ウマ娘×仮面ライダー   作:名無し

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サクラバクシンオー×乾巧

乾巧「さて、と……前に言ってた長距離を走りたい、叶えるか」

 

バクシンオー「はい!みんなの規範たる学級委員長として全てのレースを対応できなくてはなりませんから!」

 

乾巧「大丈夫か?…誰かの為に自分を犠牲にしてまで走るのは…」

 

バクシンオー「では!私が長距離を走りきりたいからです!」

 

乾巧「…よし、ならいいぜ…まずはマイルから徐々に慣らすか」

 

バクシンオー「はい!」

 

 

 

 

バクシンオー「質問があります!」

 

乾巧「ん?ちゃんと前見ねえとこけるぞ」

 

バクシンオー「何故バイクに乗って並走しておられるのでしょうか!?」

 

乾巧「普通に走っても俺の脚じゃ追いつけねえからだよ」

 

バクシンオー「では普通じゃない走り方をすれば追いつくのですか!?」

 

乾巧「今やってるだろ」

 

バクシンオー「なるほど!それともう一つ聞きたいのですが!」

 

乾巧「そろそろ黙らないと舌噛むぞ」

 

バクシンオー「彼方にいるのはどなたでぇっ!?」

 

乾巧「お、おい!?」

 

 

 

 

 

乾巧「ったく…だから言ったってのに…」

 

海堂「ちゅーか、お前がバイクで並走しなけりゃ喋ることもなかったんじゃねえの?」

 

乾巧「海堂…!」

 

海堂「よぉ乾ィ…久しぶり……ってこれはこの前やったか、にしても今日もいいお天気だこと…ねぇ?」

 

乾巧「…って事は、次は…」

 

海堂「ちゅーか今日はよう…話があってきたワケ」

 

乾巧「…バクシンオーのことから手を引けって?」

 

海堂「そこまでは言わねえよ、俺様も流石に担当変えろとは言わねえけど…流石に無茶がすぎる、あの子はスプリンターだぞ?」

 

乾巧「スプリンター?」

 

海堂「…やっぱ向いてないって、いいか乾、お前はただの洗濯係、元々はただのクリーニングの代理店員、その方が良かったんだって、なんでいきなりトレーナーなんかに…」

 

乾巧「…前の担当トレーナーはみんな、長距離を走りたいと言えば拒否してきた、されてきた…夢を追いかける事がそんなに悪いことか?」

 

海堂「悪くはねえよ、悪かねえけど…」

 

乾巧「おい知ってるか?夢を持つとな…時々すっごい切なくなるが、時々すっごい熱くなる……らしいぜ。

俺には夢が無い、でもな、夢を守る事はできる」

 

海堂「世界中の洗濯物はどうしたよ」

 

乾巧「今は休業中だ」

 

海堂「… 俺に言わせればな、夢ってのは呪いと同じなんだ、呪いを解くには、夢を叶えなきゃいけない。

……でも、途中で挫折した人間はずっと呪われたままなんだ。」

 

乾巧「……」

 

海堂「本当にいいお天気だ、ほれ」

 

海堂が缶コーヒーを差し出す

 

乾巧「ホットかよ………ふーっ…ふーっ…」

 

海堂「いや、冷めてるだろ」

 

乾巧「お前にとってその夢が、今俺たちがやってる事が呪いでしかないとしても…誰かにとっては希望なんだ」

 

海堂「…それにしたって、あんまりにも…」

 

乾巧「…ところで、なんで海堂はここに…」

 

海堂「そりゃ決まってんでしょ、トレーナーしてるからだよ」

 

乾巧「…なるほどな、合ってるかもな」

 

海堂「……どうしたんだよお前らしくもない、なんか良くないもんでも食べたのか?…ちゅーかさ、アレ」

 

海堂が遠くを指す

 

バクシンオー「トレーナーさーん!!コースをバイクで走ったことについてー!呼び出しがあるそうです!!」

 

乾巧「マジか…」

 

海堂「そりゃそうだ」

 

 

 

 

青葉賞について記載された新聞

この日の勝ちウマはサクラバクシンオー…ではなかった

しかし…

 

海堂「…おい、知ってるか?夢を持った奴は時々切なくなったり、めちゃくちゃ熱くなる…らしい…。

でもな、夢を持った奴は周りにも影響しちまう…例えば、その夢を叶える為に、何人もが力を貸したいと感じたり、知恵を出しあったり…。」

 

木場「それで?君が色んな人に頭を下げて回ったのとどんな関係があるんだい?」

 

海堂「いや、そりゃあれだよ…それについては礼だよ、礼…」

 

サクラバクシンオーが2着と書かれた新聞紙を海堂が折り畳み、片付ける

 

海堂「この空を守ってくれた事と……仲間を…いや、熱くしてくれた礼…俺様のガラじゃねえかな」

 

 

 

 

 

バクシンオー「スタミナのトレーニングが足りていませんでした!しかし、レース全体の流れとしては良かったと思いますがいかがでしょうか!?」

 

乾巧「ああ…」

 

バクシンオー「…トレーナーさんは如何してそんなに落ち込んでおられるのですか?!」

 

乾巧「……」

 

巧が無言で紙を見せる

 

バクシンオー「…反省文…?ああ!バイクを乗った事ですね!」

 

乾巧「これが終わるまでバイクは取り上げ、書き物だから寝ることもできない…啓太郎の奴、余計なこと言いやがって…」

 

バクシンオー「私も手伝いましょうか!?」

 

乾巧「…いや、いい…」

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