「そうだな………命蓮寺はどうだ?人里からも近いし」
「いえ、命蓮寺は大丈夫です。異変が起きた直後に防護魔法を展開しているようでした」
寺もあるのかよ………それに、防護魔法を大規模に展開出来る魔法使いも居るのか
「そうね………だったら冥界はどう?幽々子の能力が暴走したら厄介よ」
「確かに冥界の確認は必要かもしれないけど、最近人里で妖夢と会ったわ。その時は問題なさそうにしていたけど」
冥界………生けるものなら行ってみたいな。一段落したら観光してみるのも面白そうだ
「神社仏閣に冥界………この様子なら天国も地獄もありそうだな。本当に何でもありだ」
「………旧地獄の事忘れてたわね。最近さとりとも会ってないし」
「いやあるんかい………で、その旧地獄に何か懸念点でも?」
「旧地獄の管理者の能力が厄介なんです………人の心を読む程度の能力」
「読心能力か………う〜ん、確かに暴走したら能力者への負担は想像に難くない」
「なら、決まりね。行き先は旧地獄………一応、干渉は控えるように言われてるから用事が済んだら即撤退よ」
「了解した………さて、咲夜。あの姉妹はどうする?」
行動方針は決まったし、こっからは多少砕けた話題にしようかな………置いていくと後が面倒そうだけど、まだ起きてこないからなぁ
「そうですね………まぁ種族的にも昼間は動けないでしょうから、私からお二人に説明しておきます」
「頼むわ………それじゃ、霊夢と魔理沙、早苗の3人と行くでいいのか?」
「あ〜………私も行きたいのは山々ですけど」
ん?早苗は何か動けない用事でもあるのか………あ〜、もしかして保護者が心配してるのか?まぁ多分異変の被害者だから心配かけたんだろうな
「ま、被害にあった直後だからな………了解だ。それじゃ向かうとしようか」
「おう」
「はいはい………そういえば、悠は飛べるの?」
「問題無いよ………藍に感覚を叩き込まれて、フランと追いかけっこするくらいには慣れたし」
「文字通り身体に叩き込またわけね………それなら問題無いわ」
「オッケー………じゃ、急ぐか」
「お気をつけて」
こうして、早苗と咲夜に見送られて旧地獄へと向かう事になった………イメージとしては文字通りの地獄なんだが、どえだろうな?
旧地獄_
「………………何この温泉街?」
「ははっ、文字通りの地獄じゃなくて残念だったな。ここは妖怪や鬼が生活する場所だからな、生活基盤は必要なんだ」
「まぁ理屈は判るけど………」
「お?霊夢に魔理沙じゃないか。何してんだ?」
旧地獄の雰囲気に呑み込まれて困惑してると、正面からめっちゃグラマラスボディの美女が声をかけてきた………頭にある角から推察するに、鬼だろう
「勇儀じゃない。異変に巻き込まれて無いか様子見にね………アンタこそ、こんな時間から呑んでないでしょうね?」
「異変………?あぁ、能力が暴走するってやつか。一応何事もない、筈だ」
「………歯切れが悪いな。何か違和感でも?」