虚構少年の幻想入り   作:劉鵬 天翊

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虚構〜21〜

 

 「そうだな………命蓮寺はどうだ?人里からも近いし」

 「いえ、命蓮寺は大丈夫です。異変が起きた直後に防護魔法を展開しているようでした」

 

 寺もあるのかよ………それに、防護魔法を大規模に展開出来る魔法使いも居るのか

 

 「そうね………だったら冥界はどう?幽々子の能力が暴走したら厄介よ」

 「確かに冥界の確認は必要かもしれないけど、最近人里で妖夢と会ったわ。その時は問題なさそうにしていたけど」

 

 冥界………生けるものなら行ってみたいな。一段落したら観光してみるのも面白そうだ

 

 「神社仏閣に冥界………この様子なら天国も地獄もありそうだな。本当に何でもありだ」

 「………旧地獄の事忘れてたわね。最近さとりとも会ってないし」

 「いやあるんかい………で、その旧地獄に何か懸念点でも?」

 「旧地獄の管理者の能力が厄介なんです………人の心を読む程度の能力」

 「読心能力か………う〜ん、確かに暴走したら能力者への負担は想像に難くない」

 「なら、決まりね。行き先は旧地獄………一応、干渉は控えるように言われてるから用事が済んだら即撤退よ」

 「了解した………さて、咲夜。あの姉妹はどうする?」

 

 行動方針は決まったし、こっからは多少砕けた話題にしようかな………置いていくと後が面倒そうだけど、まだ起きてこないからなぁ

 

 「そうですね………まぁ種族的にも昼間は動けないでしょうから、私からお二人に説明しておきます」

 「頼むわ………それじゃ、霊夢と魔理沙、早苗の3人と行くでいいのか?」

 「あ〜………私も行きたいのは山々ですけど」

 

 ん?早苗は何か動けない用事でもあるのか………あ〜、もしかして保護者が心配してるのか?まぁ多分異変の被害者だから心配かけたんだろうな

 

 「ま、被害にあった直後だからな………了解だ。それじゃ向かうとしようか」

 「おう」

 「はいはい………そういえば、悠は飛べるの?」

 「問題無いよ………藍に感覚を叩き込まれて、フランと追いかけっこするくらいには慣れたし」

 「文字通り身体に叩き込またわけね………それなら問題無いわ」

 「オッケー………じゃ、急ぐか」

 「お気をつけて」

 

 こうして、早苗と咲夜に見送られて旧地獄へと向かう事になった………イメージとしては文字通りの地獄なんだが、どえだろうな?

 

 

 旧地獄_

 

 

 「………………何この温泉街?」

 「ははっ、文字通りの地獄じゃなくて残念だったな。ここは妖怪や鬼が生活する場所だからな、生活基盤は必要なんだ」

 「まぁ理屈は判るけど………」

 「お?霊夢に魔理沙じゃないか。何してんだ?」

 

 旧地獄の雰囲気に呑み込まれて困惑してると、正面からめっちゃグラマラスボディの美女が声をかけてきた………頭にある角から推察するに、鬼だろう

 

 「勇儀じゃない。異変に巻き込まれて無いか様子見にね………アンタこそ、こんな時間から呑んでないでしょうね?」

 「異変………?あぁ、能力が暴走するってやつか。一応何事もない、筈だ」

 「………歯切れが悪いな。何か違和感でも?」

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