授業を終えた後、千冬が教壇に立った。
「それで先程のクラス代表の件だが、推薦された織斑、海城、それとオルコットを自薦したと見て、この3人で模擬戦を行って決定する事とする。お前らもそれで構わないな?」
「はい、俺は構いません」
「一夏と同じ意見です」
「わたくしもそれで構いません!」
「そうか、では今から1週間後にアリーナを使用する事とする!」
千冬は、そう言うと麻耶と一緒に教室を出た。
お昼になって、一夏、箒、武昭は食堂で昼食を食べていた。
3人が食事をしてると箒が話しかけた。
「そう言えば、模擬戦をすると言われたが2人はどうなんだ?」
「まぁ、それなりに体を鍛えてはいたかな?」
「あぁ
「師匠から……あぁ、
3人が食事をしながら話してると1人の生徒が近くに来た。
「ねぇ君達でしょ?噂の男性操縦者って」
「はい、そうですけど……そのリボンの色からすると先輩ですか?」
「えぇ、そうですけど……何か用ですか?」
武昭が言うと先輩は理由を話し出した。
「1週間後に代表候補生の子と模擬戦をするって聞いたから私が教えてあげようと思ったんだけど……どうかな?」
「すみません、先輩の提案は嬉しいんですけど今の自分でどれだけ出来るか確かめたいので、断らせてもらいます」
「そう、そう言うことなら分かったわ、なら何か聞きたい事があったら教えてあげるから」
先輩が、その場を離れると箒が声をかけてきた。
「なぁ、なんであの様に断ったのだ?」
「無理して敵を作る事も無いだろ?それに多分、あの先輩は俺達と何らかの繋がりを持ちたいみたいだったからな」
「やっぱり、俺達が男性操縦者だからだろうな」
「一夏の言う通りだな、だが、これからどうするんだ?機体を使用して訓練しようにも、この時期は貸出が一杯の筈だが……」
「仕方ないな……千冬さんに言って
武昭が言った場所に2人は心当たりがあった。
「あそこか……まぁ、あそこならば鍛える事には事欠かないか」
「箒も来るなら、なつめさんに知らせておくぞ?」
「そうか、では私も行かせてもらうとしよう、なつめさんには私から連絡をしておく」
「分かったよ、じゃあ俺は放課後にでも職員室に行って許可を貰ってくるよ」
武昭は話を終えると昼食を再開した。
放課後になって武昭は職員室の千冬の所に来ていた。
「と言う訳で外出許可を欲しいんですけど」
「なるほど……だが直ぐに外出許可を出す事は難しいな」
「それって、俺と一夏だけですか?」
「あぁ、世界で2人だけの男性操縦者ともなるとな……」
武昭は千冬の言葉を聞いて状況を理解した。
「分かりました……けど
「そうだな、少し時間が掛かるがな……そう言えばお前に
「コレって……どこの鍵ですか?」
武昭は千冬から渡された物を見て頭を捻った。
「本来なら海城と織斑は家から通う予定だったが
「そう言う事情でしたか……じゃあ俺と一夏は寮に住む事になったんですね」
「そうだが……ちょっと困った事があってな……
千冬からある事を聞いた武昭が一瞬何を言ってるんだ?という表情を見せたので千冬が説明した。
「あぁ……お前が変に思うのも分かるが寮部屋の調整上少しの間だけ、そうなったんだ」
「少しの間って事は……ずっとって訳じゃないんですね?」
「そうだな、大体1ヶ月といった所だ、だからそれで納得してくれ」
「分かりました、迷惑をかけたのは俺達の方ですから気にしないでください」
「すまないな、おっと、もうこんな時間か、今日はもう帰ると良いだろう。
それと私は学生寮の寮長もしてるから何か困った事があるなら寮長室に来ると良い。」
「はい、それでは失礼します……あ、そう言えば荷物が無いんですけど……」
「その事なら、こちらから連絡をしたら
「笑里さんが?あぁ、そう言えば
2人が話してると千冬が電話が鳴ったので出るとゲートの警備員からだった。
「海城、今荷物が着いたと連絡が来たから、私と一緒に行くぞ」
武昭は千冬と一緒にゲートに向かった。
2人がゲートに到着すると1組のカップルが立っており武昭と千冬が来た事に気づくと手を上げた。
「幸人さん、笑里さん、お久し振りです、すみません急に用事を頼んたりして」
「うん、久し振りだね武昭くん」
「そうだな。それと気にするな俺も武昭に会いたかったからな」
1人はメガネをかけた女性で名前を
「それで荷物だけど会社の武昭くんの部屋に合った奴を持ってきたから、必要な物が足りなかったら連絡してね」
「そうですか、分かりました、それじゃよいしょっと」
「では、これから海城の部屋に案内「ちょっと待った」三条さん?」
武昭が荷物を持って千冬の案内で寮に行こうとした時、幸人が千冬の肩を掴んで引き止めた。
「うん……背骨がかなり歪んでて肩もかなり凝っているみたいだな、こっちの車で来て良かった」
「はいはい千冬ちゃん、こっちに来てね」
「幸人さん、笑里さん、俺の方の準備は出来ましたよ」
千冬が幸人に引き摺られている中、笑里と武昭は車の後ろのスペースにマットなどを敷いていた。
「ゆ、幸人さん?一体、何を……まさか……あのっ!私はまだこれから仕事が!」
「ほんの10分程度だから安心しろ」
千冬は自分が何をされるか理解すると震えていたが幸人は構わずマットに横たわらせると上着を脱いで袖を捲った。
それから少しして幸人が千冬の体の整体を始めたが……
ガリッ!ゴリッ!ボキッ!バキバキ!
「アッ!幸人さん!そこは、ガッ!?」
千冬の体から凄い音が聞こえると同時に軽く悲鳴を上げていたが武昭と笑里は普通に話していた。
その後……
「仕事が忙しいのは分かるが、あまり体に負担を掛ける様な事はするな」
「はい、分かりました……ありがとうございます幸人さん」
「それじゃ私達は、これで帰るから、じゃあね」
幸人と笑里は武昭と千冬に少し話しかけるとその場から離れた。
「ふぅ……相変わらず幸人さんは人の話を聞かないですね」
「そうだな、だが体が楽になったな、なら寮に案内しよう」
千冬は腕を回しながら武昭を寮に案内した。
出演したレジェンド&作品。
三条 幸人(さんじょう ゆきと)
爆竜戦隊アバレンジャー。アバレブルー。
三条 笑里(さんじょう えみり)
爆竜戦隊アバレンジャー。
スペースラビットでは専任整体師として所属している。
世界中に顧客がいる為2人で世界を回っている。