ウマ娘×仮面ライダー   作:名無し

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アドマイヤベガ×桜井侑斗(2)

アヤベ「すみません、コーヒーを」

 

侑斗「もう1人の方はいいのか?」

 

アヤベ「…ドトウのことについても聞きたいけど…

まずは…昨日、何があったのかを教えて欲しいの」

 

侑斗「知るか、昨日のお前なんて俺は知らない」

 

アヤベ「嘘を言わないで、じゃあドトウのことはどう説明してくれるの?

ついさっきまで一緒にこの喫茶店に来てたことも忘れてる…つまり、何らかの異常が起きてるのよ」

 

侑斗「かもな、でも俺には関係ない」

 

アヤベ「……お願い、教えて…私は、何か忘れちゃいけないことを忘れたのかもしれないの」

 

侑斗「……」

 

デネブ「侑斗、せっかくなんだし話したら?」

 

アヤベ(姿が見えないのに、大男の声が…?)

 

侑斗「うるさい、お前には関係ない」

 

デネブ「でも、もしかしたら友達になれるかも…」

 

侑斗「いるか!そんなもん!」

 

アヤベ「ねえ、そっちの人と話したいんだけど…デネブ、だっけ」

 

侑斗が一瞬俯く  

 

デネブ「すまない…本当は侑斗もキミと友達になりたいはずなんだ…」

 

アヤベ「…あの、それ、どうなってるの?」

 

デネブ「ん?」

 

アヤベ「…てっきり、あの大男が出てくると思ったんだけど…」

 

デネブ「今侑斗の体を借りてるんだ、ほら…怖いかと思って…」

 

アヤベ「…別にそんなに気を遣わなくてもいいのに。

まあ、とりあえず聞きたいことを聞かせて…あなた達は、私の記憶に何かしたの?」

 

デネブ「…それは、答えづらい質問だ」

 

アヤベ「何故?」

 

デネブ「侑斗もそれに苦しんでる」

 

アヤベ「…人の記憶に干渉しておいて?」

 

デネブ「…干渉したくてしてるわけじゃない。

それに消えてしまうのは、侑斗に関する記憶だ…侑斗は、変身するたびに、忘れられていくんだ」

 

アヤベ「忘れられる?…もしかして、昨日…」

 

侑斗「そこまでだ、もう夜だ、さっさと帰れ」

 

そう言って侑斗が立ち上がり、店を出る

 

アヤベ「…まだ話は終わってないのに」

 

 

 

 

 

 

侑斗「野上、イマジンは」

 

良太郎「…それが…今、デンライナーに居るんだけど…」

 

侑斗「はぁ!?倒さなかったのか!」

 

デネブ「待て侑斗、野上にもきっと理由がある」

 

良太郎「うん、実は……」

 

 

 

 

 

侑斗「お前が例のイマジンか、人を見るなり逃げやがって…しかも気配の無さは元からか」

 

イマジン「……」

 

デネブ「野上、さっきの話は…」

 

良太郎「多分、本当だと思う…このイマジンは、契約者の願いを本当に叶えようとしてる…」

 

侑斗「だとしても、願いを叶えたら過去で暴れるんだろ?」

 

イマジン「そんな事、もう興味はない」

 

透き通る様な声でイマジンが反論する

 

良太郎「…落ち着いて、もう一回、話してくれる…?」

 

イマジン「……いいだろう、私の契約者は…アドマイヤベガ、あのウマ娘だ…契約を結んだのも、もう何年前かわからない」

 

侑斗「それだけの時間付け回してたのか?」

 

イマジン「…それが契約の内容だったから…」

 

デネブ「契約の内容って?」

 

イマジン「彼女は願いを覚えてすらいない、忘れてしまったからだ」

 

侑斗「…何?」

 

イマジン「だが、それでも私は願いを叶えるために…他にも理由があるが、彼女に憑依することにした。

なのに、あいつらにメチャクチャにされた…。」

 

デネブ「…あの怪人達…」

 

イマジン「あれは擬態の力を持った怪物、人に化けて悪さをする…」

 

侑斗「お前に化けたってことか?」

 

