鈴が転入してきた日の放課後、武昭、鈴、簪は第4アリーナのピットに来ていた。
「そういえば簪に聞きたいんだけど、アンタはいつ力を受け継いだの?」
「う、うん私は日曜日に武昭と企業に行った時にジョーさんに……鈴はいつ?」
「私は1年程前ね。私はルカさん、
鈴はポケットから自分のレンジャーキーを取り出して簪に見せた。
「それを美希さんから聞いて俺が中国に行って直接ウチに勧誘したんだよ」
「そんな訳で私は企業の中国支部所属になったの」
「そうだったんだ」
武昭と鈴の話を聞いた簪は納得した。
簪との話を終えた鈴は武昭の方を見ると自身のレンジャーキーを見せた。
「じゃあ武昭、久し振りに……
「あぁ、俺は構わないぜ。今回も俺が勝たせてもらう」
「え?武昭と鈴て何回か戦ってるの?」
「そうだ、企業の訓練所でな、じゃあ今回はどうする?」
「そうねぇ……使えるのは5つで良いかしら?」
「構わないぜ、もう1つの縛りはいるか?」
「良いわよ、私だってそれなりに鍛えられてるんだから」
「簪、悪いけど色々と頼む」
「え?う、うん良いけど……(普通の模擬戦とは違うのかな?)」
簪は何かを考えながら武昭に頼まれた事をして2人はアリーナに降りていった。
アリーナに降りた武昭と鈴は距離を取って相対していた。
「さてと、今回は私が勝たせてもらうわよ!」
「へっ、じゃあ俺が勝ったらサバンナの全部盛りカレーを奢ってもらうぜ!」
「なっ!?なら私が勝ったらここの食堂のDXパフェを奢ってもらうから!」
2人は同時にレンジャーキーとゴーカイセルラーを取り出すと変身をした。
変身を同時に終えた2人は武昭はゴーカイサーベルを1本、鈴はゴーカイガンの2丁で攻撃をしてきた。
「相変わらずデタラメね!1本で私の攻撃を防ぐなんて!!」
「そういうお前こそ俺が反応しづらい場所を狙ってるじゃねぇか!!」
2人はそう言いながら攻撃を続けたが少しすると鈴が武昭から距離を取った。
「へっ、距離を取ったって事は
「えぇ、アンタにはこうでもしなと勝てないからね!ゴーカイチェンジ!!」マジレンジャー!!
「走る雷のエレメント!黄色の魔法使い!マジイエロー!!マジスティックボーガン!ジー・ジジル!マジカルサンダー!!」
「チッ!じゃあこっちはコイツでいくぜゴーカイチェンジ!!」チェンジマン!!
「チェンジドラゴン!!くらえ!ドラゴンサンダー!!」
鈴がマジイエローに変身して攻撃すると武昭はチェンジドラゴンに変身して攻撃を防いだ。
「さすがにアンタの方がレンジャーキーを使いこなしてるわね、けどコレで
「だと思ったぜ、俺の数を減らす為もあったんだな」
「えぇ、私が勝つ為にね!ジー・ジー・シジル!!流星!マジパンチ!!」
「チッ!やるじゃねぇか鈴!
「当たり前じゃない!だからこそ私は中国の代表候補生になれたのよ!!」
ボクシングクローブ型の武装を装備した鈴が接近戦で殴りかかってくるのを武昭は何とか捌いていた。
「くそっ!仕方ねぇ!やるしかねぇか!鈴がソイツで来るならこっちはコイツだ!ゴーカイチェンジ!」デンジマン!
武昭はデンジレッドに変身すると両手に銀色のナックルを装備して鈴のパンチを相殺した。
「デンジレッド! デンジパンチ!!」
「ぐっ!威力ならそっちの方が上って事ね!じゃあ今度はコレを使うわよ!ゴーカイチェンジ!」ガオレンジャー!
装備を破壊された鈴は鳥を模した戦士に変身した。
「孤高の荒鷲!ガオイエロー!!くらいなさい!イーグルアタック!!」
「ぐわっ!コレじゃそのスピードについていけないか!なら、鳥には鳥だ!ゴーカイチェンジ!」ジュウオウジャー!
武昭も鳥を模した戦士に変身した。
「大空の王者!ジュウオウイーグル!!行くぞ!野生解放!!」
武昭は翼を出すと空を飛んで空中戦を開始した。
「やっぱり武昭は私の変身にすぐに対応するわね……けど
鈴は仮面の下でしめしめとした表情で笑っていた。
「そうだな、だからと言って負けるなんて思っちゃいねぇよ!イーグルライザー!!」
「うわっ!?痛たたた、じゃあ次はコレで行くわ!ゴーカイチェンジ!」メガレンジャー!
