元々書く予定の話がまだかかりそうなので、ここからリクエスト回作成していくつもりです。
ちなみに皆さんはシャルの衣装で何が好きですか?
自分は断然メイド服です(メイド好き)
勿論水着などの他の衣装も好きです。
注)この短編は所謂コナン時空なので、
シャルが夏休み中なのに既にペアネックレス付けたり、夏休み終わってもエンドレスエイトです(トラウマ)
『ニューレインボーアイランドプール』
今年出来たアミューズメント施設であり、メインはプールであるのだが、現在期間限定で縁日イベントを行っている。
その出入口付近で水着で俺はそわそわしながら彼女であるシャルを待っていた。
事の発端はラウラの部隊の副隊長、ハルフォーフさんからの電話だった。
以前ラウラの日本知識が偏り過ぎていた事を懸念し、ラウラに頼んで話をさせてもらったのだが、
それから何度か知識の擦り合わせの為に話をする仲になったのだ。
そんな中、ハルフォーフさんがラウラに一夏を今年出来たアミューズメント施設へ誘うように提案したことを聞いた時は、
正直まともな案で驚いてしまった。
そんな訳でイベントをやっているなら行かないかとシャルを誘い、現在に至る。
……シャルの水着姿をまた見たいという本音も無きにしも非ずではある。
臨海学校の時はその後色々と大変であったし、まだ恋人になる前だった。
そう考えるとシャルと恋人としてのプールデートは初めてであり、これからシャルの水着姿を見ることになるのだと思うと、
どうにも落ち着かず、そわそわしてしまっているのだ。
「お、おまたせ」
シャルの声が聞こえ、そちらを振り向く。
「ど、どうかな?この水着…」
シンプルな水色のビキニタイプの水着を身に纏い、
首には【ラファール・リヴァイヴ・カスタムII】の待機状態であるペンダントと以前プレゼントしたペアネックレスを着けたシャルがそこにいた。
以前臨海学校で見た時の黄色の水着とは違い、腰にパレオを身につけていないため、
これでもかと言うほどシャルのプロポーションの良さが強調されており、非常に目のやり場に困る。
何だがどこを見てもそういった感情が湧き上がってきてしまい、シャルを直視出来ない。
「?黙ってどうかした?も、もしかして水着、似合ってなかった…?」
そんなシャルの不安な声を聞いて俺は慌てて否定し、とても似合っていると告げる。
「そ、そっか…えへへ」
俺の似合っているという言葉にシャルは笑顔になる。
その華が咲いたような笑顔に胸が高鳴り、顔が熱くなるのを感じる。
兎に角このままでは俺が持たないので、早速プールで遊ぼうと提案する。
「うん!たくさん遊ぼうね!」
そうして俺とシャルは歩き出そうとーーー
「あ、ちょっと待って!」
急にシャルに呼び止められる。どうしたのかと聞こうとした所でシャルが俺の左腕に抱き着き、所謂カップルのする腕組み状態となる。
「その…で、デートだから、ね?だ、ダメ…?」
勿論、シャルがしたいことなら出来る限り応えてあげたい。
しかし水着であるため密着している腕にシャルの柔らかさがダイレクトに伝わってくるのだ。
腕組みではなく手を繋ぐ等で駄目かと聞こうか思案した所で、シャルの顔も真っ赤になっていることに気付いた。
恥ずかしさは勿論ある。だがそれ以上に自分が感じている以上の恥ずかしさを押し退けてまでシャルが行動したのに、
それを男の俺が拒むなんて出来ないし、したくない。
少し上ずりながらも大丈夫だと返答する。
「っ!うん!」
こうして俺とシャルのプールデートが始まった。
◆
「ねぇ、次はあれやってみない?」
流れるプールや波のプール等、定番なプールをまわったところでシャルがとあるものを指さす。
それは大きなウォータースライダーの様でかなり人気なのか行列が出来ている。
「あ、ここペア滑りコースがあるんだって。一緒に滑ろうよ!」
シャルの言葉通り、ウォータースライダーの案内にソロ滑りとペア滑りの2コースある事がわかる。
勿論と返事し、ペア滑りコースの行列に並ぶ。
どんどん行列が進んでいき、あっという間に自分達の番になった。
「では、ペア滑りコースの説明を致しますね。先ずは男性の方がこちらに座ってください」
インストラクターの女性がハキハキと説明を開始し、俺は言われた通り座る。
