模擬戦を終えた鈴は簪、本音と一緒に武昭の寮部屋に来ていた。
「アァーッ!また負けたー!!」
「いや、今回はもしかしたら俺が負けてた。運が良かっただけだったよ。それよりも……ほら」
「ん、ありがとう武昭」
「ねぇ〜あきっち〜それってな〜に〜?」
本音は武昭が鈴に渡した物が気になった。
「あぁ、コイツは俺が知り合いから貰った傷薬だよ。俺達のゴーカイジャーに絶対防御は無いからな」
「えっ!?嘘!!じゃあ武昭と鈴は……」
簪は武昭の言葉に驚いていた。
「そうよ、私達は直接肉体にダメージを受けるのよ。その代わりシールドエネルギーは15000〜20000はあるけどね」
「それって普通の機体の2~30台分だよ〜!」
「けど、それ以上にゴーカイチェンジをしてもシールドエネルギーが減る事は無いんだ」
「そう言う事か……絶対防御が無い代わりに
簪は武昭と鈴から聞いた話である考えに至った。
「そうだ、俺は何か飲み物でも買ってくるから鈴は傷薬を塗っておくんだ」
「そうね、悪いけど簪手伝ってくれない?」
「うん、良いよ」
「じゃあ私が一緒に飲み物を買い行ってくるねぇ〜」
武昭は本音と飲み物、鈴は簪に手伝ってもらって傷薬を塗っていた。
2人きりになった鈴と簪は色々と話をしていた。
「ねぇ、鈴と武昭はこんな事をいつもやってるの?」
「えぇ、日時が合えばスクラッチの訓練所でやってたわよ、うんありがとう簪」
「別にこれ位でお礼を言われる事も無いよ。私も同じ力をもってるんだから」
簪はポケットからゴーカイブルーのレンジャーキーを出すと鈴に見せた。
「そう言えば、そうだったわね……けど、これであとは2人だけね……」
「ん?ねぇ鈴、あと2人ってどう言う事?」
簪は鈴が言った言葉に疑問を持って尋ねた。
「あぁ、それはね【トントン、ジュース買ってきたけど入って大丈夫か?】えぇ、構わないわよ」
「ほら、鈴はアイスココアで簪はオレンジジュースで良かったんだよな?」
「うん、ありがとう、本音から聞いたの?」
「そうだよ〜私はお汁粉〜」
「俺は無糖のカフェオレだ、それで何か話してたみたいだけど何を話してたんだ?」
武昭は買ってきた飲み物を皆に渡すと椅子に座った。
「えぇ、レンジャーキーがあと
「そっか、今、ここにはレッドのレンジャーキーの俺とイエローのレンジャーキーの鈴とブルーのレンジャーキーの簪が居るんだったか」
武昭はポケットからゴーカイレッドのレンジャーキーを取り出した。
「簡単に言うと、このゴーカイジャーのレンジャーキーはここにある他にグリーンとピンクのレンジャーキーがあるんだ」
「そうなんだ〜あれ?けど、あきっちってセシリアとの代表決定戦の時に緑と黒い戦士に変身してなかった〜?」
「あぁ、普通に他の戦士のレンジャーキーを使ってゴーカイチェンジは出来るけど本来の力は出せないんだ」
「武昭の言う通りね私と同じイエローの戦士や武昭と同じレッドの戦士にゴーカイチェンジするなら本来の力を出せるけど、他の色の戦士だと何処か動きづらくなるのよ」
「じゃあ、私の場合はブルーの戦士の力を使うのが良いんだ」
簪の言葉に武昭と鈴がうなづいた。
「それで会社じゃグリーンとピンクの戦士の力を受け継げる人物を探してるんだ」
「けど、受け継ぐ為には彼等に認められないとダメだからね」
「ふーん、そうなんだぁ〜」
「まぁ、彼等の力を受け継ぐ人は必ず居るから、そんなに慌てる事も無いけどな」
「武昭の言う通りね、それよりもそろそろ夕飯でも食べに行かない?」
「おっと、もうこんな時間か。そうだ鈴、今回は俺が勝ったからデザートでも奢ってもらおうか?」
「はぁ?分かったわよ…但し今度勝ったら私が奢ってもらうから」
「2人っていつもそんな事してるの〜?」
「あぁ、今回は久し振りに鈴とやり合ったからな」
「そうね、今度は簪もやってみなさいよ」
「う、うん……まだ自信がないけどやってみる……」
話しながら4人は食堂に向かった。