シャルロットとの甘い日々   作:nightマンサー

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忙しい仕事の合間で読む二次小説が癒しで、
最近はISブームが来ており久しぶりに書きたくなったんですが、連載だとキツいので短編で投稿。
ちなみに推しはシャル、鈴、簪ちゃんです。
鈴と簪ちゃんも時間あれば書きたいけど何時になるやら…
今回形としてはASMR風で初めて書いてみました。
シャルと恋人になった気分を少しでも味わってもらえれば幸いです。ではどうぞ!


シャルとの朝の一幕

 

 

 

 

 

頭を撫でられる温かな感触を感じ、ぼんやりではあるが意識が覚醒していく。

カーテンの隙間から零れる暖かな日差しと鳥の鳴き声が朝であることを告げていた。

 

「あ、ごめん。起こしちゃった?」

 

澄んだ声が聞こえ、其方に寝ぼけ眼を向ける。

綺麗な金色の髪に澄んだ紫色の瞳、白を主体とした清楚さを感じさせる姿はまるで天使か女神の様だ。

その姿に起きることも忘れ、ぼんやりと見つめ続けた。

 

「…あの、えっと…そんなに見られると流石に恥ずかしいよぅ…」

 

羞恥から赤くなった頬を両手で隠すそれだけの仕草さえ、俺にとってはとても魅力的に映る。

ぼんやりとしていた意識がようやく覚醒しきる。

そこにいたのは当たり前ではあるが天使でも女神ではない。

お互いの想いを伝え合い、はれて恋人となった俺の最愛の彼女、シャルだった。

すまないと一言謝罪し、改めて挨拶する。

 

「うん、おはよう」

 

そう言って笑顔を向けてくるシャル。

朝起きて最初に見るのがシャルの笑顔である事の幸福を感じつつ、疑問に思っていたことを口にする。

IS学園は全寮制であり、ISは女性しか動かせないため実質女子校だった学園において、男でISを動かせる自分と一夏の部屋が同室、若しくは一人部屋になる事はほぼ確定事項の様なものだ。

これまで部屋割は色々とトラブル続きであったものの、紆余曲折あり現在はそれぞれ一人部屋という形になっている。

更に寮の規則で別部屋への泊まり行為は禁止、見つかればそれなりの処罰を受けることになる。

なのに何故昨日部屋まで見送り、更に鍵を掛けた筈の自分の部屋にシャルがいるのか不思議であった。

 

「えっと、折角だから朝御飯一緒に食べようと思って。鍵はその、ラウラにお願いして…」

 

あぁ、なるほど。一夏からラウラが朝ベッドに潜り込んでくると言ってたのを聞いたことがある。

鍵を掛けた筈なのに、更には全裸というオプション付きで、と。

最初聞いた時は惚気話かとも思ったが、一夏に限ってそれはないと即座に判断し、

ベッドに潜り込むのは兎も角、全裸は流石に色々と不味いと思い、ボーデヴィッヒにそれとなく注意兼アドバイスを行った。

ここでベッドに潜り込むのをまだ軽い方と思ってしまう辺り、俺も一夏を取り巻く状況に毒されているのだろう。

 

「それで、その…どう、かな?」

 

手を胸の前で握り、上目遣いで聞いてくるシャル。

こんな可愛い彼女の頼みを聞かない筈がない。勿論いいよと頷き了承する。

 

「よかった〜。急だったから断られないかちょっと心配で」

 

シャルはそう言って安堵しているが、逆ならばまだしもシャルからの誘いを俺が断るなんてそれこそないだろう。

今でも思うが本当に何故シャルのような素敵な子が俺のような奴を好きになってくれたのか不思議でしかたない。

何せ俺は一夏のようなイケメンではないし、ISを動かせる以外は本当に一般人の域を出ない普通の男なのだから。

そんなことを思っていると不意に頬を両手で抑えられ、強制的にシャルと見つめ合う形にされた。

 

「ねぇ、今自虐的なこと考えてたでしょ」

 

そういうシャルの表情は『私今怒ってます』と言わんばかりにムスッっとしていた。

自分が時折こうした自己評価した際、必ずシャルは気付いて不満げな顔をする。

口には出していないのだが、そんなにも分かりやすく表情に出ているのだろうか。

 