「では女性の方は男性の脚の間に座るようにお願いします」
「は、はい。こう、かな?」
そうして俺の目の前にシャルが座り込む。
「では、男性の方は女性をギュッと抱きしめて下さい。お腹辺りを抱く感じでお願いします」
インストラクターの女性の台詞に思わず呆けた声が出てしまった。
今の状態でもかなり密着しているのだが、ここから更に抱きしめろと言うのか。
シャルに一言断りを入れてから、シャルのお腹辺りを軽く抱きしめる。
「もう…危ないですから、しっかり抱きしめて下さい」
だがインストラクターさんは危ないと思ったのか、もっと抱きしめるように俺の腕を掴んで密着させる。
これは、流石に近すぎではーーー
「では、いってらっしゃーい!」
そのままインストラクターさんに背中を押され、俺とシャルはウォータースライダーをかなりの速さで滑っていく。
「うわぁ!!?」
その余りのスピードに俺もシャルも言葉を交わす余裕が無い。
そうしてウォータースライダーのカーブで遠心力で抱きしめていた腕が解けかけ、シャルの身体が浮きーーー
ーーーむにゅう
「っ!?!?」
投げ出されないよう、解けかけた腕に咄嗟に力を入れたのが不味かった。
左手はそのままお腹を抱いたままだが、解けかけた右手がお腹から上の方に位置がズレたのだ。
お腹より上で手に吸い付くような柔らかさと張り。これはまさかシャルのーーー
そこまで考えた所でウォータースライダーが終わり、シャルと共に水中にダイブした。
「……」
水面に出たシャルが胸を隠すようにして、俺の方を見てくる。
「……エッチ」
その言葉で先程触ってしまったのが何なのか、もはや聞くまでもなく断定していいだろう。
兎に角次の人が滑り降りるので、プールから上がる。
そしてその場で脚を折りたたみ座り頭を下げるーーー所謂土下座をし、謝罪を口にする。
「キミが故意にやったんじゃないのは勿論わかってるよ?けど、その…触るならちゃんと言ってくれないと、恥ずかしい」
顔を赤くしつつ涙目で睨んでくるシャル。
先程の言葉に、一言断りを入れれば触ってもいいのか?と聞く勇気は流石にない。
再び謝罪して頭を下げ暫くして、シャルが大きく息を吐く。
「いいよ、その…許してあげるっ」
普通こういったことをすれば顔にもみじが咲いても可笑しくないのだが…シャルが優しくて涙が出そうである。
許してくれた事へ感謝しつつ、場所を移動しようとしたのだが、それはシャルの一言によって中断させられた。
「ま、待って!そ、その…ど、どう、だった?」
やはりシャルは怒っているのだろうかと思う質問が飛んできた。
この手の質問は漫画等で見たことあるが、これには正解がない。
仮に恥ずかしさで全然なんて否定なら、女らしさがないって言うの!?と声と共にもみじが顔に咲く。
逆に凄かったと肯定なら、変態っ!エッチ!等で罵られ、結局否定と同じでもみじが顔に咲く為、どちらにしろ被害は免れないのである。
どの道シャルに嘘をつきたくないため、自分の答えは決まっている。
万感の思いを込めて、良かったです、と一言だけ告げそうして平手打ちがくるだろうと覚悟を決めた。
「そ、そっか…よかったん、だ。…えへへ」
だがシャルは俺の言葉に何故か笑顔して、何やら機嫌も良くなっているようだ。
そうして呆気に取られた俺の手を取る。
「ほらほら、今度はあっちの方に行ってみよっ!」
何はともあれ、シャルが許してくれたのなら良かったとそこで考えをやめ、
シャルに引っ張られる位置から移動し、横に並んで歩く。
その手はどちらからともなく、繋がれていた。
◆
楽しい時間はあっという間に過ぎていくもので、
プールで遊び尽くした俺とシャルは期間限定の縁日イベントに参加するため一旦着替えることにした。
このイベント浴衣のレンタルも行っていたので、折角だからと浴衣を着て回ろうと言うことになったのだ。
自分の着替えは終わっており今は広場でシャルが来るのを待っている。
広場にはやはりと言うべきかカップルが多く、その殆どが浴衣を着ていた。
「お、おまたせっ」
シャルの声が聞こえそちらを向く。
紫陽花が描かれた水色の浴衣にオレンジの帯をしたシャルが立っていた。
「水着と同じ色の浴衣にしてみたんだけど、どうかな?」
勿論凄く似合っている。個人的にシャルは淡い色が似合うと思っているので、水色はシャルに合わせるのにピッタリの色だと思う。
