ウマ娘×仮面ライダー 作:名無し
秋川「故障ッ!車が壊れてしまった私、秋川理事長である!」
車を直し、事情を説明し、用務員として雇ってもらったところ、メイクデビュー前のエアシャカールのデータ帳を拾ってしまう。
彼女のデータによると、三冠達成にはどうやっても7cm足りないらしい。
そこで俺は彼女と出会い、パートナーとしての契約を結ぶ
全ては7cmを埋める為、新たな勝利の法則を見つけ出す戦いが始まったのでありました!
…ところで、この世界の美空ってどうなってんの?…そこんとこどうなんだよ、カズミン
猿渡「…みーたんは、みーたんはなぁ!…どこ行ったんだ…?どこ行っちまったんだよみーたん!!」
万丈「知らねえのかよ!」
内海「石動美空は父親と一緒にnascitaを盛り上げている」
あ!あなたは!
猿渡「サイボーグ内海!」
内海「…君たちも私をそう呼んでいたのか…もうショックを受ける気力も無いよ…第9話、どうぞ」
戦兎「ウマ娘の肉体とは既知の物理法則を超えた物で…それを完璧にコントロールしながら…」
シャカール「ってコトはだ、ここまでのデータと、コレらの成長予測を以てすれば解るだろ、あと7cmが足りないってコトが」
戦兎「……いや…本当に7cmなのか、俺も計算してみる」
戦兎はパソコンに向かい、ジッと画面を見つめながらタイピングする
シャカール「何回シュミっても結果は変わんねーよ」
戦兎「知らねえのかもしれねえけど…科学は過程だけじゃ終わらない、実験して、証明しなきゃならない」
シャカール「…ンな事わかってる」
戦兎「…だったら、諦めるのは早いんじゃないか?」
シャカール「“その時“までに辿り着ける肉体の限界が…あと7cmなんだよ」
戦兎「…その7cm先に、誰がいるのか…考えた事はあるか?」
シャカール「……ねェな、コッチが気にしてんのは数字だけだ
一番速ェ奴が順当に皐月賞を取って、一番運が良い奴が日本ダービーを勝って、一番強ェ奴が菊花賞に勝つ…
でもな、どんなに努力しても運は伸びねえ」
戦兎「…足りない7cmは…日本ダービー…最も運の良いウマ娘が勝つ場…」
シャカール「どうよ、事象天才物理学者サンよ、アンタにこの7cmは埋められるか?」
戦兎「…はぁ……」
戦兎が窓を開け放ち、外を見る
シャカール「無理だろ?ま、アンタからすりゃトレーナーでも無い自分に……っ?」
シャカシャカシャカ…
何かの音が響く
戦兎「さあ、実験を始めようか…とうっ」
戦兎が窓から飛び降りる
シャカール「オイバカここは2階…って…」
戦兎「ほら、さっさと降りて来ねえと置いてっちまうぞ」
そう言って戦兎がグラウンドの方へと走る
シャカール「…速え…アイツ本当に人間か?…いや、それより追いかけねえと…」
エアシャカール自身、ふっと浮かんだ
今から行う行動は、ロジカルとは言い難いと感じていた
衝動に、感情に突き動かされて追いかける行為がロジカルで無いと自覚していた
だけど、それを無視した
シャカール「待てェ!」
戦兎「おっ…来た来た」
グラウンドの中心で如何にも待ってましたと振る舞うこのナルシストをどうにか痛い目に合わせてやりたい気もするが
戦兎「今の俺の足の速さ…物理的に有り得る人間の速さじゃなかったろ?」
シャカール「何が言いてェ…何をする気だテメェ…」
戦兎が両手のフルボトルを見せる
戦兎「ルールを破るような事はしない、ただし…」
シャカシャカシャカシャカ…
シャカール「っ…!さっきの音…いや、それだけじゃない、なんだコレ…!」
空中に突如現れた数式の数々…
シャカール「……コレ…か…!?……まさか…これなら、運を超えられる…!」
『ラビット!タンク!ベストマッチ!』
シャカール「あ?」
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!…イェイ!』
戦兎「仮面ライダービルド…作る、形成するって意味のビルドだ、以後お見知り置きを」
シャカール「……待て、その変なカッコとか色々言いたい事はあるが…なんでウサギと戦車がベストマッチなんだよ!てかさっきの数式はどこに…!」
戦兎「エアシャカール、俺と組んでみないか?」
戦兎が変身を解除しながらそういう
戦兎「今のビルドも、さっきの現象も…全部今までのデータには無い物だったはずだ、新しいデータが…実験が…7cmを埋めてくれる」
シャカール「トレーナーでもねぇクセに……チッ…面白ェ…!乗ってやる…!」
戦兎「勝利の法則は、決まった!」
シャカール「…って話をした日以降…学園内で変なことばっか起きてやがる…何か知らねえか?」
タキオン「なぜその話を私に振るんだい、知るわけないじゃないか」
シャカール「だろうな、まあでも、お前の悪評について忠告したいって気持ちもあった…
実験と称し、非合法的なトコまで踏み込んだことしてんじゃねェのか?
お前のトレーナー…なんでまだ生きてるんだ?」
タキオン「さァねぇ…?それよりも、それも本題じゃ無いはずだ…一体本題はなんなんだい?…ま、見当はついているがね」
シャカール「難波重工の…最新の蹄鉄…」
タキオン「なら、頼み方というものがあるだろう?」
シャカール「土下座かよ…」
タキオン「友人にそんな事を強要するつもりはないさ、ただし…そんな態度ならせめてフルボトルと交換だ、アレは実に興味深い、実験の役に立つと思わないかい?」
シャカール「……アレは既知の物理をぶっ壊す…お前にとってもタブーなはずだ」
タキオン「だとしても、調べない理由にはなるまい?」
シャカール「……考えとく」