ホロライブラバーズ「クリーチャーを召喚しドラグハートを操る者」   作:カズ@13555

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この小説待ってる奴いる?いたら嬉しいな!


バトロワ:2

最初に先陣を切ったのはいろはだった。

 

「はぁっ!」

 

ボルシャック・大和・ドラゴンに目にも留まらぬ速さで一太刀浴びせたが…

 

『やるな、だが甘いぞ』

 

その剣撃を持っている剣で受け止められいろはの体がボルシャック・大和・ドラゴンによりコロッセオの壁に叩きつけられすぐさまボルメテウス・武者・ドラゴンの鮮やかな緑色の刀が飛んで来たがあやめが間に割って入り刀を二振りの刀で弾き飛ばした。

 

「助かったでござる!」

 

「どういたしましてだ余!」

 

意外そうな顔をしてボルメテウス・武者・ドラゴンが言った。

 

『ほう、我の刀を弾き飛ばすか』

 

『ならばこれはどうだ』

 

ボルメテウス・武者・ドラゴンが抜刀していたもう一振りの刀を上空に飛ばし文字通り刀の雨を降らせた。

 

「業!不知火!」

 

「木の葉流し!」

 

あやめは自身の周りに飛んでいる炎を形を変えあやめを守る盾となった、いろはは落ちてくる刀全てを受け流した。

 

(これだけの威力と量、業と不知火が防いでいるけどいつ崩れてもおかしくない!)

 

(さすがにこの剣の威力ならあのドラゴンも来ないだろうけど!)

 

この剣の威力と物量、これならば追撃は来ないと思っていたあやめだったがそれは間違いであった。

ボルシャック・大和・ドラゴンの剣が形を変え一振りの刀となりその刀には炎が纏っている。

その炎は段々と赤色の炎から青色の炎になった。

 

『喰らうがいい、我が剣』

 

『【大和ザンゲキ剣】』

 

ボルシャック・・大和ドラゴンが飛翔しその刀を地に刺しその炎と衝撃がコロッセオに響き渡った。

 

(こんなの受け流す事出来ない!)

 

(ぽこ丸を呼んでも間に合わない!)

 

(だからと言ってこの剣の雨を喰らうとこっちもひとたまりもない!) 

 

(……やるしかない!)

 

いろはは覚悟を決めた。

 

(これを喰らうのは流石に不味い!)

 

(この剣の雨は何とかできるけどこの炎は不味い!)

 

(いろはちゃんは多分大丈夫)

 

(よし、やろう)

 

同じくあやめも覚悟を決めた。

いろはは何と降ってくる剣を掴み上空に逃げた。

あやめは不知火と業の形を変化させ足場とし炎と衝撃から逃げ剣の雨を全て二振りの刀で弾いた。

 

『やはりな』

 

だがその事は二頭のドラゴンの思い通りであった。

 

『情報通りすると思った』

 

『そもこれに当たるとは思っていない』

 

『だから次は交代だ』

 

『武者ドラゴン!!』

 

『応!』

 

大和ドラゴンが合図を送り武者ドラゴンはそれに応えた。

 

『その切っ先は稲妻の如く、そしてその太刀筋は疾風の如く』

 

『これで終いとしよう』

 

『【武者ザンゲキ剣】』

 

武者ドラゴンの背にあるもう一振りの刀を抜刀させ詠唱をした。

その刀は正しく切っ先が稲妻、太刀筋が疾風の様であった。

そしてその刀は空を行く雲さえも切った。

あやめ達は大和ドラゴンの【大和ザンゲキ剣】に意識が向いており武者ドラゴンな【武者ザンゲキ剣】には気が付かなかった。気が付いたとしても空中にいるので防ぎ様がない。

その刀は見事に二人に当たり墜落させた。

 

「クッ……」

 

「ガハッ……」

 

いろはとあやめの体には様々な切り傷があるが特に目を引くのは腹部にある大きな傷だろう。

その傷はあの【武者ザンゲキ剣】による物だと推測できる。

 

『あの一撃で倒せたと思っていたが、成程』

 

『我の一撃を刀で少し受け流したと』

 

『いやはややはりこの世界の者は強いな』

 

あいつらが追い返されたぐらいだな(・・・・・・・・・・・・・・・・)

 

(あいつら……?)

 

(いや今は違う)

 

(拙者の体は肋骨が何本かやられているけど何とか動ける……)

 

(だけどこの体であの剣を受け止められない……)

 

(だが待てよ……このドラゴン達縦に並んでいる)

 

(ならいける!)

 

いろはが体を動かし構えを取ろとしたが……

 

「クッ!」

 

体の傷から鮮血が吹き出し刀を杖替わりにして立つのが精一杯であった。

 

『やめよ』

 

『風真いろは、風真家の人間よ』

 

『これ以上は動く事は出来ぬ』

 

『降参をしろ』

 

『そして百鬼あやめ、百鬼家の次期当主よ』

 

『貴様もやめよ』

 

『何をしようとしているのは分からんが』

 

『いかに鬼と言えどその体では限界であろう』

 

「ッ!」

 

(手の内が読まれている!)

 

(業と不知火でターゲットを獲ろうとしたけど!)

 

(嫌でもまだ全部はバレていない!)

 

(これなら行ける!)

