シャルロットとの甘い日々   作:nightマンサー

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お久しぶりです。
久しぶりの感想嬉しすぎてモチベ上がって仕上げました。
こちらフゥ太様リクエストのネタになります。
フゥ太様、リクエスト頂きありがとうございます。


シャルとの子供!?(リクエスト回)

 

 

 

 

 

 

 

とある休日の朝。

日課の早朝トレーニングを終え、朝食を食べに食堂に向かうと何やら慌ただしい喧騒が聞こえてきた。

食堂に到着し辺りを見渡すとテーブルの1つに人集りが出来ている。

疑問に思い近づいてみるとそこには一夏と一夏ラバーズーーー所謂いつメンが集まっていた。

一夏にどうしたのかと尋ねる。

 

「おぉ、それがその…朝飯食べに食堂に来たら知らない子供がいてな?」

 

一夏の言葉にテーブルに視線を向けるとそこには子供が2人、ちょこんと椅子に座っていた。

1人は黒髪の女の子で歳は10歳くらいだろうか?紫色の瞳が特徴的で、

可愛らしい顔をしているが今は周りを警戒しているようで緊張した面持ちだ。

もう1人は金髪の男の子でこちらは7歳くらいに見える。この歳で顔立ちが整っており、

将来はイケメンになりそうだが現在その顔は不安げだ。

姉弟なのか、先程から男の子は女の子の服の裾をずっと掴んでおり、女の子はそんな男の子を安心させるように頭を撫でている。

 

「こっちが何を聞いても、「知らない人と話しちゃ駄目」の一点張りでな」

 

「親の言いつけの守る良い子なのですけれど、これでは何も分からず…」

 

「それで、騒ぎを知った千冬さんが調べてる間、私達はこの子達の面倒見るよう言われたって訳」

 

箒とセシリア、鈴が一夏の言葉を補足し、大体の事情がわかった。

そもそもIS学園は正規の手続きをしなければ入れない場所である。

それに加え最近はトラブルが相次いでいるため警備レベルが上がっており、部外者のIS学園への出入りは困難を極める。

そんな中で普通の子供が入ってこれる筈がないため、何かの罠ではないかと織斑先生も疑っているのだろう。

面倒を見ろ、というのは言い方は悪いが監視の役割も担っているのだろうと思う。

そう考えていたその時、不意にその女の子と目が合う。

 

 

 

 

 

「っ!お父さん!!」

 

 

 

 

俺と目が合った瞬間、女の子は緊張した面持ちから一変、華のある笑顔を見せ男の子と一緒に俺に抱きついてきた。

 

 

『お、お父さんっ!?!?!?』

 

 

女の子の発言に俺を含めたその場にいた全員が声を上げ、驚愕する。

 

「お父さんってお前いつの間に!?」

 

一夏の言葉に俺は首を全力で横に振り、否定を示す。

そもそもこんな歳の子が子供って流石に現在高校生の俺には無理があるだろと促す。

 

「それは、そうかもしれんが…」

 

箒が現在進行形で抱きついている子供2人を見て、言葉を濁す。

完全に俺の事をお父さんだと信じているこの2人の子供はどういう理由かと言いたいのだろう。

むしろ俺が聞きたい所なのだがと頭を抱える。

 

「何やら騒がしいな」

 

「皆集まってどうしたの?」

 

そこにラウラとシャルが食堂にやってくる。

すると今度はシャルを見た男の子がシャルに向かって声を上げた。

 

 

 

「お、おかぁさん!」

「…え?」

 

 

 

そう言って俺に抱きついていた男の子が俺から離れ、シャルの足に抱きついた。

 

 

 

『お、お母さんっ!?!?!?』

 

 

 

本日2度目となる驚愕の声には俺の声も含まれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「DNA検査の結果、その…香菜ちゃんと幸一君は、貴方とシャルロットさんと親子関係であると判明しました」

 

「それと、防犯カメラの映像から2人が突然光と共に食堂現れたこともな」

 

子供たちーーー香菜ちゃんと幸一君に協力してもらい、検査した結果を山田先生から聞いたのだが、

結果は俺とシャルの、その、子供である可能性が極めて高い…というよりほぼ確定とのこと。

流石に状況が非現実的過ぎて、未だに頭の処理が追いつかない。

シャルなんて顔から湯気でも出るんじゃないかって程に顔を赤くしてる始末だ。

 

「おかぁさん、お顔…赤いよ?お熱?」

 

そんな満身創痍なシャルに追い打ちを掛ける幸一くん。シャルから離そうとすると泣きそうになってしまうので、

今もシャルの膝を占拠しているのだが、無邪気とは恐ろしいものだ。

 

「えっと、その…」

 