「それは、その…僕はキミの、か、彼女なわけだし…」

 

彼女という言葉で再び頬を赤くするシャル。

そんなシャルを可愛く思いつつ、俺は先程思っていたことを口にする。

聞き終えたシャルは嬉しさ半分、呆れ半分のような表情だ。

 

「なんていうか…キミってたまにだけど、一夏より鈍感になる時があるよね」

 

そんなシャルの言葉に俺は頭を鈍器で殴られたような衝撃を受ける。

女性からの付き合っては全て買い物にだと思い、遠回しの告白は字面通りの意味でしか考えない。

そんな唐変木・オブ・唐変木ズの異名を持つ一夏より鈍感とは流石に思いたくはないのだが、もしや知らぬ間にシャルを傷つけてしまったのだろうか…

俺がそんなネガティブ思考に陥りかけていたその時、シャルの顔が視界いっぱいに広がると同時に唇に柔らかく温かいものが触れた。

それがシャルの唇であることを理解して数秒後、ゆっくりと唇を離したシャルが目を合わせた。

 

「僕は、キミが好き。どうしようもなかったあの時、僕に居場所をくれた。その居場所を守ってくれる。

他の誰でもない、キミだから、大好きなんだ」

 

力強く俺にそう言ってくるシャルを見て、納得した。

これ程までにシャルはまっすぐに好意を伝えてくれているのに、それを文字通り受け取らなかった俺は一夏より鈍感と言われても仕方ないというものだ。

そう思った途端にシャルへの想いが高まってしまい、そのままシャルを力強く抱きしめた。

 

「ひゃっ!え、えぇ!?」

 

急に抱きしめたからか、シャルから戸惑いの声が漏れる。だが決して離れようとせず、むしろ身体を自分に預けるように寄りかかってくる。

そんなシャルにより一層愛しさを感じて、こちらも言葉を紡いだ。

俺もシャルのことが大好きだ。他の誰でもない、シャルだからこうして抱きしめたくなるし、ずっと一緒にいたいと思う。

 

「っ!…えへへ、嬉しい。好きな人と同じ気持ちって、こんなに嬉しいんだね」

 

シャルも腕を回してお互い抱き合うような形になる。

暫しお互い無言で抱き合っていたのだが、それだけで物足りなくなり俺からいいかと声を掛ける。

 

「うん、きて…」

 

そう言ってシャルが目を閉じ、そっと唇を突き出す。

俺もゆっくりと顔を近づけ、唇が触れーーー

 

 

 

 

 

 

「おーい、良かったら一緒に朝飯、に……」

 

 

 

 

 

 

る直前で部屋の入口から一夏が顔を出して声を掛けてきた。

 

「あ、その……お、お邪魔しましたぁ!!」

 

流石の一夏でもこの状況を見て自分が邪魔だと察したのだろう。

脱兎のごとく、一夏は部屋の扉を勢いよく閉め去っていった。

 

「〜〜〜っ!!」

 

一夏には後で言って聞かせるとして、今はリンゴのように顔を真っ赤にしたシャルに現実に戻ってきてもらわねば。

肩を軽く叩いて呼びかけ、シャルに今日朝御飯の後に予定があるか尋ねる。

 

「え、えっと…特に予定はない、よ?」

 

そう言いつつソワソワしているシャル。そもそも食堂に行くだけにしては私服がかなり気合いの入ったものの様に見える。

きっとそのつもりもあったのだろうが、ここは男らしく俺から誘うことにしようと思い、朝御飯の後にデートしないかと提案した。

 

「…っ!うん、実は一緒に行ってみたい場所があるの!」

 

満面の笑みで了承するシャルを見ると自分から提案して良かったと思う。

その後1度シャルに部屋から出てもらい、寝巻きから私服に着替えシャルと共に食堂へと向かう。

食堂までの短い道のりではあるが、その手は恋人繋ぎで固く結ばれていた。

 

短編お題

  • シャルとプールor海デート
  • シャルとお家デート
  • シャルの看病
  • シャルと学園祭
  • シャル猫化(猫耳・尻尾のみ)
  • シャルとの馴れ初め
  • いつメンに聞くシャルとキミ(読み手)
  • 上記以外
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