上空_
「フ〜ラ〜ン〜?」
「おお、お兄様ちゃんと飛べてる〜。こっちに来る時に飛んできたの?」
「唐突に空で手を離すやつがあるか〜!危うく地面の染みになる所だったわ!」
「あはは〜!お兄様が怒った〜!」
「待たんか〜!悪い子はお仕置きじゃ〜!」
何とか必死になって飛翔の感覚を思い出して、木立の高さで飛行に成功。フランの居る高さまでレミリアにフォローしてもらい………現在、フランと鬼ごっこに興じている。いや、本当に死ぬかと思ったわ
「ふふ………全く」
「ほらほら、お兄様。こっちよ〜」
「待たんか〜!」
(フランも楽しそうだし、咲夜も嬉しいのを隠そうともしてなかったわね………悠の存在は、私達にとっても良い刺激になりそうね)
全く………このまま鬼ごっこしながらフランに案内してもらうかな
紅魔館_
「とうちゃ〜く!お兄様、ここが紅魔館よ」
「お、おお………洋館だな。それもめちゃくちゃ立派な」
フランの鬼ごっこという名の案内に従ってついて行くと、いかにも吸血鬼の住まう館と言った感じの洋館に着いた………いやデッカ
「ふふ………ようこそ、異界の住人。ここが私達の館よ」
「………唐突にカリスマ感出してくるやん。しかもなんちゃってじゃなくてちゃんとカリスマしてるし」
「お兄様、フォローしてるようでフォローになってないよ………」
まぁフォローするつもり無かったから、言われてもな感じではあるけど………う〜ん、ちゃんとバレてるんだな
「ところでお兄様………」
「ん〜?」
「鬼ごっこは飽きたわ。だから………弾幕ごっこしましょう!」
「………はい?」
弾幕ごっこ?なんのこっちゃ………と考えていると、紅玉が俺の左側を通り過ぎた。え………何、いまの?
「ほらほら、お兄様。始めましょう!簡単に壊れちゃったらつまらないから、頑張ってね」
「え?ちょっ………レミリア、ヘルプ!」
「………………頑張って、悠」
み、見捨てられた………だと!?えぇい!見様見真似でどうにかなれだ!
「うふふ………まずは小手調べ。スペルカード発動、禁断“スターボウブレイク”!」
「これがスペルカード………!」
フランの翼に付いてる宝石から放たれる多様な弾幕を、とにかく目視で確認して隙間を見つけ出す………後は飛行込みで逃げ切れるか特訓だな
(案外隙間は多いが………後続の弾幕に轢かれかねない。見極めつつ、俺のスペルカードを確認してみよう)
えっと………あれ?これ1枚だけ?普通複数枚あると思ってたが、まぁいい
「スペルカード発動………」
「む………」
(悠のスペルカード………どんなものか楽しみね)