そんな中戸惑ったような声が自分のすぐ隣から聞こえてくる。

そちらへ視線を向けるともう1人の子供ーーー香菜ちゃんが何か言いたそうにしていた。

ちなみに香菜ちゃんの方は俺から離れたくないらしく、俺の左手をしっかりと握られている。

どうかしたのか聞くと、香菜ちゃんはポケットから何かを取り出す。

 

「うさぎのお姉ちゃんから、これを貰って……そしたら此処にいたの」

 

香菜ちゃんが取り出したのは人参の形をした懐中時計のようだが…

うさぎのお姉ちゃんと人参、そしてこの非現実的な事が可能な人物。この場にいる全員、同じ人物が頭に浮かんでいた。

 

「姉さん…」

 

箒が頭を抱えながら呟く。

香菜ちゃんと陽乃くんが所謂タイムスリップしてきた理由は分かったが、俺達で未来に帰すことができるのか。

そう思ってふとその懐中時計を見たのだが、どうやらこの時計、時刻が合ってないようで11時を指している。

 

「えっと、それとうさぎのお姉ちゃん、12時になったら戻るって言ってた」

 

香菜ちゃんの言葉に、恐らくそれで自動的に未来に帰れるのだろうと当たりをつける。

仮に間違っていたらその時はこの時代の腹黒兎に頼むしかないだろう。

 

「えっと、それじゃ折角だから私達と遊ぶ?」

 

ようやく落ち着いてきたシャルがそう提案すると、香菜ちゃんと幸一くんは笑顔で頷いた。

 

「よっし、なら皆で遊ぼうぜ!」

 

一夏の元気良い号令に皆同意する。

そうして短い間であるが、香菜ちゃんと幸一くんを含めた9人で鬼ごっこやかくれんぼに折り紙、

ISを使って香菜ちゃんと幸一くんを抱えて空を飛んだりして楽しい時間を過ごした。

 

だがそういった時間程あっという間に過ぎるもので、もうすぐ懐中時計が12時を指そうとしていた。

 

「そろそろ時計が12時を指すけど…」

 

シャルがそう言うと香菜ちゃんと幸一くんの足元に幾重もの幾何学模様が浮かび光を放出する。

 

『ハロハロ〜。時間になったから帰還システムを実行するよ〜!』

 

その光景に呆気にとられていると、聞き覚えのある女性の声が響き渡る。

 

「やっぱりアイツの仕業だったか…」

 

「姉さん……」

 

そう言って頭を抱える織斑先生と箒。

毎度何か問題が起こった時の裏にいるので、自分としてはまたかといった所であるが。

 

「お、おかぁさん……」

 

不安なのか幸一くんがこちらを見てくる。

香菜ちゃんは幸一くんを安心させる為に抱きしめているが、表情は少し暗い。

そんな2人を見て、俺とシャルは同じタイミングで2人の手をそれぞれ握った。

 

「大丈夫、元の場所に帰るだけだよ。何も怖くない」

 

幸一くんはシャルの言葉に安心したのか、先程遊んでいたときのような笑顔になる。

それを見て、俺も香菜ちゃんに言葉を贈る。

 

 

ーーー俺達は見送りしか出来ないけど、最後まで見守ってるから

 

 

そう言うと香菜ちゃんの表情も明るくなった。

それを待っていたかのように光が一層強くなった為、俺とシャルは少しだけ離れた。

そうして辺りが光で覆われーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある休日の朝。

いつも通り早朝トレーニングをしようと準備を行うが、頭が少しぼーっとしていた。

それもそのはず、何故か昨日の朝から夕方までの記憶がないのである。

しかもこの現象は俺だけでなくシャルや一夏達、山田先生に織斑先生にも起こっていた。

不可解な現象ではあるが、1日休日が無くなったーーー何故か充実感はあったのでそれも特に問題無いので皆受け入れていた。

そうして準備を整え部屋を出ようとして、ふと机の上に視線を向ける。

そこには折り紙で出来た鶴が4羽並んでおり、

2羽は綺麗に出来ているが、残りの2羽は少し不格好な鶴。

これも覚えがなかったが、とても大切な物な気がするのと、その鶴を見ると何故か凄く幸せな気分になれるので机に大切に飾っていた。

そうして4羽の鶴を確認してから、部屋を後にする。

 

 

 

ーーー残された部屋の机には、家族のように寄り添う4羽の鶴が佇んでいた。

 

 




想像の幅を広げたいので、折り紙は誰が上手くできて不器用だったかは明言してません。
作者的には日本人の主人公とその血を受け継いでる娘が上手くシャルと息子が不器用で考えてます。
子供達の名前ですが、娘は言わずもがなで息子は文字で選びました。

シャルの心の準備が……

  • 出来た(R-18作成)
  • まだ出来てない(本作のみ)
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