ウルトラマンジード外伝Story ofベリアル『闇の巨人と10の輝き』feat.機界戦隊ゼンカイジャー   作:世界一孤独なチンパン

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 お久しぶりです。長い間待たせてしまいすいません。一部の人お待ちかねの最新話です。今回は初となる戦闘シーンを描写いたしました。それではドウゾ。

 ようやくゼンカイジャーとの物語が始まるといったところで今日の放送でゼンカイジャー最終回直前っていうねwww。
 それにしてもドンブラザーズの介人続投には驚きました。活躍が楽しみ過ぎる!それでは全力ゼンカイで行ってみよう!


#1『はじまりのトキメキ』その3『まさかのヒーロー集結カイ!』中編

「行くぜ!チョアー!!」

 

 ゼンカイザーの言葉と共に駆け出した戦士3人。対するは、バラシタラ率いる30体のクダック軍団。

 

『ハァッ!!』

 

 最初に敵の群れに激突したベリアルが1番手前にいたクダックに飛び膝蹴りを食らわす。そのまま持ち前+ウルトラマンによって強化された身体能力でクダック達を圧倒していく。その右横では

 

《シフトイントゥマキシマム!!》

 

 ジードの数ある形態のひとつ『アクロスマッシャー』に変化したジードが自身の専用武器『ジードクロー』を使い技を繰り出そうとしていた。

 

『ディフュージョンシャワー!!』

 

ジードが叫びトリガーを3回引くと、どこからともなく無数の光線がクダック達に降り注ぐ。

 

「チョアー!!」

 

 一方この3人の中で唯一スーパー戦隊に分類されるゼンカイザーは、ギアトリンガーと戦闘能力を生かしクダック達を蹴散らしていた。

 

「これでも喰らえ!!」

腰に着いているホルダーから戦隊ギアを1枚取り出し、セットする。そのままレバーを回し、銃口を正面に向ける。

 

《40バーン!!》

 

「ハッ!!」

 

銃口から発射されたセットしたギアの幻影が回転しながら出現し、さらにそこから1人の幻影が現れた。

 

《ジュウオウジャー!!》

 

現れた戦士『ジュウオウイーグル』の幻影がゼンカイザーに重なると、ゼンカイザーの腕から赤い羽が生えた。

 

 これはジュウオウイーグルの『野生解放』と言う能力であり、名前といいその外見といいともかく羽が生えたと言うことは

 

「ハッ!」

 

 このように飛べるのである。さらにゼンカイザーはジュウオウイーグルの専用武器であるイーグライザーをつかいクダックを蹴散らしていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その数分後に敵の更なる増援が来たが、彼らはそれを微動だにせずに戦闘を続けた。結果として

 

「なんだと?…」

 

 

 バラシタラの視線の先にはもともとの30体に増援を加えた、計100体が地面に突っ伏していた。

 

 

「やっぱり3人だとやっつけるのはやいね!」

 

『ですね』

 

『増援出てきたときは多少ウンザリしましたけど…』

 

 

 クダック戦を無傷(・・)で勝ち抜いた戦士3人の感想がこちら。ウルトラマンの方は、上からジード、ベリアルの順である。

 

『それで?雑魚戦はもう終わり?』

 

「流石である。雑魚の群れとはいえクダック達を無傷で蹴散らすとは…だが、今度はそうはいかないである。クダイテスト!!」

 

 バラシタラが叫んだ数秒後、突如地面が揺れ、一体の機械生命体が姿を現した。

 

 

 

『お呼びですか?バラシタラ様!』

 

 図太い声質と共に地面を鳴らして歩いて来たクダイテスト。容姿の説明はもう面倒臭いからググれ。

 

『なんだよアイツ!?デカすぎんだろ!!』

 

 そんな作者のメタ発言はさておき、そのクダイテストの体長は簡潔にいえば普段ジードが戦っている怪獣の体長と同じ背丈だ。そのようなやつが街中で地ならしを起こそうものならたまったものじゃない。ということで…。

 

『介人さん、リアル君。ここを頼みます!ハァァッ!!』

 

 ジードがそういって、本来の大きさに戻りクダイテストと対峙する。

 

『なんだお前は!?』

 

『僕はジード!ウルトラマンジードだ!!ハッ!!』

 

 クダイテストの問いに答えたジードはそのままクダイテストと取っ組み合いを始めた。その一方で地上では。

 

「フンッ!」

 

「わぁっ!!」

 

『おわッ!』

 

