錬金術師のIS学園生活   作:アシモフ

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さあさ、6話です

お気に入りにしてくださった方、評価、感想くださった方、ありがとうございます(≧∇≦)

ソロソロISの名前決めないと…(^_^;)

では、どぞ!



6話

「お願いします」

 

「ダメだ」

 

「…お願いします」

「ダメだ」

 

「……お願い「ダメだ」」

 

「お・ね・が・い・し・ま・す!!」

 

「ダ・メ・だ!」

 

はあ…あの2人、この会話何回したんでしょうか…

思わずため息が出てしまいます

どうやら、エドワード君は、クラス代表を決める試合に出たくないようで、自分を試合に出さないでくれと頼みに来ているようです

それを、織斑先生が却下し続けているので、どうしても会話が終わりません

…ソロソロ止めた方がいいのでしょうか?いや、でも…

 

「や、山田先生…あの2人を止めてもらえますか…?」

 

止めた方がいいと考えていたら私が他の先生に頼まれちゃいました

退路を塞がれました…か、覚悟を決めるしか…

 

「「ガルルルルッ!!」」

 

やっぱり無理です!なんであんな風になるんですか!!怖いです!2人共珍獣化してます!!

 

「や、山田先生…は、早く…」

 

他の先生達は机に隠れて頭だけヒョコッとだし、私に2人を止めるよう頼んできます

私は再度覚悟を決めて、2人に話しかけます

 

「あ、あのぉ〜、エドワード君、織斑先生…」

 

「「ハイ!?」」ギロッ!

 

「ヒィッ!?」

 

ダメです。あの2人、怖すぎです。

と、その時、職員室のドアがガラッと音を立てて、開きました

入ってきたのは…オルコットさんでした

ああ、救いの手が…と思っていたら、ドアが閉まりました

 

…オルコットさあぁぁぁぁぁん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人が職員室で睨み合っている時、セシリアもまた職員室のドアの前にいた

理由は、アリーナの使用許可を貰う為

2人が職員室で珍獣化してると梅雨知らず、セシリアは職員室のドアを開ける

 

「失礼します」

 

「「あぁ?」」ギロリ

 

「…失礼しました」

 

ピシャッっと、開けたドアをすぐ閉めるセシリア

 

「…場所を間違えた様ですわね。さて、職員室は…」

 

「オ、オルコットさん!!」

 

「山田先生…職員室はどちらに?」

 

「こ、ここです!!助けてください!!」

 

やはりここは職員室でしたか…と心の中で地面に手を着けるセシリア

しかし、山田先生の助けてというのがよくわからない

 

「それで、何かありましたか?、私はアリーナの使用許可を貰いにきたのですが」

 

「あ、それなら織斑先生が…」

 

「織斑先生ですわね、分かりましたわ」

 

「あ、でも今は…」

 

山田先生の声を無視して、セシリアは再度職員室のドアを開ける

 

「失礼します。織斑先生はおられますか?」

 

「なんだ?オルコット。私は今立て込んでいる」

 

目ではエドワードと睨み合ったまま、オルコットに話掛ける

 

「アリーナの使用許可を貰いに来たのですが…」

 

「何?ふむ、練習か。感心だな、何処かの誰かとは違って…なあエドワード?」

 

「俺が嫌なのは試合するのがっていうだけで、別に練習が嫌なんてひとことも言ってませんよ織斑先生ぇ…」

 

試合が嫌だ

その言葉に、セシリアは反応する

やはり男は、と失望する

 

「試合が嫌だ?ふん、やはり貴方も口先だけの腑抜けだったのですわね。身長と一緒で心まで小さいのかしら」

 

ビキッ!!

辺りの空気が凍る

セシリアが、エドワードに最も言ってはならない事を言ってしまった

 

「ふふ、フフフフフフフ」

 

エドワードが不気味に笑う

さっきまで睨み合っていた千冬ですら冷汗をかきはじめる

 

「ど、とうした?エドワード?」

 

「千冬、いや、織斑先生。俺、試合出ます。けど一番最初に、こいつとやらせて下さい」

 

完全に作ったスマイルで千冬に話しかけるエドワード

 

「わ、分かった…」

 

「ふ、ふフ、フフフフフフフ。おい、オルコット?お前、泣いても終わらないから、覚悟しとけよ?」

 

「ふ、ふん、やれる物ならやってみなさいまあ、無理でしょうが」

 

エドワードに多少ビビりながらも、言い返すセシリア

その後、暫くはエドワードは100%の作り笑顔のままだった

 

「ふふ、フフフフフフフフフフフフフフ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー絶対セシリアユルサナイーーーーー




はい、というわけで今回の話はちょっと短かかったです
申し訳ない…(^_^;)

評価、感想、待ってます!!

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