に行く

 

「・・・・・・」

 

トーカちゃんが?

 

頬を染めていた?

 

トーカを口説こうとしてた?

 

よし

 

殺そう

 

「おいこら金髪!」

 

俺は渾身の笑顔で声を掛ける

 

「ひっ!?」

 

「え、えっと・・・・なんすか?」

 

どうした?

 

俺のハンサムな笑みに対してビビると

 

何事だ

 

「俺の女に手ぇ出したら喰種と間違えちゃうかも」

 

「「ひっ!!!?」

 

「くくくくくくくk」

 

ガンっ!!!!

 

頭に強烈な衝撃が

 

「誰があんたの女だ!!!」

 

「トーカちゃん?」

 

「なっ!?/////ざけんな!いつなったんだよ!!」

 

「初めて君を見た時からアイラブユー」

 

「うわぁ〜〜」

 

ガッ

 

「店長!!!」

 

「またかい?」

 

「お客さん、すいませんでした」

 

トーカちゃんは二人組みに頭を下げ俺を引きずって行く

 

「・・・・・手出したらケツにクインケぶち込むからな」

 

「やめろ馬鹿!!」

 

俺はひっぱたかれ店の外に放り出される

 

放り出された俺はビルの屋上にあがり空を眺める

 

「・・・・・はぁ、面倒だ」

 

「な~にが面倒なの?」

 

「リゼがまさか俺のいきつけと一緒なんてな・・・・・きなくさいんだって?」

 

「・・・・・ピエロが動いてるみたいなんだよねぇ。まっちょっと嗅ぎまわってくれたまえ」

 

「貸3つで手を打とう」

 

「1つと私の体でどうかにゃ?」

 

「最高」

 

「・・・・・で?なんであそこに固執してるんだね?」

 

俺に話掛ける声は不意に冷たくなる

 

「・・・・・将来やりたいことがあるからさ、それに店員が好み」

 

ガン

 

俺がさっきまでいた場所には赫子が刺さっている

 

「それじゃお仕事があるから」

 

「この浮気者!」

 

 

 

その数日後

 

「動いたわ」

 

「そう、面倒だなぁ・・・・なちゃん報告とかまとめてよろ」

 

「金玉食べていいなら」

 

「さて頑張りますか!!」

 

「残念」

 

俺の横にいるのは黒い水着の様なボンテージの様な服に身を包むチャックの付いた目隠しの様な目だけを隠すマスクの黒髪ロングでナイスバディの美人

 

通称ナッツクラッカーの異名を持つレートAグール

 

「下のお口にならたくさん食べさせてあげるけど今夜どう?」

 

「あなたの匂いをつけて報告行ったら梟に私がころされるんだけど?守ってくれるのかしら?」

 

「極力は頑張るよ」

 

「・・・・・ならまた今度ね」

 

俺は肩を落としながら仮面をつける

 

「んふふ」

 

「どうした?」

 

俺の仮面は左目に傷があり閉じている般若の仮面

 

「マスクをつけるとあなたは雰囲気が変わる」

 

「そうか?」

 

「変声機を仕込んだそのマスクをつけた瞬間あなたの纏う空気は今にも殺されそうな程の殺気が漏れていて触れたら肉片1つ残らずに食べられちゃそう」

 

「・・・・・・」

 

「素敵・・・・龍鬼様」

 

俺は白鳩としての仮面を持っている

 

そして

 

もう一つは

 

SSSレート喰種【龍鬼】

 

俺達はただ眺める

 

大食いと呼ばれる喰種が人を襲い

 

ピエロが工事現場を崩し

 

二人を巻き込む

 

そして

 

とある病院で手術が行われ

 

その情報も集める

 

そしてナッツクラッカーとともに消える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は龍なんてすごい存在じゃない

 

俺は鬼なんてかっこいい存在じゃない

 

俺は白鳩なんて綺麗な存在じゃない

 

俺は・・・・ただクソったれなこの世界をただ味わい尽くしたいだけなんだから

 

お前はどうするんだ?

 

かつて読んだ物語の主人公

 

異物がいる世界でお前は主人公でいられるか?

 

巻き込まれちまったな主人公

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は転生するとき東京喰種と神に言われ落ち込んだよ

 

だってさ?隻眼として転生だぜ?

 

面倒だし

 

人肉と珈琲しかダメなんだぜ?