 ゼンカイザーとベリアルがバラシタラと戦闘を始めていた。横一文字に振るわれた槍を2人は上半身を反らすことで回避する。そのままなんとかもとに戻り、戦闘を続ける。

 

「リアル君!ちょっとだけ足止めお願い!」

 

『え!?あ、りょ、了解です!』

 

 ゼンカイザーがベリアルに場を任せ少し後ろに下がる。そして腰につけてあるバックルを開けて、その中に収納されているギアのうち1枚を取り出した。そのギアに書かれている数字は『36』。

 

「このギアでどうだ!ハッ!!」

 

 

 

《ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!ゴォォバスタァズ!!》

 

 使用したセンタイギアのエフェクトと共に現れた3人の戦士のうち、トラをモチーフとした赤い戦士『レッドバスター』がゼンカイザーに。

 

『ぬぐぐぐぅ…へ?なになに!?おわッ!』

 

 ゴリラをモチーフとした青い戦士『ブルーバスター』がベリアルに 

 

『え?うわっ!!』

 

 ウサギをモチーフとした黄色い戦士『イエローバスター』が光の球となりジードの身体に入り込んだ。

 

 

 

『なんだコレ?力がすげえ沸いてくる…うおぉぉぉッ!!』

 

 それまで両手を使っても精一杯だったバラシタラの槍をみるみると上へと持ち上げていく。

 

「な…なんだと!?」

 

『ハァッ!』

 

「ヌオッ!」

 

『ドララララララァァァァ!!』

 

 槍が宙に舞い無防備となったバラシタラの腹部に、ブルーバスターの能力で強化された連続パンチを叩き込む。

 

『ダラァッ!!』

 

 最後の一発でバラシタラが吹き飛ばされ、近くにあったゴミ処理場の壁に叩きつけられた。壁のアスファルトにひびが入り、多少の瓦礫と共にバラシタラが地面に落ちる。

 

「あぁ…学校の備品が…」

 

『よっしゃあ!!』

 

 菜々が少しショッキングな声を挙げているとも知らず、その備品に大きくヒビを付けた張本人はガッツポーズを決めていた。少し空を見上げた先では。

 

『アハハ!ペガ!これ凄い!!』

 

『くッちょこまかと逃げるな卑怯者!!』

 

 イエローバスターの能力で強化された脚力で飛び回り、クダイテストを翻弄していた。そして

 

《ウルトラマンジード!ソリッドバーニング!!》

 

『ショアッ!!』

 

『ぐおぉっ!』

 

 脚力が強化されたことによりソリッドバーニングでは困難だったジャンプが高くなり、そして着地と共に繰り出される強烈な一撃がクダイテストの顔面を捕らえる。クダイテストは後ろへ大きく吹き飛び、地面に背中を強打した。ただ、べリアルはこの時それを見て

 

(これ、普通に飛んだほうがよくね?)

 

 と思ったのは余談だ。と、ここで瓦礫と共にバラシタラが起き上がった。

 

 

 

「ぐ…このままでは…クダイタ―!!」

 

『お呼びでしょうか!バラシタラ様!』

 

 バラシタラが声を挙げると数秒後にクダックに武装を施したような外見が特徴的なクダックの上位互換の戦闘員『クダイター』が役10体ほど現れた。

 

「あいつらをスクラップにするのである!!」

 

『了解いたしました!』

 

 クダイターは武器を構え、ベリアルとゼンカイザーに襲い掛かろうとする。しかし、彼らの目の前を赤い閃光が駆け抜けたかと思うと手前にいた数体が爆発した。

 

「まだ俺のが残ってるんだよ!!」

 

 その正体はレッドバスターの能力によって走力を劇的に向上させたゼンカイザー。彼が今のクダイター数体に向かってギアトリンガーを乱射したためだった。 

 

「このまま一気に行くぜ!チョアー!!」

 

 ベリアル側に勝利の天秤が傾きかけるが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『仕方ない…手伝ってやろう…』

 

 彼はそれを許さない。

 

『ん?なんだあれ?』

 

 ベリアルが空を見上げるとそこには金色の穴が。そこから現れたのは

 

『ギシャァァァッ!!』

 

 鼻先の角が特徴的な、『古代怪獣』の二つ名を持つ怪獣『ゴモラ』だった。

 

『な!うわぁぁッ!!』

 

 背後からのゴモラの突出を食らい、地面に倒れこむジード。

 

「あ、リク君!」

 

「隙あり!!」

 

「え?うわぁぁッ!!」

 