 

時を遡って大和ドラゴンと武者ドラゴンと戦う前……

 

『あやめ殿』

 

『ん?』

 

『初めから言っておくでござるが拙者達が勝てる確率は限りなく低いでござる』

 

『え!?』

 

『いやそれは二匹同時で戦えばでござるが』

 

『あのデカい剣を持っているドラゴンさえ倒せれば何とか』

 

『デカい剣を持っているドラゴンは拙者が』

 

『もう片方はあやめ殿が』

 

『そして念の為でござるが』

 

『拙者達が追い込まれたらあやめ殿が何でも良いので注意を引いておいて欲しいでござる』

 

『その時の合図は拙者が閃光弾を撃つのでその時に』

 

『その後は拙者にお任せを』

 

『うん!分かった余!』

 

『では頼んだでござる』

 

(と言ってたけど今いろはちゃんは!)

 

あやめが目を向けるといろはが既に閃光弾を投げていた。

 

『む!小癪な手を!』

 

(今だ!)

 

「業!不知火!」

 

自身の周りに飛んでいる炎に合図を送りその炎は人の形に炎の刀を握っていた。

 

「ごめんけどこれが最後だから頑張って欲しい余!」

 

業と不知火が頷き大和ドラゴンと武者ドラゴンに向かい攻撃を始めた。

 

『ク!まだやるか!』

 

『武者!お前は!』

 

『すまない!こちらも目が見えない!』

 

『畜生!』

 

大和ドラゴンと武者ドラゴンは目が見えない故業と不知火の炎の斬撃を無防備に受けている。

 

(感謝するでござるあやめ殿)

 

(これでこやつらを倒す事ができる!)

 

『良し!これで終いだ!』

 

大和ドラゴンと武者ドラゴンは目が見えるようになり業と不知火を一振りで倒した。

 

『は!不味い!』

 

『クッ!』

 

大和ドラゴンと武者ドラゴンがいろはに走っていろはの元に向かった。だが、既に遅かった。

 

「我が秘剣の煌めき、受けるが良い!」

 

「一歩音越え」

 

その一歩は音を越えた。

 

「ニ歩無間」

 

その一歩は全てを置き去りにした。

 

「三歩絶刀」

 

その一歩は大和ドラゴンの目の前に瞬時に飛んだ。

 

「無明三段突き!」

 

無明三段突き──幕末最強の剣士沖田総司の必殺技。放たれた『壱の突き』に『弐の突き』『参の突き』を内包する。放たれた三つの突きが“同じ位置”に“同時に存在”しており、この『壱の突きを防いでも同じ位置を弐の突き、参の突きが貫いている』という矛盾によって、剣先は局所的に事象崩壊現象を引き起こす。事実上防御不能の剣戟である。

だがそれは英霊沖田総司の宝具。いろはまだその三段突きは使用する事が出来ない

いろはが使う三段突きは別の三段突きである。

いろはの三段突きは頭・喉・みぞおちの急所三か所を素早く突く動作である。

全ての生物は頭・喉・みぞおちが弱点とされている。ドラゴン達も例外ではない。

 

『グハッ!』

 

無明三段突きが当たり頭と喉、みぞおちに刀傷が入りその傷から奥の景色が見える。

 

『お前、何故……』

 

だがそれに当たったのは大和ドラゴンではなく武者ドラゴンであった。

 

『何拙者は貴様より弱い』

 

『ならば拙者は貴様の盾となろう』

 

『さらばだ』

 

武者ドラゴンの身体は光の粒子となりその場から消えた。

 

「どうやら拙者も限界でござるか」

 

いろはの身体も手足から光の粒子となり始め持っていた刀を握れなくなった。

 

「あやめ殿後は頼むのでござる」

 

いろははあやめの方に向きニコっと笑い言った身体が光の粒子となり消えていった。

 

「いろはちゃん……」

 

「…ぅ」

 

目の前で自分の為にいろはが居なくなった悲しさで目なら涙を浮かべそうになったが…

 

(駄目だ泣いちゃ!)

 

(まだ敵は残っているんだ!)

 

堪え涙を浮かばせず刀を杖替わりにして立った。

 

(いろはちゃんが決死の覚悟で時間を稼いでくれたおかげで身体も回復してきた)

 

(これなら!)

 

「なあ大和ドラゴン」

 

「鬼族とは元来従わぬ物」

 

「鬼族は最強の種族であるがため誰かには従わぬ」

 

「だが従わせる方法はある」

 

「鬼は自分より強い相手に従う」

 

「そして百鬼家はその力で全ての鬼を従えて来た」

 

「鬼の統治者となった者は配下の鬼の能力を全て使える」

 

「だからこの様な事ができる!」

 

「我が影より来たれ!我が下僕達よ!」

 

「余こそ鬼の統治者!鬼を統べる者!」

 

「百鬼流奥義、百鬼夜行!」

 

あやめの影が大きくなりその影から鬼が現れた。

大蛇の様な鬼。

陰陽師の様な鬼。

天狗の様な鬼。

法師の様な鬼。

そして最後に足が金棒の禍々しい鬼。

数え切れぬ鬼達がいた。

 

『あぁ……やはり百鬼家は』

 

大和ドラゴンはその光景を目にし戦意喪失になり鬼達に成るがままになった。

 

「あぁ……やっと勝った余」

 

「疲ちゃったな……」

 

「少し……ね……む……る……余」

 

勝者─百鬼あやめ




Q.何でいろはは無明三段突きを使えたんですか?

A.風真家は歴史上に居る剣士の技を全て使えます。

さあこれで百鬼家の正体が気づく人が現れる……と思いたい。

この小説リメイクしますがヤンデレは同じにした方が良いですか?

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