早速見て回ろうかと言って、俺は左手をシャルに向け控えめにさしだす。
「っ!うんっ!」
それを見てシャルは嬉しそうに手を取り、そのまま腕に抱きついてきた。
シャルの歩幅に合わせて、俺とシャルは屋台に向かって歩き出した。
◆
「いっぱい回ったね…」
あれから俺とシャルは時間が許す限り、屋台を楽しんだ。
たこ焼きに難色を示すシャル、わたあめを笑顔で食べるシャル、射的で目的の景品を取るために真剣なシャル。
今日だけでシャルの色んな表情を見ることが出来た。
そうして今は締めとして、シャルと線香花火を楽しんでいる。
「楽しい時間はあっという間だね。それもキミと居ると尚更…」
言っていて恥ずかしくなったのか、後半は小声になっていた。
薄ら赤くなったシャルの顔を線香花火が淡く照らしていて、とても儚げで幻想的だ。
あぁ、とっても綺麗だ。
「っ!?そ、その…綺麗って、そんな…」
シャルの顔の赤色が強くなる。
どうやら無意識に言葉にしてしまっていたらしい。多分自分の顔もシャルに負けず赤くなっているだろう。
「なぁ、いいだろ?誰も見てないって」
「も〜、エッチ」
沈黙を破ったのは俺でもシャルでもなく、見知らぬ男女の声だった。
声のした方に視線を向けると、建物の影に動く2つの影が辛うじて見える。
だが先程の聞こえた内容等含めると、多少過剰なスキンシップの最中な様に思われる。
シャルも驚いたように建物の影を見ていたが、流石にこのまま此処にいては不味いとシャルに移動を提案した。
シャルも同意して燃え尽きた線香花火を備え付けの水の入ったバケツに入れ、早足にその場を後にする。
「ねぇ…1つ、聞いてもいい?」
先程の場所から十分離れた後、シャルが意を決したようにこちらに視線を向ける。
自分に答えられるものであればと答えた後、ゆっくりとシャルは言葉を紡いだ。
「その…やっぱり、キミは、僕と…その…
瞬間、ピシリッという効果音が響いた気がした。
そういうこと、そういうこととは先程の出来事を考えると、やはり
そうであれば、これは誠実な気持ちを伝えるチャンスではないか。
「ご、ごめん!今のなーーー」
シャルのことが好きだ。だからこそシャルを大切にしたい。シャルが嫌がることなんて絶対に…死んでもしたくない。
でも俺も男だ。好きなシャルとそういうことをしたいと、思っていない訳がない。
だからこそ、シャルがいいと言ってくれるまで待つつもりだ。
だから、そういった事に関しては安心して欲しいのだ、が…
「〜〜っ」
シャルの顔がそれはもう凄いことになっている。
いや待って欲しい。確かに思いの丈でもあり偽りない本音をぶつけたが、これでは尚更ダメだったのではないか?
シャルの発言で少し頭のブレーキが壊れた間にとんでもない事を言ってしまったのではないか?
だが言ってしまったことは今更無かったことには出来ない。
もしこれでシャルに振られてしまっても、仕方ないだろう。
そうして2人して無言が続きーーー
「す、すぐには、恥ずかしくて無理だけど…僕もキミが大好き、だから、
……こ、心の準備が出来たら、言うからっ!」
そんなシャルの宣言でこの会話は幕を閉じ、
IS学園に戻り部屋の前で別れるまでお互い一言も発することはなかった。
プールデートの後の暫くの間、俺とシャルは顔を合わせるだけで赤面し、
遂に一線を超えたのでは?と噂されるようになるのだが、それはまた別の話。
読んで頂きありがとうございます。
今回の話はIS2期1話でのシーンをベースに作成しました。
現在はリクエスト2位の猫化話を執筆中です。
また、今回の話でちょっと思ったことがあるので再びアンケート実施しますので、
回答頂けると嬉しいです。
現在のお題リクエスト募集は一旦年内期限とします。
最後に、お気に入り登録等ありがとうございます。
評価や感想を頂けるととても嬉しいです。
それでは、また!
シャルの心の準備が……
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出来た(R-18作成)
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まだ出来てない(本作のみ)