 ダメージを負ったジードに声をかけるゼンカイザーの隙を付き、バラシタラが攻撃を当てる。やや戦況が不利になった時、彼は動き出した。

 

 

◇◇◇

 

『くそ…2対1か…流石に分が悪いな…なら!!』

 

 ここまでの経緯を整理したリアルは、学生服の裏側から一つのカプセルを取り出し起動する。そのカプセルは…

 

「ギャラクトロン!」

 

『ラー…』

 

 ギャラクトロンのカプセルをナックルの手前から1つ目の場所に入れる。次にライザーのトリガーを1回弾き、2回目でトリガーを押し続ける。そしてギャラクトロンカプセル、ベリアルカプセルの順にカプセルを読み込ませる。読み込みが終わるとリアルは変身の時と同じモーションをして、トリガーから一度指を話すと、再びトリガーを引いた。

 

 これから彼が見せるのは、ベリアルカプセルの複製版を作った際に思いついたもう一つの新しい能力。彼の、『五色田リアル』だからこそ出来た、彼のみが使える彼のための能力。その名は…

 

 

《ギャラクトロン!ウルトラマンベリアル!モンスライズ!ギャラクトロン!》

 

◇◇◇

 

 突如空に魔法陣が浮かび、そこから投下される1体のロボット。

 

『そんな!…ギャラクトロンまで!!』

 

 焦るジード。ギャラクトロンはジードの前に立つと、

 

 

 

 

 

 

 

『グワーッ!!』

 

 彼の後ろにいたクダイテストを攻撃した。

 

『え?』

 

 あの殺戮兵器であるギャラクトロンが、自分ではなく敵対しているクダイテストを攻撃した。その事実がジードの思考を混乱させる。彼を結論まで導いたのは

 

『リクさん!大丈夫!そいつ味方です!!』

 

『え?リアル君?どういうこと?』

 

『俺がベリアルカプセルのコピー作ってるときに思いついたんですよ!怪獣も一緒に戦えたらいいだろうな~って!』

 

『じゃあ、このギャラクトロンは君が?』

 

『はい!俺が呼び出しました!!』

 

 

 この時ジードは、心の中で感嘆とともに彼に一瞬だが恐怖を抱いた。

 

(彼って一体…)

 

 そんな思考が、彼の頭を横切った。

 

『地上の奴らは俺と介人さんで片しておくんで!リクさんはその2体お願いします!!』

 

『分かった!』

 

 ジードは思考を振り払い、まずは目の前の敵の撃破に専念した。

 

『まさかギャラクトロンと一緒に戦う日が来るなんて…。ちょっと変な気持ちだな…。ギャラクトロン。一緒に戦って!』

 

 ギャラクトロンはジードの呼びかけに対し、微かなモーター音と共に首を縦に振った。

 

『行くぞ!ハァァッ!!』

 

 ジードとギャラクトロンが駆け出す。ジードはゴモラと、ギャラクトロンはクダイテストと取っ組み合いを始めた。

 

【BGM:~♪『GEEDの証』TVサイズver.】

 

 

『同じロボットだからって、手加減しないぞ!!』

 

 クダイテストが同じロボットであるギャラクトロンに対して謎のライバル心を燃やす。そのためなのか、普段は瞬殺されるはずのクダイテストのパワーが激的に上がり、両者はほぼ互角だった。

 

『ハァッ!』

 

 ジードはウルトラの父とウルトラマンゼロの力を宿した形態『マグニフィセント』でゴモラに対抗する。ゴモラの突進を怪力で抑え、膝蹴りを2度くらわした後に痛烈なアッパーカットをくらわす。

 

『ギシャァァァッ!!』

 

 後ずさりしたゴモラは、自身の必殺技である『超振動波』を発射する。しかしジードはシールドを作り、ゴモラの光線を全て受け止めた。

 

『ラー…』

 

 ギャラクトロンも、最初は少し劣勢だったものの徐々に立て直し、手についているブレードでクダイテストを切り裂く。

 

『ぬおおっ!』

 

 クダイテストは斬られた部位を押さえ、こちらも後ずさり。

 

『バラシタラ様!こいつら強いですって…えェェェェ!?』

 

 クダイテストがバラシタラにSOSを求めようと下に目線を向けるが、

 

 

 

『バラシタラならさっき帰ってったよ?』

 

 そこには既にバラシタラはおらず、代わりに元あったクダック100体と、後から追加されたクダイター10体の計110体の屍があった。 

 

『噓ォォ!!』

 

『ラー…』

 

〈ザシュッ!〉

 

『イッテェ!!』

 