武昭の攻撃をくらって地面に落下して変身が解除された鈴は違う変身をした。
「メガイエロー!サイバースライダー!!メガスリング連続弾!!」
「うわっ!?くそっ、速度には対応出来てもあれにはコレじゃ無理だな……ならちょっとした搦め手で行くかゴーカイチェンジ!リュウソウジャー
変身が解除された武昭は所々に恐竜の意匠がついた戦士に変身した。
「勇猛の騎士!リュウソウレッド!!ちょっとばかし変わった事をやらせてもらうぜ!クサソウルセット!モッワモワ!クサソウル!
「何よ!こんな煙幕な……ん?く、臭っ!?」
武昭が何かをするとアリーナ内に黄色い煙が充満したのを鈴は構わないで突っ込んで来たが、その匂いに足を止めた。
「あんまりコイツは使いたくなかったんだけどな、それに今の変身で俺は
「そうね……だからと言って油断する訳ないのよ!」
鈴は匂いに堪えながら武昭に向かった。
「じゃあ最後はコイツで行くぜ!ゴーカイチェンジ! キュウレンジャー!!」
「スーパースター!シシレッド!!」
武昭は5回目のゴーカイチェンジを行うと頭部には獅子の横顔を模した胸部に星のついた戦士になった。
「それで武昭はもう終わりね!今回は私が勝たせてもらうわ!!」
「へっ!そうはいかないぜ!キューザウェポンセット!フタゴキュータマ!」
「えっ!?武昭が2人に!?」
「「さぁ!こいつで終わりだ!!」」 「「レグルスインパクト!!」」
武昭が武装に球状の物をセットすると二筋の巨大な斬撃が鈴に向かっていき凄まじい爆煙が舞い上がった。
爆煙が舞い上がったが武昭はまだ用心していた。
「まさか、この程度で終わる訳ないよな?りガキン!!やっぱりな」
爆煙の中から何かの攻撃が来たので武昭が防ぐと中から先程とは違う姿の鈴が出てきた。
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武昭の攻撃が当たる寸前、鈴はどうするか考えた。
(まずいわ!?このままなら私が負ける!!今のこの状況で対応できるレンジャーキーは!!)
(そうだ!
「ゴーカイチェンジ!! ダイレンジャー!!」
「天時星!キリンレンジャー!!天時星!!
ある事に気付いた鈴はゴーカイチェンジを行うと同時に技を発動して攻撃を無効化していた。
「なるほど、そうやって今の攻撃を凌いだのか……けど、これでお前も残り一回だけだぜ?」
「分かってるわよ!だからと言って私も諦める訳ないから!」
「あぁ!俺も同じだ!」
2人は距離をつめると、それぞれの武器で攻め合った。
「私だって!それなりに!鍛えているのに!なんで武昭は!平然としてるのよっ!!」
「鈴が鍛えている間でも!俺も鍛えてるからだよっ!!オラっ!!」
鈴は武昭に吹き飛ばされるとゴーカイイエローに戻った。
「さぁ鈴、次のゴーカイチェンジでお前も終わりだぞ?何を使うんだ?」
「そうね、確かに武昭の方が私よりも使いこなしてるわよね?けど
「導きシューティング!キラメイイエロー!!」
鈴がチェンジしたのは黄色のスーツでタスキ状に道路の模様が体にあった。
「そいつは……どうやら俺が知らない奴だな」
「そうよ!コレは私がこっちに来る時に急遽受け継がれた物だからね!だから私が勝たせてもらうわよ!!キラメイバスター!」
キラキラメイチャージ! チェックメイジ!!
「ふーん、けど俺はどんな相手でも戦える様に鍛えられてるんだよ!キューザウェポンセット!タテキュータマ!」
「えっ!?嘘でしょ!?キャッ!!」
鈴が最後の攻撃をしてきたが武昭は慌てる事なく先程の物とは色が違う球状の物をセットすると目の前にエネルギー状の盾が現れて鈴の攻撃を跳ね返した。
その後鈴が爆煙に飲み込まれたが煙が晴れると変身が解除された鈴が倒れていた。
「どうやら、今回も俺の勝ちだな?」
「えぇ、私の負けを認めるわよ」
武昭は変身を解除すると手を差し出して鈴を立ち上がらせた。
以前シールドエネルギーはどうなっているとの感想がありました。
この小説ではオリジナル設定として。
原作で一夏と鈴がクラス代表で戦った時に「シールドエネルギーを突破する攻撃力~」との台詞がありました。
それに倣って、この小説でゴーカイジャーに変身した時は絶対防御が無く直接肉体にダメージを受ける事にします。
その代わりゴーカイジャーのシールドエネルギーは15000〜20000ある事にします。
因みに一夏やセシリア達の機体はシールドエネルギーは700〜800ある事にします。