錬金術師のIS学園生活   作:アシモフ

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3話目です(^ω^)

感想、意見下さった方、ありがとうございます(^ω^)

なんか自分より皆さんの方が色々考えてくれていて、とても嬉しかったです(^ω^)

評価、感想、意見、お待ちしています(^ω^)


第3話

「エドワード、今日は買い物に行くぞ」

 

資料室の本も読み終わり、暇を持て余していた俺に声を掛けたのは、俺がこの世界に来てから初めて知り合った織斑千冬だった

…いや、まだ知り合い千冬と山田先生だけだけど…

 

「え?買い物?俺外出ていいのか?」

 

「なんだ、駄目だと思っていたのか?別にIS学園はそこまで厳しくないぞ第一、まだお前は正式に生徒ではないしな」

 

「いや、だって、世界で二人目の男性IS操縦者なんでしょ?俺」

 

「あぁ、そういうことか。安心しろ、お前の存在はまだ正式には発表していないから、お前が二人目だと気づく奴なんていないさ」

 

そうだったのか…じゃあ入学式の時大変じゃね?俺

 

「早く準備しろ。準備が出来次第出かけるのでな」

 

「りょーかい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うし、行くか!!」

 

準備が整った俺は、千冬の元へ行き、IS学園の外へと出ようとしていた

 

…よくよく考えたら、俺は今日初めてこの世界の街に行くんだよな…

テンションが少しずつ上がっていく

 

「な、なぁ、こっちの世界には、向こうにはなかった物が沢山あるんだよな?」

 

「ん?まぁな。だからと言って、なんでもかんでも買わんぞ。あと、あまり商品に夢中になり過ぎて迷子になったりするなよ?」

 

「しねーよ!千冬は俺の母さんか!!」

 

「ふふ、冗談だ。では、行こう。あぁ、分かっていると思うが、絶対に外では錬金術は使うなよ」

 

「わかってるよ…」

 

どうやら、IS学園から街まで行くのにはモノレールに乗らなくてはいけないらしい

 

 

 

モノレールに10分は乗っただろうか、どうやら降りるらしい

 

「まずは洋服からだな」

 

そう言われ、俺は千冬に連れ込まれた洋服専門店に来ていた

しかし、中は殆ど女性物ばかりで、男性物のは肩身狭しと置いてあった

 

「…新聞とかで見たけど、まさかここまで女尊男卑が酷いとは…」

 

「これでもまだマシな方を選んだつもりだったんだが…すまない、違う店にするか?」

 

「いや、ここでいいよ。悪い」

 

言い忘れていたが、俺には金は無い

なので、ここでの支払いは、全て千冬持ちになる

 

「何を今更。気にするな」

 

その後、俺は千冬に服を選んで貰い、5着程購入した

服を選んだ後も、電気屋、家具屋、武器屋(何故連れて来られたのかわからない…)等、色々なところをまわった

 

「さて、次は…」

 

「な、なぁ、昼飯にしないか?俺、腹減っちゃってさ…」

 

このままだと終わりそうにないので、とりあえず一時的な回避方法として昼食を提案する

ちょうどいい時間帯だしな

 

「あぁ、もう12時をまわっていたか。よし、では、適当なところに入ろう」

 

そう言って俺と千冬が入ったのは、ちょっとお洒落なレストランだった

そこでメニューを注文したところで、事件は起きた

 

「動くんじゃねえ!!全員、その場から動くな!!」

 

レストランの入り口付近から、男の声が聞こえてくる

 

「動いたら…」

 

バァン!

うるさく響いたのは、発砲音

 

「これを当てるぜ」

 

ガチャン!と、次の弾が装填される音が響く

立て篭もりかよ…よりにもよってついてない

まさか出かけた日にこんな事が起きるとは…

 

「千冬、行けるか?」

 

俺は立て篭もり犯達を迎撃するという意味で、千冬に聞いた

 

「あぁ、任せろ。お前は左から頼む。私は右から行こう」

 

千冬もどうやら意味を理解してくれたらしい

 

「了解。じゃあ、行くぞ。3、2、1!」

 

バッ!と2人で同時に飛び出す

それに男達が気付いて、此方に銃口を向ける

俺は近くにあった鉄製のトレイを片手に、水入りのコップを片手に持ち、トレイを相手の銃口の向いてる頭に置く

 

キィン!と変な音が響く

 

「危なっ!?」

 

そのまま相手の方向に突っ込んで行き、コップを投げる

相手に見事に当たり、顔面が濡れる

 

「おりゃ!」

 

その隙に相手の懐に入り、相手の顎を吹き飛ばす

拳銃だけ抜き取り、もう一人の方へ向かう

 

「くっ!このチビが…ッ!」

 

…うん、こいつ殺そう

フルボッコにしてやる

 

「誰が豆粒どちびかぁぁぁ!!!」

 

「そこまで言ってないブヘッ!!」

 

片手に持っていたトレイを投げつけ、相手の顔面にヒット

すかさずライダーキックをかます

そのまま相手の顔面に着地。気を失った模様。

 

バァン!!

 

「うおっ!?」

 

弾が頬を掠める

どうやら最後の一人っぽい

 

「ほれ」

 

俺は相手から奪った拳銃を上に挙げる

すると、相手の視線は見事にそちらに釣られ、俺から逸れた

その間に相手に近づき、キン○キをくれてやる

 

「うごぅ!!」

 

…敵ながら可哀想に思えてきた

やりすぎたか?

 

千冬の方は終わってるかと後ろを見てみると、予想通り終わっていた

しかし、まだ気を失っていなかった男が、千冬に銃口を向ける

 

「千冬!!あぶねぇ!!」

 

くそっ!!この距離じゃ止められねぇ!!

仕方無い…千冬に駄目だと言われてたけど…これしかないッ!!

 

俺は両の手を合わせ地面に叩きつける

 

パァン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「千冬!!あぶねぇ!!」

 

エドワードの声で振り向いた私は、現状を理解する

 

しまった…!一人まだ気絶してなかったか!!

撃たれると覚悟を決め、顔の前で腕をクロスさせて防御の体制をとっていたが、いつまで経っても弾が来ない

 

なんだと思って目を引く開けると、私と犯人との間に、壁が出来ていた

 

…これは…エドワードの仕業か…全く、使うなと言っておいたのに…

 

「あっぶねぇ危機一発!」

 

「馬鹿者、お前、これは言い逃れ出来んぞ?」

 

「…ですよね〜」

 

…まぁ、私を庇ってくれたんだし、お礼くらい言った方がいいのか

 

「その、まぁ、なんだ…その…ありがとう…」

 

…何故だか分からないが、お礼を言うだけなのに、とても心臓の動きが早かったのは墓場まで持って行く秘密だ




どうだったでしょうか?^_^

次回から原作突入です(^ω^)

評価、感想、意見等ありましたら、遠慮無く言ってください(^ω^)

では、また次回

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