異世界へ『traveler』してしまったとある旅人   作:オタクくん

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 どうも〜、渡瀬です。またもや見切り発車した馬鹿です。
 え、原神の世界に転生したよ!ヤッタネ‼︎の方が全然進んでないって?……大丈夫、だと思います…。多分……。
 アルベド先生のPUが終わったくらいで出します。


異界任務 第一章 〜幼少期~中学時代〜
第1話


 私は蛍。現在五歳の旅人。

 テイワットって言う世界でお兄ちゃんを探していたんだけど、突然今まで使えなかった異世界転移が使えるようになって、知らない世界に飛ばされちゃったんだ。

 しかも、異世界転移じゃなくて、異世界転生、という初めての事態に混乱しています。

 パイモンもついてきたみたいで、非常食には困らなそう。

 

「おい!オイラは非常食じゃないぞ!」

 

「パイモンは非常食だよ?」

 

「全然違う!……それよりも、元素力はまだ扱えないのか?」

 

 そう。私がこの世界に来て、元素力が使えなくなってしまったんだ。この世界に来る直前に稲妻で野宿をしていたんだけど、この世界に来たら雷元素が使えなくなっていた。

 

「パイモンが寝ぼけて元素力を食べちゃったとか?すごい食欲だね」

 

「流石にオイラでも食べないぞ!」

 

「…えっと、元素力はともかく、武器や聖遺物はあるよ。みんなに着けていた分も持っているから、完全にテイワットと切り離されたのかな…」

 

「オイラ達はもう戻れないのか…?」

 

 そういうふうに考えるのが普通かな…。でも、何かの拍子にまた異世界転移が使えるようになるかも知れないし、気長にこの世界で待つっていうのもいいかもしれない。

 それに完全にテイワットと切り離されたんだったら、聖遺物や武器は持っていないはずだし、まだ何かしらの縁があるのかな。だったら、

 

「大丈夫だよ。きっと戻れる」

 

「…そうだよな、楽観的に考えていこうぜ!

 

 

だけど旅人、物凄く小さくなったよな」

 

「パイモンに言われたくないな」

 

 異世界転生、という名の通り、私は新たにこの世界で生を受けた。つまりは二度目の人生?

 幸い、一度行ったことがある世界に似ているから大体のことは分かる。例えば言語とか。

 ただ、一つ違うのは、この世界に生きている殆どの人間が何かしらの能力を持っていること。この世界ではそれを個性っていうらしい。

 

 そしてヴィランとヒーロー。個性を使って犯罪をする人と、個性を使ってそれを取り締まる人。ヒーローの中ではオールマイトっていう人が一番人気みたいだね。

 

 そして私が生まれたのはごくごく普通の家庭。でも親は仕事の関係で海外にいる。

 

「なぁ、ここに来てから結構経つけど、一緒にいた胡桃達はどうなってんだ…?」

 

「分からない。けど、絶対大丈夫だよ。強いからね」

 

「だけど、聖遺物はお前が持ってるんだろ?だったら危険じゃないか」

 

 確かに…。テイワットの方でどうなっているのか気になる。

 

「何か連絡手段は無いかな…」

 

 そう考えていると、パイモンがハッと私を見る。

 

「ウェンティ達に連絡って取れるか?」

 

「ウェンティ達……七神だから連絡が取れるだろうってこと、か」

 

「そうだぞ!神様なんだからそれくらいできるだろ!こう、念力みたいな感じで…」

 

 パイモンがうぅー、と唸るジェスチャーをする。…テレパシー?

 

「できる、かもしれない。ただ、それをどうやってやるか、だね」

 

「鍾離が夢でうんたらかんたらって言ってたから、それを旅人もすればいいんじゃ無いか?」

 

 その手があっ………

 

「できると思う?あれは仙法だったと思うんだけど…。向こうからの干渉を待つしか無いかな」

 

 神の心はファデュイが取っていったから、神じゃないしね…。

 

「あ、おい、もうそろそろ出ないと遅刻するぞ!」

 

 パイモンに指摘され、時計を見る。確かにもう登園の時間だ。

 

「そうだね。じゃあ行こっか」

 

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

「引子さん、お願いします」

 

「えぇ、もちろんよ。蛍ちゃん、親がいなくて大変ね」

 

「大変じゃ無いよ。親が仕事で忙しい事はわかっているから。それにパイモンだっているし…だから大丈夫」

 

 私は家が近い緑谷さんと一緒に幼稚園へ通っている。…この時間はパイモンには引っ込んでいて貰っているよ。

 

 しかし、緑谷が普段通りの様子ではなく、落ち込んでいた。気になったので質問してみる。

 

「あの子、無個性だって診断されたの。それで出久は塞ぎ込んじゃって…」

 

「そうだったんだ…」

 

 無個性とは、個性が何も無いことを指すらしい。テイワットで言うと、神の目を持っていない人って事になるのかな?

