虚構少年の幻想入り   作:劉鵬 天翊

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虚構〜18〜

 

 「あ〜………実はちょっと確認したいことがあってな。俺の能力とスペカについてさ」

 「悠の能力?そういえば霊夢達を助けた時のやつがそうなのか?」

 「ああ。繋がる程度の能力っていってな」

 

 魔理沙の疑問符に、先程レミリア達と話した内容と、咲夜のスペカを使えるようになった事による検証をやってみたと説明する

 

 「………なるほど。それで今まで能力を使ってみたけど、私達のスペカは獲得出来なかったと」

 「ああ………表層的に繋がる程度じゃスペカの獲得まで到らないらしい。そりゃ能力が剥離されかけてたのを繋ぎ直すなんて、相当深部まで繋がらないと成立しないからな」

 

 パチュリーの結論には俺も同意見なんだが………だとすると、分からないことが一つあるんだよな

 

 (なんで咲夜のスペカは手に入ったのか………だよなぁ。レミリアとフランは何か推測があるみたいだけど)

 「あれ?だったらなんで悠は咲夜のスペカを使えたんだ?レミリアとフランのスペカならともかく」

 「………………あ〜、それね。多分だけど、関係性じゃないかと考えてるわ」

 「………なるほど。それなら確かに有り得そうね」

 「え?レミリアもパチュリーも判ったのか?」

 

 魔理沙だけはピンと来てないみたいだから、一応説明してやるか………

 

 「対象者が施行者と繋がることを許可、あるいは希望するようならスペカを疑似再現出来るようになるって事だろうな。咲夜の場合、自分のワガママを押し通して主とその家族を救ってくれた恩義があるからって感じだろう」

 「………………まぁ、完全に正解ではないけど、そういう認識で良いわ」

 

 ………あれ?レミリア、まさかと思うけど俺が気付いてることすら理解してたりする?だとしたら………

 

 (うん、今は考えないようにしよう………それよりも、俺の寝床について)

 「っ………が、ぁ!?」

 「っ!魔理沙!?どうしたのよ!」

 

 寝床について考えていたら、突然魔理沙の魔力が暴走し始めた………っ!これ、まさか!

 

 「パチュリー、離れろ!異変の兆候だ!」

 「っ!ええ!」

 

 咄嗟に飛び退くパチュリーと入れ替わるように飛び出し、何とか魔力を制御しようとしている魔理沙に手を伸ばす………この、感覚は

 

 (早苗が言ってた、底無しの悪意………!これは、確かに気持ちの良いものでは無いな)

 

 とにかく、この感覚を繋いでおきつつ、魔理沙の方に対処する

 

 「………繋がれ、真なる現在(いま)よ」

 

 能力を施行するためのキーワードを詠唱。もう3回目だから迷うこともないし、間違えることもない………うん、ちゃんと繋がった。それに、魔理沙のスペカも得られたな

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