「レミリア、何を確信したんだ?まぁ俺にも何となく分かってるけど」
「………悠の能力、繋がる程度の能力の副次効果よ。物理的な接触のある対象者の思念を読み取る効果もあるのね」
「悟り妖怪の下位互換みたいですね………その代わり負担は殆どないみたいですけど」
「多分そうだろうな………実際能力行使の疲労くらいしかないから、ほぼノーリスクだ」
しかし、何というか………味方に使うならともかく、敵に使うのはほぼ不可能な能力だな。運動神経には多少自信はあるけど、流石に接触間合いまで寄るのは不可能だろう
「取り敢えず、知りたいことも知れたし………お互い、一度拠点に帰りましょうか」
「そうですね。神奈子様と諏訪子様に無事の報告をしませんと」
「私も帰らないとね………明日また会議しましょう」
「おう………それじゃ、レミリア、フラン。案内を頼むぞ」
「は〜い!」
「ええ………っと、その前に。咲夜」
「はい、お嬢様」
「ぬおっ!?急に出てきたな………」
本当に何の気配もなく俺の横に並んだ咲夜に驚愕の声を漏らす………いや、本当に気配無かったのなんで?
「パチェ達はここに居るのかしら?」
「はい。皆様にもお嬢様と妹様の生還を報告しまして、館へ戻る用意をされていますわ」
「そう。皆に伝えて頂戴………新しい仲間が増えるって」
「っ………畏まりました。では、先に戻ってお部屋の用意をしておきますわ」
嬉しそうに笑みを見せ、登場時と同様に気配もなく消える咲夜………う〜む、心臓に悪い
「驚いてるわね、悠」
「まぁな………あれ、咲夜の能力か?」
「ええ。詳しくは本人に聞くといいわ………それじゃ、行きましょうか」
レミリアの言葉に従い、俺はこの基地を後にする………そういえば、どうやって戻るんだろうか?まさか、また………いやいや、そんなまさかねぇ?
外_
「………もう夜になってたのか。こっちに来た時は太陽が天辺にあったくらいだったのに」
「夜で良かった〜。日除けの魔法をしてもらわないと外に出られないからね」
「そっか………吸血鬼だもんな。で、どうやって帰ると?」
夜空となった天空を見渡して2人の吸血鬼に問い掛ける………多分、俺のイメージ通りなんだろうなぁ
「当然、飛んで帰るわよ。悠も能力者になったんだから、飛べるはずだし」
「だよねぇ………って、ん?今、なんと………」
「ほら、お兄様!いっくよ〜!」
「ちょっ!ま………!」
フランに手を引かれて虚空に飛び上がり………まさか手を離されるとは思わなかった。ど、どうしろと〜!?