 ただ、テイワットでは神の目を持っていない人の方が多かったから、テイワットの常識で考えたらダメだね。

 

……つまり、何も能力を持っていないって事だから、ヒーローにもなれないし、良い職にもつけない。そして、この世界での差別の対象になるらしい。

 

そして、もうすでに懸念の材料は沢山ある。一番は同じ幼稚園の爆豪勝己。彼は天才肌で何でもやれば出来てしまう人種だ。それで緑谷の事を何もできないデク、と蔑称で呼ぶ人。

もし無個性だってことがバレたら絶対にいじめの対象にされるよね…。

 

 こっちの世界でも私に色々依頼されるのかな…。最早そう言う体質だって諦めてるんだけど、やっぱり疲れるんだよね。

 

 

 気まずい雰囲気のまま幼稚園へ着く。

 

「蛍ちゃん、できればの話なんだけど、出久が無個性だってことが分かったら、多分イジメに合うと思うの。だから、それの仲裁をしてくれるかしら…。ごめんね、本当は私がやるべきことなんだけど、幼稚園内までは出来ないから…。お願いね」

 

 ………。

 

 早速の依頼…。もう諦めてるけどね。それほど私が信頼されているってことだろうけど…。

 

「分かった、引子さん。やってみる」

 

「よろしくね」

 

 引子さんは私達を幼稚園の先生に引き渡した後、家へ帰った。

 

 

 

 

 

「パイモン、さっきの話聞いてた?」

 

「おう…聞こえてたぜ……」

 

 消えていたのに声が聞こえるパイモン…。謎だね。それはともかく、

 

「どうすれば良いと思う?」

 

「うーん、やっぱりあの爆豪って奴がいじめるよな。それを未然に防ぐ方法…。難しいな!」

 

「緑谷が虐められそうになったら、パイモンを囮にする?」

 

「おい!何でオイラが!」

 

 パイモンがぷりぷりと怒ってしまった。確かに、さっきのは言い過ぎた。

 

「ごめん、パイモン…。それはそうと、まだ虐められている現場を見てないから、解決法が分からないね…」

 

「そうだな。その時その時で解決するしか無いのか?」

 

「うーん、分かんない…」

 

 

 

 

 

 幼稚園へ入った途端。

 

「なぁ、デク。お前の個性って何だったんだ?個性の診断?行ったんだろ?」

 

「あ…、無個性、だったよ……」

 

 緑谷が虚な目で答える。

 

 その時、ボンバーマン、もとい爆豪勝己が出久へ近づく。もしかして……、

 

「かっちゃん!デクはムコセーなんだって!」

 

「ダッセー」

 

「デクってホントーに何も出来ねーんだな!」

 

 掌を爆発させながら近づいている爆豪。そこへ突っ込んでいくパイモン。…パイモン⁉︎

 

「おい、やめろよ。いじめは良くないぞ!」

 

「パイモン!」

 

 後先考えずに突っ込んだらダメだって…!

 

 案の定パイモンに取り巻き…野次馬?が反応する。

 

「は?なんだよこのチビ…って金髪女の個性か」

 

「あれ?旅人も没個性?」

 

「ヘッ。二人揃って仲良く能無しか」

 

 凄い罵倒の数々…。本当に幼稚園児?

 

「旅人、これがいじめの現場だぞ!そしてお前!オイラはちゃんとパイモンって名前があるんだ!チビじゃないぞ」

 

 パイモンも鋼の精神だね…。見習わないと。

 

「私もパイモンと同じ意見だよ。無個性だからっていじめないの。そう言うのはいつか自分に跳ね返ってくるんだから」

 

「はぁ⁉︎没個性の癖にムコセーを庇うんだな!」

 

「没個性だから庇うんだろ、かっちゃん!」

 

 爆豪、掌がボンボンなってるよ。傷害事件に発展しなければ良いんだけどね…。

 

「旅人、どうする?このままだと危ないぞ!」

 

「パイモン、流石に子供相手に剣を使うのはちょっと…」

 

「だよなぁ〜…」

 

 早く先生が来てくれれば早いけど、まだかな?

 っと思ったら先生が来た。そして先生が来た時の子供達の変わり身の速さ。色んな意味で凄いよ。

 

 

 

 

 

 

 

 旅人宅。

 

「取り敢えず、今日は乗り切ったね。明日からどうなるか分からないし…」

 

「オイラ達は緑谷や爆豪と一緒に遊ばないからその時のいじめを防ぐことが出来ない…」

 

「こう考えてみると問題ばっかだね」

 

「いじめってあんなに怖いことなんだな…。オイラ、震えたぞ…」

 

 子供の時のいじめほど怖いものはないからね…。

 

「明日も緑谷を守る事になるのか?」

 

「うん。引子さんにそう言われているから」

 

 それに元素力問題も解決方法がないし…、テイワットに戻れるかも分からないし…。

 うぅ、こう言う事をなんて言うんだっけ…?

 

「オイラ達、前途多難、だな…」

 




 友達に紹介されたヒロアカにはまって深夜テンションで書いたからね…。内容はお察しだよ。

 ほたるんの口調が分からないので、プロフィールを参考にしたけど……似てないね、これ。

 名前は旅人 蛍です。安直だね。



【『個性』について……】

パイモン「個性って、色々あるんだな!」
蛍「そうだね。でも、だからこそ、個性差別って言う言葉が生まれたんだろうね」
パイモン「無個性の人への当たりが激しいってオイラ聞いたぞ!」
蛍「だから、無個性って診断された緑谷が心配だよ…」
パイモン「そういや旅人、お前、引子さんに緑谷を守ってくれって、依頼されてたよな」
蛍「依頼ってわけじゃないと思うけど…。引子さんには恩があるからね。絶対に緑谷を守るよ」
蛍「例え恩が無かったとしても、私はいじめを見過ごさないよ。それに、パイモンが突っ込んで行くからね」
パイモン「うぐっ。でも、いじめられてるんだぜ。助けに行かないとだろ!」
蛍「そうだね。私もいじめはダメだと思う」
パイモン「ティミー」
蛍「…………」
蛍「パイモンのご飯が野菜だらけになるよ?」

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