 背後にいるギャラクトロンに気づかず、そのまま無慈悲にも刃が振り下ろされた。

 

『コノヤロー!俺はもう『ギシャァァァッ!!』え?うわぁぁぁぁぁぁぁッ!!』

 

 立ち上がろうとしたクダイテストだったが、その上にジャイアントスイングをされたゴモラがのしかかる。

 

『よし!決めるぞ!!』

 

 ジードが両腕を基調として全身に力を溜める。そしてギャラクトロンも、自身の胸のプロテクターに光を溜め込んだ。

 

『ビックバスタウェイ!!』

 

 拳を合わせてエネルギーをスパーク状のものへと変えると、腕をL字に組んでマグニフィセント専用必殺技『ビックバスタウェイ』を放つ。それと同時にギャラクトロンの胸のプロテクターからも、光線が発射される。

 

 

『ウォォォォッ!!』

 

『ギシャァァァッ!!』

 

 クダイテストとゴモラが悲鳴を上げ、そのまま体を四散させた。そのとき、クダイテストが残した遺言が

 

 

『あのクソ上司二度と許さねえ!!!』

 

 となんとも皮肉めいたものだった。そして地上でも

 

 

『デスシウム光線!!』

 

『ゼンカイフィニッシュバスター!!』

 

《ダイゼンカイ!》

 

 ベリアルとゼンカイザーがそれぞれの必殺技で、積み上げられたクダック兼クダイターの屍の山を処理する。そのまま3人は変身を解除するとにっこりと笑い合い

 

『イエ~イ!!』

 

 と仲良くハイタッチをした。

 

「終わったよ!歩夢、侑!」

 

 リアルが声をかけると、侑がいの一番に駆け寄ってきた。

 

「凄い!カッコイイ!今までの戦いの中でイッチバン!カッコ良かった!!すっごいときめいてたよ!!!」

 

 と目を輝かせて賞賛の声を送る侑だったが、余りにも熱が強すぎたのか

 

「お…おう…ありがとう」

 

 若干リアルは引き気味だった。遅れて歩夢と菜々も合流し、菜々が鬼のような顔で

 

「五色田リアルさん。生徒を守ってくれたのは感謝しますが、学校の備品を傷つけたことに関しては話は別です。後で生徒会室でお・は・な・し♪しましょうね?」

 

 と言われたときは、リクも介人もビビらずにはいられなかった。数分後、ビビりの硬直状態からいち早く抜け出したリクはあることに気づく。

 

「あれ?ペガは?」

 

 

 

◇◇◇星雲荘◇◇◇

 

『ねえ、レム』

 

『なんでしょう?』

 

 現在、ペガは星雲荘にて船に搭載されているAI『レム』と会話をしていた。

 

『これを見てほしいんだけど…』

 

 そう言ってペガが流したのは、べリアルがギャラクトロンを召喚したシーン。ペガはリアルについての解析を頼み、数分後、導き出された答えは

 

『ペガの想像通りでした』

 

『やっぱり…ベリアルカプセルのコピーを作ったり、ベリアルに変身できたり。怪しい点は色々あったけど、これではっきりした。彼は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベリアルの遺伝子を持ってる。そうだよね?レム』

 

 

 薄暗い星雲荘で、その真実の言葉だけが響いた。それに対する答えは

 

『はい』

 

 というありきたりな2文字だけだった。

 

 

【後編に続く!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 新しいリアルの能力『モンスライズ』。そしてリアルについて飛んでもない事実が判明いたしました。しかし、これはリアル誕生の秘密のごく一部にすぎません。本当の誕生の秘密は後々明かされていくので楽しみにしておいてください。

 ギャラクトロンカプセルについては、後編の本編中に入手元が明らかになるので次回もお見逃しなく!

 モチベーションが上がるので感想を書いて頂けると幸いです。ヒロインアンケートの回答もぜひお願いします。評価等も待ってます。

 それではまた次回ヾ(•ω•`)o

本作のヒロインは誰だ!?(改)

  • 上原 歩夢(うえはら あゆむ)
  • 高咲 侑(たかさき ゆう)
  • 中須 かすみ(なかす かすみ)
  • 桜坂 しずく(おうさか しずく)
  • 天王寺 璃奈(てんのうじ りな)
  • 宮下 愛(みやした あい)
  • 近江 彼方(このえ かなた)
  • エマ・ヴェルデ(えま・ゔぇるで)
  • 朝香 果林(あさか かりん)
  • 優木 せつ菜(ゆうき せつな)
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