イマジン「正確には違う、私が取り憑いたアヤベに化けた…そうしたら、何故か…私にも化けられる様に…」

 

侑斗「…それで、お前はわざわざ俺たちに捕まって、どうして欲しいんだよ」

 

イマジン「…アヤベを守ってあげて、彼女はずっと戦ってきた、たった1人で…」

 

侑斗「何でお前は自分を忘れた奴を助けて欲しいんだ?」

 

デネブ「侑斗…」

 

イマジン「確かにイマジンは目的のためなら手段を選ばないものばかりだ、私もそうだと思われるのは不思議なことじゃないし、実際そうだった。」

 

デネブ「何か、理由が?」

 

イマジン「ゼロノスと戦ったんだ」

 

侑斗「なんだと…!?」

 

良太郎「侑斗と…?」

 

イマジン「違う、別のゼロノスと」

 

侑斗「あいつか…!」

 

イマジン「その時に私は深手を負った、だがイマジンは傷を負っても契約者の記憶から復元ができる、つまり倒し切られなければ問題ない…。

だが、もう1人のゼロノスの影響で私はアヤベに忘れられたんだ」

 

良太郎「そんな事が…?」

 

イマジン「アヤベがゼロノスと出逢ったのは、丁度私と契約する直前だったらしい、だから…私の事を忘れ、復元に時間がかかった。

その後、アヤベの中で修復を済ませて君たちのことを嗅ぎまわり、君が変身のたびに忘れられる事を知った」

 

侑斗「……」

 

イマジン「その時こう思った、忘れられると言うことがこんなに辛いのに戦い続けるなんて、バカなヤツだって…。

だけど、でも、羨ましくなった…そこまでしてでも何かを守りたいと思えるキミが…。

だから、キミに頼みたいんだ、アヤベを助けて欲しいと…」

 

侑斗「……」

 

侑斗がイマジンを見る

 

デネブ「侑斗?」

 

侑斗「カードのせいで消えた記憶なら、俺にも責任がある」

 

デネブ「侑斗…!」

 

侑斗「最初に言っておくぞ!変な動きをしたらお前を倒すからな!」

 

イマジン「ありがとう…でも私はどうなってもいいんだ、アヤベさえ守れれば…私に祈ってくれたアヤベを、守ってくれ…」

 

 

 

 

 

 

アヤベ「…今日は散々だったわ、結局質問にはちゃんと答えてもらえなかったし…。

おそらく、私が昨日プラネタリウムに行ったのは間違いない…でも、何、この違和感は?」  

 

…落ち着いて考える

昨日は私の記憶が消えた、そして今日はドトウの記憶が消えた

…そう、桜井侑斗に関する記憶が綺麗さっぱりと消えていた

気づき様がないほどに綺麗に…

 

アヤベ「……あ」

 

桜井侑斗に関する記憶が消える

そのワードで排除した可能性が頭の中に浮上した

 

アヤベ(あの2人もわかってないだけで…他の記憶も消しているとしたら?)

 

だって、私は昨日の記憶がない

ドトウは今日、あのミルクディッパーという喫茶店に行ったことすら忘れていた

 

アヤベ「私の中で、大事な記憶が失われている…?

だとしたら、何を、忘れたの…!?…っ」

 

気配を感じて振り返る

 

アヤベ「…え…」

 

アヤベ?「……ふふっ」

 

そこには、もう1人の私が…

 

アヤベ?「お話ししましょう、お姉ちゃん?」

 

アヤベ「お姉ちゃん…?あなたは…一体……」

 

アヤベ?「…ふふ…」

 

    

 

 

 

アヤベ「私の…妹?それはありえないわ、だってあなたは生まれることが…」

 

アヤベの妹「でも、お姉ちゃんが私に会いたいってお星様に願ってくれたから、こうやって会いに来られたの」

 

アヤベ「…私が…?」

 

アヤベの妹「そう、今まで私の代わりに走って、勝ってくれてありがとう、ずっと見てたら…もっと近くで味わいたくなっちゃった」

 

アヤベ「え?」

 

