虚構少年の幻想入り   作:劉鵬 天翊

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虚構〜15〜

 

 レミリアの寝室_

 

 

 「いや広すぎね?そして寝床は普通にベッドなのね」

 

 途中で咲夜と別れ、レミリアの寝室にお邪魔させてもらう………う〜ん、本当に広いな。アンティーク調の家具め高価な物ばかりだし。唯一違和感があるとしたら、吸血鬼らしく棺で眠ると期待していたのだが、普通の人と変わらないベッド(ただしクイーンサイズ)という点だろうな

 

 「まぁそこはその日の好みで選んでるわ。出そうと思えば棺も出せるし」

 「う〜ん、流石館の主様。自由奔放というか何というか」

 「そんな話は良いから〜。私、お兄様のスペカについて知りたいわ」

 「こっちはワガママ妹様………まぁいいか。取り敢えず説明するから、腕から離れておくれ」

 

 ずっと腕に抱き着いてきてるから、もう受け入れてたけどさ………うん、やっぱり人と触れ合うのが慣れないな

 

 「え〜………しょうがないなぁ」

 「ふぅ………この世界の概念に恥じらいってものが無いのか?まぁいい。取り敢えず俺のスペカだよな」

 「ええ。と、その前に………」

 「お待たせしました」

 

 咲夜が紅茶の用意を済ませたようだ。レミリア、タイミングを完璧に読んでおったな………いつもの事なのか

 

 「わ〜い、咲夜の紅茶とケーキだ〜!」

 「悠も一口飲んでからで良いわ。ケーキも一級品よ」

 「おう………うん、うっま」

 

 いや本当にプロなんですけど………これ、会話より食事に集中してしまいそうだな。うん、そうしよう

 

 「………うん、ご馳走様でした」

 「ご満足いただけたようで良かったです。それで、お嬢様。何故私も同席を?」

 「聞きたいことがあるのと、悠のスペカに関しての検証をね」

 

 う〜ん………やっぱりレミリアは大体の予測が出来てるようだな

 

 「スペルカード、絆符“繋がれた者達の神秘”。俺の能力を介して繋がった人達のスペルカードを使えるようになるモノだ………まぁ劣化互換なのか、威力も効果範囲も控えめみたいだけど」

 「確かに、フランとの撃ち合いも不利だったり撃ち負けたりしてたわね………まぁ他の人のスペカを使える時点で相当有利だけど」

 「だよなぁ………取り敢えず今使えるのはレミリアとフラン、霊夢、早苗の4人分だな。で、調べたい事ってのはなんだ?」

 「咲夜と能力で繋がってみて。ただ繋がるだけでいいのか、それとも明確な目的を持ってないとダメなのかをね」

 

 あ〜………確かにそれは大事だよなぁ。というわけで、俺は咲夜と手を繋いで能力を発動。僅かばかりの時間で済ませ………ん???

 

 「えっと………咲夜さん?」

 「はい?」

 「………もう、終わりましたよ?」

 「はい」

 

 ………………なんで手を離してくれないのですか?それに能力の事あまり知らないよね?

 

 (お嬢様と妹様には申し訳ありませんが、しばらくこのままでいさせて貰うことにしましょう………お礼もしてませんし)

 

 う〜ん………………この能力、早くコントロール出来るようにならないとなぁ

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