虚構少年の幻想入り   作:劉鵬 天翊

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虚構〜13〜

 

 

 上空_

 

 

 「フ〜ラ〜ン〜?」

 「おお、お兄様ちゃんと飛べてる〜。こっちに来る時に飛んできたの?」

 「唐突に空で手を離すやつがあるか〜!危うく地面の染みになる所だったわ!」

 「あはは〜!お兄様が怒った〜!」

 「待たんか〜!悪い子はお仕置きじゃ〜!」

 

 何とか必死になって飛翔の感覚を思い出して、木立の高さで飛行に成功。フランの居る高さまでレミリアにフォローしてもらい………現在、フランと鬼ごっこに興じている。いや、本当に死ぬかと思ったわ

 

 「ふふ………全く」

 「ほらほら、お兄様。こっちよ〜」

 「待たんか〜!」

 (フランも楽しそうだし、咲夜も嬉しいのを隠そうともしてなかったわね………悠の存在は、私達にとっても良い刺激になりそうね)

 

 全く………このまま鬼ごっこしながらフランに案内してもらうかな

 

 

 紅魔館_

 

 

 「とうちゃ〜く!お兄様、ここが紅魔館よ」

 「お、おお………洋館だな。それもめちゃくちゃ立派な」

 

 フランの鬼ごっこという名の案内に従ってついて行くと、いかにも吸血鬼の住まう館と言った感じの洋館に着いた………いやデッカ

 

 「ふふ………ようこそ、異界の住人。ここが私達の館よ」

 「………唐突にカリスマ感出してくるやん。しかもなんちゃってじゃなくてちゃんとカリスマしてるし」

 「お兄様、フォローしてるようでフォローになってないよ………」

 

 まぁフォローするつもり無かったから、言われてもな感じではあるけど………う〜ん、ちゃんとバレてるんだな

 

 「ところでお兄様………」

 「ん〜?」

 「鬼ごっこは飽きたわ。だから………弾幕ごっこしましょう!」

 「………はい?」

 

 弾幕ごっこ?なんのこっちゃ………と考えていると、紅玉が俺の左側を通り過ぎた。え………何、いまの?

 

 「ほらほら、お兄様。始めましょう!簡単に壊れちゃったらつまらないから、頑張ってね」

 「え?ちょっ………レミリア、ヘルプ!」

 「………………頑張って、悠」

 

 み、見捨てられた………だと!?えぇい!見様見真似でどうにかなれだ!

 

 「うふふ………まずは小手調べ。スペルカード発動、禁断“スターボウブレイク”!」

 「これがスペルカード………!」

 

 フランの翼に付いてる宝石から放たれる多様な弾幕を、とにかく目視で確認して隙間を見つけ出す………後は飛行込みで逃げ切れるか特訓だな

 

 (案外隙間は多いが………後続の弾幕に轢かれかねない。見極めつつ、俺のスペルカードを確認してみよう)

 

 えっと………あれ?これ1枚だけ?普通複数枚あると思ってたが、まぁいい

 

 「スペルカード発動………」

 「む………」

 (悠のスペルカード………どんなものか楽しみね)

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