アヤベの妹「…これからは、代わりに私が生きてもいいよね?だってほら…今までの夢とは違う」

 

アヤベの手が乱暴に掴まれる  

 

アヤベ「痛ッ…!」

 

アヤベの妹「ふふっ…!良いよね、お姉ちゃん…!」

 

アヤベ「……」

 

…そうだ、私の身代わりで死んだ妹が、交代を望んでるんだ

貰った命なのに今更それを…それに…

 

アヤベの妹「あれぇ…?お姉ちゃん、もしかして………。

ああ、そっかぁ〜…自分の為に生きるの楽しくなっちゃったんだ?」

 

アヤベ「…!」

 

そうだ、いつしか私は自分のために生きてしまう様に…

自分が、やりたいように…生きてしまって…

 

???(それでいいんだよ)

 

アヤベ「…え?」

 

アヤベの妹「何、その顔」

 

???(お姉ちゃんは何にも悪くないよ、だから…騙されないで、お姉ちゃん!)

 

アヤベ「…っ!」

 

アヤベの妹「あ、待て!」

 

一心不乱に逃げる

これが正しいのかなんてわからない

だけど、整理する時間が欲しい

今の私にはどちらが正しいのか、区別がつかない…!

 

この弱さの塊の様な心の中の声も、私の恐れの具現化の様なあの子も…

どっちが正しいのか…

 

ドゴッ

 

アヤベ「きゃっ!?」

 

デネブ「おおっ!…だ、大丈夫?」

 

アヤベ「…!」

 

全速力で走っててぶつかったのにびくともしない…!?

いや、それより…

 

アヤベ「あ、あの子が…!」

 

アヤベの妹「捕まえて、其方が偽物だから!」

 

デネブ「え?ど、どっち?侑斗!」

 

侑斗「んなもん両方捕まえれば良いだろ!片方が怪人だ!そいつは俺がやる!」

 

侑斗がベルトを巻き、カードを取り出す

 

侑斗「変身…」

 

アヤベ「待って!変身しないで!」

 

侑斗がカードを掲げたまま静止する

 

デネブ「え?どういう事?」

 

アヤベ「変身するたび…忘れられるんでしょう…!?」

 

侑斗「……!」

 

侑斗がデネブが抑えてない方のアヤベに飛びかかり、プロレス技で組み伏せる

 

アヤベの妹「な、何を…!」

 

侑斗「偽物はお前だ…!デネブ!」

 

デネブ「わかった!」

 

デネブが侑斗が捕まえたアヤベを捕まえる

 

アヤベ「…なんで、わかったの?」

 

侑斗「…孤独だけを強さにする心は、痛いほどにわかっている」

 

アヤベ「…そう、なのね…」

 

侑斗「…待て、この気配…イマジンか!」

 

物陰から、星のイマジンが姿を表す

 

アヤベ「あなたは…」

 

イマジン「契約は、完了した…そして、お前は思い出した」

 

アヤベ「っ…あ…!」

 

アヤベの背に過去への穴が開く

 

侑斗「なっ…!?使命に興味は無くなったんじゃなかったのかよ!」

 

イマジン「なんの話だ?」

 

イマジンが過去へと飛び込む

 

侑斗「チッ!」

 

侑斗がカードを持ち上げた手を、アヤベが掴む

 

アヤベ「私は、あなたを孤独にしたくない…」

 

侑斗「…バーカ!カードはお守りじゃないんだ、使う時に使わなきゃ、意味がないんだよ!」

 

CHARGE & UP(チャージアンドアップ)

 

アヤベ「…赤い…」

 

ライナーパスが11月7日の日付を表示する

 

侑斗「この日付に覚えは」

 

アヤベ「…菊花賞…?」

 

侑斗「…レースの名前か…まあいい、デネブ!行くぞ!」

 

 

 

アヤベ「……あ」

 

イマジン「……」

 

先程、過去に消えたはずのイマジンが目の前に現れる

 

イマジン「……あの…」

 

先程とは違う、今向けられている目は…

 

アヤベ「あなたは、誰なの…」

 