 

へこんだよ

 

そんな俺が神から転生特典を選ばせてやるといわれ注文した

 

・前世の記憶の完全保管

 

・燃費のいい体

 

・四種類の赫子でそれぞれ能力を注文できる

 

・他の赫包を食べる事により自身の赫包を増やす能力

 

・人、喰種の中で最も優れた肉体

 

まぁ他にもいくつかもらったが

 

喰種に生まれ落ちたことで俺は普通の生活とはおさらばだ

 

まぁ後悔があるとすれば原作の知識は殆ど無く設定と流れを少々、そして主人公の名前くらいだ

 

だからやりたいように生きる

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませ・・・・・なんだ先輩か」

 

「それは今日も俺と会えてお股びしょびしょって意味だね・・・・珈琲一つ」スコン

 

「死ね!変態!」

 

トーカちゃんになげられたメニューを読むふりをしながら物思いにふける

 

俺が転生したのは

 

人間の父と喰種の母だった

 

母は俺を産みっきて死んだ

 

本来は母子ともに死ぬが産んでから死んだのだ

 

父は喰種に襲われ目の前で死んだ

 

俺が生まれ日の事だった

 

その日程神に感謝した日は無いだろう生き残れたのは神に生まれてすぐに赫子を使えるようにしてもらったからだ

 

その日程運命を呪った日は無いだろう生まれ落ちてすぐに孤独になったのだから

 

その日程子供の体を恨んだ事はないだろう

 

赤ん坊故に肉が喰えないから血を啜り、肉を赫子でミンチにして飲み込む

 

赤ん坊故に餌を取れなかった故に母を父を仇を喰らい生き延びた

 

 

「・・・・・・世界は残酷だ歯車が周り始めたら誰にも止められないのだから」

 

「なですか、それ?」

 

「・・・・・・・センチっぽく珈琲飲めばカッコいいかなって」

 

「はぁ・・・・・ダサいです」

 

ため息をつきながら珈琲を出して食器をふく

 

「店長」

 

そして・・・・カウンターで珈琲を入れている店長に話かける

 

「なんでしょう」

 

「・・・・・恋愛相談乗ってくれませんか?」

 

「私では力不足かと」

 

「まぁいいじゃないですか」

 

「・・・・・わかりました」

 

もう少しまったりしてても良かったかもしれないが

 

歯車が周りきったら遅いきがするから話す

 

「これは後輩から相談を受けたんですがナンパ中の娘がいてその娘は親御さんが特殊な事情で赤ん坊の頃から他者に預けられて育った」

 

話出すと店長の手が止まる

 

「その娘は大きくなり頑張って成功をおさめました。それを実父に報告しに行ったら父は自分がいなくても幸せそうに笑っていました。」

 

「・・・・・・・」

 

「その娘はそこで絶望を感じました。でも後輩はお父さんと仲直りして絶望をなかったようにできればと考えています。」

 

 

「・・・・・・・・」

 

 

「後輩はどやったら仲直りさせて娘さんをくださいのやり取りにもっていけるか聞いてきたのですが」

 

「・・・・・・」

 

「胃もたれしそうな程重かったので笑ってやりました」

 

「最低か!!!」

 

「・・・・・・・そうですか」

 

俺は珈琲を飲み

 

「店長ならいい知恵ないかなと」

 

「私では力になれそうにないかと」

 

「そうですか・・・・・・話を聞いてくれてありがとうございました」

 

俺はカウンターに紙袋とお代を置く

 

「店長、いつも騒いでるお詫びです。いらなけらなければ誰かにあげるなりしていただいて構いませんができれば全て一度は目を通して欲しいです」

 

「本・・・・ですか」

 

「高槻泉の全巻です・・・・ちなみにサイン入りです」

 

「・・・・・・・」

 

「それでは、またきます」

 

世界は残酷だ

 

だけど残酷な世界の希望は自分で行動すれば希に手が届く

 

だからこそ俺の近くの誰かには手が届いて欲しい

 

「・・・・・・ねぇ」

 

「ん?どうしたのトーカちゃん」

 

「・・・・・・・は」

 

「ん?」

 

トーカちゃはジト目でみながら何か呟く

 

「私にはないんですか」

 

「あ、ごめん」

 

「・・・・・・・」ゲシッ

 

「ぐおおおおお!!!スネがああああ!!!」

 

「ふん」

 

俺は床をゴロゴロころがり痛みをこらえているとトーカちゃんに外に出される

 

 

 

 

 

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