ウマ娘×仮面ライダー 作:名無し
ネイチャ「…えっと…その人、どうしたの?」
八百屋「ウチでアルバイトしてぇって言うから試しに雇ったはいいんだが…」
蕎麦屋「出前もちゃんとできやしない、使い物になりやしねえ…!」
ネイチャ「……えっと…?」
剣「俺の名前は神代剣!アルバイトにおいても頂点に立つ男だ!」
ネイチャ「かみしろ…つるぎ?……なーんか、癖強い人ですな〜…って…神代…神代……何処かで聞いた事あるような…あ!ディスカビルコーポレーションの…?」
魚屋「そうそう!あの大企業の、そこの関係者だって言ってんだけど…なーんか、身なりも汚ねえし…」
八百屋「終いにゃ3日食べてないと来たもんだから、とりあえず飯をやるにも、まず仕事させてみようと思ったんだが…」
ネイチャ「…うーん……取り敢えず、ウチで預かるよ」
蕎麦屋「大丈夫かい?ネイちゃん」
ネイチャ「まあ、なんとでもなるでしょー」
剣「…なんだ?これは…」
ネイチャ「残り物でごめんね〜、すぐ用意できるものがなくてさ」
剣が小鉢の中の料理をスプーンですくって口に運ぶ
剣「…成る程な、これかショ・ミーンの味か」
ネイチャ「…しょ、みーん…?…庶民…?まあいいや!えっと…神代さんだっけ?…お腹膨れたら、ウチで働いてみる?」
剣「む…?」
ネイチャ「見ての通り、ウチってスナックなんだ、だけど接客はしなくていいから皿洗いとかー…」
ネイチャ「…って思ったんだけど…」
割れた皿をネイチャが持ち上げる
ネイチャ「もう何枚目…?」
剣「どうやら俺は皿を割ることにおいても頂点に立つ男らしい…!」
ネイチャ(あ、ふざけてんのかなこの人…)
ネイチャ「これは、みんながクビにするのもわかる気がする…ネイチャさん頭痛くなってきちゃった…ん?」
窓からこちらを覗いてる老人と目が合うが、老人は目があった途端隠れてしまう
ネイチャ(…今の誰だろ?商店街の人にあんな人いたっけ…?)
ネイチャ「うーん……うわっ!?」
スナックの入り口が開き、先程の老人が入ってくる
先程は気づかなかったが、背広姿、まるで執事のような…
じいや「坊っちゃま!!」
剣「じいや!」
ネイチャ「…じ、じいや…?え?このおじいさんは…」
じいや「申し遅れました、私、ディスカビル家の執事でございます」
ネイチャ「…執事!?じゃ、じゃあこの人本物の…?!」
ネイチャ(正直これで財閥関係者とか絶対嘘じゃんと思ってたけど!しかも坊っちゃまって!!)
じいや「…いいえ」
ネイチャ「…はい?」
ネイチャ「えっと…つまり」
じいや「坊っちゃまは、ディスカビル家当主の影武者でございます。
しかし、坊っちゃまは幼い頃に引き取られてから長年そのことを知らずにお過ごしになられました…。
そして、最近になって、その事実に気づき…」
ネイチャ「家を飛び出して、自分のディスカビル家を作ろうとしてる…と…?」
剣「その為には金が必要だ!」
じいや「坊っちゃま、どうかお考え直しを…今ならまだ帰れます!じいは、じいは坊っちゃまが心配で心配で…」
剣「心配するなじいや、俺は商売においても頂点に立つ男だ!」
ネイチャ「しょ、商売?」
じいや「坊っちゃま…」
剣「俺がこの店をデカくしてやる!」
ネイチャ「…いや、その……エンリョシマス…」
剣「何故だ!」
ネイチャ「いや…えっと……ええ…?」
ネイチャ(結局断りきれなかったし、その上…)
肉屋「良かったじゃないネイちゃん!前から言ってたお金持ちでイケメンの彼氏ができて!」
ネイチャ「やめてよ、肉屋のおばちゃん…てかあの人自身はお金持ちじゃないし…
って!ていうかそもそも彼氏でもないし…!」
ネイチャ(なんで変な噂まで立つのかなあ!?)
八百屋「それで?結局あの男はどうするんだい」
ネイチャ「…一応、ウチで面倒見ることにしたけど…」
蕎麦屋「ネイちゃんのとこでかい、心配だなぁ…」
ネイチャ「……大丈夫、割れにくいリアス食器に変えたから…ハハ…」
剣「見ろじいや!タコヤキュイジーヌだ!」
ネイチャ「それただのたこ焼きじゃ…」
じいや「お上手でございます、坊っちゃま」
剣「ネイチャ!どうだ!これなら金になるか!?」
ネイチャ(…ま、お金持ちじゃ無いし、色々変なとこあるけど…)
ネイチャ「悪く無いかも…ねえ!剣さん!」
剣「なんだ?」
ネイチャ「ちゃんと、大きくしてよね?」
剣「任せておけ!俺は全てにおいて頂点に立つ男だ!」