イマジン「私は、アルビレオ、二つの星のイマジン…本当の姿は違うけれど……私はあなたをずっと見守ってきました、契約の通りに、「あなたが勝ち続けるところを、ずっと見て」きました…。

何よりも純粋なあなたの願いを、私も叶えたい、もし貴方が私を忘れても、私は貴方を覚えています」

 

イマジンが光となってアヤベの中に消える

 

アヤベ「…あ、あぁ…!」

 

間違いない、私は…忘れてしまっていたんだ…

あの日の勝利も、分かり合えた日も、全てを…

 

アヤベ「…手が…」

 

手が、透けてゆく

私が、消えてゆく

 

アヤベ「……」

 

今の私に出来ることは、ただ、星に祈るだけ

 

 

 

 

 

イマジン「く…!しつこい奴らめ!」

 

デネブ「侑斗、どうする」

 

侑斗「俺1人にやらせろ」

 

デネブ「わかった!」

 

侑斗「最初に言っておく!今の俺は今までで一番強い!」

 

ゼロガッシャーをソードモードで組み立て、振るう

周囲の地面が衝撃で沈み込む

 

イマジン「ぐっ…!?」

 

侑斗「行くぞ!」

 

イマジン「この…!」

 

星を飛ばしながら牽制しようとするイマジンの攻撃をものともせず、一直線に突っ切り、一撃

そして逃げる暇もなく連続で斬りつける  

 

イマジン「ぐっ…ぐうう…!?」

 

侑斗「これで終わりだ!」

 

FULL CHARGE(フルチャージ)

 

剣に溜まったエネルギーを突き出す

 

イマジン「ぐ…ぐあぁぁぁぁっ!!」

 

イマジンが爆散する

 

侑斗「……ふん……っ!暴走したか!」

 

爆散したはずのイマジンが、六本足の巨大な怪獣になり、暴れ出す

 

侑斗「おい!デネブ!」

 

デネブ「任された!」

 

どこからともなく現れたゼロライナーが正面からぶつかる

が…怪獣に力負けして弾き飛ばされる

 

侑斗「なっ…!?」

 

怪獣「ウゴァァァァァァァァッ!!」

 

デネブ「ダメだ侑斗!正面からじゃ勝てない!」

 

侑斗「…正面からじゃ無理、か…

お前がそんなこと言うなんてな!デネブ!俺が注意を惹く!後ろからやれ!」

 

デネブ「卑怯な手だが仕方ない!」

 

ゼロガッシャーをボウガンモードに組み替えて撃ちながら怪獣を誘導する

 

デネブ「侑斗!近すぎて危ない!もっと離れるんだ!」

 

侑斗「言われなくてもわかってる!」

 

侑斗(離れようにもデカすぎてこのままじゃすぐに捕まる…!…!)

 

ゼロノスのすぐ隣を誰かが駆け抜ける

 

デネブ「あれは…!」

 

???「こっち!こっちに来て!」

 

侑斗「…アドマイヤベガ…?いや…」

 

誰かが怪獣を引き離し、逃げ続ける

危険なことをしているのに、楽しそうに、笑いながら

 

???「早く!今のうちに!」

 

侑斗「…やれ!デネブ!」

 

デネブ「わかった!」

 

ゼロライナーが怪獣の後方から最高速で追突し、突き上げる

 

デネブ「よおし!これでとどめだ!」

 

後部車輌が変形してヘリコプターのプロペラの様になる

そしてそのプロペラが回転し浮き始め…

 

???「嘘、飛ぶんだ…電車じゃない…?」

 

怪獣をプロペラで斬り刻み、怪獣を完全に撃破する

 

侑斗「……お前…」

 

誰かが、振り返って笑う

 

アヤベの妹「お姉ちゃんによろしくね、仮面ライダーのお兄ちゃん!」

 

 

 

 

 

侑斗「…おい、どけよ」

 

アヤベ「まだだめ、少しだけ話したいことがあるの。

そのカードを抜き取ったら…私は貴方のことを忘れるのでしょう?」

 

デネブ「それは…」

 

