ああ、今日も平和だなぁ
俺は今日もあんていくでサボる
珈琲が俺の舌と鼻を喜ばせる
そして
どうやら店長は俺のあげた本を店において誰でも読んでいいようにしてくれているようだ
俺は一冊を読みながら珈琲を飲む
そういえば最近新しいバイトが入っていた
左目に眼帯をした黒髪の青年だ
「・・・・・新人君」
「は、はい」
「珈琲おかわり」
「はい」
「それと・・・・・君は本は好きかい?」
青年は俺の手元を見る
「高槻泉ですか・・・・・僕も好きです。繊細な中に力強い一面があって掴みどころがないところがとてもひきこまれるんです。」
「黒山羊の卵は呼んだかい?」
「はい・・・・小夜時雨がプロトタイプの本ですよね」
「・・・・・・俺は【あなたの母は、あなたを育てるのに失敗した】この文が酷く寂しく感じるんだ」
「寂しくですか?」
「そう」
俺は新しくだされた珈琲に口をつける
カランカラン
「よう金木・・・・・と暴力捜査官!?」
「ヒデ!」
「トーカちゃんに手をださなきゃ安全だよ・・・・トーカちゃんは俺のだから」スコンッ
客から注文を取っていたトーカちゃんから注文票が頭に飛んでくる
「それより金髪君、そのケガどうしたんだい?」
「え?あぁ~事故にあっちゃいまして」
「そうか気をつけなよ人の命なんて一瞬で散るんだから」
「うす、そういえば俺グール捜査官に聞いてみたい事あったんですよ」
「オフレコにしてくれるなら少しだけいいよ」
「まずはグールをどう思ってます?」
その言葉に店内の音がなくなる
そうか・・・・今日は俺を抜き客は三名金髪以外グールか
「それは捜査官としての回答かいそれとも俺個人かい?」
「ていうことは二つあるんですね両方聞きたいっす」
「CCGとしては一般人を喰らう化物とか悪とか?」
「なら貴方個人としては?」
「・・・・・食うものが違う事以外人間となんら変わらないさ」
「人間と変わらないですか」
「そうだよ・・・・彼らには友がいて家族がいて愛する者がいる99パーセントの捜査官は気が付いていない自身が正義の味方であると同時に悪の戦闘員であることを」
「・・・・・・」
「人も喰種も勘違いしている自身は被害者とでも違う・・・・・喰種を迫害し殺し嫌悪していてる時点で加害者でもあるのだから人を喰らい、傷つけている時点で加害者なのだから・・・・・彼らは人と同じく笑い、泣き、喜び、恐怖し、愛し、眠り、育て、生きている故に何も変わらないのだよ」
「・・・・・何もかわらない」
「ん?」
「金木」
そこには涙を流す金木が立っていた
「金木君ここはいいから奥で顔を洗っておいで」
「え?」
「そんな顔をお客に見せるなって店長は言ってんの」
「あ、すみません」
そして金木は奥に行く
「・・・・・本題はこっからなんですけど自分の大切な奴が喰種だったり喰種になったらあなたならどうします?」
「・・・・・君の近くにいるなら俺が苦しまずに送ってあげよう。捜査官としてなら君を法のもと処罰しなければならないのだから」
俺がそう言ったときのトーカちゃんの顔は悲しそうであり仇をみるような目でみていた
「なら個人的には?」
「・・・・・・胃もたれしそうなないようでめんどくせぇ」
「は?」
「ですよね!」
金髪君はヘラヘラ笑う
「その時でないとわからないけどさ、例えば惚れた女が喰種だったら・・・・・・捜査官をいじでも続けるね」
「やっぱ喰種がだめだとか?」
「ちがうよ・・・・その娘がどれだけマークされているかを把握してその娘の情報を操作して餌・・・・死体をちょろまかしやすくするためさ」
「守るために動くんですか?」
「オフレコね」
「そうすか」
「喰種に興味があるのかい?例えば金木君がそうだったとか?」
「最近ニュースで多いじゃないですかもしかしたら大学にもこっそりいるんじゃないかと、まぁ金木は心配してないんですけどねあいつは小学校の時からの親友でハンバーグが大好きなんすよ!喰種なら食えないでしょうしあいつ友達俺以外に見たことないんで」
「それは良かった。彼が喰種なら君死んでるしね・・・・・それに今のところ人工喰種なんてきいたことなかったから大変な事件だよそんなのがあったら」
「こんどあいつにハンバーグでも奢ってやるかな」
そう言い彼はせきを立つ
「店長彼の分は俺が」
「え?そんな悪いっすよ」
「いい暇つぶしのお礼だ。またあったら声を掛けてくれると嬉しいよ。俺は
「そうすか俺はヒデでいいっすよ!鬼咲さん」
「おう、またなヒデ君」
「うす、ご馳走様です」
俺は彼を見送り珈琲の最後の一口を飲むと
カチャ
トーカちゃんが珈琲をだす
「あれ?頼んでたっけ?」
「・・・・・・サービス」
「珍しいね」
「別に・・・・・捜査官なんてやめたら?」
「・・・・・・なんで?」
「別に・・・・・先輩には似合わないと思ってるから」
「そうかな」
「・・・・・・うん」
「あれ、ヒデは?」
「帰ったよ金木君」
「そうですか」
さて・・・・そろそろ
立とうとしたら
カランカラン
ロングのおとなしそうな綺麗な女性と肩までのばした茶髪の小さい少女がずぶ濡れで入ってくる
「「っ!!?」」
そして二人は俺を見た瞬間顔色が豹変する
「リョーコさん」
そしてトーカちゃんは俺を見る
しかし俺の動きだした俺はとまらない
「リョーコさんというんですねお美しい!!よろしければ今夜お食事でも」
俺は片ひざをつきバラの花を一輪差し出す
「・・・・・」
女性は戸惑っており少女を見ると女性に隠れながら本を抱きしめている
この子は
「・・・・お嬢ちゃん」
絶対美人になる
「・・・・・」
「それ虹のモノクロだよね?」
「雛実行くわよ」
リョーコと呼ばれた女性はつれて行こうとするが
まだだ!!
