閃光と炎弾が眼前でぶつかる寸前………俺は咄嗟に咲夜のスペカを選ぶ
「スペルカード発動、幻世“ザ・ワールド”」
時間が停止した世界の中で、俺は3歩ほど下がって被害範囲から逃げ出しておく。ついでに多少の弾幕を展開して余波を相殺する
「んあ?ザ・ワールド?」
「今のは………咲夜、じゃない?」
お、2人の反応が俺の方に向いたな………片方はやっぱり霧雨魔理沙だ。もう一人はパジャマ姿の魔女だ。えっと………確かパチュリー、だったか?
「おい、魔理沙………何してるんだ?」
「あれ?確か………悠、だったか?」
「おう。何してる?こんな所で弾幕ごっこしてたら本がダメになるだろ」
取り敢えず2人の喧嘩みたいな弾幕ごっこを静止し、何故ここに居るのかを問いただすことにした。迷惑になるようなら止めないとだし
「いやぁ………今回の異変解決に役立つ魔導書を借りたくて来たんだがな」
「貴女、返さないじゃない。それで、貴方は………あぁ、咲夜が言ってた外来人ね」
「おう………はじめまして。えっと………パチュリー、だよな?」
「ええ。ここの司書を兼任してるパチュリー・ノーレッジよ」
「ついでに、魔導書を守護してるわけか」
魔理沙、お前………まさか借りパク癖でもあるのか?まぁ言われると否定は出来ないけどさ
「別に返さない訳じゃない。死ぬまで借りてるだけだ!」
「いやいや、お前それアカンやろ………はぁ、まぁ俺も魔理沙と同じ理由でここに来た訳だし」
「………まぁ、貴方なら良いわ。でも、持ち出しは許可出来ないから」
「おう、ありがとさん………魔理沙、お前もここで読んでいけ」
「え?いや、私は家でゆっくり読みたいんだが………」
「いや、返さない奴に持ち出し許可なんて出せないだろ。ならここで読んで頭に記憶していけ」
「………………記憶、苦手なんだがな」
「やれ、命令。じゃ、そういうことで」
さて………取り敢えず2人の近くで読書を続けるかな。ついでに能力を使ってみて、繋がりを増やしていく方が良い
数十分後_
「パチュリー!ここに人間来なかった!?」
読書を続けること数十分、突如としてレミリアの絶叫に近い質疑に揃って視線を上げる………あ、ようやく話が済んだのか?
「おう、レミリア。話は決着ついたのか?」
「ここに居たのね………ええ、まぁ一応ね」
取り敢えず一通り読み終えた魔導書を片付け、俺はレミリアに一つ面白いことが知れたと報告する
「どうやら、俺の能力で繋がっても得られるものはかなり限定されるみたいなんだ」
「………やっぱり、一方通行じゃ意味がないのね」
「………何の話?」