アヤベ「いいの、それは仕方のないことだから…。

それに、私はアルビレオのおかげで記憶を取り戻せたの、貴方に助けられたことも、あの子と分かり合えたことも思い出せた。

心の底から感謝の気持ちでいっぱいだけど、もしもう言えないのだとしたら…ありがとう、それだけは言いたかった。」

 

侑斗「……ああ」

 

アヤベ「きっと忘れないわ、また会いましょう、約束よ」

 

侑斗が、ゆっくりとカードを抜き取る

そして、カードが風化して消えていく

 

 

 

 

 

 

デネブ「侑斗!これ見た?」

 

侑斗「…アドマイヤベガ、宝塚記念勝利…か、思ってたよりすごい…のか?」

 

デネブ「今日はお祝いにご馳走にしよう!」

 

侑斗「なんでだよ、俺たちに関係ないだろ」

 

デネブ「でもせっかくだし…」

 

侑斗「はぁ…最初に言っとくけど、シイタケ入れんなよ」

 

デネブ「……あたっ!?」

 

デネブがそそくさと逃げ出そうとした所に侑斗がチョップする

 

デネブ「なんでバレたの…あー!侑斗!」

 

侑斗「お前の考えてることなんてお見通しなんだよ!デネブー!!」

 

デネブにプロレス技をかけている侑斗の肩が叩かれる

 

侑斗「ん…?…あ…」

 

デネブ「…ああ…!」

 

アヤベ「財布、落としましたよ。

道端ではしゃぐのは控えた方がいいと思います」

 

侑斗「え、あ、ああ…ありがとう…」

 

デネブ「…あ、あー……行っちゃった」

 

侑斗「……覚えて、なかったな」

 

デネブ「…侑斗……でも、約束通りまた会えた!そうだ、今度レースを見に行ってみよう、きっと楽しいぞ!」

 

侑斗「俺に気を使うな、忘れられるやつだけじゃない、忘れる方も辛いんだ」

 

デネブ「侑斗……あ、電話だ……もしもし野上?

……ああ!カメタロス!…ごめん、ウラタロス…お客さん?わかった、すぐ行く」

 

侑斗「デンライナーか?」

 

デネブ「いいや、喫茶店だ」

 

 

 

 

 

侑斗「…なんだこれ」

 

豪華な飾り付け、並べられた料理にケーキ

…パーティーの用意なんて、何のために…?

 

良太郎「ミルクディッパーを貸し切って、パーティーをしたいってお客さんがいて…」

 

侑斗「でもなんで俺たちを呼ぶんだよ」

 

良太郎「それは…」

 

アヤベ「パーティーの主催者が私だから」

 

侑斗「アドマイヤベガ!?」

 

デネブ「でも、侑斗のことは忘れたはずじゃ…!」

 

アヤベ「覚えてる」

 

侑斗「じゃあなんでさっき知らないふりしたんだよ!」

 

アヤベ「道端であんなことしてる人達の知り合いなんて、言えるわけないじゃない」

 

デネブ「そ、それよりなんで…?」

 

アヤベ「…アルビレオ、あのイマジン…に擬態したワームって怪人が居たの。

そのワームって怪人は、元々は私に化けてたんだけど、その時私の中に居たアルビレオってイマジンと、あの子、それから私、3人に纏めて擬態したみたいなの」

 

侑斗「なんだ…それ?」

 

アヤベ「ワームって怪人はコピーした相手の力と記憶もコピーするらしいの、それで…私と、あの子の記憶と祈り、そしてアルビレオの契約を。

そしてそのワームのアルビレオは私の中に憑依した」

 

侑斗「そいつがバックアップの役割を果たしたってことか…!?

まさか、今もいるのか?」

 

アヤベ「居るけど、私に記憶を渡したせいで眠ってるわ」

 

デネブ「そうかぁ…良かった…侑斗のことを忘れないでいてくれて…」

 

アヤベ「忘れるのも忘れられるのも辛いんでしょう?

…それに、私ももう大事な人は忘れたくないの」

 

侑斗「あの話、聞こえてたのか…!?」

 

アヤベ「ウマ娘は耳がいいから。

…私は決して貴方を忘れない、何をされても、何があっても忘れない…いい?彦星様(アルタイル)

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