ここでいかせてはいけない
「雛実ちゃんかいい名前だね」
俺は急いで席に戻り白いアタッシュケースを取り戻るこの間やく0.1秒
「ちょっと!何する気!」
トーカちゃんはどなり
リョーコさんは雛実を抱きしめ雛実は目を瞑る
俺はアタッシュケースを開ける
「よかったら好きなの選んでよ」
「・・・・・え?」
「・・・・・・・本?」
「・・・・・・・」
雛実は目を開けると中の本を見る
「いやぁ高槻作品をその年で読めるなんてすごいね!」
俺が話していると金木くんもアタッシュケースを見る
「わっ!すごい!全作品揃ってるんですね!」
「ふふふ、全部サイン入りでもあるのだよ」
「す、すごいよ!羨ましいよ雛実ちゃん!!」
「さ、どれでも好きなだけ選んでいいよ」
「じゃ、じゃあこれ・・・・・持ってないから」
俺は雛実ちゃんに本を差し出す
「はい・・・・難しい漢字が多いけど大丈夫かな?」
「うん・・・・お母さん教えてもらうから」
「そうか、お兄さんにも聞いていいからね。お兄さんこう見えて漢検3級ホルダーだからすごいんだよ」
「ぜんぜんすごくない「シャラップ!!!」ような」
俺は立ち上がり珈琲を全部飲むとお代を置く
「それにしてもトーカちゃんどうしたの?様子が変だけど」
「リョーコさんは既婚者なの!変なちょっかい出されて迷惑かけたくないの!」
「な、なんだと」
俺は膝から崩れ落ちる
「はいこれ、トーカちゃんへのお土産」
俺は紙袋を渡すと床に伏す
「あ、あの」
「いや、人妻もそれはそれであり?」
「なしだろ!この馬鹿」ゲシ
「オグっ」
今日は一段とシンに残る蹴りだ
「トーカちゃん、君の様子がおかしい理由わかったよ」
俺は手帳をだすと頭に片手をあてポーズを取る
「な、なに」
「俺調べによるとトーカちゃんは今日は生r「死ねクソ変態!!!!」ぶげぇぇえ!?」
腹を蹴られKOされた俺は雨降るあんていく前に捨てられた
雨がちべたいぜ
~あんていく内~
「薫香ちゃん良かったの?」
「あ?」
「いえ、何でもないです」
薫香は不機嫌そうに紙袋を拾う、先ほど視線だけで殺されそうになった金木は何も言えなかった
「薫香ちゃん今の白鳩よね?なんで」
「・・・・・すいません後で詳しく話ますのでとりあえず奥に、あいつはとりあえず大丈夫ですから」
「薫香ちゃん白鳩って?」
「ああもう!あんたはだまってろ!」
「ねぇ今のお兄ちゃんってお姉ちゃんの恋人?」
「なっ!?ちがう!あんな変態クソ浮気野郎が恋人なんてありえないから!!!」
「あらあら」
「違いますからんリョーコさん」
「まぁ、大変そうだけど頑張ってね」
「だから違うって」
「何もらったの薫香ちゃん」
「は?関係ないだろ!!」
そう言いつつも袋の中を見る
周りも見る
中には
黒い透け透けの女性ものの下着と激薄と書かれた箱だった
「ふん!!!」
そして外へ走り
『ふっざけんな!!』
『ハットトリック!!!???』
謎の悲鳴をあげる龍臣の声のみ響いていた
「・・・・・これは」
「お母さんこれ」
「雛実にはまだ少し早いかしら」