錬金術師のIS学園生活   作:アシモフ

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2話目です(・ω・)

感想くださった方、お気に入りにして下さった方、ありがとうございます(^ω^)

では、どうぞ!


2話

「おぉ…!」

 

ISに関しての本や、この世界についての本が読みたいとエドが願ったところ、千冬に連れて来られたのは資料室だった

普通なら図書室では?と思う所もあるのだが、ISの事に関する本、この世界についての本、つまり昔の事について載っている歴史本、近代の事に関しては新聞などが揃っている資料室の方がいい為、ここに連れて来たらしい

 

「すっ…げぇ…」

 

資料室は本や雑誌、新聞が沢山あるため、とても広い

探求心が強いエドにとってそこは、遊園地の様な場所だった

 

「では、私はまだ見回りが残っているのでな。また後でくる」

 

「あぁ、ありがと」

 

エドはそれだけ言うと、近くにあった本を手に取り、読み始める

その集中力は、見ているだけでも伝わってきた

 

そんな光景を見て、千冬は出来るだけ音を立てずに出て行く

 

「あ、織斑先生〜!何処に行ってたんですか?探しましたよ〜」

 

「あぁ、山田先生。すまない、少し野暮用でな。それと、今年の新入生、1人追加だ。」

 

「ええっ!?そんな、部屋割りやっと終わったのに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見回りが終わり、私は今山田先生と資料室の前にいる

資料室はカードを差し込まないと開かない仕組みになっているので、カードを差し込み、中に入る

 

すると、中には未だに本を読んでいるエドワードがいた

 

「織斑先生。彼が…?」

 

「あぁ、そうだ。おい、エドワード、今日はもうここを閉めるから、読む本だけ持っていけ」

 

エドワードからの返事はない

ただ、無視しているという訳ではないのだろう、本から目を離さずに、とても集中しているのが伝わってくる

 

 

「彼、すごい集中力ですね…。ちっちゃいのに」

 

ブチッ!と何かが切れた音が聞こえた

 

「誰が下を見なきゃ見つけられない程小さい豆粒ドチビかぁぁぁぁ!!!」

 

「キャァァァァァァァごめなさいいいい!!」

いきなり飛び上がるエドワード

それに驚く山田先生

 

「って、千冬と、誰?」

 

気づいてないのにキレたのか…。どうやらエドワードにとって身長の事はタブーらしい

 

「こちらは、ここの教師の山田先生だ。それと、今日はここをもう閉めるのでな、必要な本だけ持っておけ」

 

「あ、あぁ、分かった。エドワード・エルリックです。よろしく」

 

「あ、ハイ、よろしくお願いします」

 

先程との態度の違いでか、山田先生は目をパチクリさせながらエドワードが差し出していた手をとる

 

「さて、では部屋は何号室にすればいいかな?山田先生」

 

「あ、そうですね。とりあえずは空き部屋を使って貰いましょう。こちらです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3日後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさかたったの3日で全て読み終えてしまうとは…」

 

そう、私の目の前にいる男、エドワード・エルリックは、たったの3日間で、資料室の本について全て覚えてしまった

資料室には技術的な本もあったので、知識だけならそこらへんの科学者にもひけをとらないだろう

 

「あぁ、にしても、この篠ノ之博士?は何でISをこんな欠陥機にしたんだろうな?」

 

「ん?欠陥機にしたんじゃなくて、欠陥機になったんじゃないのか?」

 

「いや、そんな事はないんだよ。ここまで完成している理論が組まれているのに、何故か男が乗れないように難しくしてあるんだよか」

 

プルルルルルルッ!

 

イキナリ私の電話が鳴る

誰だ一体…

 

[着信 篠ノ之束]

 

ブチッ!

 

「ふう…」

 

「え、ちょ、電話は?」

 

「いいんだ、ほっておけば」

 

プルルルルルルル!!!

 

「うるさい!なんだ!!」

 

『ちーちゃん私の名前見た瞬間切るってどういうこと!?ってそれより、そいつと変わって!!』

 

「なんだイキナリ…他人に興味を示すなんて、珍しいじゃないか」

 

『今さっきの発言を聞いてたんだよ!そいつにかわって!』

 

「分かった分かった…たくっエドワード、お前に電話だ」

 

「え?俺に?誰から?」

 

「話せば分かる」

 

そう言って私は、エドワードに携帯電話を投げる

そのまま私は資料室の外に出て、自販機をさがしに行く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自販機で飲み物を買って、資料室に帰ってみると、何やらカオスな状態が出来上がっていた

 

何故か槍を手にもつエドワードと、変形した壁

 

「な、何があった?」

 

「いや、束さんとの電話が終わって、なんかIS作ってくれるってなって、前に話した錬金術使えれば使い捨て様の武器いくらでも作れるなーって思って、前と同じように壁に手を置いたら、出来た」

 

「…は?」

 

言っている事が理解できなかった

 

確かに錬金術の話は聞いた

だが、流石にそれは信じてなくて、私は嘘だと思っていた

けれど、まさか本当だとは…

 

プルルルルルッ!

 

「…もしもし」

 

『何今の!?ちょっと束さんに詳しく!!』

 

その後私とエドワードは、しばらく硬直していた

 




どうだったでしょうか?

ちなみに、エドワードは束さんに気に入られた物と考えて下さいm(_ _)m

評価、感想、意見がありましたら、遠慮なく言って下さいm(_ _)m


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