ウマ娘×仮面ライダー   作:名無し

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アグネスデジタル×猿渡一海

オレの名前は猿渡一海、29歳独身の普通の農家兼、アイドルオタクだ…だだだった筈だ

なぜオレがこんなに取り乱しているかというと…

 

オレのドルカツ仲間が…マイクデビューしちまったんだ!!

そう、オレはその子と今まで…熱く推しについて語り合ったりしていた…なのに、なのにだ!その子までそっちの世界に行ったとなると…

 

猿渡「俺、今までアイドルとメシ食ったり遊んでたって事になんのか?」

 

あり得ねえ!そんなことが許されて良いのか!

そう苦悩しながら俺は週に一度は行くと決めていたグッズショップ巡りへと繰り出すのだった

 

猿渡「さあ第二話行ってみるか!…って、これあらすじ紹介かよ!なげえよ!」

 

台本を地面に投げつけ、ショップに入る

 

猿渡「おお…新作のライブDVD…」

 

入ってすぐに目についた、メイクデビュー戦のライブDVD達…

そして、一際輝いて見えるあの子の写真…

 

この辺には競バ場が無いせいで生ライブはなかなか拝めない

となると頼りは円盤なのだが…

 

猿渡「うんうん…とうとうデビューしちまって…」

 

目頭が熱くなりやがる…

 

猿渡「おお、こっちはブロマイドも…ターフもダートもあるのか…青々とした草葉に映える爽やかな御御脚…強く大地を踏みしめる健康的な御御脚…!どっちを買う…いや、そんな愚問…どっちもだ!!」

 

迷いなく買い物カゴにブロマイドを突っ込む

 

猿渡「そう、俺の収入はウマ娘ちゃんの為にあり…!俺が同じオタクとはいえウマ娘ちゃんと一緒にドルカツする仲間だなんて考えたことが間違いだった…!」

 

???「えっ?」

 

背後で物音、商品が崩れた音を聞いて振り返る

 

猿渡「なんだ?誰…が……おわっ!?」

 

振り返った先に居たのは、同志…そう、元同志の…アグネスデジタル…つい最近メイクデビューした…オタク仲間だったウマ娘…

 

猿渡「コ、コレハ…ッ!?モシカシテデスケド…ゼンブキイテマシタァ…?」

 

思わず喋りがカタコトになる

 

デジタル「……はい」

 

猿渡「Oh……」

 

 

 

デジタル「いやー…猿渡さんがそう御考えだったとは…」

 

猿渡「…あー、俺は…その…」

 

デジタル「じ、実は今日伺ったのは猿渡さんを私のトレーナーとしてスカウトしたかったからで…」

 

猿渡「…な、に…?」

 

デジタル「そのー、私、まだトレーナーさんが居ないんですけど…そろそろ決めなきゃいけないんです、でも、私のオタク魂を理解してくれる人はいなくて…でも、猿渡さんが資格持ってたの思い出して…」

 

そう、何を隠そう、資格は持っている…何故か

いつ取得したのかすら覚えていないのだが…

 

猿渡(いや、待て!…いいのか!そんなことしたらオタク失格だぞ!)

 

担当とそんなに密接な関係になるなんて…と、俺の心の天使が叫ぶ

 

デジタル「まあ、トレーナーといっても私の担当という事にしてくれるだけで良いので…特に特別なこととかは無いし、求めませんので!ほら、昔みたいに一緒にオタ活できると思って!」

 

猿渡(なら、いいか)

 

心の中の悪魔がそう語りかけてくる

俺は天使に唾を吐き捨て、最大限の笑顔を向けて答える

 

猿渡「喜んで」

 

デジタル「本当ですか!じゃあこれからよろしくお願いします!トレーナーさん!」

 

そこから話はとんとん拍子に進んだ

中央トレセンに就職することになったり、引っ越したり、青羽達に羨ましがられたりと色々はあったが、ことが進みだせば話は速かった

 

猿渡「…マジか、ここが…限界オタク悶絶天国…?」

 

デジタル「ですよね!ですよね!そう思いますよね!」

 

街で呆然と立ち尽くしてしまったからか、後ろから誰かにぶつかられる

 

猿渡「あ、すんません…」

 

???「気をつけろよ」

 

男がそういう、しかし聞き覚えのある声で、どこか癪に触る…

というかぶつかってきたのはそっちだろ

 

猿渡「あン?」

 

万丈「あア?」

 

猿渡「………」

 

万丈「………」

 

猿渡「なんでバカがここに居ンだよ…!」

 

万丈「お前…カズミンじゃねえか!」

 

デジタル「トレーナーさん、知り合いですか?」

 

猿渡「あー、あーデジたん、どうかここは離れましょう、バカがうつるので」

 

万丈「…お前!トレーナーになったのかよ!」

 

猿渡「おう、部外者立ち入り禁止だ、出てけよ」

 

万丈「部外者じゃねえよ」

 

猿渡「どう見ても部外者だろ、スカジャンなんか着やがって、社会人の自覚ねえのか」

 

万丈「俺もトレーナーだ」

 

猿渡「……バカにトレーナーが務まるわけねえだろ」

 

デジタル「あのー、トレーナーさん、私一応知ってるんですけど、この方、ナリタタイシンさんの担当トレーナーさんです」

 

万丈「おう」

 

猿渡「…ウソだろ…」

 

万丈「お前、一応俺の後輩なんだからな、トレセンにいる間は勝手な真似すんなよ」

 

猿渡「お前こそ余計な真似して足引っ張んじゃねえぞ」

 

万丈「余計な事ってなんだよ」

 

猿渡「なんだ?このエビフライ頭」

 

万丈「エビフライのどこが悪いんだよ」

 

猿渡「いや悪くねえけどお前ソースぶっかけんぞこの野郎」

 

デジタル「喧嘩しないでください!」

 

デジたんが目の前に来てお願いをしてくれる…

 

猿渡「もう二度としません…なっ」

 

万丈「なっじゃねえよ…」

 

こうして、俺のトレセン学園での戦いは始まったのだった!

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